缶のフチには付属の缶切りが引っかけてあり、『10円玉で外して下さい』との刻印が。じゃあ100円玉じゃ駄目
なのかよう、と文句を言いながら指で外します。この缶切りが、凝った作りの割にはチャチなので、苦労しながら
キコキコと開缶。おお、早くもソーセージらしいスモーキーな香りが漂ってきます。
ふたを開けると、筒切りのソーセージが14本。土管のアナゴの如くきっちりと詰まっています。一本引きだして
みると、小指の関節二つ分位の大きさです。先ずは一本頂いてみましょう。
うん、塩味が効いていて、独特の燻製の香りが口いっぱいに広がります。これだけ食べると塩気が気になりま
すが、乾パンと合わせて食べて丁度いい位でしょうか。
ソーセージ自体は皮の無いタイプですが、表面がパリッと仕上げてあり、噛み切る時のプキプキした食感がい
いなあ。中身は鶏肉でしょうか。完全な絹挽きで、滑らかなようなボソボソしているような、不思議な口当たりで
す。魚肉ソーセージに近いかな?
油っぽさは殆どありませんが、分離して固まった脂肪の小さな粒がスープに浮いていて、舌の上に乗せるとさ
らりと溶けました。
同じようなソーセージ缶が明治屋から市販されていますが、同一の商品なのでしょうか。
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