まずはパッケージをムイて中身を確認。紙蓋を開けると、中からはソースとからしマヨネーズの小袋が出て来ました。
あれ?具の小袋が見当たりませんが・・・と思ったら、最初から麺と一緒に入っているんですね。
また、ソースは液体じゃなくて粉末ソースでした。へー、久しぶりだなあ、粉末ソースって。
しかしこのキャベツ、何だか妙に茶色いのが気になります。一応賞味期限内のブツなので、品質に問題は無いとみて
いいのですが、まあこの辺りはよくある事なので気にしないでいいでしょう。
沸かしたお湯を入れ、3分待つところを2分30秒でお湯切り。すぐに粉末ソースを振りかけてかき混ぜますが、おお、
液体ソースと違ってなかなか麺に馴染みません。しつこくしつこくかき混ぜて、ソースを均一にしたところで出来上がり。
まずは一口頂いてみましょう。
うーん、古くさい粉末ソースならではのこのドライっぽさが、液体ソースが当たり前になっている現在では逆に新鮮に
感じますね。箸でほぐしてもパラッとしていて、容器の底にソースが溜まる事もありません。
具のキャベツはやや茶色いものの、味は特に問題なさそうです。量も多すぎず少なすぎずでいい感じですが、この焼
きそば、具はキャベツだけなんですね。あちこちほじくり返しても、肉の一欠けらすら見えません。
インスタント焼きそばの肉なんてあってもなくてもどうでもいいものかと思っていましたが、無ければ無いでやはり一抹
の寂しさを感じてしまいます。せめて青海苔や紅生姜のひと振りでもあれば、もうちょっと見た目が美味しそうになると
思うのですが、この見事なまでの華のなさには、流石に苦笑を覚えざるを得ません。何と言うか、まるで北斗の拳み
たいな荒涼とした焼きそばですね、これ。
私は普段はお好み焼きや焼きそばにマヨネーズはノーサンキューな人間ですが、さすがに今回ばかりはお力拝借と
なりました。が、結果としては力石・・・いや焼け石に水と言った感じでした。
そもそもこのシリーズは、隊員食堂で食べる三食に加えての補強食的な扱いなので、あまり多くを望むのは無粋かも
しれません。特に大きな減点さえなければ、その役割は十分に果たしていると言えるでしょう。
モビルスーツに例えるならば、丸腰の旧ザクのような一品でありました。
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