まず、文章の書かれている内容を、頭の中で一つの「絵」としてイメージできるようにしましょう。
一つの「絵」としてイメージするためには、抽象的なものを、具体的なものに置き換えようとして、
自分の頭の中で視覚、聴覚、嗅覚と言った、いわゆる「五感」を働かせなければなりません。
「理解する」と言うことは、自分の五感を最大限に使って、相手が伝えたいことを、
自分の中で消化することです。
国語の勉強は、本当は日々の生活の中で、何気なく会話している時も、TVを見ている時も、
音楽を聞いている時も、どんな時でもできることで、それは、相手が伝えようとしていることを
どのように自分が理解するか、と言うことです。感情豊かな柔軟な心をもつには、
どんなものにでもたくさん触れることが大事なのです。つまり、たくさんの本を読むことでなく、
たくさんの音楽を聴いても、たくさんの絵画を見ても、たくさんの対話をしても、
どう言う分野でも自分の心を開放して伝わってくるものを素直に受け止めることです。