フィラリア予防について

 以前は犬の一番の死亡原因で、蚊によって感染します。心臓や肺動脈に入り込みそうめん状の成虫になります。そして血液の循環が悪くなり咳や呼吸困難、腹水、貧血をおこし突然具合が悪くなり倒れこみます。データによると3年間予防しないと92%の犬が感染してしまいます。 

 フィラリア予防をするときに必ずフィラリア感染の有無の血液検査が必要です。検査を受けて陰性であれば、安心してフィラリア予防の投薬または注射ができますが、投薬時期を早めに切り上げた、薬を与えるのを忘れた時期がある、知らないうちに吐き出していた、という理由でかかっている場合があります。それを知らずに予防薬をあげてしまうと激しい副作用で死に至る場合もあります。それまでせっかく予防していたのに何の意味もありません。その為にも必ずフィラリア症の検査を受けましょう。

 フィラリア予防注射

 当院では近年徐々に平均気温が上がってきたり、飼い主様の毎月の投薬の負担や飲ませ忘れが無いよう、安全かつ確実に12ヶ月予防出来る注射を実施しています。もちろん一年間予防出来るので毎年同じ時期に注射を受ければ、フィラリアの血液検査は致しません。マイクロスフィア技術により投薬と同じモキシデクチンの優れた有効性・安全性を持ち長期の有効維持を実現しています。ただし確実に犬の皮下に注射しなければいけません。

当院の90%の顧客がプロハート12注射を受けて21年(2002年4月より)経ちます。

 プロハート12は、2002年よりオーストラリアより輸入して実施しています。


 

2023年04月13日