さて、まずはカップのフタを開けて中身を確認です。今回は本家カップヌードルと並べて比較してみましたが、やはり具は
かなりしょぼいなあ。本家カップヌードルは下の麺が見えない程にエビやチャーシュー、卵、ネギ等で覆われているのに対
し、SDFヌードルはあちこちに下の麺が見えるというさびしい風景です。しかもエビは露骨に小さくなって数も減らされてい
るし…(泣)。
しかしちょっと嬉しかったのが、入っていた乾燥肉がコロチャーではなく、あの懐かしの謎肉だった事ですね。うーん、こ
れは楽しみだなあ。とりあえずカップ内側の線までお湯を注ぎ、3分待ちます。
蓋を開けると、うん、香りは本家カップヌードルそのまんま。最初は具のしょぼさに悲しい気持ちになりましたが、卵がしっ
かり戻って膨らんでいるので、出来上がりの見た目は本家に引けを取りません。
麺や卵、ネギの具合も殆ど同じですが、肉はしっかり謎肉でした!いやー懐かしい(笑)。噛むとあっという間に口の中で
ツブツブ状にほぐれ、中からウソ臭いコンソメみたいなスープがじゅわっと染み出てくるのが嬉しいなあ。
しかし以前の謎肉に比べると、僅かに食感が違う様な気もしないではない様な…。本家の謎肉は、もっとボソボソした感
じだったような気がするなあ。まあ最後に食べたのはもう何年も前の事なので、いい加減な私の舌の記憶の方が微妙に変
わっているのかもしれません。
あとスープですが、確かに本家カップヌードルよりも味が濃い。というか、塩味がキツイです。しかしナトリウム含有量を
見ると、本家よりもSDFヌードルの方が少ないんですよね。お湯の量は300mlとどちらも同じですし、これは果たしてど
ういう事なんだろう。
恐らく、食塩以外の調味料である香辛料、デキストリン、ポークエキス、野菜エキス、チキンエキス、粉末メンマの類が
本家よりも少なくなっていて、相対的に塩味が突出してきつく感じられるのではないでしょうか。うん、そう言えば、塩気が
きつく感じるのにその背後にあるべきダシっ気というか、うまみ成分みたいな物が若干少なくなっている様な気がするな
あ。一食分のカロリーがほぼ同じなのに、ビタミン類が軒並み少なくなっているのもその影響なのかも。具が少ないのも
関係しているのかもしれません。
ラベルを隠して食べれば、はっきり言って本家カップヌードルと殆ど区別のつかない内容でした。単純に突っ込みどころ
を探すなら、自衛隊オリジナルカップラーメン『標的』の方が面白くはありますが、やっぱりこういうスタンダードな味と言う
のはホッとするなあ…と感じました。
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