2015年7月7日 ビタミンDについての新しい知見



 ビタミンD革命より


@ビタミンDの検査は上の図の25D、すなわち25-ヒドロキシビタミンDで行う。(検査可能だが、保険適応はない)。


A腎臓以外の細胞・組織にも作用していることが発見された。


B魚・卵・きのこをたくさん食べても、最適量はおろか、適切な量のビタミンDさえも摂る事はできない。


C多くの日本人がビタミンD欠乏状態である。日本医師会雑誌のデータより


Dアポトーシス(プログラムドセルデス)、細胞分化の促進、細胞増殖、血管新生の阻害、などに関与している。


EビタミンDは17種類のがんのリスクの低下と関連があるとされている。


F浦島充佳医師らの二重盲検ランダム化プラセボ比較試験・・・・パーキンソン病、癌の再発予防、アトピー発症予防など。


 ビタミンDサプリメントによる小児喘息発症・発作予防ランダム化プラセボ比較臨床試験


 肺癌に対するビタミンDサプリメント二重盲検ランダム化プラセボ比較臨床試験


G肥満者にはビタミンD欠乏が多い。また、多い投与量が必要とされる。





2015年7月06日 ビタミンD革命 日光の恵み ビタミンDの力





上記によると、主として観察研究ではあるものの、様々な疾病とビタミンD不足が関連しているとのことです。


観察研究・・・すなわち、ビタミンDが低い人はより病気になりやすいということです。

このような報告が、小児喘息、インフルエンザ、認知症、T型糖尿病、循環器疾患、大腸がん、乳がんなどなどであるようです。



こちらは、前向き研究です。


 高用量のビタミンDが癌(がん)リスクを軽減(2007.6.18掲載)
  

症例報告では、アトピー性皮膚炎、副鼻腔炎などが報告されています。

これが本物であれば、今後前向き研究(前向きランダム化対照試験)のデータがでてくるでしょう。



参考 ビタミンDの栄養状態はがん患者の予後に影響する 日本医師会雑誌 第144巻・第2号/平成27年5月     



 




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