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緑・花文化の知識認定試験小テスト その4
第4回緑・花文化の知識認定試験(30問 約20分)2001.6.20
- 「夏がくれば〜♪」の歌でおなじみミズバショウ。つぎのうち,同じ仲間(科)でないものはどれか。
- ザゼンソウ
- ショウブ
- カラー
- スズラン
- サトイモ
- このハーブは海に向かった崖などによく育つため「海のしずく」とも呼ばれ,株全体に芳香があ
り,葉は料理に使われる。また,老化防止に効果があると言われる。
- ヒソップ
- ラベンダー
- ローズマリー
- ボリジ
- コーンフラワー
- この花のハーブティーには,発汗作用やリラックス効果があり,「ピーター・ラビット」には,お母さんうさぎが風邪をひいたピーターに飲ませる場面がある。どのハーブか。
- マロウ
- ラベンダー
- カモミール
- アニス
- ワイルドストロベリー
- 暑い季節,ビールにソラマメなんてうれしいですね。さて,ソラマメの「ソラ」の由来とされているのは次のうちどれか。
- このさやで笛を作るとソとラの音が出る。
- 中国からこの豆を持ちかえった僧の名前。
- さやが空を向いてつくため。
- 栽培が簡単でそっぽを向いていても作れるから
- ノラマメがなまったもの
- デザートによく使われるタピオカ。これは何の澱粉から作られるか?
- ジャガイモ
- ココヤシ
- キャッサバ
- タロイモ
- サツマイモ
- 草花の苗を育てるとき,移植をすると太い根を切り細かい根がたくさん出て,株全体がぐっとしまって丈夫に育つが,つぎの草花で移植に適していないものを選べ。
- サルビア
- ベゴニア
- プリムラ
- ルピナス
- ホウセンカ
- 南アメリカ原産で,花を食べるハーブ「ナスターチューム」の和名を選べ。
- サフラン
- キンセンカ
- ヒレハリソウ
- ニオイスミレ
- キンレンカ
- 韓国の国花は,ハイビスカスと同じアオイ科の落葉低木。この花は一日花としても知られる。日
本へは室町時代以前に渡来したと言われている。つぎからえらべ。
- フヨウ
- ムクゲ
- ボタン
- スモモ
- アンズ
- つぎの草花のうち,南アフリカ原産のものを選べ。
- コスモス
- マリーゴールド
- ダリア
- ガーベラ
- ヒマワリ
- つぎの植物のうち,人の名前にちなむものを選べ。
- ハイドランジア
- シクラメン
- ブーゲンビレア
- ミラビリス
- パンジー
- この穀類の原種はエノコログサと言われている。東インド地方が原産とされ,日本への伝来はイネより早いと言われるその穀類とは。
- モロコシ
- ソバ
- キビ
- アワ
- ヒエ
- つぎのイモで,サトイモの品種でないものを選べ。
- 土垂(どだれ)
- 八頭(やつがしら)
- つくねいも
- 海老いも
- セレベス
- マレー半島原産,ムクロジ科の熱帯果樹で,果肉はレイシによく似ており,ビタミンCや鉄
分を多く含む。
- ランブタン
- パッションフルーツ
- レンブ
- キワーノ
- マンゴスチン
- 日本のみのユニークなカードゲームとして知られる「花札」。1から12月にはそれぞれ植物があてられているが,つぎの組合せの中で「花札としては」誤っているのはどれ。
- 2月の梅
- 6月の柳
- 7月の萩
- 10月の紅葉
- 12月の桐
- 5月5日端午の節句。風呂に入れたり軒下にぶら下げる植物とは,ショウブともう一つは何?
- ヨモギ
- ニッケイ
- ユズ
- シュンギク
- モモ
- 鳥や昆虫などの小動物が,ある種の植物の花粉を運び受粉に関与していることが分かっている。
間違いを選べ。
- メジロとツバキ
- カワラヒワとトウモロコシ
- コウモリとゲッカビジン
- クマバチとフジ
- ギフチョウとカタクリ
- 聖書には数多くの植物が登場する。以下の植物で圧倒的な登場回数を誇る植物は。
- オリーブ
- アマ
- イチジク
- コムギ
- ブドウ
- 万葉集で植物の登場回数1位はどれ。
- ウメ
- ハギ
- マツ
- タチバナ
- モ(藻)
- 中国的な倫理や伝承が,そのまま日本で用いられている例もきわめて多い。中国の南陽県のある地に谷川の水にひたりつつ咲く多くの植物があった。この植物がひたっている川水を飲んでくらしている村人は,ことごとく不老長寿であった。そこでこの植物と水を組み合わせたデザインはめでたい文様と考えられたという。さてその植物は。
- ウメ
- モモ
- アンズ
- キク
- アジサイ
- 宗教のシンボル。仏教のハス,イスラムの生命の木が有名。ではキリスト教のシンボルは?
- ブドウ
- ボダイジュ(菩提樹)
- マツ
- バラ
- ヤシ
- 欧米でタイガー・リリーと呼ばれる植物は何か。
- オニユリ
- クマザサ
- キンチャクソウ
- ヤマツツジ
- アマリリス
- 日本で本格的に明治以降輸入され,欝金香(うつこんこう)と呼ばれる植物は。
- ラッパズイセン
- チューリップ
- ウコン
- ヒヤシンス
- ムスカリ
- お正月の「羽子つき」の羽根の玉の部分は、ある木の実が用いられる。つぎから選べ。
- イチョウ
- ソテツ
- ムクロジ
- ツバキ
- エゴノキ
- 近年神奈川県丹沢でこの木を食べる昆虫の大量発生が目撃されている。この昆虫は木の葉を食べるハバチの新種であることが突き止められた。この木とは。
- アカマツ
- クロマツ
- ケヤキ
- ブナ
- トウヒ
- 鎌倉の明月院,静岡県下田公園,横浜市瀬谷区川口邸に共通する植物は何か。
- ヤマボウシ
- ハナショウブ
- アジサイ
- フジ
- スイレン
- 食べ物を包むために用いられている植物の葉としては,ふさわしくないものを選べ。
- サルトリイバラ
- ハス
- ハラン
- チョウセンアサガオ
- クマザサ
- 和名を「キツネノテブクロ」という,ゴマノハグサ科の有毒植物を選べ。
- アカンサス
- リコリス
- プルメリア
- カルミア
- ジギタリス
- つぎの山菜の名前(地方名)と植物の和名の関係で,間違いを選べ。
- ミズ,ミズナ:ウワバミソウ
- ウルイ:ミズギボウシ
- アイコ,イラ:ミヤマイラクサ
- スカンポ:アシタバ
- コゴミ:クサソテツ
- つぎの酒(蒸留酒)の原料と酒の名前で,間違いを選べ。
- ブランデー:ブドウ
- テキーラ:リュウゼツラン
- ウオッカ:ライムギなど
- ジン:トウモロコシ,ライムギ
- ラム:ジャガイモ
- つぎの事柄で本当でないものを選べ。
- ジャガイモにトマトを細胞融合して「ポマト」を作った。
- ハクサイとキャベツをかけあわせて「ハクラン」を作った。
- 近年青いバラ「地中海ブルー」が作出された。
- オレンジとカラタチを細胞融合させて「オレタチ」を作った
- 「サフィニア」は,サントリーが開発したペチュニアの園芸品種。
(答えと解説)
1−4) あとはすべてサトイモ科。
2−3) 葉に照りがあるのは海岸性のためか。
3−3) カモミールには,ストレスの鎮静,消炎,発刊作用などがある。
4−3) 名前のごとく。
5−3) ブラジル原産高さ3mの多年草。生長すると地下に塊根(タピオカ)を生じる。
6−4) マメ科,ケシ科のヒナゲシ,キク科のヒマワリなど移植を嫌う植物も多い。
7−5) 花だけでなく,葉もピリッとした辛味がありサラダによい。
8−2) アオイ科ハイビスカス属でムクゲ。フヨウはさらに低木。
9−4) どれもキク科だが,ガーベラは南アフリカ原産。
10−3) フランス探検船の艦長ブーゲンビル中佐の名から命名。
11−4) 五穀のひとつ。(米,麦,粟,豆,黍または稗)
12−3) ヤマノイモの仲間。(その他,大和イモ,イチョウイモなどあり)
13−1) レイシ(中国南部原産)やリュウガン(インド原産)も同じ科に属する。
14−2) 柳はなぜか11月。昔から「花札の不思議」とされている。他は1月松,3月桜,4月藤,5月杜若,6月牡丹,7月萩,8月ススキ,9月菊。
15−1) もともとは中国古風の伝来であり,この組合せは万葉の時代からあった。
16−2) トウモロコシは風媒花。
17−5) 5)〜1)の順。登場回数は,ブドウ193,コムギ60,イチジク52,アマ47,オリーブ40
18−2) 上から,ハギ138,ウメ118,マツ81,モ74,タチバナ66の順。
19−4) 菊水紋という。桃源郷の故事のあるモモの花もユートピアのイメージを持つ。
20−5) キリスト生誕は菩提樹の木と有名だが,シンボルというと,ヤシを指すらしい。ブドウ,
ヤシは豊饒な生命の印として古くからよく描かれた。
21−1)
22−2) 5)ムスカリの学名Muscariは麝香(じゃこう)からきている。
23−3) 目黒の国立科学博物館付属自然教育園に行った人は分かるはず。
24−4) 局所的な問題は出ないでしょうが・・・。1993年に観察された。97年にも大量発生。東海大学の山上明教授らのグループが調査。ブナハバチと命名された。最近丹沢山系のブナ林の衰退が問題になっている。酸性霧,シカの食害などが主な原因と推定されている。
25−3) 開花期は6月,別名シチヘンゲ。
26−4) チョウセアサガオは毒草である。
27−5) 5〜6月頃に咲き,花の形が筒状で口部を手袋に見立てた。
28−4) スカンポはタデ科のイタドリ。アシタバはセリ科の多年草。
29−5) ラムはサトウキビが原料。アルコール分66〜82%。ウオッカはライムギのほかコウリャン,アワ,トウモロコシ,ジャガイモなどもつかわれる。
30−3) バラの青い花色のものは,まだ作出されていない。
出題者:すぎうら,おが,まつもと
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