Top > The Life in Jakarta > 第2話
 
09.〜ニャ

インドネシア語は、やたらと『〜ニャ』という言葉が出てくるんだ。例えば、『Teleponnya tidak nyambung = テレポンニャ ティダッ ニャンブン = 電話が通じない』。〜が、という時に使うみたいだ。ニャ〜ニャ言っていて、可愛い言葉だろ。でも、オッサンもこう言う風に話すので、何じゃ〜!!という感じだな。あと、『〜ヤ』と言うのも良く聞く。例えば『Ada,ya? = アダ ヤ』。この場合は、『有るヤン』という意味。結構、似ているだろ。因みに、『Anda = アンダ』は『あんた』。面白い響きの言葉もあるよ。例えば、カラオケを歌い終わると、あちらこちらから『バグース!バグース!』と言われる。なんじゃいな?と思ったら『うまい!』という意味みたいだ。変な言葉・・・
 
10. リッチな週末

先週に比べ、体の調子もゴルフの調子も良くなり、週末はリッチな気分で過ごせた。

<土曜日>
朝食後にゴルフ練習場に行った。ここで、一汗流しシャワーを浴び着替え、SOGOで昼食をとりつつショッピング。それから、何件かのデパートに寄り、夕方帰宅。勿論デパートめぐりは、運転手付きの車で。正面玄関で降り、ショッピングを済ませた後に正面玄関で『カーコール』をしてもらい、自分の運転手が来たら、車に乗って次の目的地へと。いっぺんヤッタら止められまへんで・・・。

<日曜日>
朝5時に起き、ポンドックインダーにあるゴルフ場に行った。昼頃にあがりシャワーを浴び、日本食レストラン『さくら』で昼食。その後に、日本食材店COSMOと同じショッピング街にあるマッサージ店Mitraに行って、2時間ほど足腰の疲れをほぐしてもらう。そして、COSMOで買い物をしてから、4時ごろ帰宅し、昼寝をして夕食。ゴルフは炎天下で、しかも18ホール連続で回るので、ガンガン汗をかき、結構良い運動になる。これは、日本にいた時より、絶対に健康になると思ったよ。ゴルフの調子さえ酷くなければ、これは相当にリッチな生活だと思う。

<ポンドックインダー ゴルフ場 >
気候は九州の夏と同じで、日差しが強く相当に蒸し暑い。でも、景色は抜群! オレンジ色のユニフォームを着ている人はキャディー。暑いと傘もさしてくれる。因みに、チップは結構高く、5万Rp(とはいっても=500円)。右前方は高級マンション。
 
11.インターネットが安い

インドネシアはもともと物価が安いので、インターネットも安い。ADSLにたいな高速で使い放題のサービスは無いけど、単価が安いので、気にせずガンガン使える。先月は、月の途中からだったので3時間しか使わなかったので、利用料金が3万Rp(300円)だった。一人で月に10時間使うのは大変だけど、それでも千円くらいで済む。市内の通信品質は全然問題無く、途中で切れるということは無い。ただ、ゴルフや買い物等で休日は結構忙しいので、あまりゆっくり楽しんではいられないけどね。
 
12.クイズ・ミリオネアー

今、食事を終えてTVを見ていたら、『ミリオネアー』という番組をやっていた(土曜日7時から)。なんと、中で使われている音響効果、クイズの進め方(何人かの候補に並べ替えの問題を出し、それで回答者を決め、正解すると賞金が上がって行く)、問題の出し方(4択)、カードの与え方(オーディエンス、50:50、ライフライン:呼び方も全く同じ)、プレッシャーのかけ方(みのモンタみたいな人が横目で睨んで『×#&%▽・・・』と言っていた)まで全く同じだった。これは完全なパクリだ!というか、パクリなら少しは違うところもあると思うけど、完全な『コピー』で、こいつら、なんも考えておらんヤンか!いかにもインドネシアらしい。ただ、賞金はおったまげるくらいに高く、1問で5万Rp、全問正解だと5億Rp。こっちの月齢賃金(大学新卒:30万Rp、部長クラス150万Rp)に比べるとよく分かると思う。うちのメイドのSutiさんはこれが好きらしい。『日本と同じね』といったら、びっくりして、『×#&%▽・・・!!!』と言っていた(意味不明)。でも、『インドネシア・・・#&%$◎ね』と言いながら、人差し指で頭を指して『くるくるぱー』のジェスチャーをしていたので、パクリだと言っていたことは大体わかった(ホントかいな?)。あまり、TVは見なかったけど、なんだか急に興味が涌いて来た。
 
13.バイクの4人乗り

街を走っていて(と言っても車窓から)、驚いた(もう慣れた)事があるんだけど、バイクの4人乗り!!おトウちゃんが運転しているバイクに、おカアちゃんが乗り、その真中に子供を2人挟んでのっている。これが、普通の家族のドライブみたいだ。それでも、バイクは勇ましく、例の車線無視の車の列の間をすいすい?と走り抜けてゆっく。これって、事故らないのかな、と感心する。でも、いったん事故ったら、悲惨だよな。そして、もっとびっくりしたのは、パジェロタイプのトヨタの現地生産車でKijangと言うやつが有るって言っただろ、これが止まったときに、中から出てくる出てくる、1,2,3・・・・12,13,14。なんと、運転手含めて、15名!どうやって乗っているんだろうと思う。東京の山手線のラッシュなんてもんじゃないと思う。暑い国だから、お互いに汗をかきながら・・・想像すると、『うっぷ』となりそう。あ、ゴメン。変な想像の世界に巻き込んでしまった・・・。
 
14.お金の価値

物価なんだけでど、先週僕が日本食材店COSMOに行って、米を5キロ買ったんだけど(日本米は高いので、外米にした。でも、結構おいしいよ)、60,000Rp(600円)だった。そして、日曜日にSutiさんに食材を買ってきてもらったが、一週間以上分どっさり買って来てもらって、300,000Rp(3,000円)だった。日本食レストラン『さくらレストラン』で、鉄火どんぶり+おそばのセットを食べたんだけど、これが50,000Rp(=500円)だった。全部、日本食にこだわってこう。現地の食事はもっと安い。ドライバーに昼食代を出すのが5,000Rp(50円)。高速道路は3,000Rp(30円)。ガソリンはリッターあたり1,500Rp(15円)。もう、貨幣価値が全然違うので、戸惑う。あと、果物が安いね。例えば、パイナップル丸ごとだと2,600Rp(26円)かな。これは、有りがたいな。でも、Macは日本とあまり変わらなかったけど。日本が安くなったのか。こっちがまだ高いのか。
 
15.カフェテリア

会社の事務員用の食堂をカンティーンと呼んでいるんだけど、ま、感じは普通の工場の食堂だな。そこでは、日本食とインドネシアメシを出しているんだけど、僕は必ずインドネシアメシを選ぶ。例えば、フライドチキンとか、ゆで卵を揚げたヤツとか、野菜炒めみたいな辛いヤツとか、色々あって楽しいよ。配膳口には、香辛料が置いてあって、その日のメニューに合わせて変わるらしいけど、どの香辛料を、どの料理につけて良いかが良くわからない。ご飯が付くんだけど、日本のご飯とはちょっと違う感じだね。このご飯がまずいと言う人もいるけど、これはインドネシアメシだと思えばまた珍しくて、楽しいよ。日本料理はまずいな。インドネシアの人と日本人と味覚が違うだろ、だから、日本人の好みに合わせ、そもそも自分ではおいしいと思わない味を出すんだから、難しいよな。だから、僕はインドネシアメシの方が、美味しいのが当たり前だと思うんだけど、毎日インドネシアメシを食べているのは、僕ぐらいなんだ。皆の食に対する感覚を疑うよ。(こっちが疑われてもいるけどね・・・)
 
16.物売り

今いる僕の社宅が道路に面しているので、色々な音が聞こえてくるんだ。時々『パフパフ♪』とか『チリン、チリ〜ン♪』とか『ポク、ポク、ポク』とか『カラカラカラ〜♪』なんて、色々な不思議な音がしてくる。何だろうな、とずっと不思議だったけど、先日社宅の人が、『あれは、物売りの人が来たときに鳴らす合図だよ』と教えてくれた。例えば、『カラカラカラ〜♪』は焼き飯屋さん、等々、ちゃんときまっているそうだ。早く生活に慣れて、屋台や物売りのおっちゃんの珍しい食べ物を食べたいよ。