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記録紙上のドット
間隔
紙上に記録された小さなドットをどこまで判別可能か?
下の図は、紙上に記録した小さな黒色のドットを並べて記録したとき、どの程度の大きさのドットまで判別できるか、視力1.0の20歳の多数の学生さんの協力で測定した値です。目で見たときに角度一度に入いるドットの数を横軸に示し、縦軸に記録紙上の微細なドットが網膜上に投影されるボケのない縮小画像の場合の大きさで、網膜上の投影面積で示してあります。赤い矢印は認識できる最小ドットを示し、下の表にあるように紙上に記録されたドットの大きさに換算しますと500ミクロン間隔に並んだ23ミクロンのドットになります。
これ以下の小さなドットを分離してみることは出来ません。また、間隔が500ミクロン以上の大きい間隔またはそれ以下の間隔で並んでもドットを見ることは出来ません。500ミクロン以上の間隔では濃さの薄い一様な画像に、それ以下の間隔では一様な濃い画像になります。
下の表は同様に測定した減法混色の三原色について調査結果です。黒色のとき最も小さい記録ドットまで分離して区別でき、白に近い黄色は大きいドットにならないと見ることができないことが分かります。
記録紙上のドット
の大きさ