品種名
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経 歴 そ の 他
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青 柳
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天保、萬延、明治まで掲載、昭和6年の青桃園個人銘鑑に記録有るが、
その後は復活まで記録無し。
尖った葉形で深緑色、古株は長い胞子嚢穂が下垂して優美で有る、
この姿から青柳の名が付いたと思われる。 |
黒 龍
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萬延、明治、に掲載有るが、その後は復活まで他の記録は無い。
品種名には龍が付くが、龍葉は見られず、立ち性の常葉だけである。
「野生種と見分けにくい」の理由で平成7年度銘鑑より再度はずれる。 |
玉孔雀
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萬延、明治、に掲載有るが、その後は復活まで他の記録は無い。
除外の話は聞かないが、昭和60年より掲載無し。
細目の立葉で、野性種に近い葉姿。 |
山本砂子
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天保14年より昭和初期まで掲載あるが、連合会銘鑑には第一号のみ、
復活後は56年まで連続掲載されるが、再度無掲載になる。
この系統の内では、葉幅広く、葉組み粗く、金斑少ない。
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西ノ有明
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文政の「弥七岩ひば」天保、萬延、明治、の「四季の曙」と言われている、
昭和25年改名登録の記述も有るが、実際にはこの年から掲載される。
この品種の特記すべき特徴は、葉先が飛散することであろう。
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猿猴ノ斑
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萬延元年「猿猴斑入」で掲載あるが、その後復活まで記録が見られない。
160余年間、記録が無いまま継承されていた事に感心する。
本種は地域によって「大花菱」扱いで有ったと言う。
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萠黄縮緬
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天保、萬延、明治まで掲載、昭和6年の青桃園個人銘鑑に記録有るが、
その後は復活まで記録無し。
緑色強いが萌黄類、縮れたような感じを受ける葉は、その名に相応しい。
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細葉
岩檜葉
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文政は「細葉岩ひば」、天保では「茶保宿り」、その後の記録は無い。
復活後は平成4年まで掲載されたが、培養によって野生種と見分け難く
なるため、との理由で同5年度銘鑑よりはずれる。
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