掲示板より 〜ゆきて帰りしファンタジー談義〜

花日和14号のイラスト
Title: 更新しました
スウ:
2003/07/16(Wed) 17:22

いしさんのマイトップ3「ゆきて帰りしファンタジー」を更新しました。
私は「トムは〜」しか読んだことがなくて1位も映画でしかみたことがありませんが、映画にはこのセリフあったからしら?とってもじ〜んとしてしまいました。
それにしても、「行って帰ってくる」ってファンタジーの基本でしょうか?(他にあまり知らないのでアホな発言かも・・)
最近のワタクシにはとってもうれしいテーマでした。
いしさんありがとう〜(^e^)

Title: 拝見しました
くら:
2003/07/16(Wed) 17:33

私にとってもうれしいテーマでした^^
『はてしない〜』も『トムは〜』も、大好きです。
どちらもラストが感動的ですね。
私は子供の頃、別世界ものファンタジーは、行ったら必ず「こちら側」へ帰ってこなければならないと信じ込んでいたので、向こう側へ行きっぱなしの話には納得がいきませんでした(笑)
ということを後に母に話したら、「強い」と言われました。
・・・母は現実逃避っ子だったらしいです。

Title: わたしも嬉しいです♪
バーバまま:
2003/07/16(Wed) 18:45

おうおう。わくわく。拝見しました〜>いしさま

「歌う石」は未読ですが、1も2も、激しく揺さぶられた本です。
特に「トム・・」は、ラストの抱擁が感動的でしたねえ。うんうん。

まあ、たいていのファンタジーは行きて帰りし、なんだけど。
くらさんが納得いかなかった行きっぱなしファンタジーって、なんですか?
行きっぱなしトップ3。うーむ
「ザ・ギバー」ロイス・ローリー
「ドローセルマイアーの人形劇場」斉藤洋
までは浮かぶけど。。。
なかなか3をリストアップって難しいもんですね。
「ハンカチの上の花畑」安房直子 は行きっぱなしっていえるのかな?
なんか、こういう企画ってそそられまする。

Title: 同じくです♪
きな:
2003/07/16(Wed) 19:05

「花日和」最新号で拝見して、メンバーさん以外の方にも
見ていただきたいなと思っていたので嬉しいです〜。
いしさんの選択眼、さすがです。スウさん、ありがとうございます。
『はてしない〜』も『トムまよ』も大好き!
『歌う石』は未読です。読んでみますね。

昔話の世界では、「戻ってくる」のは民話・「行ったきり」なのが伝説だと
聞いたことがあるような<記憶があやふや

じつは私も「行きて帰らぬ」ファンタジーでトップ3を
考えていたところでした。<バーバままさん
『ミオよわたしのミオ』
『小さいきょうだい』(どちらもリンドグレーン)
『5分後の世界』(村上龍)でどうだろうと・・・・。
ファンタジーで村上龍を出していいのか^^;
それにファンタジーの基本はやはり「ゆきて帰りし」・・・
ということは、これってネタばれじゃん<自分

Title: おまけ
あるぷ:
2003/07/16(Wed) 23:43

いしさん、同じく楽しく拝見いたしました。
『歌う石』はやはり未読なので楽しみが増えました。
3作にしぼるのは大変だったのではないですか?

「行きて帰りし」といえば、おなじみポール・ギャリコの『ジェニイ』(または『さすらいのジェニー』)もすばらしかったですね。
「行きて帰らぬ」では、リンドグレーン『はるかな国の兄弟』も強烈でした。きなさんのリスト↑と並べるとリンドグレーンには「行きて帰らぬ」パターンが多いのかしらん?

宮部みゆき『ブレイブストーリー』も、いいですよ〜
これはまだ新しいので、帰ってくるかこないかは、一応伏せておきましょう。

わたくしめも実はトップ3推薦文作成中でございまして、
お題は「孤独な少女の深遠な内宇宙への旅」とでも申しましょうか。
『思い出のマーニー』ロビンソン
『リンゴ畑のマーティン・ピピン』ファージョン
『嵐が丘』E・ブロンテ

実は今「マーティン・ピピン」を読み中で、読了したら投稿しようかと企んでおりますが、少し読んでは余韻にひたっているので遅々として進みません^^;

Title: Re: 更新しました
バーバまま:
2003/07/17(Thu) 08:41

あうあう。
「ミオよわたしのミオ」もそうでした。

Title: 行きて帰らぬ
八方美人男:
2003/07/17(Thu) 08:48

「向こう側の世界へ行ったきり」のファンタジーと聞いてまず思い浮かべたのが、じつは「十二国記」シリーズの『月の影 影の海』だったりしたのですが、あれはよくよく考えてみると「行きて帰りし」の逆バージョンなんですよね。こちら側の世界を主体にすると「行きて帰らぬ」なんですけど・・・。

Title: あわわ
バーバまま :
2003/07/17(Thu) 08:51

すいません。マウスに肘があたってしまって・・
気を取り直して。
リンドグレーン。そうか、意外と行ったきりも書いているのね。
行ったきり、が伝説。ふむ。
昨日も必死こいて(苦笑)思い出そうとしていたんだけど、
たとえば「パンをふんだ少女」「水の子ども」とか、あっちの世界の描写が子ども心にすごく恐かったけど、あれも悔い改めて、戻ってくるのよね。
仏教説話とかキリスト教の「悔い改めよ、救われん」ってのは帰ってくるんだ。
浦島太郎は最後、蓬莱の島に行っちゃう、なんてのは行きっぱなし分類なんだろうか。
などなど、昨夜からわたしの引き出しがごちゃになってます。・・いつもか(自爆)

>あるぷさま
「ジェニィ」・・・じつは・・文庫で読みかけて挫折しました。
訳が悪かったみたい。>と人のせいにする。
どうもギャリコとはいまいち相性が・・・

Title: 行きて帰りし
くら:
2003/07/17(Thu) 09:37

スレッド、長くなりましたね〜^^
やはり皆さん、ファンタジーがお好きなんですね。

>バーバままさん
私が納得できなかった「行きっぱなし」話は、かの『ナルニア国物語』です・・・
最終巻を読んで、子供心に「そりゃないぜ」と思いました^^;
お好きな方には、申し訳ないですが。
あと、Title.:は忘れてしまったのですがタイムスリップもので(エレベーターを使って時間移動したような・・・)、主人公父娘が過去の時代で生きることを選ぶものとかもありました。

>あるぷさん
先日からこの話題に乗ろうかどうか迷っていたのですが、私もマーティン・ピピンが大好きでございます。
リンゴ畑もヒナギク畑も何度読み返したことか。
そして『思い出のマーニー』は、主人公の置かれている状況が実感でき過ぎて痛かったです。
あれも、ちゃんと「こちら側」に帰ってくる話ですね。

リンドグレーンのものは、行きっぱなしというか逝きっぱなしというか・・・
一方では、『長くつしたのピッピ』や『やかまし村のこどもたち』などの陽気な話も書いていますね。

Title: いか〜ん。止まらなくなってきた^^
きな:
2003/07/17(Thu) 10:20

>私が納得できなかった「行きっぱなし」話は、かの『ナルニア国物語』です・・

昨日書き込んだあと、何か忘れてると思ってたんです。
そうそうそうでした。御大を忘れておりました(大汗)

>リンドグレーンのものは、行きっぱなしというか逝きっぱなしというか・・・

あああそんな(笑)でもたしかに。
というかこれも昨日から思い出そうとしているのですが、
リンドグレーンの「ゆきて帰りし」ものって・・・。

「ゆきて帰らぬ」はいくつかあります。
(あるぷさん、そう『はるかな国のきょうだい』もそうでした。
『小さい〜』が兄妹・『はるかな〜』が兄弟・・・思い出し涙)
それから「(異世界のものが)来たりて帰る」もの。
『赤い目のりゅう』とか。カールソンは最後どうなったんでしたか・・・。
そして「やかまし村」「山賊の娘ローニャ」など一種の異世界で展開するもの。
「エミール」「カッレくん」「ピッピ」「ロッタちゃん」みたいに現実世界で展開するもの。
(あれ?でもピッピは3作目で南の島に行ってしまうのでしたか)

「ゆきて帰りし」ものが出てこないんですよ。ううう、かなし〜。。。
図書館で見てきます。「マーティン・ピピン」も借りてこよう・・・。

Title: ホント、止められない(笑)
くら:
2003/07/17(Thu) 10:56

スウさん、ごめんなさい^^;

>きなさん
ピッピは、南の島からちゃんと帰ってきますよ。
でもラストが、何だか消えてしまいそうな感じがして寂しい。
そういえば、「ゆきて帰しり」ってないかもしれないですね。
カールソンは、居着いちゃうんじゃなかったなぁ・・・
『親指小僧ニルス・カールソン』に収録されている「薄明かりの国で」(?)が、一応行って帰ってきますが、これもそのうち逝きっぱなしになるんだろうなあ
という感じですし・・・

Title: おおー大好評で感激です。
スウ:
2003/07/17(Thu) 10:59

>バーバままさん
>ラストの抱擁が感動的
私読んだのにその辺憶えてません。むむう(油汗)
ちなみにちょっと感想のメモが残っていたんです。かなり「ずしっときた」を連発してました。
「年をとったとき充実した人生じゃなかったら悲しいような気がして
 今が過去になっていくことを考えた」とありました。19の時に読んだんですけど・・

そうそう、2つまではけっこうスグ浮かぶんですが、なかなか3つめが出てこなかったりします。
人によっては3つに絞れねえ・・という場合もあるようなんですが
でも考えてるときって楽しいですよね。何か浮かびましたらバーバさまもどうぞ〜♪

>きなさん
『トムまよ』見て一瞬「トムの特製マヨネーズ料理」と思い浮かべてしまいました。
アタシって・・・
>「戻ってくる」のは民話・「行ったきり」なのが伝説
あ!なるほど〜!なんとなくニュアンスが分かる気がします。

「行きて帰らぬ」にしても「行きて帰りし」にしても最初から銘打つと
ネタバレっていう危険がありますね(笑)
でもその過程がどれだけ面白く展開されてるかが醍醐味ですものきっと大丈夫っ
さあ、ぜひコメントをつけて投稿してみましょう(笑)
>ファンタジーで村上龍を出していいのか^^;
には笑いました。わははは。

>メンバーさん以外の方にも
きなさんのも出しちゃいますよ? >からだネタ
NOだったら今のうちに止めてくださいませ。
(しかしここまで言ってしまった後で断れるものかしら・・?(^^ゞ)

>あるぷさん
わぁい私も『ジェニイ』大好きですっ
実は風太さんにお借りしたんですが。すごく面白かったっ
リンドグレーンは未読ですが今度図書館で探してみます。強烈なんですか、たのしみ〜
実はいしさん今回は「夢と現実のつながる物語」というテーマでも書いてくれていて
『ブレイブストーリー』もその中にありました。他にもいろいろあって
描きたいフィクションを好き勝手に展開するのに、夢と現実を行き来する
というのは手っ取り早い方法なのかも、と思ったりしました。

トップ3作成中ですか?わーい♪楽しみにお待ちしています。

>八方美人男さま
あ、なるほどその立ち位置によって「行きて帰らぬ」になったりもするのですね。
「十二国記」は未読なのでよく分かりませんが、「来た者を返さぬ」とか「せっかく来てたけど帰っちゃった」とかまるで「親戚の帰省」レベルで思考してしまいました。
そうするとかぐや姫は赤ちゃんからいたのに帰っちゃったという突飛な話・・(どんどん話題がそれてゆくー)

>くらさん 早々レスありがとうございました〜ハヤっ
向こう側へ行きっぱなしの話というのもけっこうあるんですね。あまり意識したことがなかったです。
確かにくらさん「強い」ですね(笑)
私も先日ビデオでみた「タイムマシーン」は行きっぱなしで「へ?」という感じでした(^^;

>マーティン・ピピン
実はyuiさんのところで話題になっていた時、気になって図書館にリクエストしてしまいました。
今日取りに行く予定です。くらさんもお好きとなれば期待はますます高まりますなあ。^^

>きなさん
(爆笑)いけない!どうか落ち着いて
でもぐるぐると楽しそうーいくらでも出て来ますねえ。

>現実世界で展開するもの
そう言えば、この前八方美人男さんが異世界に行くばかりがファンタジーじゃないみたいな事をおっしゃっていてなるほどーと思いました。
「たんぽぽのお酒」も、本に「ファンタジーの名作」と書いていなければ
私にはファンタジーだという認識はなかったかもしれません。

>バーバままさん
仏教説話とかキリスト教の「悔い改めよ、救われん」
と、浦島太郎が並んだ事によって私の頭もぐるぐるしてきました
浦島太郎は "享楽・放蕩の末、気がついたらじいさまになっていた"
という寓話なのかしらん・・ぐるぐる

『ジェニィ』は『さすらいのジェニィ』の矢川澄子さん訳のほうが評判がいいみたいですね。
私は男性の訳(名前忘却)で読んだのですが、『雪のひとひら』とか読んでいると矢川さんの訳のほうがきっと良かっただろうな〜というのは感じました。
訳の違いって大きいですよね。

Title: Re: 行きて帰りし
テハヌー:
2003/07/17(Thu) 11:26

すっごい盛り上がりですね〜!
私も楽しく拝見させていただいてます♪
タイムトラベルもので過去の時代に行って帰ってこない話というと
ジャック・フィニィの『ふりだしに戻る』を思い出しました。
こんなTitle.:のくせに行きっぱなしなんだもん(笑)。
『マーティン・ピピン』。実は私も気になって
図書館で借りてきてしまいました(^^)。

Title: だ、だれか止めて!
バーバまま:
2003/07/17(Thu) 12:15

って、ぐるぐるの犯人はわたしか?

「ナルニア」かあ。>くらさん
あはは、なにを隠そう挫折です。って。挫折が多いぞ>自分

「ジェニィ」
そう、男性でした。あまりに翻訳調でイラついて・・・
矢川訳「さすらいのジェニィ」のほうがいいとは聞いているんだけど、
それはそれで情緒綿々なところがむにゃにゃ。
で手を出しかねております。
ま、いずれそのうち。

「浦島太郎」
童話だと白髪のじいさんになって終わるけど、
元ネタはそのあと蓬莱の島にいって不老不死になったとさ。
たしかカメさんも再登場・・・なんだけど、混乱の元だから撤収!

し、しかし、みなさん暑い! 熱い!

Title: いろいろあるんですねえ
スウ
: 2003/07/17(Thu) 14:57

>テハヌーさま
> こんなタイトルのくせに行きっぱなしなんだもん(笑)。
あ、そーなんですか(笑)
いろいろありますねえ。私もやっぱり「行きて帰らぬ」ってのは
あまりピンとこないです。

> 『マーティン・ピピン』
テハヌーさんもですか。わーい。私も先ほど入手しました。
これから読むのが楽しみです♪

Title: いーや、止めるものか(笑)
スウ:
2003/07/17(Thu) 14:58

>バーバままさん
> それはそれで情緒綿々なところがむにゃにゃ。
うふふふ。難しいお人じゃけんのう。^^
ま、好きずきありますからごムリなさらずとも。

> 元ネタはそのあと蓬莱の島にいって不老不死になったとさ。
あ、そうなんですか〜?知らなかったです。
16へえ。(←個人的ブームネタですまんです)

Title: ゆきて帰りしファンタジー
いし:
2003/07/17(Thu) 18:04

スウさん、更新ありがとうございました。
旅行やら仕事やらで、しばらく見ていなかったところに、掲示板でこんなに盛りあがっていて、びっくり。
挙げた本人としては、とても嬉しいです。
珍しく、書き込みします。

あるぷさんのおっしゃる通り、三つに絞るのは大変でした。
「行きて帰りし」も「行きっぱなし」あるいは「行きて帰りぬ」も探すといろいろありますよね〜。みなさんの話で、私もまたいろんな本を思い出してしまいました。
八方美人男さんの言われる『月の影 影の海』の「行きて帰りし 逆バージョン」っていう感覚もよく分かります。

ちなみに、他の二つに比べて三つめの『歌う石』はあまりメジャーじゃないと思いますが、読みやすい本なので、よかったら手にとってみてくださいね。アイルランド系のファンタジーが好きな方は、同じ著者の『妖精王の月』も合わせて読んでみてください。

Title: すごいですね。
にこ:
2003/07/17(Thu) 20:00

ぜひ過去ログに保存してほしいです。
私は全然参加できなくて残念です。

Title: Re: ゆきて帰りしファンタジー
バーバまま:
2003/07/18(Fri) 09:33

いしさんのトップ3でメリングの名前をみて、ああ!「妖精王の月」だ! と思ったのです。
でも・・・・・じつは・・・
読んでいるはずなのに、しかも訳者のサインもいただいてあるのに、内容、全然覚えてない。
わたしのおつむはザルか(号泣)
読み直してみます。

Title: Re: ゆきて帰りしファンタジー
スウ:
2003/07/18(Fri) 09:41

>いしさん お久しぶりです
旅行は楽しかったですか。いいですね〜。
いしさんの知らないところで盛り上がっておりましたよ(^e^)
こちらこそありがとうございます。
ファンタジーはあまり読んでこなかったのでこれから目覚めて行きたいと思ってます。
メリング・・メモっときます!

>バーバままさま
私も題名は浮かぶし読んだという記憶はあるのに内容はスッポリ忘れた!
というのが多いです。とほほー
「指輪物語」も12月にスペシャルエディションが発売されますので(レンタルは9月20日開始)
その頃また読み直そうを思っています。

>にこさん
ファンタジー読みではなかったので、ほとんど解らないのですが、皆さんお好きなのですね〜
とても嬉しそうに挙げてらつしゃるのが楽しいです。


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