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ヤナーチェク

歌劇『カーチャ・カバノヴァー』対訳と解説 

A5判ソフトカバー 158ページ 本体価格1500円(送料込み)

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19世紀半ば,ロシアの寒村を舞台に牢固な家族制度がもたらす悲劇を題材としたオペラ『カーチャ・カバノヴァー』は,エキセントリックな題材(動物界,不老不死,シベリア監獄等)によるものが多いヤナーチェク晩年の作品群にあって,唯一ヴェ リズモ風の作品であり,ロシア愛好家だった作曲家の趣味と,老いらくの恋の相手,カミラ・シュテッスロヴァーの面影が反映した叙情味豊かな傑作です。

日本ヤナーチェク友の会では,ご好評いただいていたこのオペラの対訳解説書を内容を見直しの上、増 刷しました。このオペラの国内盤は既に廃盤となっているため,本書が現在入手できる唯一の日本語対訳解説書です。


内容

(1) オペラ作曲家としてみたヤナーチェク  佐川吉男
  (概説,あらすじ,原作との相違,オペラの聴き所)

(2) リブレット対訳      沢 由紀子,徳田 真里,関根 日出男

(3) 歌劇『カーチャ・カバノヴァー』について       ジョン・ティレル/日本ヤナーチェク友の会訳
  (作曲の経緯,作風,主題の構成,批評と解釈)


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