金沢の名園
城下町金沢の名園はお城の周辺に集中します。
日本三名園の「兼六園」を代表として、
それより歴史のある旧脇田家庭園「玉泉園」
加賀前田家奥方御殿「成巽閣」の庭園
新幹線の開業で復元された「玉泉院丸庭園」
大名格式の「旧金谷御殿庭園」や「松風閣庭園」
「寺島蔵人邸」庭園を始めとする名家の庭園等々・・・
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兼六園の四季
春の早朝の兼六園の桜、
雁行橋ごしに見る曲水べりのツツジ
新緑の中の曲水に「かきつばた」、
紅葉の栄螺山や山崎山
やがて、唐崎の松に雪吊りが施され
新雪の直後の静まり返った兼六園はたまりません・・・
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兼六園の桜
兼六園の春を飾るのはさくらです。
4月中旬、百間堀ぞいにシナミザクラが咲くと桜の開幕
桜ヶ岡・眺望台の染井吉野が一斉に咲き、
夜桜は瓢池の枝垂桜が一層きれい・・・
その一週後には大きな花弁の熊谷桜と朝日桜が咲く。
さらに一週後には二代目の兼六園菊桜が咲き誇る。
人ごみを避けて、早朝に行くのが春の楽しみです・・・ |
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成巽閣の庭園
江戸末期の、13代斉泰の母堂「真龍院」の為の御殿。
金沢城の御殿で現存する唯一の建物が成巽閣です。
謁見の間の奥にある茶室「清香軒」と向き合う「飛鶴庭」
柱のない長い縁から眺る、開放的な「つくしの縁庭園」
深山渓谷を沸騰させる「万年青の縁庭園」
いずれの庭園も金沢近郊の庭作りの手本です。
晩秋の平日に見るドウダンツツジの紅葉がお薦め・・・ |
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玉泉園-旧脇田家庭園
奉行職を歴任した加賀藩重臣のお庭です。
金沢一の歴史のある茶室「灑雪亭」とその露地は兼六園よりも古くからの作庭であり、曲水は兼六園から敷いており、初代・脇田直賢がたどった数奇な人生を聞きながら、彼と関わった、宇喜多秀家・豪姫、前田利長・玉泉院、高山右近がいた確証となる灯篭などを覗くのも、金沢のちょっとした探索です。
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寺島蔵人邸-庭園
ドウダンツツジの紅葉が金沢一綺麗な小さなお庭です。
11月になると金沢のあちこちが紅葉しだし、何度か尋ねましたが、11月の末になると、最高の色付きとなります。
加賀藩の中級武士として藩政実務を歴任しながら、藩・重臣と対立し能登島へ流された悲哀を感じながら・・・・
気持ちを落ち着かせる、静かなお庭です。
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松風閣庭園-中村記念美術館~鈴木大拙館の散策路
3月の始め、旧中村邸の前庭の「梅」が見事で何度も訪ねましたが、近年、中村記念美術館前の茶室「耕雲庵」のわきから散策路が整備され鈴木大拙館まで抜ける事が出来る様になりました。
鈴木大拙館わきからは加賀藩八家筆頭の本多家・下屋敷庭園である「松風閣庭園」を巡る事が出来ます。
11月の20日~末には金沢一の紅葉の散策路です。
但し、雪の間は通行止めになるので注意。
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