集中型ディザパターン
 下の図はほぼ100ミクロンの記録ドットを用いてドットを集中させて増加し、画像の濃さを上げる方法です。この図では16×16ドットに相当する升目に中心からドットを順次増加させ濃度を上げていますが、ドットが集中して大きな画点が形成されるため、画点が見やすくなり荒れた画像になります。きれいな画像にするには、ドットの大きさを非常に小さくする必要があります。左図がドットを増加させるドットの位置を示し、右図が実際の記録画像です。

ランダムディザパターン
下の図は16×16ドットからなる升目に写真の銀粒子と同様にランダムにドットを配置することを想定し、乱数表を用いて記録ドットの配置を決定するランダムディザパターのドット配置図と記録画像です。ドットが集中した領域では荒れて見えますが、記録ドットが小さくできればモアレなどの影響の少ない画像が得られます。

Dither Pattern Image

分散型ディザパターン
下の図は16×16ドットの升目上をドットが分散するようにしたディザパターンのドット配置と記録画像です。ドットが分散しているため、一様な画像が得られます。