自衛隊オリジナルラーメン『標的』第二弾は味噌味です。ラベルにはいかにも航空自衛隊らしく、大空を舞う
F−15が描かれています。なんで空自が味噌味なのかはさておき、さっそく作ってみましょう。ちなみにカップの
サイズは、この手のカップめんでは標準的な大きさで、カロリーは354kcal。ノンフライ麺を使用しているのでや
や抑え気味です。
開封すると、何故か乾燥かやくが2袋に分けて出て来ます、一つ目はチャーシュー、メンマ、キャベツ、コーン。
二つ目には乾燥ネギがこれまた大量に入っています。しかし何で一つの袋に纏めないんだろう。コストも下がっ
てゴミも減って、いい事ずくめのような気がするのですが。
ちなみにラベルの裏にはC−130H輸送機をローアングルから捉えた画像が印刷されていて、やっぱり変な
所に力を入れていますねえ。『航空自衛隊は現在もイラクの空で活動を継続しています』とありました。
とりあえず乾燥かやくを入れ、器の内側のラインまで熱湯を注ぎます。3分待って液体スープを入れますが、こ
の液体スープが真っ黒でびっくり。ドロドロと粘度も高いので、まるで原油みたいです。
軽くかき回して出来上がり。うーん、やっぱりネギたっぷり。とんこつもそうでしたが、このあたりに自衛隊のネ
ギに対する並々ならぬ執念を見たような気がします。
スープはやっぱり黒っぽい色合いですが、すすってみると、おお!なかなかどっしりした味で美味しい!普通
の味噌ラーメンのスープよりも若干甘みが強いですが、こういう味も結構イケますね。
とんこつ味同様にチャーシューがチャチなのもご愛嬌ですが、値段(PX価格で220円)を考えると、まあこんな
もんでしょう。
ただ、細めのちぢれ麺がどっしりしたスープに今ひとつしっくりせず、ちょっと力負けしている感があります。こ
のスープなら、もう少し太めの麺の方が美味しいんじゃないでしょうか。まあこれは醤油・味噌・とんこつの3タイ
プ共通の麺ですから、コスト的にも仕方ないのかもしれません。次回試食予定の陸自仕様しょうゆ味に期待しま
しょう。
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