沖縄の三線

沖縄の三線の型には、沖縄の歴史と心が宿る・・・・
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沖縄の三線(サンシン)
 沖縄三線の歴史、
 その特徴は・・
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中国から沖縄に伝えられたといわれている三絃楽器を、沖縄独特に改良したのは、宝永7年 (1710年)に琉球王府の三線主取になった名工南風原であったといわれている。 南風原は、沖縄三線の生みの親であり、オリジナルの祖である。 ところで、沖縄三線は中国の三絃や日本の三味線と比較するとどのような違いがあるのだろうか。 楽器としての三線を構成している基本は、卓と胴と弦である。 沖縄三線は、まず胴(チーガ)の容積を大きくしたことにある。舶来品が胴の枠が厚く、反響面が狭くて鳴りが 悪かったので、容積を大きくし反響面を広げた。
そのため音量を増し、音色を和らげ、幽幻な音を
引き出した。蛇皮の張力がゆるみやすくなるハンディーも
粘着や張りに工夫を凝らし補った。 もう一つの特徴は、
卓を短くしたことである。
ちなみに中国の三弦は約107cmであるのに対し、
三線は74〜82cm の長さである。
中国の三弦と沖縄の三線はおよそ20cm 近くの     差があるわけである。
卓を短くすることによって、一音の移動に        第一指から第三指を使っていたことが、ツボと指の間隔が一致し、 腕の        上下動が減った。そのかわり
指の運びで小指まで使うようになった。

こうしてみると、沖縄の三線の         際立った個性は、卓と胴の部分を改良した
ところにある。もちろん、「蛇皮線」と     俗称されるように、胴に張る皮の違いも
ある(ヤマトゥサンシンは、         主に猫皮を使っている) このように、
独自に作り上げられた           三線の型は、沖縄の歴史や風土、
そして沖縄歌謡の            エッセンスを 三線という器によって掬いあげた
                       見事なテキストを見ることが出来る。
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