早速温めて皿に盛ったごはんにかけますが、見た目はこげ茶色の、いわゆる普通のカレーです。まずは一口。
爽やかな酸味と軽やかな辛味、そしてじんわりと舌の上に乗って来る野菜の甘味が、バランス良くまとまっています。
その中でも酸味が印象的で、これはトマトとチャツネかな?いい仕事をしていますね。
具はごろごろのジャガイモとサイコロ大にカットされたニンジン。そして牛肉ですが、これはまたえらく小さいなあ。文字
通り欠片みたいな、20×10×5(o)ほどの牛肉です。一箱2パック入りで840円、という、お土産ご当地カレーにしてはま
だ良心的な価格設定ですが、それにしてもこの牛肉のセコさはちょっと…(笑)。
とは言え、カレー全体の出来上がりで言えば、十分合格点のカレーです。私はトマトの酸味の効いたカレーは嫌いじゃ
ないので、結構美味しいと思いました。
牛肉のケチさには若干の苦笑を覚えざるを得ませんが、旧海軍時代をイメージしたカレーですから、お肉いっぱい!
と言う訳には行かなかったのでしょうか。物資の欠乏する中、乗組員のために少しでも力のつく美味しい料理を作ろう
と頑張っていた旧海軍の給養員達の心意気に思いをはせながら、最後まで美味しく頂きました。
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