独り言


2011.5.1〜2011.5.5

5月1日
東京のどんよりと垂れ込めた雲を切り裂いて飛び立った飛行機はそれまでの陰鬱とした空気をも拭い去るように西へ西へと進んでいきます。丁度窓側の席でしたので、雲間から太平洋側の海岸線、瀬戸内海の島々が見えてきます。今回の帰省も一人旅でしたので、昼ごろ空港に着いてレンタカーを借りて、ぶらぶらドライブしながら実家へ到着。

日産のマーチ借りた時はこんなにきれいでしたが、返す時は黄砂でドロドロでした。

空港では電気も煌々とついて、冷房も効いて、東日本の震災なんて全く無縁の空気が流れていました。(「がんばろう日本」のステッカーはあちこちで見られましたが)これは阪神大震災の時の我々と同じ感覚なのかもしれません。
久々の実家ではいつのまにか大きなテレビがあり、既に地デジの準備は万端でした。
(うちじゃまだブラウン管のテレビ見てるのに)

5月2日
巷では普通の月曜日でしたので、朝から携帯には電話が数多くかかってきまして、「今日、やってますか?」
一ヶ月前から掲示はしてありましたが、思ったとおりの展開でした。

5月3日
全国的に雲の多い日でしたので近場を探索しましょうということで、子供の頃に行ったことのある2つの滝を見て、その後ワイン工房を見学(試飲したかったのですが飲酒運転になりますので断念)しました。うちの田舎では珍しい日本蕎麦屋にもお邪魔しましたが、ここは正月に行ったときよりも美味しくなっていましたね。つゆは少し辛めで辛味大根もしっかり辛くて個人的には大満足でした。

最初に行ったのが西椎屋ノ滝



少し遠くの展望台からの撮影。
その後下へ降りていきますと。



下の展望台へは、かなり急な階段が続いていて、足腰の悪い高齢者には到底無理なところでした。特に帰りの上り階段はかなり辛かったですね。息も絶え絶えっていうのはまさにこの状態。

次が東椎屋ノ滝


途中の川の流れが凄くきれい。



こちらは鳥のさえずりや川のせせらぎが聞こえてくるようなひんやりとした山道を歩いていくと目の前にきれいな滝が現れます。

5月4日
この日は絶好の行楽日和で、はじめて国東半島めぐりをしてきました。

小学生の頃、姫島(内田康夫シリーズでも有名)というところに少年野球の試合に行ったことはありまして、その時に国東半島の端っこから船に乗った記憶が微かにある程度でした。他は空港を利用する時に山道を縦断するくらいで、観光なんて滅相もない。
国東だけでなく、県南地方やくじゅう方面は全く知らないものですから、ここは少しずつでも訪れておこうということで、
「るるぶ」を参考に一人旅に出ました。

これだけ晴れていれば姫島だけではなく、山口の方まで見えるはずでしたが、黄砂のため、島影がぼんやり見えただけでした。



その後、弥生時代の遺跡の資料館で時間をつぶした後に両子寺や文殊仙寺へ。なんでも文殊仙寺は「三人寄れば文殊の知恵」の発祥地だそうです。山の中のお寺めぐりだと足腰がきついです。
これは実家で食べ過ぎた体にはいい運動になったみたいですが、体重計に乗るのがちと恐いです。

5月5日
最終日は何もすることがなくうちでまったり。
昼過ぎに家を出ましたが、両親に外で見送られるっていうのはちょっと気恥ずかしい気持ちですね。
車が遠くに走り去っていくのをずっと見ているのかと思うと胸に熱いものがこみ上げてきました。
こうしてGWは終わってしまいまして、明日から仕事、仕事。

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