戦闘麦酒



    さて、今回はかなりのレア物というか珍品というか、とうとう自衛隊戦闘糧食に採用されてしまった『戦闘麦酒』です。
   そのうちやってくれるんじゃないかと思っていましたが、いやはや我が国の誇る自衛隊もここまで来たか・・・という感じ
   ですね。
    ちなみに今回のブツは、自衛隊に納入される前の段階のプロトタイプであり、一般に出回るどころかその存在すらも
   殆ど知られていないというシロモノです。従って細かい入手ルートに関しては、例え田亀源五郎風の拷問にかけられよ
   うが絶対に口を割れませんのであしからず。


 



    まずは外観をチェック。缶全体はいかにも戦闘糧食らしいOD色で塗装され、正面にはラベルが貼りつけてあります。
   納入者は鋼海物産。全く聞いた事のない会社名ですが、検索しても一件ヒットせず。ダミー会社?うーん、何だか防衛
   機密的なニオイがプンプンします。

    しかしこの色合いだと、どうにもビールと言う気がしませんね(笑)。なんだか航空燃料というか、車両塗装用の塗料と
   いうか。


    缶の後ろ側にも小さなラベルが貼りつけてあり、原材料は麦芽とホップのみ!おお、余計な材料を一切使用していな
   い、本物のビールですね!この辺りも、ビールに対する自衛隊のこだわりを感じます。
    アルコール分は5.5%、容量は350ml。この辺りは、市販されている普通の缶ビールとほぼ同スペックと言ってもい
   いでしょう。さらに一番最後には、
    『艦艇、車輛、航空機操縦前の飲用を厳に禁ず  飲酒は20歳を過ぎてから』
    という注意書きがあり、コンプライアンスにもしっかりと配慮してあるのが自衛隊らしい生真面目さを感じさせますね。
   とは言え、この戦闘麦酒を片手に、ヒャッハーな状態でミサイル艇や10式戦車、F−15を操縦する隊員さん・・・という
   のも見てみたい気がするなあ(笑)。
    さて、前置きはともかく、まずは冷蔵庫に入れてしっかり冷やすとしましょう。


    では、さっそく試飲です。よく冷やしたグラスに勢いよく注ぎ、しばらく泡が落ち着くのを待ってから、今度は泡を作るよ
   うにゆっくりと注ぎ足します。おお、きめ細かく柔らかな泡がしっかりと盛り上がっています。まずは一口。
    うーん、美味い!これぞビール!という味ですね。麦芽のコクもホップの香りもすばらしく、喉越しも実に滑らか。まさ
   に黄金の様な味わいです。
最近安いニセモノビールばかり飲んでいたので、やっぱり本物は美味いなあ・・・と、つくづ
   く思いました。
    なるほど、これならU型のどのメニューにも合いそうな気がします。個人的には『ハヤシハンバーグ』あたりと合わせ
   たいなあ。いや、『とり野菜煮』とも相性が良さそうですね。


    ちなみに今回入手したのはごくスタンダードなタイプのビールでしたが、体脂肪が気になる隊員向けの糖質カットタイ
   艦艇、車輛、航空機操縦者向けのノンアルコールタイプ、さらにはアルコール度数高目の空挺ビールやレンジャー
   ビール
などが続々とラインナップされるとの事。いやあ、今から入手できる日が楽しみですね。



ちなみにこの記事は、2011年4月1日にupされました   




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