缶を開けると、いきなり輪切りのレンコンが。うーん、妙なインパクトがあるなあ。スイングアウトしたリボルバ
ーの様です。その下にはコンニャクとタケノコの薄切り、最下層には4o厚の牛肉スライスが5枚入っていまし
た。
味は見た目通りの、かなり濃厚な甘辛しょうゆ味で、主食は白飯でないとちょっと舌にしんどい味付けかもし
れません。あ、甘口の熱燗で…というのも美味しそうです。しかしこれ、いつか食べた覚えがあるなあ…と思っ
たら、缶詰の『江戸っ子煮』にそっくりの味付けでした。
レンコンはホクホク、タケノコはバリバリ、牛肉は脂気のないぼそぼそとした食感。コンニャクは4o角のうど
ん状にカットされていて、缶の中でぷるぷる震えて独特の存在感を漂わせています。しかし、味はともかく先ず
はカロリー!栄養!という思想が当たり前の戦闘糧食に、ノンカロリーの権化みたいなコンニャクが入っている
と言うのも、考えたら何だか変な話です。
隊員さんの美容と健康、ビューティフルヒューマンライフを考えての事なのか、単に和食としての満足度を優先
させているのかは分かりませんが、なかなか粋な計らいと言えましょう。
皿にあけてみました。結構なボリュームがあります。
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