2023、12、26(火) 日々の暮らしの中で、何度も出くわすようになりました。 デジタル化での「???」 「なんじゃこれ?」 仕事上、私は早くからパソコンを使っています。はじめは、なかなかネットにつながらなくて、その間、脳天に響くような「ピッピッピー、ポッポ、ピピピピピー!」との奇音が……。辛抱強く何分も待ったことです。実はこのホームページ「ピッポ・ポ おはなし村」名はここからきています。 そんなわけで、日頃パソコンでの操作はそんなに苦になりません。 そして、スマフォにタブレットが登場しました。 意識がついていかない。文字の打ち方も違う。メールのようなのに、Facebook、line、Messengerなどなど、使い方が微妙に様々、違う。聞いたこともない、いや、想像さえできなかった「クラウド」なるものが降りてきた! スマファ、タブレット仕様はパソコンと同じようにいかないことが多々あります。数えればきりがありません……さらに、今までの常識を消し去るという大きな作業が必要な時があるのですね。 例えば、私はパソコンでは「ダブルクリック」仕様に設定していました。 そのつもりで、ついつい、使い始めたタブレットをやってみると……。孫が、「あかん、あかん。何度もクリックするから、おかしくなるんや!」 「え、そうなん?」 すでにもっている「ものの考え」を、捨てて、新しい「意識」にもどして……。 この一年はまことに「なんじゃこれ?」の多い年でした! 来年は、もう少し易しい、優しい年となりますように。 良いお年を!。 2023、12、5(火) みなさま、寒さが厳しくなってきましたがお風邪などひかれていませんか? 実はわたくし! 生まれて初めてインフルエンザにかかってしまいました。ちゃんとインフルエンザワクチンも打っていたのですが……。 先週の水曜日、ちょっと熱があるので、近くの医院へいくと、なんとインフルエンザ発症ということです。熱があると、受付、診察は違う場所、ドームの中でした。鼻から綿棒のようなものをいれられるだけのことでしたが、5分もすると結果がでました。薬局も中に入らないで外で待つようにいわれましたが、何の気になることもなくスムーズに薬をいただき、説明をきいてかえりました。 とはいえ、その日には娘夫婦がやってくることになっており、次の日には何年ぶりかで友人たちとの会食の日です。気になるところへ届け物をしないといけないし、お礼の返事にちょっと何かをいれたいし……。電話やメールであわただしく連絡をしたことです。 早い時期だったらしく、熱はどんどん下がって金曜日あたりから平熱近くになりました。元来「しんどさ」にうとい神経らしく、どうということもないのに気楽にしていて申し訳ないほどでした。電話をすると、「どうしたん?」と、即返事がかえってきたことを思うと、やはり、インフルエンザ発症中だったようです。 今日、無事、復活しました。お医者さんから「外に出てもいいですよ」と言ってもらいました。もちろんマスクをしていきます!が……。 数日間、どうしてインフルエンザ発症したのか考えていましたが、 ①出かけることが多かった。特に親しい人やその連れ合いや、親戚など、亡くなられる方が続きました……。 ②しっかりとうがい、手洗いができていたか? のふたつが思い当たりました。 みなさま、くれぐれもお身体、お大切になさってくださいますように。 今、キリスト教では喜びの降誕節中です。心よりみなさまのご健康をお祈り申し上げます。 2023、11、17(金) 一気に季節が変わった気がします。夏服が合服を飛び越えて冬服に! 何とあわただしい変化なのでしょう。 私の住んでいる団地が開かれてからはや半世紀にせまっていて、あちこちに点検や修復や改装などおこなわれています。団地内の樹木も、先だってから樹木医の検診を受けていました。結果、相当数の木々が2,3日で伐採されていきました。 何とあわただしい変化なのでしょう。 そんな折、はっと驚くことに出会いました! 近くの小学校のフェンスの外の木々も一部、同じように伐採されました。とたんに! 今まで見えていなかった神戸から明石にかけての街が見えるようになったのです。夜、キラキラと誇らしく光る街の明かり。ああ、海が遠くにみえるだけでも、ここにすんでいることがうれしい奈良県育ちのわたしです! その上に神戸の夜景がはるかに見渡せるようになったとは感激です。 何とあわただしい、嬉しい、心を元気にしてくれる変化なのでしょう! 2023、11、1(水) 「おにごころ」の広告を見つけてきました。記念のために、ここにきちんとアップしようと思いながら1週間あまり経ってしまいました。 理由はいろいろな行事が続いていたから……。亡夫の7周年記念の会や私の傘寿祝いの会や「絵本ファーム原稿」締め切りや、さらに、コロナワクチンの7回目接種などなどと続いていました。 無事に済ますことが出来、ほっとしています。こうして健康で忙しくできることを感謝したいと思います。 子どもたちからの傘寿祝いは、かってからずっとほしかったタブレットに! ああ、またまた忙しくなりそうです。健康に気をつけて楽しみたいと思っています! 2023、10、24(火) 「てらいんく」出版社から連絡がはいりました! 毎日新聞(10/26付)朝刊 カラーサンムツに、「おにごころ」の広告を出します。 26日(木)は、朝から毎日新聞を買いに走ります。というのも購読しているのが神戸新聞だからです。自分の作品「絵本ファーム」を連載してもらっていますし、多くの地元の童話作家さんの作品が楽しめる「おはなしの森」も神戸新聞に連載されています。 機会があれば、毎日新聞の26日(木)朝刊で、「おにごころ」を見つけていただければうれしいです。よろしくお願いします。 2023、10、20(金) 今日は、明石まで告別式に行ってきました。大変お世話になった先生と最後のお別れです。 ここのところ、どうしても最後のお別れがしたい方の告別式が続きます。親しい友人と、私をとても可愛がってくれた義姉と、そして今日のお世話になった先生と……。共にご高齢の方々で、生き生きとした生涯を送られ、穏やかな最後をむかえられた方々です。 とはいえ、残された者たちの寂しさは深い。 家族の方々と比べようがないとはいえ、心が塞ぎ、落ち込んでしまいました。 そして……、 帰ってから、阪神、広島戦をみました! やっぱり勝ってくれました! ありがとう! 阪神。 まるで違う感情ツールからの指令かもしれませんが、塞いでいた気持ちが一気に元気になった気がします。 人間って、いえいえ、私は何と単純に出来ているのでしょう! 2023、10、2(月) いつもの賑やかな登下校の小学生たちの声が、今日はベランダから聞こえてきません。散歩の途中で3人の小学生と行き違ったので声をかけました。 「済みませーん。今日は小学校はおやすみだったのですか?」 ひとりの子が「はい!」と返事をしてくれました。 ずっと以前、コロナ禍前だと、私はきっとその先「どうして休みなの?」「そう、ラッキーだったね」などなどと聞き、話がはずんでいた気がします。 けれど、 今日は「ありがとう」と言うと、行き違いにすぐに分かれてしまいました。 その先が言えなかったのです……。 ―― 変な人に声をかけられたと思わせてしまったかもしれない? 困らせたかもしれない。 なぜかそんな思いが働いてしまったからです。 でも、今日の天気は以前のよくおしゃべした頃と同じように、美しい秋の姿をみせてくれていました。 ¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥ 2023、9、21(木) 先週の金曜日から3日間、息子の出張を兼ねた島根行きに便乗してきました。面白かったです。目的の行き先は境港の「妖怪楽園」「水木しげるロード」。レンタカーを借りていて、メインの妖怪の地はもちろんのこと、近くの観光地を回ることができました。 神戸と東京からの、待ち合わせ場所が出雲市駅でしたから、出雲大社に参拝し、出雲民芸館、白い日御碕灯台。あくる日は境港の水木しげるロード。最終日は松江城、小泉八雲記念館と、山陰のすばらしい歴史と美しい景色に触れることができ感謝でした。 この旅の様子が瞬時に私的なFacebookにアップされ、家族たちに知らされていきました……。 ふと、このホームページを立ち上げた時のことを思い浮かべました。書いたことをみんなにみてもらえたらなあ……。そんな思いがきっかけだった気がします。そして、友人の大きく貴重な助けと私自身の労力と費用によって実現し、今にいたっています。 だが、現代の諸事情はどうでしょう! 息子や孫たちのFacebook操作をみていると、ハイスピード、ソーイージー、ノーコースト! そろそろホームページの存在意義を考える時がきたのかもしれないと思ったことです。 というわけで、このホームページに「カウント」表示を復活することにしました。そんなに数字が回らない時は……、いろいろ考えさせられるこの頃です。 2023、9、12(火) 想像していた通り、始まりました! 何が? コロナ以前に関わっていた会や団体や交わりなどの催しが……。ほとんどが「プレアデス」例会とおなじように4年ぶりの逢瀬です。七夕さまの織姫、彦星殿には全く想像もできないでしょう! 4年は私たち高齢者にとっては「長ーい」年月だった気がします。 社会の変化の著しいこと! 困ったことのひとつに、連絡方法の変化です。あの方にははがきで通知しないといけない…….この方には携帯メールが、チャットが、ラインが、いやメッセージがいい! 私はパソコンメールが一番いい……。いや固定電話でお願いね。 やっと連絡方法が定まり、出会いの段取りがつきました。 さらに4年は身体の変化の大きさも感じとれる年月です。 私は約束をしながら、身体のことを第一に考えてしまいました。 無理をしないようにしよう。遠出は控えるようにしようなどなど……。 それでも言えることは、やっぱり ”in person” (対面) は嬉しい! 2023、8、28(月) 今年の夏はコロナも少しは収まり、動けるかなと思っていたのですが、猛暑続きではやり遠出は控えることになりました。 昨日は久しぶりの遠出をしてきました! 4年ぶりぐらいになる、プレアデス例会のためです。会場は私の住んでいる神戸から大阪の高槻までのたったの2時間弱の道のり。かつての私なら、何の苦も無くの距離ですが、今!やはり遠出と位置付けることにしました。 歳を重ねると、その場は自信満々出来る!のですが、その後場がいけません。つまりあくる日にこたえるのですね。何回もその経験を積むようになって……、片道2時間の旅を遠出としました。準備をおこたりなく、体調も過信することなくチェックし、時間に余裕をもって、時にはタクシーを使って……。 とまあ、こんな具合でしたから、元気に長時間の合評会も2次会もクリアーしてきました。プレアデスの皆さま、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。 * 『おにごころ』(てらいんく)が発売されました。* よろしくお願い致します。 2023、8、5(土) 長引いたコロナ禍、私自身もここ3年以上、集まる会も食事会も旅行も中止になり、児童文学関係での集いもほとんどがオンラインでした。「ひさしぶりー」といって、なんとなくわっと嬉しくなったり、ほっとしたり……、そんな時間が少なかったように思います。 そして最近、私自身、ニュースをみたり、読んだり、きいたりするのが億劫になった気がします。とういうのも、連日想像も出来ない驚きの事故や事件や災害のニュースが多く、心が沈んでしまうからです。 (陰の声:落ち込んでいくのを、かろうじて阪神が救ってくれています。阪神ファンでよかったあ!) そんな時、宗教学者の山折哲雄氏のコメントを読みました。今朝の神戸新聞にのせておられた「コロナ禍と『ココロ禍』」という記事です。 彼がおっしゃるには、 ――われわれ(本来の日本人という意味と解釈します)の日常は広々とした「こころ」の 海に取り囲まれているのに、いつのまにか無人島の離れ小島に取り残され、不安に震え ているのではないか……。 ――われわれは「コロナ禍」と災害の連発で右往左往しているうちに、「ココロ」の余裕 を失っているのかもしれない。……あの、なつかしい「ホッとする気持ち」をすっかり 忘れてしまっているのだろう。安全、安全と言っているうちに、「ココロ禍」のウイル スにやられてしまっているのである。 ゆったりとした豊かな「こころ」を取り戻したいものです。 2023、7、23(日) 暑中お見舞い申し上げます 暑さ厳しい日が続きます。くれぐれもご自愛くださいますように。 2023、7、16(日) 今朝、久しぶりに良い天気なので、テレビを垣間見ながら、洗濯やかたづけをしていました。と、有名なミュージシャンがインタビューに答えられていたのです。その中の言葉です。 「AI(人口知能)とちがって、過程に価値を置くことが出来るのが人間だ」 すごく納得する言葉で、心に残りました。 どんどん人工知能が発達して、人が作ったよりも素晴らしいものが出来ていきます。あっという間にできてしまう作品が、試行錯誤して大変な思いをして創り上げた作品(絵や曲や文章)と区別がつかないほどの出来栄えに! そう思うととても悲しい気持ちに……。 AI(人口知能)とちがって、「過程に価値を置くことが出来るのが人間」 人は素晴らしいものを創り上げた時、同時にすばらしい過程を共有するのですね。人は過程を話し合い交わりを深めていけるのです。ワクワクすることが出来るのですね。勇気づけられる言葉でした。 ああ、この言葉を言った人は誰だったのかしら? 2023、7、6(木) 長くこのホームページを開いてきて、はじめて大きなトラブルに見舞われました。転送が突然出来なくなったのですね。もう潮時かな? なんて、思いながら、電話で問い合わせたり、ヘルプで調べたりしました。 無事復活! まだ少し楽しんでみてもよいよう……。 これからもどうぞよろしくお願いします。 2023、6、19(月) 久しぶりに、ほうきを使って部屋の小さなごみを集めました。座敷ほうきです。なぜか昔ながらの古いほうきを使いたくなりました。 先週はいろんなことがありました。 特に長い長い付き合いの友人の大手術……。成功し、次の日から歩行訓練をしているとのこと、ほっとしています。 長く抱えていた作品をやっと書き終えて、某出版社に届けました。高学年向きの児童文学です。最も商業ベースに乗りにくい分野、なかなか出版は難しいらしい。けれどほっとしています。 他にも電話をかけたり、かかってきたり、手紙を出したり、送られてきたり、手帳を頼りにクリアすることが出来て、今はほっとしています。 座敷ほうきの話ですが、「それ」はとても長持ちです。ウン十年前の忙しい時に大活躍をしてくれました。重い掃除機を出してきて、使い、また終うのが大変な時、ちょこちょことほうきで用をすませてきたものです。 その後、何台目かの掃除機は軽くて使うのも終うのも簡単で便利になります。ここ数年はほうきの出番がなくなっていました。 ところが最近ときどき座敷ほうきが登場してきます。なぜか、今日のように、ほっとしてゆったりとした気分の時に……。かつてとは真逆です。 世の中の変化だけでなく、私自身やまわりのあちこちにも変化が起こっているようです。 2023、6、5(日) 日曜日の朝、孫に電話をしました。いつもならすぐに元気な返事がかえってくるのに、留守電です。「おっ」と気がつきました。朝のまだ9時前です! 若者にとっての日曜日の朝は「貯め寝」の時間かもしれません。遠い昔を思い起したことです。 高齢になった私の朝はいつの間にかとても早くなっています。当然、夜は短くなって、超早寝早起きです。若い頃とは真逆です。 そのまま切るのも、きっと何かな?と思うだろうなあ。 「朝早くから電話して、ごめん。またお昼にでも電話します」 と、留守電メッセージを入れました。 2023、5、27(土) 阪神が何と7連勝! 今日も勝ちました。それも相手が巨人なのです。私の年齢の方なら「巨人、大鵬、玉子焼き」という言葉をよく知ってられることでしょう。往時、揺るぎのない人気の代名詞でした。 「ああー、巨人はつよいなあー。また阪神まけるのかなあー」「ああー、やっぱり負けてもうた」の連読。なかなかその思いがきえないでひきずってきた、ながーい阪神ファンの私です。が……、世の中の急激な変化にあわせたように、私の心も急激に変化してきています! 「ああー、阪神はつよいんやー、また勝つでえ」 「なあー、勝ったやろー」 恐ろしい4人殺傷事件などなど、心の萎えるニュースが多いなか、ぱっと明るく前向きにしてもらえた嬉しい「阪神7連勝」でした! 2023、5、13(土) 近くの小学校の校庭に、気球がやってきました。コロナ禍でなかなか思い通りに遊べなかった子どもたちへの”プレゼント”とのことらしい。何人かづつ、順番に乗っていきます。同じような間隔でゴゴー!と、激しい音がして、気球は校舎よりも高く上昇します。嬉々として喜ぶ子どもたち。きっと忘れることの出来ない楽しい思い出となったことでしょう! 初めはこんな形に膨らんで……、 子どもたちを乗せて高く高く……。 思いのほか大きいのに驚きです。綱でしっかりと地面に支えられている係留気球でした。 自由に空を散策できる気球などなど、気球も様々な種類があるようです。 2023、5、5(金) 連休はいかがおすごしですか? 天気はいいし、せかされる仕事もないし、それなりに元気だし、その上に阪神は逆転連勝やし! きっとみなさん、楽しい日々をすごされていることでしょう。 わたしもゆったりとすごしています。 憲法記念日の日、近くの「しあわせの村」を散策しました。たくさんの若い人たちの家族がテントを張って楽しまれています。遠い昔の……、子育て時代を思いおこし、なんだかうれしくなりました。あの頃はカラフルなテントも便利なスマフォも面白い遊び道具もありませんでした。けれど、嬉々として動き、笑い合う姿に、かつての私達とかさなるところしきりです。ふと、「平和って、何とすばらしいのだろう」と思ったことです。 世界から争いが無くなるのは何時の事なのでしょう。早くそのような時がきますように。 5月3日、「しあわせの村、芝生広場」 2023、4、29(土) 孫からスマファの新しい使い方を習いました。信じられないほどの多機能の持ち主! 私の想像をはるかに超える機能をもっているのです! 幸いなことに早くからパソコンを使う環境にあった私ですが、驚くことしきりです。あの小さな薄っぺらい銅板はもう魔法使いさながらです。 ずっとずっと昔、まだ固定電話だけの時、夫、(いえ、まだ結婚していませんでした)彼との連絡の取り様が兵庫と奈良の遠距離だったので大変でした。童話創作に興味を持ち始めた頃は、書くのは全部、手書きで原稿用紙へ。長編作品に挑戦し、私の右手は腱鞘炎に……。友人と待ち合わせをして、とうとう出会うことができなかったこともありました。このようなことを、今、誰が想像できるでしょう? 「このアプリを使うと、写真が送れるのね」「しゃべると、ちゃんと文字がでてくるのね」「行きたいところをいれると、案内してくれるのね」「欲しいものはチェックをいれたら、送ってくれるのね」「支払いはちゃっかり、銀行から引き落とされるのね」 「音楽もきける? パソコンと同じように、YouTubeがはいってるの! わあ、すごい。私、美空ひばりの『津軽のふるさと』が好きなんや」 スマフォから流れてくる、なつかしい歌声に小躍りしていると、 「音にきいつけよ! まわりにきこえることがあるから!」 と孫の冷静な声。 まことに、まごまごとした一時でした。 教えてもらったうちの果たしてどれだけ、スマフォを利用出来るかしら? パソコンで充分かな? 今も便利な日々をすごさせてもらっていますから! 2023、4、16(日) コロナ前に少しずつ戻ってきている気がします。 近くの小学校でも威勢のよい太鼓の音がきこえてきました。新入生を歓迎しての運動場での合奏です。友人たちからのお誘いや、長く休んでいた古墳を巡る「漫歩会」も再会です。そう言えば散歩コースの幹線道路の車たちも多くなった気がします。ばったり道であった友人から「これ、ようけ買いすぎたんや」と言って、スナック菓子をいただきました。まだふたりともマスクをしていたとはいえ、その後結構長話をしたことです。 コロナ前には当たり前だったことがなぜか新鮮でうれしくなっています。 とはいえ、用心、用心! 確実に! マスクなしだったあの頃から3つは歳をとっているのです。わたくしの年齢になると3年は貴重です。 しっかり! 今の自分を見つめて、ものごとを判断していかなくては……と考えながらも、 心浮き立つ楽しい春です! 2023、4、4(火) 久しぶりにゆったりとした時間が取れてほっとしています。この春休みは子や孫たちが来てくれて物理的にも結構忙しいでした。と言っても若い頃、また若い人たちの動きを考えると、忙しさも大したことはないと思います。 忙しいと思う気持ちの大半は好奇心から来るのかも? ふとそんなことを考えてしまいました。 一つの例、今回のWBCの大谷翔平選手の活躍はかつてのイチロー選手を彷彿させる活躍、いえそれ以上だった気がします。だが、私は何もここに書くこともなく、心にひらめくこともなく、日がすぎてしまいました。ふとイチロー選手の時はどうだったかしらと思うと……、とても心を動かしているのです。あの頃は忙しい忙しいとよく言っていた! 今、もう少し忙しくなるほうがいいのかも?もう少し好奇心を高めるのがいいのかも?と思い、 いやいや、年相応にゆったりとするためには、好奇心はほどほどにするほうがいい!と考え、なかなか悩ましい昨今です。 イチロー選手のことを書いたダイアリーは私の不注意で消してしまって読めないのですが、たまたま違うところに文章が残っていました。少し長いですが、読んでいただければ嬉しいです。 (2009,3,24H・P「ぴっぽ・ぽおはなし村」) 今日は記念すべき日。野球日本がWBC連覇という偉業を遂げてくれました。その中で何と言っても、土壇場で2塁打を打ったイチローが注目されます。私は神戸在住で、オリックス球場も近くだったから夫と一緒によく出掛けました。ヒットやホームランを打つ、イチローの流れるような美しいフォームを見ています。イチローは震災後の神戸に「がんばろうKOBE」を掲げ、オリックスに優勝をもたらした選手の一人です。その彼が言った言葉が今も忘れられません。 「重圧を客観的にうけとめられないのは悲観すべきことだ」 自分の今おかれている立場をしっかりうけとめていないといけない。たくさんの選手の中でも自分の位置はどんな位置なのか? どこをとっても重要でないポジションなんてない。そして必ず自分が打たねばならない時がまわってくるのだ! 彼はすごい重圧の中でバットをふっていたのでしょう。 1、はじめは打撃練習をするばかりかもしれない。 全く同じことが「書く」という作業にも言い当てられるのではないか!「書いている」かぎり、打席がまわってくるのではないか。もしかしたら児童文学の「イチロー」になるかもしれないではないか。イチローが示したように、緊張して書いていくべきではないか。これぐらいで、この程度でではなく、重圧を常に感じて書いていくことが大事なのではないか。どうしたらうまくなるのか? どうしたらきちんと相手に伝わるように書けるのか? どんな作品が子どもの心を動かすのか? いったい自分はどんな作品を書くようにさだめられているのか? 等々、不安や焦燥や迷いを持ちながら、ずっと緊張をして書いていくことが創作の基本姿勢ではないかと思わされたことです。そして、イチローが野球が「好き」なように、私も児童文学創作が「好き」だから、きっとがんばれるはずだと自分にいいきかせたことです。 2023、3、20(月) 昨夜、息子がもどってきました。仕事をすませてからだから、東京を出たのは午後の5時過ぎだと思います。そして8時には神戸の我が家に着いていました。 明けて今日の今は9時過ぎ。彼はオンラインで仕事中です。 好きだから、新しく出た絵本や児童書を時々読んでいます。その中に、スマフォやパソコンやタブレット……、さらに難しいIT言語はどんどん入ってきています……。 先回、つぶやいていた「きっと歳のせいかもしれません」ではないのですね、きっと。 時代が大きく変わっていくただ中に、私たちが「立ち会った」ということかもしれません。 そうならば、楽しみながら、そしてやっぱり人間らしくすごしていきたいなあ! 2023、3、17(金) 若い時から「鬼」のことが書きたくて、なんとか形にしてきました。そんな中で、子どもたちとの関りの話をずっと書けなくていたのです。つまり、とても難しくて、私には無理なように思っていました。が、「自分が普段思っている通りに書いてみたら……」の思いで挑戦したくなりました。きっと齢のせいなのかもしれません。 すでに書いてきた子どもたちの物語に鬼をからませてみました。その作品が今出版にむけてすすんでいます。いつもどおり、かすみゆう氏の素敵な下絵もみせていただきました。タイトルは「おにごころ」。わくわくしながら、ひやひやしながら完成する日を待っているところです。 独り立ちして暮らし始めた孫娘が、新しい住まいの近くの公園で「ウグイスが鳴くのよ」と言ったのです。とたんに、「あれ?」。毎年良い声で歌ってくれていた私のご近所さんのウグイスの声がまだ聞こえません。そしてはっと気がついたことがありました。去年、鳴いていたあたりの大きな木が伐採されていたのです。 私は考えました……。たとえ、ウグイスが住み家を追われたとしても、近くに森林が多くある地域だから大丈夫にちがいない。明石大橋がよくみえるようになってよかったではないか……。小学校の運動場の近くだから、木が倒れたりしたら大変だから! 現状を受け入れ、「よし」とすることが多くなったこの頃です。 これも歳のせいでしょう! 齢をとるということもまんざらでも無さそうです。 2023、3、7(火) 春めいてきました。いつも午後からの散歩を今日は午前中に……。 そうすると「あれっ?」と感じることがありました。目に入る小鳥の数が多いのです。たいていは同じ散歩ルートで、割に木々のある所を通ります。今日はスズメはもちろん、メジロ、ホオジロ、ハクセキレイ、ヒヨドリなどなどの、かわいい鳴き声と姿を楽しませてもらいました。なんだか得をした気分です。 これから、日が長くなり、だんだんと暖かくなっていくのでしょう。よい気候です。そろそろ朝の散歩に変えてもいい時期なのかもしれません。 2023、2、20(月) ふとしたことで、若い人たちに、思わず応援したくなる時があります。「頑張って! 大丈夫だからね」といいたくなります。財も時間も経験も! 色々な面で余裕のない中で、一生懸命、前を向いて突き進んでいる若い人たちに。 ネット社会となり、新しい働き方が求められ、人との付き合い方も色々……。私の時代より、はるかにややこしい複雑な時代になったなあと思います。 「すごいね! よく頑張ってるね」 と言いたくなってしまいます。 けれど、ふと、自分の若い時代のことを考えてみると……。私の若い時代も戦後の色々な不幸な出来事や理不尽な事情が色濃く残っていた時代でした。沖縄へ行くのにパスポートが必要でしたし、安保闘争などの紛争、大きな災害もありました……。そんな中でも、私たちは元気元気で、友人たちと遊び、時にはけんかをし、いつも何かにあこがれ、一生懸命だった気がします。 今の若者たちもそうなのでしょうね、きっと。 まぶしくうつる姿に、ちょっぴりうらやましさを感じながら、「元気元気」に「一生懸命」に生きてほしい! 青春を謳歌してほしい! と願います。 若い人たちの中に、もちろん私の子どもや孫たちも含んでいます! 2023、2、7(火) 今日の神戸新聞夕刊に「絵本ファーム」が掲載されました。その表題に、 "おっとりかまえて、すてきな春を待とう" と、つけていただきました。 その通りです。おっとりかまえていた日々の中には、思いもかけない発見があります。小鳥の声がよく聞こえるようになったとか、出かけた場所によって、若者層、高齢者層の多さ、少なさがはっきりしているとか、水仙にもあの優しい匂いのない花があるんだとか、なんとなく面白い事が……。 そんな中で私は大発見しました! いえ、わたしにとっての驚きの発見です。 我が家のキッチンの食器棚はいつも開けられていたのです! それはいつの頃からだったかしら。あの阪神淡路大震災後も、食器棚のガラス戸は空けられて、2枚のガラスが一枚のようでした。思い当たることは、先先することがあって、いえ、気が焦って、バタバタしていて、効率よく食器を出し入れするために、開けっぱなしの方がよい! ということだったのかしら。 このごろは2枚のガラス戸はきちんとその役目を果たしています! 2023、1、27(金) こちらにも久しぶりの雪が降り、あたり一面真っ白になりました。今日はcoopさんの共同購入の日です。車の通る2車線道路は雪も解けたようですが、きっと凍っている所もあるはず。こんな日だもの! ぐんと遅れるにちがいない、いや、休配にになってしまうかもしれない……。そんなことを想像して、いつもの集合場所へいくのを止めていました。 と、ピンポーン! 「来てください」チャイムがなったのです。急いで行ってみると、ちゃんと、coopバスがとまっていました。 団地の玄関口におかれている、沢山の食料品や日用品をみて、ふと思ったことです。 ”なんと便利で、有難いことだろう!” 先日、ご近所さんが話してくれました。近くのしあわせの村から、あちこちへシャトルバスが定期的に出ているというのです。もちろん無料です。 ”わあ、なんて便利で、有難いこと!” 今日、共同購入のメンバーの一人が教えてくれました。団地に週一回、迎えに来てくれる大手スーパーの送迎バスがあるというのです。 ”ええ! なんて便利で、有難いこと!” 今の私は何の苦も無く、しあわせの村へ遊びに行き、近くのスーパーにでかけていますが……、もっと年を取って歩くのが苦になりだすとお世話になることがいっぱい用意されています。シャトルバスも利用しましょう。大手スーパーにも行って買い物をしましょう。いや、ネットでだって注文もできるし……、子や孫たちやご近所さんにも頼めるし……。 ”おお、ありがたや、ありがたや!” おっと、それよりやっぱり元気でいるほうがもっと有難いかな‼ 2023、1、17(火) 今日は阪神淡路大震災の起こった日です。 私は神戸市の山手の方に住んでいますので、市街地のような被害を受けていません。とはいえ、一部損壊の被災証明が出、今も残しています……。そして、経験のしたことのないすさましい揺れを感じたことをおぼえています。私にとっても、諸々、考え、思い悩み、落ち込み、おろおろとした時を過ごしました。今もこの時期になると緊張してしまいます。決して私ひとりではなく、あの震災を経験した人はどなたもそうでしょう……。 1月17日は、「生きている」ことの大切さを思い、災害に備える特別な日なのです。 昨日夜、「人参ケーキ」を焼きました。友人たちと一緒に炊き出しのボランティアに出かけた時に教わったケーキです。胃に優しく栄養価の高いケーキ。高齢になった私にぴったり。 「おいしいよー!」 なぜか胸が痛くなりました。 2023、1、11(水) 朝は寒かったのですが、午後は快晴で気持ちの良い日になりました。 久しぶりに近くの「しあわせの村」へ。歩いても15分もしないで行き着くところですが,あちこち回って用事をするので、行きはバスにしました。おもわず新鮮野菜を買うことになり、帰りもバスになりました! やっぱり年相応の足の強さになったようです。 中央の施設内には人がそれなりにおられたのですが、広い屋外は私ひとりがひとりじめと思うほどに人がまばらでした。身体や心を癒すもってこいの場所がこんなに近くにあるとは、何と有難いことでしょう! 「しあわせの村」メインロード 今年もお世話になります。 どうぞよろしくお願いします。 2023、1、2(月) 明けましておめでとうございます。 今年もどうぞよろしくお願いいたします。 畑中弘子 |