中一数学 文字式 (説明)
文字式 (説明)
小学校でもある程度学んだ文字式、x,yなど使ったと思います。
その前は□などで表していて"虫食い算"などと今でも呼ばれています。
さて、せっかく前の章で「四則の計算」を学びましたから、ここでも四則の計算を文字を使いながら作り、解くことにしましょう。
まず、文字式の書き方の規則があります。例えば
×(かける)は書かない (5×x→5x)
数字(係数と言います)と文字の積では数字を前におく (x5→5x)
数字(係数)のない文字の前には必ず1や、マイナスの場合は-1が隠れている(覚えておくと便利)
割り算は分数で表わす (5÷x=5/x)
※分母と分子を間違えないためのイメージ・・⇒
「5がxという跳び箱を飛ぼうとして÷という踏切板からジャンプしたけど、残念ながら跳び箱(x)の上に乗っかってしまった・・」
割り算と分数の関係は、そんなイメージです。そういう訳で、中学ではなるべく×や÷は使わずに式を表します。
いろいろな数量を文字式で表す場合、大切なのは次の四つです。
実際にその状況をイメージしてみること
速さ・時間・距離の問題のように、「は・じ・き」などの公式を使う
5%なら5/100、5割なら5/10 のように"%"や"割"などを数式に変える
単位に注意する (1km⇒ 1000m、100m⇒ 100/1000 km⇒ 1/10 km、7分⇒ 7/60時間)
kmのkが取れたら小数点が3つ右に、kがmに付いたら小数点が3つ左に動く(これはkgとgにも当てはまります)あるいは、
★ mをkmになおす時には分数にして分母に1000を付ける
★ 分を時間になおす時には分母に60を付ける、と覚えておくと便利です。
時速5kmで歩いて…□分かかった、などと書かれていたら単位を同じにするためにCは参考にしてください。(単位換算といいます)
以上のことは、文字式の利用問題(文章問題)を解く時に役に立ちます。