独白
求めたものは巨大な力
失くしたものは人の愛
失くしたものは大きくて・・・
大きすぎて・・・・・・・・・・・
どうにもならなくて
どうにもできなくて
いつからか
そんな『自分』が普通になって
傷つくのが怖くて
傷つけるのが怖くて
他人(ひと)から離れ、離れられ・・・
『自分は強い』
だから他人に頼らない
頼る必要もない
そう、
『自分』に言い聞かせてきた
だから
あいつに『仲間』と言われたとき
鼻で笑ってやった
そんなものは弱い奴らがなるものだ
と
それを聞いた時
何故かあいつは泣きそうな顔をして怒った
その顔が頭から離れなくて
瞼に焼き付いて――――