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緑・花文化の知識認定試験小テスト その6
第6回緑・花文化の知識認定試験(40問 約30分)2002.7.25
- 次の中から,古くから邪気を追い払う霊力があると信じられてきた植物を選べ。ひな祭りにも飾る。
- ウメ
- カキ
- モモ
- クリ
- マツ
- 次の花木のうち,日本に自生する植物はどれか。
- ボタン
- コブシ
- モクレン
- ハナミズキ
- ムクゲ
- 備長炭は硬質で燃焼性に優れているため,茶の湯,高級料理店の焼き鳥や焼き魚などに使われる。材料となるものを選べ。
- ケヤキ
- ミズナラ
- クヌギ
- ウバメガシ
- ツバキ
- カエデの仲間の葉は,すべて手のように大きく切れ込んでいるとは限らない。次のカエデのうち,葉が大きく切れ込まないものを選べ。
- イロハモミジ
- ヤマモミジ
- トウカエデ
- イタヤカエデ
- チドリノキ
- 葉は細長く鋭いきょ歯が多く,秋には比較的遅くまで枯葉がついている。ボール状の丸い実がなり,樹皮が深くたて状に切れ込んでいるのが特徴。このドングリのなる木はどれか。
- クヌギ
- コナラ
- カシワ
- マテバシイ
- スダシイ
- 春の七草のひとつで,ナデシコ科。別名ヒヨコグサと呼ばれるのは,ヒヨコや小鳥の好物だから。この植物を選べ。
- ナズナ
- ハコベ
- ハハコグサ
- ナデシコ
- ツメクサ
- 赤い実をお金に見たて,その様子からマンリョウ,センリョウ,ヒャクリョウ,ジュウリョウ,と呼ぶ植物がそれぞれあるが,ヒャクリョウと呼ばれている植物を次の中から選べ。
- ヤブコウジ
- ヤツデ
- ナンテン
- ナナカマド
- カラタチバナ
- トトキと呼ばれるキキョウ科の春の山菜はどれか。
- オケラ
- ヨメナ
- ホタルブクロ
- ツリガネニンジン
- ニリンソウ
- 次のラン科植物のうち,木などに着生するものを選べ。
- エビネ
- キンラン
- サイハイラン
- セッコク
- サギソウ
- 白く優雅な花が,夏の夜に咲く多肉植物。これが一夏に2〜3回のこともある。日本のものは同
じ株からさし木で広がったため結実しないが,別の株と掛け合わせると,小ナスのような赤紫色の実がなる。
- ベンケイソウ
- ゲッカビジン
- ウチワサボテン
- ハナキリン
- アロエ・バリエガータ
- 髄を抜くと空洞ができるものは空木(うつぎ)の名があるが,ノリウツギの「ノリ」の意味は次
のうちどれか。
- 他の植物にのり移る性質の植物だから
- 法面に生えるから
- 内皮が糊のように粘るから
- 白い花色から次第に色がのって(ついて)くるから
- 子供が乗って遊ぶから
- 植物の葉と食べ物との関係で,直接にはその植物を用いないものはどれか。
- カキ/柿の葉寿司
- カシワ/柏餅
- オオシマザクラ/桜餅
- ボタン/牡丹餅
- チマキザサ/粽
- 春の山野にいち早く目覚めて羽化し花の間を飛び回るギフチョウは,羽の美しさや飛ぶ姿の可愛らしさから「春の女神」,「春の舞姫」ともよばれている。このギフチョウの食草は,カンアオイの仲間であることが知られている。つぎの植物から,ギフチョウの食草でないものを選べ。
- ウスバサイシン
- コシノカンアオイ
- ヒメカンアオイ
- タチアオイ
- ランヨウアオイ
- 中国原産の常緑小高木で,バナナに似た甘い花の香りがすばらしいモクレン科の植物を選べ。
- タイサンボク
- シデコブシ
- カラタネオガタマ
- モクレン
- タムシバ
- アカザ科の植物には,野菜として有用なものが少なくない。つぎのうち,アカザ科でないものを選べ。
- オカヒジキ
- ホウレンソウ
- ルバーブ
- ホウキギ
- フダンソウ
- 中国原産の落葉高木で,公園樹や街路樹などに植栽される。雌雄異株で,幼木では外観から雌雄の判定は難しいが,性染色体が人と同じXY型で,雌株はXX,雄株はXYであることが知られている。この植物を選べ。
- イチョウ
- キンモクセイ
- キリ
- トウカエデ
- トウネズミモチ
- 同じ場所でヒガンバナ,オキナグサ,オカトラノオ,フクジュソウ,イソギクの5種類の草花を育てた。開花期の早い順に並べると,ちょうど4番目になるのはどれか。
- ヒガンバナ
- オキナグサ
- オカトラノオ
- フクジュソウ
- イソギク
- ある海岸でキャンプをしたとき,山菜を摘んで調理し食事に出した。つぎの中で,ふつう海岸地帯では見られないものを選べ。
- アシタバ
- ツワブキ
- オカヒジキ
- イワギボウシ
- ツルナ
- インドのヒマラヤ地方原産のウリ科の野菜で,日本でも古くから栽培されていた。今では未熟のものを食するが,かつては黄色く完熟したものを食べていたらしい。この野菜をえらべ。
- ヒョウタン
- オクラ
- カボチャ
- キュウリ
- ヘチマ
- 次の木の実の美しい花木のうち,赤い実のなるものを選べ。
- クロガネモチ
- ネズミモチ
- ムラサキシキブ
- ヤツデ
- ヤマブドウ
- おせち料理の煮豆に欠かせない「黒豆」は,丹波地方の特産だが,この豆はあるマメの品種である。あるマメとは。
- ソラマメ
- ダイズ
- グリ−ンピース
- アズキ
- ナタマメ
- 大伴家持が『万葉集』で「ちちの実」と歌ったクワ科の植物で,乳首のような実と葉を折ると白い汁が出るのが特徴。実は熟すと食べられる。
- ユズ
- イヌビワ
- イヌホウズキ
- カラタチ
- ウメ
- ウリ科の1年生つる植物で,16世紀頃ポルトガル船によって日本へ伝わった。原産地が南北ア
メリカのこの植物とは何か。
- ヘチマ
- キュウリ
- スイカ
- カボチャ
- トウガン
- 次の説明で間違いを選べ
- 黄韮(きにら):ニラを遮光して軟化させたもの。淡い黄色。中国料理に欠かせない。
- 伽羅蕗(きゃらぶき):フキをしょうゆで煮た佃煮。濃い褐色が香木の伽羅に似る。
- 粉吹芋(こふきいも):サツマイモを塩ゆでにし,粉を吹くよう乾煎りしたもの。
- 叩牛蒡(たたきごぼう):繊維の堅いゴボウに味をよく染み込ませるためゆでたものにすりこぎ等で叩いてほぐし,煮たり酢につけたりしたもの。
- 豆萌(まめもやし):ダイズ,リョクトウなどを遮光して発芽させたもの。
- 日陰の湿ったところを好むこの植物が,アジサイと同じ科なのは驚きだが,丸い葉は山菜として,
白い花は以外にも風情がある。栽培が楽でよく増えるこの植物とは。
- ノリウツギ
- ネコノメソウ
- フキ
- イワガラミ
- ユキノシタ
- パンジーの栽培方法で正しいものを選べ。
- タネは1月頃まく。
- 半日陰でもよく育つ。
- 植替えを嫌うので同じ場所で栽培する。
- 咲かせたタネから同じ花は得られないので毎年タネか苗を買う。
- 砂地を好む。
- カカオノキの特性で間違いを選べ。
- 幹に直接実がなる。
- 実の色は茶色
- 実からココア,チョコレートの原料をつくる。
- アオギリ科
- アフリカ原産
- 次のうち,どちらかというと香り付けや酸味料としてでなく,生で食する柑橘類はどれか。
- スダチ
- サンポウカン
- ダイダイ
- カボス
- ユズ
- 安藤広重の『東海道五十三次』に描かれ,平塚,大磯,吉原に共通する樹木は,次のうち何か。
- ウメ
- スギ
- ヤナギ
- サクラ
- マツ
- がくや花びらがまったくない植物があるが,つぎのうちそうでないものを選べ。
- ドクダミ
- ヤナギ
- フタリシズカ
- コショウ
- ガクアジサイ
- 次の植物の「種子の寿命」で,一番長いものを選べ。
- ハス
- カエデ
- コムギ
- エンドウマメ
- マテバシイ
- 昔話の『猿蟹合戦』で,猿が投げて果実が蟹にあたって死んでしまうが,その果実は何か。
- クリ
- モモ
- ナシ
- カキ
- イモ
- 植物は種子ができなくても株でよく増えるものがある。おもに種子のみで増やすものを選べ。
- ヤマユリ
- ムラサキハナナ
- コモチマンネングサ
- ユキノシタ
- シャガ
- 郵政省が郵便95周年を記念して,昭和36年に植物学者に種類を選定依頼の上日本の誕生花を
決定し,記念切ってを発行した。6月の誕生花を選べ。
- サザンカ
- ギボウシ
- ボタン
- アサガオ
- ハナショウブ
- イタリアの国花でもあり,もともとヨーロッパの芝生に生える雑草はどれか。
- デージー
- スイセン
- クロッカス
- ヒナゲシ
- オオイヌノフグリ
- 次の植物のうち,実が白いことから名づけられたものを選べ。
- シラタマノキ
- ウラジロ
- シラカバ
- シロダモ
- シライトソウ
- つる性植物で初夏にウメの花に似た白い花を咲かせ,枝先の葉が白くなる性質がある。実は食べられる。特に,ネコの仲間はこの植物に特異な嗜好を示す。
- ナツヅタ
- イワガラミ
- アケビ
- マタタビ
- ハンゲショウ
- 次の野菜の花で,薄い紫〜白い色の花を咲かせるものを選べ。
- カボチャ
- キャベツ
- トマト
- ジャガイモ
- レタス
- 夏の風にゆれる風船のような実をつける,ムクロジ科のこのつる植物は,種子の模様がちょうどサルの顔を描いたようで面白い。
- センナリビョウタン
- ルコウソウ
- スズメウリ
- フウセンカズラ
- モクゲンジ
- 潮風や大気汚染に強いこの裸子植物は,雌雄異株。茎や種子からはデンプンが採れ,種子は薬用ともなる。
- ソテツ
- シュロ
- ココヤシ
- キョウチクトウ
- バショウ
(答えと解説)
1−3) 『古事記』にも,黄泉(よみ)の国から追いかけてきた鬼たちを「いざなみのみこと」がモモの種3粒で退散させる神話がある。
2−2) ボタン,モクレンは中国,ムクゲも中国らしい。ハナミズキは北米。
3−4) 紀州の炭問屋備中屋長佐衛門が発明したといわれる。備長がまを用い,材料はウバメガシ
4−5) 高尾山に自生していた。このほか,クスノハカエデ,ヒトツバカエデ,ウリカエデなどは葉に大きな切れ込みがない。
5−1) マテバシイとスダジイは常緑樹
6−2) 春の七草は出題頻度が高い。スズナ(カブ),スズシロ(ダイコン),セリ,ナズナ,ゴギョウ(ハハコグサ),ハコベラ(ハコベ),ホトケノザ(コオニタビラコ)
7−5) ヤブコウジはジュウリョウ。ヤブコウジもカラタチバナもヤブコウジ科
8−4)
9−4) このほかに着生ランとして,カシノキラン,フウラン,ムギランなど
10−2) 花はおしたしや三杯酢で食べると食感がよく,うまい。
11−3) ユキノシタ科
12−4) 赤い小豆をまぶしたところが牡丹に似ているだけのこと。お萩(女言葉)が秋に対して春の牡丹か?牡丹餅とお萩の作り方は異なるらしい。
13−4) ウスバサイシンとフタバアオイは落葉する。
14−3) 近くで咲いていても甘い香りが漂う。
15−3) ルバーブはタデ科。
16−1) キンモクセイやヤマモモは雌雄異株。
17−1) フクジュソウ,オキナグサ,オカトラノオ,ヒガンバナ,イソギクの順。
18−4)
19−4) ヒョウタンやヘチマも若い実は食用。ナス科のナスもインド原産。
20−1)
21−2) 黒豆にはサポニンが含まれ,のどの粘膜を保護してくれる。枝豆としてもよい。
22−2) 赤黒く熟すと食べられる。
23−4) ニホンカボチャと呼ばれているカボチャ。西洋カボチャは明治に入ってアメリカから。
24−3) ジャガイモで作ったものが粉吹芋
25−5) ユキノシタ科
26−4) 自分で交配させるのは手間がかかるため,普通は毎年タネや苗を買うこととなる。
27−5) 熱帯アメリカ原産
28−2) 江戸時代に紀州の殿様に献上する際,三方(儀式用の台)にのせたことから命名。付け根が盛り上がり,皮は厚く,多汁質で甘味が強い。
29−5)
30―5) がくや花びらの無い植物は無花被花,裸花とも呼ばれ,ドクダミ科,センリョウ科,コショウ科,ヤナギ科に見られる。ガクアジサイはガクや花びらを持つ。
31−1) 3000年前のハスが発芽した記録がある。
32−4) 渋柿を投げつけた
33−2) ヤマユリはムカゴ,マンネングサは葉,ユキノシタはランナー,シャガは地下茎
34−5) 1月:スイセン 2月:ウメ 3月:ツバキ 4月:サクラ 5月:ボタン
7月:ヤマユリ 8月:アサガオ 9月:キキョウ 10月:リンドウ
11月キク 12月:サザンカ
35−1) キク科。ヒナギクとも言う。花は日光があたると開き,夜は閉じる。
36−1) ウラジロとシロダモは葉の裏が白,シラカバは樹皮が白,シライトソウは花が白。
37−4) マタタビ科,雄花と雌花があり,雑居性。高尾山で多く見られた。
38−4) あとの野菜の花はすべて黄色〜薄い黄色。
39−4) 春蒔き1年草
40−1) ソテツ科。イチョウと同様,精子を生ずる。
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