ショートインプレあれこれ その2 ボディ補強・操舵アクセサリ編
■ フロント・ストラットタワーバー スバル純正

新車購入時より、長らく装着していました。
かっちりとした仕上がり、取り付け部のフィッティング、写真の様に偏芯軸を使用した微調整部など、さすが純正品といったところです。
しかし、インタークーラーを跨ぐ格好なので、せっかく取り込んだ冷却風の流れを邪魔しています。
タービン交換時にインタークーラーの容量不足が判明し、ボトルネックとなっていましたので、I/Cに少しでも風を当てる為に、お役御免となりました。
■ フロント・ストラットタワーバー クスコ 660 540 AN

目の字 (日の字?) 断面のアルミオーバルシャフト。純正品に比べると、取り付け部の鉄板が少し薄くてヤワイですが、不満はありません。
クスコのカタログでは、適用年式が GC/GF 後期型用になっていますが、初期型でも問題なく装着できます。
■ フェンダーサポートバー マルシェ スーパー筋金くん

写真の右側は純正部品を重ねてあります 共着も出来 ない事はないみたいですが 配線ダクトが邪魔をします
ステアリングの切込みに対するクルマの追従が、劇的と言える位に良くなり驚嘆した。振り回すともうグリグリ頭を向ける。これは楽しすぎる、お勧め!
類似品が雨後のタケノコのように発売されたのも頷けます。
DIYでの取付けは一見簡単そうですが、狭いので手探りになる上に、ボルトが遠くてなかなか手が届かないので意外と時間がかかります。良く確認しても、電線を通すダクトの位置を間違え易いです (皆さん間違えるようです 私も間違えました)。

写真右側の様にダクトを跨いで付けるのが正解。左側の様に
付けようとすると、ダクトがタイヤハウスのカバーに干渉します。
半年ぐらい経ってから外してみると、ドアヒンジの上から締める付属ボルトのセレート山が 筋金くんの鉄板を深く掘ってしまっていました。8マークのセレート加工のボルトを使うのだから もう少し硬い鉄板を使って欲しいところです。
副作用として ステアリングの遊びが減るのと同じなので、普段の運転にも気が抜けなくなり ちょっとだけ疲れが増えます。わき見をしたり携帯電話を見たりすると危ないです。
■ フロント・ロワアームバー オクヤマ

フロアバーと同時装着。写真ではフロアバーが、まだ片方しか付いていません (すみません、我慢できなかったんです…)。
5点支持の一番強力そうな物を選びましたが、マルシェの4点支持で十分だったかもしれません(オイル交換が楽そうだし)。
普段運転する分には意識しませんが、他のクルマを運転したりすると、自分のクルマの直進安定性が、かなり向上している事を認識させてくれます。
数年もすると結構錆びて来ましたので、装着前にクリアアンダーコートでも吹いていたらよかった。
■ リア・ロワアームバー クスコ 660 476 A

御多分にもれず値段が安かったので装着(笑)
違いがわからないという人も多いみたいですが、これはわかりました。
毎日通勤で急な登りのS字カーブを2速で駆け上がるのですが、取り付けた翌日は、いつもとお尻の感覚が違います (言葉で表現するのは難しい。すぐに慣れたし…)。
取り外してみたらまた違いが分かるのでしょうが、めんどくさいので…。
■ ピロボール スタビライザーリンク プローバ

フロント リア
純正の樹脂製は、スタビを強化したら頼りなさげだったので交換。
本体部分はオールアルミの全面削り出し。仕上がりの見事さで、機械屋として変なところで脱帽しました。
フロント側は、純正品と同じ長さに合わせる様、取説に指示がありますが、一番短くした状態でも、純正より4mm 長いです。
ネジ穴をタップでさらえて2mm まで詰める事ができましたが、どうやら本品はアルミ製ロワアーム用みたいです。鉄製ロワアームに取り付けても、今のところは支障ありません。
■ ラテラルリンク トレーリングリンク STI

以前からあこがれていた、下からチラリと覗くピンクの棒を付けてみました。私はヘタレなので、3ピローです。
純正品はゴムブッシュの ”ねじれ” でショックとリンク類の動きを吸収していますが、ピロボール化する事で、ショック本来の動きと、しゃきっとした走りが期待できます。
しかし取り付け直後は、フン詰まりのような動きのダルさに、悪い意味で 「何だこりゃ?」 と、いった感じでしたが、数キロも走るとしなやかに動き出しました。 これ、いいです。
副作用で、ロードノイズが かなり増えます。ゴムで吸収させていたのね。
■ リアメンバーサポート ドゥ・ラック
■ サブフレーム ロックボルト AVO

ロワアームバー取り付け時に、リアメンバーが意外とヤワな事に気が付いたので装着 (手で押さえるとリアメンバーが歪むのです、GDB スペックC では、ここの鉄板が強化されています)
ラテラルリンクの前後の付け根とリアメンバーを、メンバーサポートで固定し、強化します。
サブフレーム ロックボルトの取り付けには、トルクレンチが必須です。
私の場合は締めすぎて、ロックボルトのネジを2本共ナメてしまい、ナメたネジが中で空回りして抜けずに、大往生しました (一時はサブフレームを外そうかと思ったほどです)
このボルトは材質が柔らかく、指定のトルクではネジを舐める直前の手ごたえです。
ボルトの緩み止めに、弱強度のロックタイトをネジ部に塗布し、胴体部分には、カジリ防止にモリブテングリスを塗ってあります。
同時装着でしたが、取り付けた感想は、一気にボディーがごっつくなった感じで剛性感が増します。
買い直したロックボルトは、クロメートメッキの仕上げが非常に雑だったので、ゴールドで塗装してみたら茶色になってしまいました。
■ リヤフレーム補強バー クスコ

上側の青い横棒がそうです。これは違いがわかりませんでした (鈍感)。
白い横棒は純正品のスタビライザーです。
実はこれ以前に、クスコの φ21 3段調整式スタビを付けていたのですが、コーナーで前兆なしにリアがいきなりブレイクして、死ぬかと思いましたので、これを疑い純正に戻しました。
純正に戻すのが口惜しかったので、白く塗装しています。
■ リアスタビライザー 強化マウント GDB Spec-C用
■ リアスタビライザー 強化ブッシュ AVO

新型用純正部品の流用チューンです。写真では解りづらいかも知れませんが、部品を2重構造にして、倍以上の強度にしているように見えます。
強化ブッシュの方は、内側に細かいアヤ目のグリス溝が入った、きしみ泣きが全くしない優れものです、オージー製にしては芸が細かいです。
ただし、ポリウレタン製なので最初は色が綺麗なのですが、すぐに加水分解が始まって、くすんだ色になってしまいます。
■ トレーリングリンク マウント GDB Spec-C用

これも純正品の流用チューンです。
従来品よりもトレリンの取り付け位置を高くして、ショックとトレリンの取り付け角度を 90 度に近づけ、足の動きの向上を狙った部品です。
上の強化スタビマウントと合わせて、強化スタビライザーの代わりとしてこれで十分です。安上がりでおすすめです。
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