糖尿病はさまざまな合併症を引き起こし、患者さんの生活の質を損ないます。早期発見・早期治療がとても大切であり、健康な方と変わらない、豊かで幸せな生活を実現するために患者さんをサポートします。
糖尿病治療の基本は食事療法と運動療法です。
初めて来院された方には、検査後に詳しい問診をさせて頂きます。診察は血糖値・HbA1cの結果が出た後に行います。
患者さんとの対話を大事にし、患者さん自身が前向きに治療に取り組むことが出来るような診療を心がけています。
患者さんの状態によっては、その日から薬物療法やインスリン治療を行う場合もありますが、当院では経験豊富な看護師が丁寧に指導を行いますので、安心して治療を開始することができます。
また、糖尿病の合併症の発症や進行を予防するため、検査技師が心電図、脈波図、簡易神経伝導速度検査、眼底カメラ、頸動脈超音波検査などを必要に応じて行います。
食事については管理栄養士が患者さん一人一人のライフスタイルや病態に合わせた食事療法を提案いたします。また、糖尿病と合併しやすい脂質異常症や高血圧症に関しても最新のエビデンス（科学的根拠）に基づき、患者さんに最も適した治療を行っていきます。
糖尿病患者さんは糖尿病でない方と比べて体力が20%ほど低いと言われています。筋肉が衰え、体脂肪が増えると糖尿病や脂質異常症、高血圧症も悪化します。ご自分の筋肉量・脂肪量を正確に測定することで、食事・運動療法の効果を「見える化」します。 また、内臓脂肪は脳梗塞や心筋梗塞のリスク因子です。当院には内臓脂肪面積を正確に測定可能な医療機器があります。内臓脂肪面積の測定は自費検査となりますが、大きな病気のリスクを知るうえでとても有効な検査です。お気軽にお問い合わせください。
一見ありふれた肥満や高血圧などの中に内分泌（ホルモン）異常が隠れていることがあります。当院では甲状腺疾患をメインに診療していますが、副腎・下垂体・性腺などの働きを調べ異常が見つかった場合は専門の医療機関にご紹介いたします。
バセドウ病や橋本病など甲状腺疾患は女性に多い病気ですが、糖尿病とも関係しています。甲状腺疾患が疑われる場合、甲状腺機能検査と甲状腺エコー検査を行います。甲状腺に腫瘍が見つかった場合、必要に応じて甲状腺外科専門医療機関をご紹介いたします。
糖尿病・内分泌疾患は全身の病気であり、風邪や肺炎、胃腸炎などの一般的な内科の病気と深く関連しています。当クリニックでは、さまざまな内科疾患を総合的に診療しています。
健康診断やインフルエンザ、肺炎球菌などのワクチン接種にも対応しています。お気軽にお問い合わせください。