今は昔 こんな写真が有りました
墨 染 斑

この個体は元祖の株では無いのですが、葉型は親株と同じです。
墨染錦の変化種であると云う確信はないのですが、この特徴から見て、
ほぼ間違いないだろと思い、墨染斑と仮称して挿し芽繁殖を試みました。

画像右の品は上の写真の個体で、休眠間際の様子です。

何年か挿し芽を繰り返すうち、ある時気がつくと、
葉型の異なる品が出てきました、下段の品の葉形が初期の親木の葉形で、
上段の品は親とは異なる葉形に成ってしまったものです。

その後も色々の個体から挿し葉を採って挿し芽をしたところ、
画像右上の様な個体が出現しました。

上の画像の右上に写っていた個体です。
もう墨染錦の葉型からは、ずいぶんかけ離れてしまいましたね。

その後も色々な個体から挿し葉を採って挿し芽をしたところ、
誕生する小苗の多くは、初期の墨染錦の葉形とは、かけ離れた品になってしまいました。

画像右下に張り付けたのは、このページの上から2番目の画像の縮小版で、
墨染斑の名の元となった初期の葉形の品ですが、他の品々と葉形を見比べて
みて下さい、随分色々の葉型が出現しているでしょう。
この写真に写っている品々は、管理放棄する前に殆ど手放してしまいました。
あかぴょん様のブログの 2015年11月29日の記述に、
「墨黄染錦」や「墨黄太閤」という名前の登録外品種が現在知られています。」
との記述が見られますが、もしかすると、この子孫なのかもしれませんね。
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