立国際ども図書館



●12月13日(日)、yui-bookletのyuiさん主催の「あったかお鍋&国際こども図書館オフ」に参加した。
参加者はyuiさん、くらさん、風太さん、八方美人男さん、スウ、2次会からはづきさん。

当日は快晴でそれほど寒くなく、皆さん定刻に集まり快調な滑り出し。 風太さんの娘さん、はづきさんも2次会から参加できると聞いてますます喜んだ。
そんな感じで浮き足立って歩くので誰も道筋というものを気にせず、例によって「あ、道まちがえてる」となった。
間違えてもあまり気にせず笑い話で済ましてしまう。だからまた間違えるのだろうと言われればそれまでだけれど、そのお陰で青空に栄える黄色に染まった大きなイチョウの木が見られた。私は却ってうれしかったくらい。

●「国際アンデルセン賞」の展示会

作家部門と画家部門がある。小さい美術展くらいの見応えがあった。
絵本だからって鮮やかで単純な絵とは限らない、様々なものが見られたのが面白かった。

この前読んだ『リンゴ畑のマーティン・ピピン』『飛ぶ教室』などがガラスケースにずらり展示されている。『点子ちゃんとアントン』も『飛ぶ教室』と同じ画家さんで表紙がとてもかわいい絵。欲しくなったけれどその後本屋さんでみた『飛ぶ教室』は映画の写真になっていたので残念で買うのをやめてしまった。
それにしても「点子ちゃん」なんてすごいセンスだ、という話が出た時ちょっと前のトリビアで『アルプスの少女ハイジ』は「楓」だった、とか『フランダースの犬』のネロは「清」だったりした事を思い出した。舞台はその国なのに名前を日本語にしてしまうという力技は、昔はけっこう違和感なくやっていたんだなあと改めて思った。むしろ「点子ちゃん」のほうが愛称として親しみやすい訳なので、それが悪いという事は決してない。

風太さんとくらさんは水を得た魚のように展示の本を見て盛り上がってらした。私はマイペースに一人でじっくり見てまわった。
結構解説を読みながらまわっていたら時間が無くなってしまって残りをざっと見たのが残念といえば残念だった。気になった作家と画家をメモしたのでここに覚書として。
【作家】
ファージョン『ムギと王様』、トールモーハウゲン『夜の鳥』『トロルとばらの城の寓話』、ヴァージニア・ハミルトン、トミ・ウンゲラー、アニー・M・シュミット、ボフミル・ジーハ、キャサリン・パターソン『海は知っていた』、エーリヒ・ケストナー
【画家】
クラウス・エンジカート、リスベート・ヴェルガー(このページの絵葉書、ねずみと寄り添うおやゆび姫)、ドウシャン・カーライ(「真夏の夜の夢」の絵がすばらしかった)、クェンティン・ブレイク(軽快なイラストでよく見かける)

●専門ガイドつき児童書閲覧

3階の展示室を後にし、1階の図書室へ。くるりと輪状に設置されたひくい本棚をきゃあきゃあ言いながらまわる。こども図書館なのにうるさい大人が約3名。

たまに自分だけが気になる本を引き抜いて読んだりした。
題名は忘れてしまったけどシベリア抑留体験の絵本があって衝撃だった。うずたかく積もり凍った糞便をくずす孤独な作業の絵、たった一つの飯ごうを数十人で暗い瞳で凝視する絵、など、いろいろの文章を読むよりも直接訴えるものがある。あまり多く市販はされていないと思う、図書館ならではの貴重な本だ。
そのほか、懐かしいモンゴル民話『スーホの白い馬』を読んで泣きそうになったりしていた。
子供の頃読んだのとは違う感想も少しあった。

くらさん風太さんは児童書に本当に詳しくて、お二人と一緒にまわっているとそれだけでいろいろ教えてもらえて楽しさ倍増である。風太さんお薦めの『砦』(モリー・ハンター)を読んでみたくなった。「○○社、いい仕事してるんだけど装丁がねえ〜」とか「ポリアンナは昔はパレアナでしたよね」etc・・
くらさんは細かい絵にいちいち解説がついている、カタログのような絵本がお好きだったらしい。なんとなくわかる気がする。私も懐かしかった『カラスのパンやさん』は”テレビパン”とか”パンダパン”とか見開きページひとつ割いてあらゆる造形のパンを並べている。発見した時は皆で狂喜!した。
安藤光雅の『森の絵本』は細密な森の絵のなかに動物が隠し絵として散りばめられていて、発見する楽しさに夢中になった。こういう絵本もあるのだと思った。
楽しくシアワセーな時間はあっという間に過ぎてしまった。半分ほどまわったくらいで閉館時間になった。

●風太さん&はづきさん親子はうらやましい

その後喫茶店でお茶中にはづきさんと合流した。ちょっとともさかりえ似のかわいいお嬢さんである。
(しかしともさかりえの様にアンシンメトリーではない←失礼)
誰が誰だかあてっこクイズをしたりして(ちなみに全員正解)それなりにナゴんだ後2次会の居酒屋へGO。
創作料理が楽しい居酒屋で地鶏とろろ鍋などをいただいた。これは味噌あじの鶏鍋にとろろをゴーカイに投入した初体験な鍋だったけれどとても美味しかった。翌日さっそく家でもやってしまった。

風太さん・はづきさん親子が明るく面白くクルクルよくお話になるのが見ていて楽しく、かつうらやましかった。yuiさんの「一番話が合うでしょう」という問いに「友達いらないくらい」とか「自分の好みの本を与えて趣味を同じにされた」の様な事をはづきさんが言った時は一同爆笑。くらさんは「うちも・・」と。ここで「読む母娘」の理想的な様式をみた。

私もそういう親子関係を作れたらいいなあーなんて子供もいないのに憧れてしまった一夜だった。

 

 

2003.12.13
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