五竜岳山頂から唐松岳・白馬岳
猿倉 | 7:45着 | 8:20発 |
白馬尻 | 9:17着 | 9:22発 |
白馬山荘 | 13:05着 |
白馬駅から猿倉までバス。補助席まで使って定員どおり乗客を乗せて出発。途中一本道でバス6台、タクシー11台とすれ違った。猿倉着と同時に雨になる。弁当の朝食をとってから出発。
白馬尻から、大雪渓途中まで大雨。雷鳴も。冷雨で風も少し強く、非常に寒さを感じる。雪渓途中で2回足を滑らせる。石室近くにシュルンドが30cmほど登路を横切って口をあけていた。葱平付近の登路はまるで濁流の川そのもの。人が列をなす。
村営山頂宿舎は満員みたいに混雑していたので、白馬山荘に宿泊する。満員に近かったが、別に困ることはなかった。今日は1畳に3人寝る混雑だと小屋番の人が言ったが、かつて経験した混み具合ほどもなく安眠できた。
天候回復を待って、白馬山荘で連泊する。8時ごろから13時ごろまで山荘内はひっそりする。することなく暇。暖かい飲み物が欲しくなり、ホットレモンと甘酒を注文。
13時15分くらいから急に入荘する登山客が増え始め、昨日と同じ混雑になった。今日は1畳に2人だと言っていた。昨夜より楽に寝られるかと思っていたが、隣の2人連れがラジオでナイターを聴いていて、すぐには寝つけなかった。
白馬山荘 | 3:45起床 | 6:00発 |
白馬鑓 | 7:25着 | 7:50発 |
天狗山荘 | 8:17着 | 8:40発 |
天狗ノ頭 | 9:02着 | 9:10発 |
不帰キレット | 10:15着 | 10:25発 |
不帰ピーク | 10:40着 | 10:50発 |
不帰の途中 | 11:25着 | |
唐松岳 | 13:15発 | |
五竜小屋サイト | 15:33着 |
目覚めてすぐ外に出てみる。昨日までのガスが晴れ、星が見える。朝食をとってすぐ山頂を目指す。4時47分過ぎ御来光。雲に隠れて南アルプスや富士山までの遠望は利かなかったが、北アルプスはほとんど見渡せた。
白馬岳山頂から御来光
滝雲が流れる
丸山を過ぎる頃、右足首に痛みを感じたので何かと思ってみると、靴の中に小石が入っていた。杓子はトラバースせず山頂を目指す。下りにコマクサの小群落があった。白馬鑓に到着。風が強く、ガスに巻かれてすぐ視界がなくなる。風が強いだけに、じっとしていると寒くてたまらない。天狗山荘で休んでいるうちに、ガスが晴れた。
天狗ノ頭
天狗の大下りがなかなか大変な下りで、時間がかかる。不帰ノ劍には鎖や梯子が架かってよく整備されている。それでも悪天候の日の通過は危険箇所に違いない。
不帰ノ劍
やっとの思いで唐松岳に到着。軽い昼食をとる。唐松から五竜までの稜線は起伏があり、思ったほど楽ではなかった。幕営。風が強くなる。ガスも出て視界がなくなる。
唐松岳
五竜小屋サイト | 6:55発 | |
五竜岳 | 7:35着 | 7:57発 |
八峰キレット途中 | 9:25着 | 9:40発 |
キレット小屋 | 10:20着 | 10:35発 |
鹿島槍の鞍部 | 11:40着 | 12:21発 |
鹿島槍の北峰 | 12:26着 | 12:27発 |
鹿島槍の鞍部 | 12:35着 | 12:47発 |
鹿島槍の南峰 | 13:10着 | 13:20発 |
冷池山荘 | 14:10着 | 14:30発 |
爺ヶ岳南峰 | 15:30着 | 16:10発 |
種池山荘 | 17:10着 |
快晴。御来光を白岳のピークで迎える。
御来光
五竜小屋の便所が面白い。しゃがんだ位置に大きな窓があり、正面に五竜岳が、遠くに毛勝三山が眺められる。薬剤が投入されているらしく、便所臭さも(うるさいハエも)ない。出発に手間取り、テントの撤収はほとんど最後になった。
鹿島槍ヶ岳
五竜岳の三角点標石は地上に出ていた。五竜岳からキレット小屋までは、小さなピークの岩場を何度も登ったり降りたりするので時間がかかる。天気が良すぎて暑いくらい。キレット小屋で日よけ。ここから先は八峰キレット。不帰キレットと同じような岩場もあるが、鎖の他につかまるものが(ほとんど)ない。文字どおり鎖にすがりつきたくなるような難所。
鹿島槍ヶ岳から踏破して来た稜線を振り返る
鹿島槍の鞍部には大きな雪田がある。半分ほど水が残っているポリタンに雪を詰める。
鹿島槍ヶ岳(南峰)をバックにセルフタイマーで記念撮影
北峰に雷鳥がいた。南峰に着く頃には日焼けがひりひりするようになった。冷池山荘まで急ぎ足。爺ヶ岳までゆっくり登り返し、山頂でたっぷり休んでから種池へ。
爺ヶ岳に続く稜線
サイト場は小屋から少し離れた棒小屋乗越にある。幕営するのはやめて、小屋泊まりにする。種池山荘は3階建て。3階の大広間は快適。あまり混んでいなかった。
種池山荘 | 6:00発 | |
扇沢 | 7:01着 | 7:05発 |
扇沢バス停 | 7:15着 |
予定は針ノ木までだったが、日程が延びたので、ここから下山する。
種池から八ヶ岳・富士山
山荘から扇沢まで2時間30分のコース。1番のバスに間に合わせるため、駆け下る。扇沢は朝早くから賑やかだった。