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日本ヤナーチェク友の会編 限定500部 予約受付中

ヤナーチェク 歌劇「イェヌーファ」

対訳と解説

A5判ソフトカバー 144ページ 本体価格1500円+税※
八月舎刊 9月発売限定500部

※ネット上で申し込みいただいた方に限り,送料,消費税を無料とし,1500円で提供いたします。


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20世紀最大のオペラ作曲家ヤナーチェクの傑作「イェヌーファ」を聴こう!

今世紀最大のオペラ作曲家ヤナーチェクが,モラビヤ民謡やチェコ語の抑揚を研究した末に独自の個性を開花させた出世作,歌劇「イェヌーファ」は,ヤナーチェクの9つオペラの中でももっとも聴きやすく,充実した感動を与えるものといえるでしょう。演劇的な緊張度が高いうえ,華やかな合唱や甘美な2重唱,凄味あるモノローグ等,オペラの定番的聴き所が豊富で,物語もテンポ良く進むため,オペラの入門者や敬遠派の方にとっても,案外,イタリアオペラより取っ付きやすいかもしれません。

このオペラは,近年のヤナーチェク・ブームから欧米では頻繁に上演されるようになってきています。我が国でも,昨年,3月には大野和士指揮東京フィルが国内勢により見事な演奏を聴かせました。

また,プラハ国民劇場来日公演(10月22・24日新国立劇場)の演目にもなっております。小沢征爾が,ウィーン国立歌劇場の監督に就任する2002年秋からのシーズンで,披露公演にとりあげるという情報もあります。



朗報!日本ヤナーチェク友の会編「イェヌーファ読本」刊行

日本ヤナーチェク友の会は,ヤナーチェクを愛するネチズンのパワーを結集し,内外の専門家の全面的な協力を得て,待望されていた歌劇「イェヌーファ」の対訳解説書を刊行したします。このイェヌーファは,ヤナーチェクの代表作にもかかわらず国内盤は長らく廃盤で,今後の再発もあまり期待できないことから,当面,輸入盤を聴くほかないため,このガイドブックは全ての音楽愛好家から歓迎されるものでしょう。対訳のみならず解説も読み応え充分なので,これを機にヤナーチェクという隠れた大作曲家の,破格の個性と叙情に彩られた不思議な世界に触れてみてはいかがでしょうか。

内容紹介

(1)オペラ鑑賞に必携の日本語対訳

「イェヌーファ」のテキストには,いくつかの邦語訳が存在します。言語学者,千野栄一氏による改訂版の対訳(東芝ならびにコロンビア盤添付)は,チェコ語の原テキストを厳密に訳している点で比類のないものです。一方,劇作家,村井志摩子氏による原典版の対訳(ポリドール盤添付)は,原語の語順を変えない独特のスタイルによる単語対照への配慮が特長となっています。しかし,これらを掲載した国内盤は全て廃盤で,現在,入手困難となっています。このほかに,1998年の東京フィルによる原語本邦初演の際には一柳富美子氏による字幕が作成されました。また,千野訳を原訳とした字幕は,NHKの放送やLDで見ることができますが,字幕の制約から原訳に比べて大幅に簡略なものになっています。

日本ヤナーチェク友の会編集室では,今回,熟慮の末,千野訳を原訳として原典版の対訳を作成しました。改訂版で省略されている部分(1幕コステルニチカのアリア等)を,村井氏の訳,チェコ文化研究家,関根日出男氏の部分訳,ならびに英・独・仏語訳(輸入盤リブレット3種)を参照しながら補完するとともに,一部の表現を一般愛好家がオペラを鑑賞する上で馴染みやすいものにしました。チェコ語原文はウニヴェルザール社発行のリブレットを底本としましたが,明らかに誤りと思われる部分には修正を加えてあります。

(2)音楽評論家,佐川吉男氏による聴きどころ解説

オペラ評論の第一人者,佐川吉男氏は,とりわけチェコ音楽に造詣が深く,これまでも我が国へヤナーチェクの魅力を先駆的に紹介してこられました。今回,当会の顧問でもある佐川氏に,作品成立の経緯や聴きどころについての解説を寄稿いただきました。初めてヤナーチェクを聴く愛好家にもわかりやすく,読み応えのある内容であり,このオペラを鑑賞するにあたって,基礎知識としてまず読むべきものといえましょう。

(3)ヤナーチェク研究の世界的権威ジョン・ティレル教授による原典版の詳細解説

今回に訳出した「イェヌーファ」解説は,英国ノッティンガムの音楽学者ジョン・ティレル(John Tyrrell)教授が,1982年にマッケラスがウィーンpo.と録音したLPのために執筆したものです。この録音は,現在では英デッカのCD(414483-2:輸入盤)で聴くことができ,ティレル教授の解説の原文も同CDに収められています。一時は国内盤でも発売されていましたが,この解説は専門的内容のせいか訳されていませんでした。

「イェヌーファ」は,プラハ初演者であるチェコ楽壇の実力者コヴァジョヴィツによる改訂版によって長らく演奏されてきましたが,ティレル教授は,ヤナーチェクのスペシャリストであるサー・チャールズ・マッケラスとの共同校訂作業により,作曲者が本来書いていた姿にこの曲を戻すことを試みました。その成果が上記の録音であり,この解説でも,改訂版と原典版の違いが詳細に説明されています。現在のところ,使用楽譜の点でも演奏の質の点でも「イェヌーファ」録音の最高峰と目されているマッケラス盤を聴く上で,この解説は大いに参考になるものといえましょう。また,プライソヴァーの原作とヤナーチェクのオペラの関係,作曲過程についての解説も大変興味深いものです。


内容見本

上記のうち,内容見本として,ティレル教授の解説の一部(PDFファイル)をアップします。PDFファイルを読むには,Adobe Acrobat Reader(フリー)が必要です。

表紙 PDF版(1ページ,38kB)

ティレル解説 PDF版(6ページ,40kB)





ご予約について

限定500部ですので,確実に入手されるには,予約注文されることをおすすめいたします

下記の項目を直接版元の八月舎までご連絡ください。

八月舎(担当:田中) e-mail:august@mx6.nisiq.net / tel,fax:03-3947-2221

1.題名: イェヌーファ予約希望
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4.注文冊数

※ネット上で申し込みいただいた方に限り,送料,消費税を無料とし,1500円で提供いたします。


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発売日以降でも,少部数出版のため一般の書店では見つけにくいことが予想されます。お近くの本屋さんで見つからない場合,下記のチラシをプリントアウトしてお持ちいただくと、注文がスムースです。

イェヌーファのチラシ



あるいは直接、版元の八月舎(担当:田中)までご注文ください。


お取り扱い店

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お取り扱い店名 連絡先 備考
関東地区 クラシックCD専門店
MITTENWALD
東京都豊島区西池袋 1-19-6 松長ビル 2F
TEL 03-5957-1512
FAX 03-5957-1513


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