東京金龍会 銘鑑

昭和18年 巻柏之銘鑑 東京金龍会


模写 昭和18年 東京金龍会 巻柏之銘鑑

これは、模写です、昭和48年に、誠文堂新光社から発刊された、
日本巻柏連合会編、「原色イワヒバ銘鑑」に、掲載された写真を元に、
管理人が、様式などを真似て、模写した物です。

この銘鑑でも掲載の全品種に、説明文が付いていますが、
前項の東京巻柏会銘鑑の説明文と、ほぼ同文のようです。


昭和18年 東京金龍會 巻柏之銘鑑 関連雑記
 
掲載品種は63種、「金獅子」の重複掲載が有り、両種に説明文
が付いているが読み取れず、同名異種か誤記かはわからない。


この銘鑑が初めての品種は2品種だけではあるが「泰平楽」「飛金龍」共に
今まで無かったタイプの品種であり、戦火を潜り抜けて現在に引き継がれている。

 泰平楽  肉厚で丸みを感じる粗い葉組の短い羅紗地の葉は、珊瑚樹を
思わせる姿で、現在も絶大な人気を維持する「泰平冠」の前身でもあり、
「泰平冠」出現の前触れとも言える。「麒麟獅子」の変異種だと言われている。
 
飛金龍  現在では同じタイプで鮮明な斑を持つ「富士之華」の影に隠れて
しまい、滅多にお目に掛からぬ存在に成ってしまった「飛金龍」ですが、手葉に
曙斑が入る初めての品種であり、発表者も発見時の感激は一入であったろう。

斑の出難い難点はあるが、当時としては全く新しいタイプの新種であり、
銘鑑にも稀代の銘品である「金麒麟」と同等に最高貴品扱いになっている。
  


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