< The Double Concert >

3つのリチェルカーレコンチェルト・グロッソ では2台のピアノが使われており、 コントラ・オーケストラと呼ばれる種類のオーケストラである。 (contra【伊コントラ】contre(仏コントル), 相対して, 1オクターブ低音の。)

マルチヌーは1931年に早くも2つのオーケストラのための シンフォニー・コンチェルタンテでこの手法を使っている。 2つのオーケストラ(独奏楽器群と全合奏)の組み合わせはコンチェルト・グロッソの形式を確実に拡大させている。

1938年に彼はそのような音楽的デザインの曲で成功を収めている。 全楽章において最も強い印象の元に書かれた2つの弦楽器群とピアノとティンパニのためのダブル・コンチェルトである。 1947年初のプラハの春音楽祭でR.クベリークが第5交響曲の世界初演を振り、 P.ザッハーがダブル・コンチェルトのチェコ初演を振った。

  • ripieno【伊リピエーノ】全合奏で, 全部で。
  • concertino【伊コンチェルティーノ】(合奏協奏曲の)独奏楽器群。小協奏曲。音楽会。野外演奏会。
  • concerto grosso<伊コンチェルト・グロッソ>17Cイタリアで生まれた独奏群と合奏群がかけ合う合奏協奏曲。
  • concertante【コンサルターンティ】協奏曲などで独奏楽器とオーケストラ が華やかに競い合う。協奏的な。
  • symphonie concertante【シンフォニー・コンセルタント】18Cにマンハイム楽派によって好んで書かれた協奏交響曲。