78年目の被爆証言集を発刊

「全ての人に知って欲しい! 被爆の実相」の記録集が、福岡市原爆害者の会から、8月に発行されました。(B5版、59人の体験記録、全281頁)



 広島・長崎での原爆の被害を受けてから早や78年を年を過ぎ、多くの都市が焦土と化した戦争の悲惨ささえも実感出来ない世代が日本の全人口の9割を超えました。ややもすると忘れ去られてしまいそうな今、是非目を通して欲しい貴重な被爆体験記録集で、核兵器(原爆)の無差別殺傷力の恐ろしさ、そして永年に及ぶ放射能等々、如何に非人道的兵器であるかを実感していただけます。
 表紙をめくると、「人類史上唯一の被蓋を受けたヒロシマ・ナガサキの惨禍を被爆者が赤裸々に語る」と記されています。
 「これまでと同じ10年毎の被爆記念誌発行だと2年先になる。2年後、体験記を書いてくれる人は一気に少なくなることが容易に想像される。「一人でも多くの、あの悲惨な体験と脳裏に焼き付いた思いを記録に残してあげたい」と思い、発刊を急ぎました。

 ヒロシマ・ナガサキの悲劇を心に刻んでいただき、核兵器のない平和な地球に生まれ変わることを願ってやみません。
 この証言集は会員及び体験寄稿者に配布するための発行部数限定の「非売本」で、既に体験記をお寄せいただいた本人や関係先にはお届けしていますが、書店などでは販売していません。
 一人でも多くの方々にこの貴重な体験記を読んでいただきたいと思い、少し多めに印刷していますので、ご希望の方は下記までお申込みください。
定価はありませんが,今後の被爆伝承活動費の一助として、ご芳志をいただければ幸いです。(1冊1千円以内で・・・)ご協力をお願いいたします。

 今後の生き甲斐に、また日々豊かに過ごすために、「私にも出来ることがあれば活動に参加してみたい」と思っていらっしゃる方は気軽に申し出てください。
www7b.biglobe.ne.jp/~hibaku/home/osirase2/kataribebosyuu2/index.html

 合せて、読後のご感想をいただければ幸いです。

   福岡市原爆被害者の会事務局
    福岡市中央区荒戸3丁目3-39
   電話番号:092-711-0425
fax: 092-715-6560
       URL:www7b.biglobe.ne.jp/~hibaku/