ああ、また。
そうゆうの、別にいらないんだよね。
なんで、って?
だって、ねぇ?
あまりにも、意味が無いからでしょ。
ただの言葉、なんだから。
誰かの附けた、誰かにとっての意味なんて、いらない。
わかってるよ、本当は。
自分だって、気がついているんだろう?
この関係にたいした意味なんてないってことくらいは。
秀才なんて言われる君の事、それくらい、知ってるよね?
・・・だから、しつこいよ。ほんと。
わかったよ、少し譲る。
だって、俺ってば大人、だからさ。
少なくともそんなにしてまで、譲らないキミよりはってこと。
いいじゃん、そんな事。
とにかく、意味、無いでしょ?ってことなんだけど。
何?・・・今、それ、関係なくない?
いいの。気持ちがいいから。
生きていくために神様が与えたちょっとしたご褒美でしょ、それ。
・・・それ言ったら、元も子もないじゃん。
え?別に信じてるわけじゃないけど、定説ってヤツ。
だから、いいの。俺も気に入ってるしね。
何がって、聞きたいの?
変なの。今更じゃん?
うん?そうね、そうだね。声とか、その瞳とか。
ああ、あと、背中。
あはは、当たり前だし。自分で見えたら気持ち悪いでしょ?
男は背中で語るって、本当だよね。
・・・うん、嫌い、じゃ、無い。・・・かも。
つまり、そんなところ。
え?
ひっかくな?
しょうがないよね、それってば。
だって、興奮すると爪、勝手に出てくるんだから。
「ひむらぁ・・・?」
「ああ、アリス・・・。起きたか?」
こうなると、俺なんてそっちのけ、その茶色の方がいいんでしょ?
もう、嫌になっちゃうよね。
わかってるよ。
本当は誰が一番なのかって事くらい。
馬鹿にしてんの?
猫だって、それくらいわかるんだからね!
Author by emi