パーツ ショートインプレあれこれ 1
吸排気・冷却・動力系編







■ 軽量フライホイール  STI ST1231055010


エンジンフィールのもっさり感が影を潜め、アクセルレスポンスが向上。
これはいい、誰にでもお勧めできます。低速トルクは下がる事になりますがアクセルを踏む楽しさの方が上回ります。

クロモリ製フライホイールは、熱変形や耐摩耗性といった耐久性の点で純正の鋳鉄製に劣ります。KITサービスさんから純正加工の軽量フライホイールが発売されていますが、先に知っていたら私はこちらを選んだかもしれません。

余談ですが、材料のクロームモリブテン鋼は熱処理の温度範囲が狭く、熱処理をやりにくい材料のひとつです。
中にはコストダウンで熱処理工程を省いてしまうメーカーさんが… なんて事がいかにもありそうだなと機械屋の私は思ったりするのですが、その点 STI なら安心感があります。

セミメタのクラッチディスクを使っていた頃は、ジャダーを ”ぎゃいぎゃい” 鳴らしながら走っていたので熱変形が心配になり、カーボンクラッチへ交換する時にディーラーのメカさんに特にお願いして、念入りにフライホイールの変形を見てもらいましたが、異常はありませんでした。





■ 強化クラッチディスク  KITサービス オリジナルカーボン


これに替えるまでクラッチディスクは、ノーマル → STI セミメタリックφ225
→ 軽量フラホ+ STI セミメタφ230 と遍歴しました。
STI のセミメタはジャダー(びびり鳴き) を気にしなければ、スパッと切れてドンとつながる感触が非常に気持ちが良く、大変気に入っていました。

セミメタディスクの減りは早く 12,000〜14,000km 程度しか持ちません。
ある日 ヒールアンド・トーの練習をしていたら半時間でクラッチが滑り出してしまい目が点になりました (まあヘタ なんですが…)。



KITさんではこのディスクに組み合わせるクラッチカバーは純正品を推奨しています。私が圧接力を重視していると相談したところ。

> 厚着を純正以上にという事であれば STI ST3021055010を使用する。
> 同時にレリーズベアリングは絶対に交換。
> フライホイールのセンターベアリングも交換する。
> つまらないトラブルはこうした小額部品により起因する場合が多い。
> 走行会に参加するお客様などには 5,000km 毎のクラッチフルードメンテを推奨。  フィーリングは凄く変わるので試してみて下さい。

とアドバイスをいただきました、ありがたやありがたや。
取り付けた感想は、湿った感じが普通っぽくてなんだか物足りません。耐久性はよさ気なのですが。
ジャダーも全くありません。

KITさんと相談したクラッチカバー ST3021055010 との組合せだと
クラッチペダルの切れる位置は目いっぱい奥になります。
常に左足をつま先まで伸ばしていたら足が吊りそうになりますので、クラッチペダルのゴム板を厚い物 (通称 ”短足君” )に取り替えています。
そしてクラッチペダルを踏み切ると 一番奥で ”ゴリッ” と言ういやな感触が…

後日インタークーラー脱着時に、ミッションのリンクロッドとピッチングストッパーのボルト先端が干渉ているのを発見! いやな感触の正体はこれでした。


ピッチングストッパー取り付けボルトの向きを、左右逆向きにする事で解決しました。





■ スバル純正 リビルドエンジン・ミッション・タービン


マフラーから白煙をもうもうと噴きだして、見ず知らずの後続車に
クルマが燃えているよ!
と言われた時の話。ディーラーさんに持ち込んで、まあエンジンは覚悟していましたが。

ディーラーのメカさんがボンネットに耳をくっつけてアイドリング音を真剣に聞いている…。

「ミッションのギヤもうだめですね」
「それってミッション・・・ブロー?」
「そうです」
「 ガ━━━(゚Д゚;)━━━ン!!!!! 」

「タービンもオイル吹いてますね」
「・・・・・・それってタービン・・・ブロー?」
「そうです」
「 ガガ━━━(゚Д゚;)━━━ン!!!!! 」

トリプルブローはさすがにこたえました。
しかしいざ乗せ替えてみると、手組みなので調子は平均以上だし中身は
ほぼ新品。別の車に替えないでよかったと今では心底思っています。

これがきっかけで車に対する考え方もかなり変わったと思う。
修理して乗れる限りは長く乗りたいと思う今日この頃。

しかしディーラーのメカさんがアイドリング音だけでミッションブローを見つけたのにびっくり。全然気が付かなかった。





■ タービン  A'PEXi AX53B70 + フルコン HKS F-conVpro

エアフロレスDジェトロ化



A'PEXi タービンタービンキット AX53B70-P18 705-F003 をマルシェさんで現車セッティングしてもらいました。 他に燃料ポンプ、インジェクター等も変えています。

このタービン実は IHI 製で、GDB用よりも一回り大きなコンプレッサーに、STI Ver.4 以降と同じP18ハウジングを使用、コンプレッサーブレードとハウジングのスキマを極小に抑えた、エアリック仕様です。

このタービンをチョイスした理由は、某掲示板でいつも辛口の人が、珍しく
けなしていなかったからです(爆)。
結果は大正解。今までとは次元の違う加速を得、踏んでも踏んでもまだまだパワーが出る感じです。

マルシェさんが申すに、トルクカーブ表の 4200〜5300rpm の間で山が切り取られた様になっているのは、インタークーラーの容量不足が原因だそうです。





■ インタークーラー ARC M075GC8G03



トップマウント純正交換タイプ。
交換直後には中速域のトルクアップ、ブーストの立ち上がり速度の上昇が体感できました。

しかしアペックスタービンに交換後は、盛夏に冷却不足を露呈し、最高回転近くでノッキングが発生する問題が出て、現時点でのボトルネックとなっています。
カンカンカン! とはっきり聞こえるノッキングはクルマにも心臓にも悪いです。




フレックスさんに放熱塗装をしてもらいました。こういう地道な作業って大事だと思う。

インテークパイプ下側に光っているパッチの様な物は、この部分でトランスミッションのボルトと干渉して、傷跡ができているのを発見したからです。ボルトの頭を削り、パイプ保護用にステン板をたたき出して巻いてあります。

後はウオータースプレーを構想中です。





■ 銅2層ラジエーター 

KOYO RAD (江洋ラヂエーター) TYPE-S Flex放熱塗装Ver



純正のラジエーターはサイドタンクに亀裂が入って一度交換していますので、これは3代目になる予定でした。
しかし取り付ける前に我がインプのエンジン死亡。 今は取り付ける日を夢見て玄関で眠っています。

銅2層をチョイスしたのは、アルミ製の純正では吸熱してしまい、盛夏に観光バスの後ろを付いてゆっくり峠を登っていたら、水温が 115℃ をオーバーしてしまった経験をしたからです。





■ スロットルバルブ現品加工

ばくばく工房 スーパーレーシングシャフト



バタフライの軸を極限まで薄く削り、バルブ内径を 1mm 拡大したものです。

しかし我がインプのエンジンはまだ死亡中、復活の日を夢見て以下同文
… 。





■ 藤壺  レガリス・スーパーR


メインパイプ径 Φ76 。あこがれの砲弾斜めカチあげマフラーですが
見てくれだけの残念なマフラーです。

外観・仕上げに関しては惚れ惚れする位非常に良いです。目の前をゆっくり通り過ぎるのを外から見ていると、排気音もなかなか勇ましく、アイドリング時に耳を澄ませると、小さく「パタパタパタ…」という音が混じっているのが可愛いのですが…

発進直後の低速トルクの落ち込みに非常にがっかりしました。中速域はまあまあ、高速域になると、ふん詰まり感があります。

まあ買ってしまったものは仕方がないので1年半も乗っていると、パイプ内側の吸音コーティングも飛んでしまったのか、アイドリング時の低音がかなり響くようになりました。会社の事務所に入ると、事務所内のあちこちでびびり音がして、まさに戸板を震わせる状態でした。







■STI  GDB用 ゲノムマフラー




メインパイプ径 Φ60 砲弾型まっすぐ出しマフラー
さすがは純正、外観よし。でも純正に戻したようで走りは普通。

踏み込むと ”ゲボーーー!”という音が勇ましいですが、あまり上品な音ではないので私は気に入らず。すぐに変えてしまいました。

私の買ったGDBセダン用はGF8には全長が若干短く、後端のゴムリングが少し前向きにつっぱります (どうりで買う時にセダン用かワゴン用かを聞かれたと思った) ゴムリングは柔らかい純正を推奨。






■マルシェ  J-POWER MUFFLER




メインパイプ径 Φ76/出口φ100 砲弾型まっすぐ出しマフラー
全域でいいマフラーだと思います、なんだか少し抑制が付いているような感じがします。今はこれに落ち着いています。





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