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はじめに 2009年10月27日に奈良市の「 奈良万葉若草の宿 三笠」で高校の同窓会(同期会)が開催<全国から87名の同期性が参集した>されることとなり、それに奈良の観光も組み込まれることになり、27,28日の両日古都奈良を散策する機会を得た。前に奈良を訪れたのは大学生時代の昭和36年の春だったと記憶しているので、実に約48年ぶりという驚くほど長い年月を経ての再訪問ということになる。だから、東大寺と法隆寺の幽かな記憶以外は、奈良についての印象は全く残っていないという状況であった。 また、この機会を捉えて京都も少しだけ散策してみようという気分になって、29日に半日コースの観光バスに乗って京都駅に近い名所を少しだけ廻った。京都は、東海道線の途中駅でもあり仕事で大阪に出向いた時などにも幾度か訪れたこともあるし、近年でも非破壊検査(株)が毎夏行っていた妙心寺での一泊二日の物故者法要に何回か参加したので久しぶりということではないが、寺や神社を訪ねるという旅は、意外にも大学生時代以来46,7数年ぶりということになった。 |
出発前の25日、26日は台風の接近で天気が悪く、気温も低かったが、27日からの3日間は天候にも恵まれ気温も上がって、絶好の旅日和となり、古都奈良・京都を暫し堪能できたことは幸運そのものと言えよう。 この3日間で訪問した場所は順次下記のような場所である。 1) 27日: 唐招提寺 ⇒朱雀門 ⇒東大寺 ⇒ 万葉若草の宿 三笠 <同窓会、宿泊> 2) 28日: 若草山 ⇒春日大社 ⇒薬師寺 ⇒ 法隆寺 ⇒天王寺 ⇒新大阪<宿泊> 3) 29日: 金閣寺 ⇒銀閣寺 ⇒清水寺 ⇒新幹線<帰路> 訪問地については、改めて個々にコメントすることもないが、無計画に撮影した写真とともに簡単な思いなどメモを記した。 |
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唐招提寺金堂 鑑真ゆかりの寺院で律宗の総本山。鑑真は鹿児島県薩摩半島の南端の坊津に上陸したということで鹿児島でもよく知られている。2010年を金堂は2010年を目途に大修理中。 |
唐招提寺庭園一部 手入れの行き届いた苔が美しかったので撮影した。京都の金閣寺や銀閣寺の苔とは種類が違う。落ち葉一つもないほどによく掃除もされている。 |
朱雀門とガイド 平城遷都1300年祭の記念事業の一環で平城宮の朱雀門を復元したもの。ガイドはシニアボランティアのガイドで、二日との同じように世話になった。 |
平城宮の第一次大極殿正殿 平城京の政治・儀式の中心となっていた建物で、現在は建設中で未公開。2010年の1300年祭の開催に間に合わせて一般公開されるという。 |
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奈良公園の鹿 奈良は奈良公園、奈良公園は鹿と連想するが、東大寺訪問時に隣接する奈良公園から観光客から餌をもらうために集まってきた鹿達 |
東大寺金堂 いわゆる奈良の大仏さんが収められている華厳宗の総本山。これと南大門はテレビや本で目にすることも多く、今でも記憶の残っていた。 |
若草山頂上から奈良市街 山頂からの眺望も素晴らしい若草山、野焼きにはまだ早く、緑が多い。遠くに見える奈良市は人口約37万人弱の中都市。 |
若草山にも鹿が 若草山の頂上近辺にも鹿の群れが見られる。 |
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春日大社参道 長い参道の両側は多くの石燈籠<大社全体で約2000個ある>が整然と並び趣ある風情を醸し出している。 |
春日大社南門 外国人を含む多くの観光客で混雑した南大門。 |
春日大社の釣り燈籠 中門・御廊の釣り燈籠。大社全体で約1000個あるという。石燈籠を合わせると約3000個。 |
薬師寺金堂 龍宮造りと呼ばれる美しく風格のある建物。薬師寺白鳳伽藍は金堂、東塔などで統一されている。 |
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薬師寺東塔 六重に見えるが実際は三重の塔であるという。只今、大修理中。 |
薬師寺門柱 理由もなく写真に収めたくなった。暫しの息抜き。 |
法隆寺金堂 ご本尊を安置する聖なる殿堂。中には、聖徳太子のために造られた金銅薬師如来座像等が収められている。 |
法隆寺五重塔 我が国最古の五重塔。飛鳥時代から多くの地震や風雪に耐えて現在にいたっている。 |
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金閣寺 改めて言うまでもなくその美しさは目を見張る。池、植え込みとの調和も抜群。特に雪景色が良いらしい。 |
金閣寺の庭園の苔 庭内の何処を見ても美しい苔に覆われていて、その場を離れがたい思い。芝の種類は奈良の唐招提寺とは異種。 |
金閣寺の夕佳亭<茶席> 江戸時代の茶道家が好んだ数寄屋造りの小さな茶席。外国人観光客の姿もちらほら。 |
金閣寺の休憩所 木陰の席で抹茶で一服。気候のよい今の時期が一番と思うがこの日は客は疎ら。 |
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銀閣寺入口 参道を抜けて総門、そして中門を入ったところから、銀閣寺は手入れの植え込み(松)と美しい庭が広がる。 |
銀閣寺の庭園一部 金閣の前面に配置された松を中心とした植え込みと錦鏡池はその場を去りがたい美しさが漂う。 |
植え込み越しの銀閣 幽かに錦鏡池を見ながら金閣を望む。 |
銀閣寺の庭園の苔 今回の旅で一番の感動であった銀閣寺の庭園の一部。広い庭内何処もよく手入れされて美しい苔庭が魅力的。 |
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清水寺本堂 多くの中国人観光客が目立った清水寺。 |
清水寺本堂 奥の院側から撮影した風景。清水の舞台と俗称される様がよく理解できる風景。 |
清水寺の音羽の滝 幸運・安全を願う多くの人々がこの水を求めて列をなしていた。 |
清水寺の門前 門前町はお土産店が軒を並べ呼び込みもみられる。特に、焼物(陶器)店と名物ヤツハシの店が目につく。 |