缶を開けると、内部にはきっちりと詰まった四本のたくあんが。黄色い漬け汁には、細かくカットされた昆布
と唐辛子が混じっています。黄色いたくあんを箸でつまんで引きぬくと、おお、本当に分厚い！測ってみると
きっちり20㎜ありました。本当に“引き抜く”って感じです。
まずは一口。うん、固く締まった皮の部分の歯ごたえがとてもいい。それでいて中央部は柔らかく、ボリボリ
ゴリゴリと噛み砕いて行く食感がたまりません。歯ごたえのある戦闘糧食ってあまり無いので、何だか新鮮で
す。これはご飯にもいいけど、日本酒にもバッチリ合いそうですね。缶詰臭さも殆どなく、『戦闘糧食Ⅰ型の最
高傑作』という褒め言葉に恥じない出来です。
個人的にはぬか漬けっぽい味のたくあん漬も食べてみたい気がしますが、万人が食べやすい最大公約数
的味付けを 考えると、これで正解なのでしょう。一度海外の戦闘糧食マニアに、糠っ気たっぷりのたくあん
漬を食べさせて感想を聞いてみたいような気がしました。
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