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模擬試験問題 その2
第2回緑・花文化の知識認定試験(模擬試験80問 約60分)
2000.11.16
- カキは日本を代表する果樹で,各地に地方独特の品種が伝承されている。実が大きくならないうちに落果して育たないこともあるが,次のうち,この落果の原因とは考えにくいのはどれか。
- ヘタムシの発生による
- 受粉しなかったため
- 台風で振られたため
- 他のカキの品種の花粉がついたため
- 特に雨が多い年だったため
- 日本古来の野菜フキについて,間違いを選べ。
- キク科である
- フキノトウはフキのつぼみである
- 葉は食べられない
- フキノトウを咳止めとして用いる
- 北海道には大型のアキタブキがある
- 食べ物の原料となる植物とその食品名の関係で,間違いを選べ。
- カカオ/チョコレート
- オレンジ/マーマレード
- コムギ/パン
- サトウキビ/黒砂糖
- テングサ/ゼリー
- 次の野菜の中で,ひとつだけ異なる科のものがある。それを選べ。
- ダイコン
- ホウレンソウ
- キャベツ
- コマツナ
- ブロッコリー
- 次のマメ科の植物のうち,一番さやの長さが長くなるものを選べ。
- エニシダ
- ササゲ
- ソラマメ
- モダマ
- フジマメ
- 次のなかから日本原産でない野菜を選べ。
- ミツバ
- セリ
- フキ
- レンコン
- ウド
- 古く中国から渡来したとの説があるヤシ科の植物で,暖地では鑑賞用に栽培されていたが,近年その実がヒヨドリなど野生の鳥によって運ばれて分布を広げ,野生化している。
- ソテツ
- アオキ
- ヤツデ
- ナンテン
- シュロ
- 次はそれぞれの県の鳥と県木を示したものであるが,間違いを探せ。
- 青森県/ハクチョウ/ヒバ
- 栃木県/オオルリ/トチノキ
- 和歌山県/メジロ/ツバキ
- 島根県/オオハクチョウ/クロマツ
- 熊本県/ヒバリ/クスノキ
- タンポポについて間違いを選べ。
- 実は風で飛ばされて運ばれる
- 冬でも生きている
- 根は1メートルにもなることがある
- 花は夜でも開いている
- 白い花の種類もある
- 秋の七草の起源は,今から1200年前の『万葉集』にさかのぼるため,謎も多い。この中でもフジバカマは,ほとんど詠まれていないためか,その実像があまり知られていない。次の事柄のうち,フジバカマにはあてはまらないものを選べ。
- キク科である
- フジバカマの「フジ」は,花の色に由来する
- 日本原産である
- 葉を乾かすと独特の香りがあり,風呂に入れて用いた
- ヒヨドリバナと似ている
- 花木は花の色や香りなどを楽しむが,次の花木のうち,香りは楽しめないものを選べ。
- ライラック
- ジンチョウゲ
- アジサイ
- アベリア
- キンモクセイ
- 食虫植物には,A)粘った葉で虫をつかまえるもの,B)虫を葉で挟み込むもの,C)落とし穴で虫をつかまえるもの,D)水中にいる虫をわなでとらえるもの,などがある。植物と虫を捕らえる方法の関係で間違いを選べ。
- モウセンゴケ−A
- ハエトリソウ−B
- ウツボカズラ−C
- タヌキモ−D
- サラセニア−B
- お正月にふさわしい植物ではないものを選べ。
- タケ
- マツ
- ウメ
- イネ
- モモ
- 2001年の干支は巳(み=へび)であるが,ヘビ(またはジャ)と名がつく植物も少なくない。次のヘビにちなんだ植物うち,シダのなかまを選べ。
- ヘビイチゴ
- ヘビノボラズ
- ジャノヒゲ
- ジャケツイバラ
- ヘビノネゴザ
- 果物はバラ科のものが多い。次のうち,ひとつだけバラ科でないものがある。それを選べ。
- ビワ
- サクランボ
- ブルーベリー
- リンゴ
- スモモ
- 春に花で遊びたい。次のうち,春には手に入らない花を選べ。
- レンゲ
- セイヨウタンポポ
- ナノハナ
- ヨメナ
- タチツボスミレ
- 太郎君が,次の5つの樹木の幹の特徴を調べた。このうち,ウコギ科ハリギリの特徴を選べ。
(ヤマザクラ ハリギリ サルスベリ シラカバ クヌギ )
- 樹皮が不規則にたてに深く裂けている。
- うす茶色で,比較的肌がつるつるしているが,ところどころ皮がはがれている。
- 樹皮が美しく,ところどころ横に裂け,樹皮がはがれているところもある。
- 樹皮は白く,ところどころで薄くはがれている
- 樹皮はたてに深く裂けるが,幹にとげが見られた
- 花や実の色や形がある動物に似ていることから,名付けられた植物も少なくない。そうでないものを選べ。
- キジムシロ
- カラスノエンドウ
- サギソウ
- コマクサ
- ホトトギス
- 5月に花の咲いている草花を買ってプランターに植え,うまく栽培して10月頃まで続けて花を楽しみたい。どれがふさわしいか選べ。
- プリムラ・ポリアンサ
- デモルフォセカ
- ヒナゲシ
- アフリカホウセンカ
- パンジー
- 次の観葉植物の中から,中南米原産のアナナス科の多年草を選べ。
- エクメア・ファッシアータ
- アンスリウム
- ディッフェンバッキア
- ドラセナ・コンシンナ
- フィッカス・プミラ
- 春の七草のひとつで,スズナやスズシロと同じ科の植物を選べ。
- コオニタビラコ
- ナズナ
- セリ
- ハコベ
- ハハコグサ
- 次の植物のうち,「種子」が一番小さいものを選べ。
- キケマン
- オオバキスミレ
- キエビネ
- アキノキリンソウ
- キカラスウリ
- サボテンについての記載で間違いを選べ。
- タネから発芽したときは双葉である。
- トゲは茎が変化したものである。
- 氷の張るところに育つサボテンもある。
- 南・北アメリカに自生する。
- トゲのあるサボテンを食べる動物もいる。
- 次の野菜の植物名と漢字の関係で,間違いを選べ。
- ゴボウ/牛蒡
- レンコン/蓮根
- カボチャ/南瓜
- スイカ/水瓜
- キュウリ/胡瓜
- 植物の和名と漢字名の関係で間違いを選べ。
- オミナエシ/女郎花
- フキ/蒲公英
- イチョウ/公孫樹
- アジサイ/紫陽花
- ヒマワリ/向日葵
- 次の樹木のうち,冬芽が毛の多い鱗片で包まれているものを選べ。
- コブシ
- トチノキ
- ヤマザクラ
- コナラ
- イヌシデ
- 日本古来の和紙は,ある植物の樹皮を煮て柔らかくし,さらに木槌などでたたいて繊維を細かくし,それを漉いたものであるが,和紙の材料としてはふさわしくないものを選べ。
- コウゾ
- ミツマタ
- ガンピ
- クワ
- ワタ
- 植物と,国や有名な都市(地方)との関係で,関係のないものを選べ。
- カボチャ/カンボジア
- ナンキンマメ/南京(中国)
- セロリ/セイロン
- ジャガイモ/ジャカルタ(インドネシア)
- サツマイモ/薩摩(鹿児島)
- 次のハーブから,1年草の植物を選べ。
- ローズマリー
- チャイブ
- ベルガモット
- チャービル
- セージ
- 次のハーブから,ユリ科でないものを選べ。
- チャイブ
- ギョウジャニンニク
- ラッキョウ
- ミョウガ
- ノビル
- 砂糖の原料となる植物でないものを選べ。
- サトウカエデ
- サトウキビ
- ステビア
- サトウダイコン
- ココヤシ
- 刺身のつまにされる芽タデ(ベニタデ)は,タデ科のある野草の品種である。この植物を選べ。
- イヌタデ
- ハナタデ
- アイ
- ヤナギタデ
- ボントクタデ
- 次の海辺の植物のなかから,サクラソウ科の白い可憐な花を咲かせるものを選べ。
- ハマボッス
- ハマハタザオ
- ハマナデシコ
- ハマカンゾウ
- ハマダイコン
- 次のアヤメ科の植物の中から,日本原産でないものを選べ。
- ノハナショウブ
- アヤメ
- カキツバタ
- エヒメアヤメ
- キショウブ
- 家の周りのコンクリートに泥の跳ねがついて困っている。そこで,常緑の多年草で,丈が短く,日陰でも何とか育つグランドカバープランツを植えて防ぎたい。一番適切なものを選べ。
- ナツヅタ
- ハラン
- ジャノヒゲ
- ヤツデ
- バーベナ
- 生け垣に,花も実も楽しめる常緑のつる性植物を植えたい。次の中から,一番適切なものを選べ。
- ブドウ
- アケビ
- ムベ
- ルコウソウ
- ノウゼンカヅラ
- 植物名と食用とする部位の名前との関係で,間違いを選べ。
- トンブリ/アカザ
- レンコン/ハス
- ギンナン/イチョウ
- エダマメ/ダイズ
- タカノツメ/トウガラシ
- 次の果物の植物名と漢字の関係で間違いを選べ。
- レモン/檸檬
- ブドウ/葡萄
- イチゴ/無花果
- クルミ/胡桃
- ビワ/枇杷
- ラッカセイ(ナンキンマメ)についての内容で,間違いのものを選べ。
- マメ科の一年草である。
- アフリカ原産である。
- ピーナッツはラッカセイの実である。
- 実(み)は土の中で大きくなる。
- 花は黄色である。
- アサガオのタネの蒔き方で,正しいものを選べ。
- タネは水に一晩つけてから蒔く。
- 春なるべく早い時期に蒔く。
- タネは小さいのですじ蒔きがよい。
- 光を必要とするので覆土をしない。
- 直播きはさける。
- オランダの画家ヤコブ・ファン・フルスドンク(1582〜1647)の描いた「ガラス・ビーカーの花」のなかには,バラやスイセン,オダマキなどのほかにある園芸植物が4本描かれた。その植物を次の中から選べ。この頃,ヨーロッパでは経済が混乱するほどこの花が大流行した。
- ヒヤシンス
- ボタン
- ケシ
- スズラン
- チューリップ
- 古代エジプトでは,宮殿や墓,石棺などの彫刻や壁画に,ある水生植物の花やつぼみが多く描かれている。この植物を選べ。
- キク
- スイセン
- コウホネ
- パピルス
- スイレン
- 野辺みれば◯◯◯◯の花咲きにけり
わが待つ秋は近づくらしも
この歌は,万葉集に詠まれているものだが,秋にふさわしい秋の七草でもある◯◯◯◯にあてはまるこの植物を選べ。
- りんどう
- なでしこ
- さざんか
- ききょう
- やまゆり
- フダンソウは夏の野菜として知られるが,これと同じ科の野菜を次から選べ。
- レタス
- ハクサイ
- ホウレンソウ
- ツルムラサキ
- ピーマン
- シクラメンの栽培で正しいものを選べ。
- 夏でも必ず水をやる
- 冬は肥料はいらない
- 日当たりのよい窓辺におく
- 植え替えはしないほうがよい
- 常に鉢ざらに水を貯めておく
- 次の事項で正しいものを選べ。
- タバコは許可なく栽培できない。
- コカノキの栽培に許可はいらない。
- トリカブトの栽培は禁止されている。
- ケシの種子を持っていても罰せられない。
- アサの栽培は一般に認められている。
- ハワイの名物レイは,プルメリアの花でつくられているが,これと同じ科のものを次から選べ。
- クチナシ
- キンモクセイ
- ハイビスカス
- キョウチクトウ
- ツバキ
- ココヤシは熱帯地方では重要な有用植物であるが,次の事項で間違いを選べ。
- ヤシ科である。
- 果実の内側の脂肪層は胚の部分である。
- 脂肪層は乾燥させてコプラとして重要。
- 果実は海を渡って分布を広げる。
- ヤシ酒は花軸の先端を切って出た汁を発酵させてつくる。
- マダケとモウソウチクはどちらも古くから栽培され,有用植物である。次の記載で正しいものを選べ。
- どちらも日本原産である。
- 竹馬にはモウソウチクの方がよい。
- マダケの竹の子は食用としない。
- マダケの節のくびれは二重に見える
- モウソウチクのタケの皮はいつまでもついている。
- 樹皮から,沖縄の紅型(ビンガタ)の染料をとる植物を選べ。
- フクギ
- デイコ
- チーク
- ガジュマル
- アカギ
- 次のことは,ある樹木の実についての記録であるが,下からこの樹木にあてはまるものを選べ。
・実は秋に熟し,褐色である。
・実を拾ったらすぐ蒔いたほうがよく発芽する。
・子どもたちはこの実を使ってこまにして遊んでいる。
- コナラ
- ケヤキ
- ネズミモチ
- トチノキ
- ツバキ
- 秋に,野原で遊んだらセーターにいろいろなタネがくっついた。次のうち,ありえないものを選べ。
- ヌスビトハギ
- アメリカセンダングサ
- イノコズチ
- ヘクソカズラ
- コセンダングサ
- 次の植物はどれも草笛遊びができる。茎が使えるものを選べ。
- アシ
- カラスノエンドウ
- チガヤ
- ツバキ
- ノカンゾウ
- ツツジ科の常緑花木のこの木は,毒性を持つことから,馬や牛がこれを食べると中毒を起こし,昏睡状態となる。そのため漢字で「馬酔木」と書かれる。しかし,たわわに垂れ下がる白い花は美しい。この木を選べ。
- シキミ
- アセビ
- ドウダンツツジ
- カルミア
- リョウブ
- 有用植物とその用途(製品)の関係で間違いを選べ。
- アサ/阿片(あへん)
- ヒョウタン/楽器
- ニッパヤシ/建築材
- ココヤシ/繊維
- ハゼノキ/ろう
- 「ドク・・・」と名がついても毒でない植物を選べ。
- ドクニンジン
- ドクムギ
- ドクダミ
- ドクウツギ
- ドクゼリ
- パイナップルの食用とする部分は何か,選べ。
- 茎
- 果実
- 葉
- むかご
- 花
- ハーブティーを飲んだら,レモンの香りがした。後で調べると,ススキの茎や葉に似たハーブが入っていた。このハーブをつぎの中から選べ。
- レモンバーム
- レモングラス
- レモンゼラニウム
- レモンタイム
- レモンユーカリ
- 次のハーブから,日本原産のものを選べ。
- ウイキョウ
- ウコン
- ファゲイラ(サンショウ)
- ヒソップ(ヤナギハッカ)
- ワサビダイコン
- 和名と一般に使われているハーブ名の関係で,間違いを選べ。
- ヒレハリソウ/コンフリー
- ルリジシャ/ボリジ
- キンセンカ/ナスターチウム
- ウコン/ターメリック
- タイマツバナ/ベルガモット
- 次の草花の中から,株分けで増やして毎年花を観賞できるものを選べ。
- パンジー
- ギボウシ
- アイスランドポピー
- ストック
- ワスレナグサ
- バラの原種は日本に自生しているものあるが,次の中から日本原産でないバラを選べ。
- テリハノイバラ
- コウシンバラ
- サンショウバラ
- オオタカネバラ
- ハマナス
- 多肉植物の仲間には,サボテンのようでその仲間ではないものも多く,科もトウダイグサ科,キク科,ベンケイソウ科,ツルナ科などさまざま。次のうち,トウダイグサ科の植物を選べ。
- リュウジンボク
- サイウンカク
- カゲツ
- シカイナミ
- シッポウジュ
- 次の植物のうち,地下で肥大する部分がサツマイモのいもの部分と同じ根である植物を選べ。
- サトイモ
- ヤマノイモ
- ヤマユリ
- ダリア
- ジャガイモ
- 似てもにつかない植物が同じ科であることも少なくない。次の組み合わせのうち,異なる科同士のものを選べ。
- ヒマワリ/ミドリノスズ
- ニチニチソウ/インドソケイ
- シクラメン/パンジー
- シャクナゲ/ブルーベリー
- ユキノシタ/アジサイ
- 法面の上から,常緑で実の美しい植物を垂らして楽しみたい。次の中からふさわしいものを選べ。
- バーベナ
- ツルマサキ
- アイビー
- ツルニチニチソウ
- コトネアスター
- 6月の終わり頃から7月頃に,赤黒く熟した直径2cm程度の実を食べた。甘酸っぱいが,多少松脂臭があった。この樹木を次の中から選べ。
- ズミ
- ユスラウメ
- ナツメ
- ヤマモモ
- ナツグミ
- 次の樹木と名前の由来についての説明で,間違いを選べ。
- ビワ/楽器の琵琶に葉や実の形が似ているため。
- ヤマナラシ/少しの風でも枝葉がそよいで音を立てることから。
- サンゴジュ/珊瑚のように赤く熟した実が美しいことから。
- コブシ/実の形が拳のようなことから。
- クサギ/草のようで樹木であることから。
- 次の花木のうち,開花期が一番長いものを選べ。
- オオシマザクラ
- アベリア
- ネムノキ
- フヨウ
- サンシュユ
- 海岸の近くの工場地帯の道路沿いに,排ガスに強い,花の色の美しい樹木を植えたい。ふさわしいものを選べ。
- キョウチクトウ
- ソヨゴ
- トベラ
- サンゴジュ
- ネズミモチ
- 次の植物のうち,「短気」,「私にふれないで」などという花言葉をもつ1年草を選べ。
- パンジー
- スイートピー
- チューリップ
- ヤグルマギク
- ホウセンカ
- エンドウと花も姿もそっくりだが,食べるとけいれんや失神をおこす,イタリア南部,シチリアトウ原産の植物はどれか。
- レンゲ
- スイートピー
- ペチュニア
- ストック
- ヒナゲシ
- バラを国花としている国は少なくない。次の国のうち,国花がバラでない国を選べ。
- イラン
- イラク
- ブルガリア
- イギリス
- ベルギー
- 春に家族で山菜取りに行き,あるものを採集していると,こどもたちから「ネギのにおいがする。スコップで掘るのは疲れる。土の中の白い小さな玉がかわいい。」などと感想が聞かれた。さて,この山菜を次から選べ。
- フキ(フキノトウ)
- ネマガリダケ
- ノビル
- ツリガネニンジン
- カンゾウ
- 「山椒は小粒でもぴりりと辛い」ということわざと,ちょうど反対の意味に用いられることわざを選べ。
- その葡萄はすっぱい。
- 瓢箪から駒が出る。
- 蓼食う虫も好き好き。
- 独活の大木。
- 団栗の背くらべ。
- 次の野草のうち,花が美しく,日陰のグランドカバーとして,茶花として,また山菜にも利用されるものを選べ。
- アカザ
- オオバギボウシ
- オキナグサ
- イカリソウ
- シャガ
- 古代中国では,正月に五辛菜を食べて邪気を避け,新しい年を迎えるという習慣があった。五辛菜とは,ニラ,ラッキョウ,ネギ,ハジカミ(ショウガ)と,あとひとつは何か次から選べ。
- ウコン
- ミョウガ
- ニンニク
- ダイコン
- ニッケイ
- 次の樹木のうち,葉が羽状にならないものを選べ。
- ムクロジ
- ニセアカシア
- オニグルミ
- アオギリ
- ヌルデ
- 下の言葉のつく植物名をひとつずつあげなさい。
- トキワ・・・
- ・・・モドキ
- ・・・ブシ
- ミヤマ・・・
- アメリカ・・・
- 次のそれぞれの事柄で,世界一(日本一)の植物をあげなさい。
- 花の大きさ(直径)世界一
- 太い幹世界一
- 種子の大きさ世界一
- 樹齢(樹高)日本一
- 葉の直径世界一(丸い葉のなかで)
(答えと解説)
1−4) 果樹は一般に,他の品種の花粉がつくと受粉しやすい。
2−3) 葉もあくがあるが,食べられる。
3−5) テングサは寒天やところてんの材料。ゼリーは動物性。
4−2) ホウレンソウはアカザ科,他はアブラナ科。
5−4) モダマのさやは1m以上になる。
6−4) レンコンはハスの地下茎で,インド〜中国原産。
7−5)
8−3) 和歌山県の県木はウバメガシ。
9−4) セイヨウタンポポは帰化植物の代表。在来種との違いや,花の構造や開花の様子,種子の分布方法などは要チェック。
10−3) 中国原産
11−3) そのほか香りのよい花木:クチナシ,カラタネオガタマ,フジ,ウメ,ロウバイ,など
12−5) サラセニアは落とし穴式
13−5) モモは3月のひな祭り
14−5) ヘビイチゴ:バラ科 ヘビノボラズ:メギ科 ジャノヒゲ:ユリ科
ジャケツイバラ:マメ科 ヘビノネゴザはウラボシ科
15−3) ブルーベリーはツツジ科
16−4) ヨメナは7から10月頃咲く。
17−5) 1)−クヌギ 2)−サルスベリ 3)−ヤマザクラ 4)−シラカバ
18−1) 地面にはう草の様子をキジのむしろに見たてた。
19−4) このほか開花期が長いものに,シキザキベゴニア,サルビア,ペチュニアなどがある。
20−1) 2)−サトイモ科 3)−サトイモ科 4)−ユリ科 5)−クワ科
21−2) 1)−キク科 3)−セリ科 4)−ナデシコ科 5)−キク科
22−3) ランの種子は微小
23−2) トゲは葉(托葉)が変化したもの。
24−4) スイカ:西瓜
25−2) フキは蕗,蒲公英はタンポポ
26−1) ハクモクレン,ハマボウ,アオダモ,ガマズミなども毛が多い。
27−5) 和紙の材料に,より均一にするためトロロアオイの根からとる湖料を加える。
28−3) セイロンならチャ。セロリは地中海地方原産の植物。
29−4) ハーブの1年草:ボリジ,スイートバジル,ジャーマンカモミール,ロケットなど
30−4) ミョウガ:ショウガ科
31−3) ステビアは砂糖の代用品となる甘味料の材料
32−4) 赤みのない品種「アオタデ」もある。アカジゾの芽も同様に使われる。
33−1) 海辺の植物:ハマヒルガオ,コウボウムギ,ツワブキ,イソギク,ハマボウフウ,
ハマエンドウ,タイトゴメ,ハマゴウ,トベラ,ハマウド,ウンランなど
34−5) キショウブは,ヨーロッパ〜北アフリカ原産。
35−3) そのほか適するものに,ヘデラ・へリックス,フッキソウ,ヤブラン,キチジョウソウ
36−3) ブドウ,アケビ,ノウゼンカズラは落葉。ルコウソウは1年草。
37−1) トンブリはホウキグサの実
38−3) イチゴ:苺 無花果:イチジク
39−2) 南京豆と言うが,南米のボリビア原産。
40−1) ルピナス,ヒマワイ,オシロイバナ,ケイトウなど移植の難しいものは,直播か,ポットに蒔いて苗をそのまま植え付ける。アサガオのような硬実種子はお湯につけたり,石などでこすって傷をつけてから蒔く。
41−5) 珍しいチューリップの球根1個とお城と交換できたという。
42−5) コウホネ,パピルスも水生植物。
43−2) この中で,ナデシコとキキョウが秋の七草。
44−3) 同じアカザ科の野菜に,ホウキグサ(トンブリ),オカホジキ,ホウレンソウなど
45−3) シクラメンの夏越しは,水を切って休眠させるか,涼しい場所で栽培し休眠させないかの方法がある。
46−4) タバコの栽培は許可なくできるようになった。タバコの製造は許可なくできない。
47−4) キョウチクトウ科
48−2) 熟果の胚乳を乾燥して「コプラ」をつくり,これを圧縮してコプラ油をとる。幼果の胚乳は飲料となる。
49−4) どちらもタケで,皮がいつまでも残るササではない。マダケの方が節が出ているので,竹馬に適す。モウソウチクは中国原産。
50−1) オトギリソウ科の常緑樹。沖縄では,防風林として家の周りに植えられる。
51−1) コナラなどドングリのなる仲間は,取り蒔きでないと虫に実が食われてしまう。
52−4) へクソカズラの実はくっつかない。
53−1) チガヤ,ツバキ,ノカンゾウは葉を,カラスノエンドウは実を用いる。
54−2) 毒性のあるもの:トリカブト,ハシリドコロ,ムラサキケマン,タケニグサなど
55−1) アサ(麻)からは繊維や。阿片はケシから。
56−3) ドクダミは,毒を出すと言う意味。山菜などとして食用,薬用となる。
57−2) 花の後に熟す実の部分を食す。実の上にある葉のある部分で挿木が可能。
58−2) レモンバームやレモンタイムもハーブティーによい。
59−3) 日本原産のハーブ:アサツキ,イブキジャコウソウ,ヨモギ,セリ,フキ,ワサビなど
60−3) キンレンカはナスターチューム
61−2) 株分けできるもの:シラン,ホトトギス,
62−2) コウシンバラは中国原産で香りがよい。
63−2) リュウジンボク:サボテン科 カゲツ:ベンケイソウ科 シカイナミ:ツルナ科
シッポウジュ:キク科
64−4) 地下で肥大する部分は茎なのか根なのか,よく出る問題。
65−3) シクラメンはサクラソウ科,パンジーはスミレ科
66−5) ベニシタン(コトネアスターの仲間),ピラカンサなども使える。
67−4) 「びっくりぐみ」という品種は実が大きい
68−5) クサギは臭い木であることから。
69−2) アベリアの開花期は6月頃から11月頃までと長い。
70−1) どれも排ガスに強いが,花が美しいのはキョウチクトウ。(人によって美しさは異なるが,)
71−5) ホウセンカの実は,手で触ると種子がはじけて飛ぶことから。
72−2) おなじマメ科の植物。
73−5) ベルギーの国花:オランダと同じチューリップ
74−3) ノビルの酢味噌和えはうまい。
75−4) 諺には植物が多く出ているので,要確認のこと。
76−2) 山菜としてはアカザ,日陰のグランドカバーとしてはシャガがあてはまる。
77−3) 日本の「お屠蘇」も同様で,ビャクジュツ,キキョウ,サンショ,ボウフウ,ニッケイ,ダイオウなどを刻んで味醂酒に浸し,薬汁がしみでたもの。
78−4) アオギリの葉は,一枚の葉に2つの切れこみがある。
79−例 1)マンサク,サンザシ 2)ウメ,タチバナ 3)ヤシャ,キ
4)シキミ,ビャクシン 5)デイコ,フヨウ
80−1)ラフレシア 2)バオバブの一種 3)フタゴヤシ 4)ヤクスギ 5)オオオニバス
(おまけ:ことわざ)
「十日の菊,六日の菖蒲」 陰暦の9月9日は重陽の節句で,菊を飾る習わしがある。5月5日の端午の節句は菖蒲。10日目の菊,6日目の菖蒲ということで,時期遅れで間に合わないこと。
「柿が赤くなれば医者が青くなる」 カキにはビタミンAやCが豊富で,カキを食べると病気になりにくいため,カキが赤くなると医者が暇になり青くなる。
「やはり野におけ蓮華草」 レンゲの美しさは,一面に咲き広がっていることで,1輪や2輪を部屋に飾っても自然の群生の美しさにはかなわない。
「念仏者と藤の花は下がるほど見事」 低く垂れ下がるフジの花と,念仏を唱える行者がへりくだることをたとえた。どちらも下がるほどよい。
「濡れ手で粟」 アワの種子は粟粒とたとえられるほど小さくつかみにくいが,手を濡らしてからつかめば一度にたくさんの粒をつかめる。苦労せずに利益があげられるたとえ。
「いずれが菖蒲か杜若」 ハナショウブもカキツバタもアヤメ科アヤメ属の植物で見分けがつきにくいことから,よく似て見分けのつかないたとえ。
「青は藍より出でて藍より青し」 布を青く染める原料は植物のアイを発酵させてとるが,染めた青い色は原料のアイよりも青くなることから,元のものより優れることをいう。
「小豆の豆腐」 アズキは,豆腐の原料のダイズと同じマメ科に属するが,アズキからは絶対豆腐は作れないことから,絶対あるはずの無いことのたとえ。
「蓼(たで)食う虫も好き好き」 タデの仲間は一般に辛味が強く虫が食べそうにないが,これを好んで食べる虫がいることから,人間の好みの違いを言うときに使われる。
「栴檀(せんだん)は双葉より芳し」 この栴檀はビャクダン(白檀)のことで,有名な香木であり,双葉の芽生えた頃から香りが高い。このことから,立派な人物になる人間は子供の頃から優れているということ。
「その葡萄は酸っぱい」 イソップ物語の『きつねとぶどう』の話のなかで,きつねが手が届かないブドウを指して悔し紛れに「あの葡萄は酸っぱくて食べられないよ」と言ったことから,負け惜しみのせりふに使われる。
「医者と南瓜は古いほどよい」 カボチャはビタミンAを多量に含んでおり,よく熟してから収穫するとよいことから,医者もベテランの古い医者ほど治療が上手なこと。
「柳に雪折れなし」 ヤナギの枝は弾力性に富んでいて,雪が降り積もっても折れないことから,柔軟なもののほうが堅強なものより耐久性があるたとえに使われる。「柳に風」もこの性質から,他人と自分の意見が違っていても逆らわずその場をうまくあしらうときに使われる。
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