2017、12、26(火) 晴れ
 「去年のクリスマス、わたし、教会にきてたかしら?」
 夫がなくなってまだ一ヶ月もたっていなかった頃で、何をどのように過ごしていたのか記憶にないのですね。「きてた、きてた!」友人達が口を揃えて言ってくれました。
 今年のクリスマスは印象に残る日となりました。朝の生誕礼拝に続いて、午後4時から、キャンドルサービス&オルガンコンサートがありました。久しぶりに聖歌隊に復帰。少しずつ、今在るべき自分を見つめ始めています。
 一年間、沢山のみなさまの支えをいただきました。感謝します。ありがとうございました。
 今年の年末年始は神戸を留守にします。神戸に住むようになって、はじめての経験かも。某所でゆっくり息子一家とすごしてきます。
 
    みなさま、よい年をお迎えくださいませ。 

      



2017、12、17(日) 晴れ
 12月12日(火)はすてきな場所に長居をしていました。お昼12時に待ち合わせをしてから、その場所で、4時過ぎ、いや、もっといたかもしれません。
 場所は神戸市須磨の老舗の喫茶「あいうゑむ」。竹内よし栄さんの絵画展にあわせての「おさな心に浸る午後」がもたれたのですね。
 そこで私は「おによろし」と「鬼の助」の読みかたりをしました。定員20人とのことでしたが、もっといらっしゃっていた気がします。オーナーの福永祥子さんはじめみなさま、楽しい交わりの一時、誠にありがとうございました。

 昨夜、神戸ルミナリエに行ってきました。大変な賑わいでしたが、みなさん、もう慣れておられるのか流れはかなりスムーズだった気がします。
 来年、行けるかしらと考える年齢になってきました! 
 いえいえ、とんでもない! あなたならまだまだ大丈夫! (誰の声?)

      

 後ろを歩いておられた方が、「この光をみると、今年も終わるんだなあと思えてくる」なんて、おっしゃっていました。みなさまの今年はどんな年だったでしょう?



2017、12、4(月) 曇り
 沢山の人たちに励まされて、つつがなく過ごしている自分を実感します。この一年間、家の内に引きこもることもなく過ごせたのも、頃合いを見計らったようにして、外に連れ出してくれたみなさまのおかげ。ありがとうお礼申し上げます。この木曜日はご近所さんとランチします! 
 児童文学に関われていることにも感謝しています。少しずつ前を向いてがんばろうと思います。今までどおりよろしくお願いします。
 その流れでの、お知らせです。私もお邪魔することになっています。

-「おはなしの森」表紙絵画家)竹内よし栄さんの絵画展にあわせてー
    「おさな心に浸る午後」が開催されます。
 2017年12月12日(火)13:30~16:00

   「あいうゑむ」にて

 人数に制限がありそうですので、一度「あいうゑむ」喫茶オーナーの
福永さんに連絡をしてみてくださいね。



2017、11、25(土) 晴れ
 乗り切りたいと自分に言い聞かせていた、夫の一周忌も無事に済みました。親戚や親しい方々が一同に集まってくださり、和やかでうれしい会となりました。そして今日、その折りの写真をお送りして、あとかたずけも全部終わりました。ほっと肩の荷を降ろしています。
 ほんとうの命日は29日ですので、わたくしひとりで墓参りをすることになるでしょう。寒い季節なので、まだ墓前の花も献花のたくさんの小菊も残っていると思います。この一年間、心を寄せて下さった多くの人たちに感謝いたします。ありがとうございました。

 故康雄の一周年記念式のあと、食事をみんなで共にしたのですが、その席上で、わたくしはこんなエールをもらいました。
「フレー! フレー! ひろこ!
 フレー! フレー! ひろこ!」
 それも法政大学の応援団長(実は孫)からです。公でないところではしないという彼が、私のために……。涙があふれてとまりませんでした。
 ありがとう! みんな!
 これからもよろしくお願いいたします。 



2017、11、14(火) 雨
 何と忙しい日を過ごしているのだろうと思います。
 先週の土曜日には恒例の日本児童文芸家協会の童話塾の懇親会に参加してきました。乾杯という大役をいただき、無事果たすことが出来てほっとしています。そしてみなさまの創作への熱い思いを肌で感じ、元気をいただいて帰ってきました。お世話くださいましたみなさま、ありがとうございました。
 日曜日は夫のかつての職場で、永眠者記念会がもたれ、わたくしにも案内状がきましたので、行ってきました。
 今日火曜日は、旧友5人が大阪の「梅の花」に集い、おしゃべりと食事、そしてブラブラショッピングです。楽しいひとときですが、さすがに疲れました。
 まだまだ、わたくしの行事がつづきます。

 明後日、16日(木)は、「地震がおきたら」の読みかたりを、画家のかなざわさんとすることになっています。表彰式のあとに出演します。
 垂水防災フェア2017
 日時 11月16日(木)13時~15時
 場所  シーサイドホテル舞子ビラ神戸「あじさいホール」
 どなたでも入場できて、無料。

 18日(土)はわたくしにとって最大の気になることが待っています。
夫、故康雄の召天一年記念の会があるからです。ここ数週間、いろいろと準備をしてきました。 
 体調を整えて、乗り切りたいです。そしてまた「鬼」や「人」の物語をしっかり描いていきたいです。



2017、11、4(土) 晴れ
 今日は教会バザーがありました。わたくしもお手伝い、日用雑貨係を担当しました。天候にも恵まれ、多くの方々がこられました。久しぶりに出会う方々とのおしゃべりも楽しいし、並ぶ品々にもいろいろ変わったものがあって、おもしろい。
 ところが、目を丸くして驚き感動したのは、人でも出品物でもありませんでした。品物を入れる紙袋です!
  
         

 これ、新聞紙だけで作ってあるのです。持ち手もしっかりとして、私の大好きな御所柿を10個入れてもびくともしないでしょう。大きさは重箱ぐらいです。どうしてこんな立派な紙袋ができあがるのでしょう。分解して作り直す勇気も時間もありませんが、人の知恵はすばらしい。



2017、11、2(木) 晴れ
 去年の今頃は”怒濤の如く”押し寄せる事柄に無我夢中で対応していました。まわりの人たちのいたわりや配慮や助けを受けながらも、やはりわたくしでないと動けないことがありました。夫が最期を迎えての日々だったからです。穏やかで静かでおおらかな彼を前に、私もそうであらねばと思うのですが……。半世紀以上も共に過ごしてきたものですから……。
 今思うと、”押し寄せる怒濤の如く”の感情をしばし平穏にしてくれた一つが、お話しを書くこと、児童文学に関わることでした。ちょうど「地震がおきたら」の文章が最後のつめにはいっていました。

 一年後の今、「地震がおきたら」は出版され、多くの方々からうれしい便りをいただいています。先日BL出版さんから「うれしいお手紙でしたので ぜひお知らせしたいと思い……」とのメールがあり、便箋3枚にぎっしりと書いたお手紙が添付されていました。
   
   
   
 
 Kさま、誠にありがとうございました。みなさま、ありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願い致します。




2017、10、25(木) 晴れ
 昨日、読売新聞朝刊に「地震がおきたら」絵本に関連した記事をのせていただきました。大きな紙面をさいてとても丁寧に紹介してくださっています。有り難いことです。防災への熱い思いをひしひしと感じ入りました。ありがとうございました。

 また、
「地震がおきたら」が児童文芸家協会の新刊紹介に載せてもらっています。ありがとうございました。



2017、10、13(金) くもり後雨
 ただ今、私たちの団地マンションが外壁、ベランダ、玄関ほかの大補修をしています。家の中はいつも夕暮れ。今日のように雨降りとなりますと、もう陰気なことこの上なしです。四六時中、電気がついている状態がもう何日も続いています。幸い、KCC(神戸新聞文化センター)教室のある週なので、外の光を充分浴びることができていますが……。それに、補修のかかる倉庫やベランダからは、中にあるものをとりだし部屋に入れておかないといけません。ひとつの部屋は倉庫に早変わりです。
 もうすぐ夫の一周忌が近づいていますので、今日、息子が戻ってくるのですね。よく電話もかかってくるのですが、家がこのような状態になっていることをうっかりして言っていません。きっと驚くことでしょう。綺麗になるためには、いろいろ大変です。やれやれ……。

 うれしいことがありました。「地震がおきたら」に重版がかかっています。多くの方々に読んでいただけますように。大事な命をまもるために。 来週は神戸市消防局の方々といっしょに防災訓練に参加します。絵のかなざわさんと一緒に、絵本の読みかたりをします。



2017、10、8(日) 晴れ 
 このホームページは2001年10月10日に立ち上げています。
 早や17年目に。少し整理して、すっきりしたいと思います。あまり更新できていない「おはなし村の入り口でーす」を、2017年10月10日をもって、閉じることにいたします。

  
 長い間、お支えくださり、ありがとうございました。
 
 閉じるのは、ホームページそのものではありません。念のため!
 これからも「ピッポ・ポおはなし村」の応援を、どうぞよろしくお願い致します。



2017、10、2(日) 晴れ
 「地震がおきたら」が発売されました。
 感謝と共に多くの方に読まれますようにと祈ります。
 久しぶりに「ブックス」にアップしました。



2017、9、20(水) くもり
 今日午前に、神戸市消防局で、絵本「地震がおきたら」の寄附受納式がありました。神戸市消防局がBL出版社に感謝状をおくる式です。
 私たちはその式後、新聞取材をうけるというので、時間をおくらせて出かけていきました。が、なんと、お部屋に案内されると、お聞きしていた新聞社だけでなく、ずらりと記者の方が並んでいらっしゃいます。
 神戸新聞社、読売新聞社、産経新聞社、毎日新聞社の方々。
 お話しを聞いてくださり、たくさん、写真も撮られていました。
 きっと近日中に掲載されることでしょう。
 ありがたいことです。
 嬉しそうに笑っている三人は発案者の谷敏行さんと、画家のかなざわまゆこさんとわたくしです。

 今日から書店に防災絵本「地震がおきたら」が並びます。
 どうぞよろしくお願い致します。



2017、9、19(火) 晴れ
 台風一過、今日は日差しがもどってきました。朝には蒸し暑さが残っていましたが、午後になるとすがすがしい陽気でしのぎやすいです。
 昨日、夫の墓参りに行ってきましたが、この季節、彼岸に咲くのが彼岸花。きっといっぱい咲いていることでしょう……。
 神戸はやっぱり都会です。私はいまだ一本も彼岸花をみていません。車でほんの少し走ると、神戸の郊外にも田んぼが現れ、あぜ道には真っ赤な花が絢爛豪華な帯になって広がっていました。年中行事のように、夫の車ででかけたものです。今もきっと咲いているはず。ちょっと時間をつくって出かけてみようかしら。彼岸花の咲くところへ。

     
       3年前の奈良・明日香の彼岸花



2017、9、9(土) 晴れ
 いよいよ防災絵本「地震がおきたら」が独り立ちしていきます。がんばってほしい! 帯にも描かれているように、「学校で家庭で」多くの人たちが読んでくださることを祈ります。自然災害が起こらないことはない……。けれど命こそ守りとおしたい。
 9月8日(金)神戸新聞朝刊に私たちの取り組みが紹介されました。ここに貼り付けようと思っていましたが、編集者さんんからネットのことを教えて貰いました。
 今の世の中、まっこと、すごい! あっという間に伝達されていくのですね。伝達がどうぞ、心にまで届きますように。
 「1,17の教訓 防災絵本に」
 覗いてみてくださいね。



2017、9、3(日) 晴れ
 今年の夏は独りぐらし。とはいえ、子や孫が入れ替わり,立ち替わり、戻ってきてくれたので、去年と変わりなく結構賑やかな忙しい日々を過ごしました。その上、孫たちのおかげて新しい世界をいくつもみせてもらいました。
 その中に、京都アニメーション製作の水泳アニメ『Free!』があります。 はじめ「Free!」と聞いたとき、「自由ってどういうこと?」「アニメ?」「なんのこと?」状態でしたが、いろいろ教えて貰い、なんとかわかりました。ということから、孫たちと一緒に「Free!」の舞台となった鳥取県岩美に行ってきました。
 天候に恵まれとても楽しい旅でした。うれしそうな孫と「リボンの騎士」に夢中だった頃の自分とが重なり合って、なんとも不思議な気持ちです。
      
        田後公園・展望台にて、孫と。
  


2017、8、23(水) 晴れ
 朝、下の部屋に降りていくと、テレビが勝手に画像を映ししゃべっています。「なんで?」と思った瞬間に、「もしかしたら?」
 若い時から早とちりの名人でしたが、年を取るにつれて少しマシになっていました。が、肝心な時に出てきました。
 絵本『地震がおきたら』のテレビ放映!
 いつもとちがって今日は朝寝坊です。昨日は動くことが多く疲れていました。時計をみると、あと30分しか残っていません。すぐに録画し、後から録画記録を確かめました。トホホ。思ったとおりでした。 
 私はどうも録画予約で無く,視聴予約をしていたようです。

 娘たちが来週戻ってくる時まで、NHK「おはよう日本」視聴はお預けです。きちんと見てくださった友人たちの皆様にはほんとうに敬意と共にお礼申し上げます。ありがとうございました。



2017、8、15(火) 雨
 絵本『地震がおきたら』のテレビ放映日が変更になりました。
     23日(水)早朝 4:00~6:00 
       NHK「おはよう日本」の中で
 1週間先になったとの連絡が、神戸市消防局の谷さんからはいりました。きっと少しは涼しい朝を迎えていることでしょう。よろしくお願いします。



2017、8、14(月) くもり
 盆休みに息子一家が戻ってきています。アンとサラとクリの3匹の猫も一緒です。ということでここ数日間、いろいろ、面白く楽しく忙しい。なかなかここに出てこれなくてすみません。ただどうしてもお知らせしておきたいことが出来ましたので、報告いたします。

 わたくしも関わっています、絵本『地震がおきたら』のテレビ放映が全国ネットで流されます。少しの時間だと思いますが、詳細な時間帯はわかりません。もしうまく時間が合って、見て頂ければ嬉しいです。
     16日(水)早朝 4:00~6:00 
       NHK「おはよう日本」の中で



2017、8、4(金) 晴れ
 本日、午前7:45~8:00 NHK おはよう関西にて、
「親子で読みたい! 絵本『地震がおきたら』神戸」が放映されました。 見てくださった方から電話などをいただき、久しぶりの会話が弾みました。

 この企画がはじまった頃は、夫もまだ体調が良かったので、いつものように子どものようにはしゃいで報告したことを思い出します。わたくしの顔がちょこっと出ましたが、元気そうな姿にほっとしていることでしょう!
 10月1日発売予定ですが、とても丁寧な仕上がりの絵本です。文字通り「地震がおきたら」どうなっていくのか? どのような心構えが必要なのか? などを、おかあさんの言葉でわかりやすく描かれていきます。最後に消防局からの「家族を守る防災知識」が入っているのも心丈夫な気がいたします。私もたくさんのことを学ばせてもらいました。お子様のおられるおうちにはぜひ持って頂きたい絵本ですね。
 発売になりましたら、またご報告致します。
        
       
         
     原案/谷敏行 文/畑中弘子 絵/かなざわまゆこ
            (BL出版)    




2017、8、1(火) 晴れ
 連日の猛暑、いかがおすごしでしょうか?
 少しずつ児童文学関係での動きが多くなってきました。好きな世界での働きに感謝し、自分の体力や気持ちをみつめながら、がんばっていきたいと思います。

 先日の日曜日、7月30日、神戸新聞朝刊に「童話作家、畑中さんが選ぶ、この夏、読みたい絵本」と題して、記事が掲載されました。2回に分けて扱われるという事で、次回は8月13日に掲載されます。機会がありましたら、読んでいただければ嬉しいです。




2017、7、23(日) 晴れ

 
  
  
暑中お見舞い申し上げます     
   
      

 猛暑が続いています。どうぞご自愛くださいますように。 

 「地震がおきたら」(BL出版)という絵本を、神戸市消防局企画で
 昨年より関わってきましたが、先だってNHKからの取材がありました。 
  
7/26(水)18:30~、NHK1、神戸放送局枠で放映されます
  機会がございましたら、みていただければうれしいです。



2017、7、13(木) 晴れ
 世間をみわたすと、本当に便利なことがいっぱいです。ずっと若かった時に,誰だったか忘れましたが「夢を描いてみて。かならず実現しますよ。なぜって、人間の描く夢はせいぜい実現できることしか描けないのですから」といった方がいらっしゃった! まさにその通りですね。
 
スマフォが少しわかるようになって、ますますその感を強くしています。私の夢以上、想像もしていなかった便利さです。分からないこともどんどん出てきます。先日、auショップへ。
「危険!とかバッテリーがすくなくなっています!とか、不安な言葉が画面に次々現れます」
と、私。
「そんなアプリはどんどんはいってくるでしょう。無視して上にとばしてください。消えますから」
 言われるようにすると、あっというまに消えました!
「直ぐに画面が暗くなるのです」
と、私。
「設定をかえましょう」
 ちょこちょこと触られて、
「30秒になっていました。5分にしておきましたから」
 それからの画面はすぐに暗くなることがなくなりました。
 そのほかにもいろいろおききして、るんるん気分でもどってきました。今の私は「現実が先に歩いて、夢が後追い」している感じです。

 次回はいよいよ夫のスマフォのデータを取り出す作業を教えて貰いましょう。
 夫のスマフォにはなつかしい写真がいろいろ入っています。なかなか触れないでいるのですが……、いつかきりをつけましょう! そうでないと大事な思い出の写真が埋もれてしまいます。



2017、7、6(木) 晴れ曇り
 久しぶりに中央図書館に行きました。久しぶりの雨上がりだから。それに夏休みに読むのに最適な絵本をリストアップしたかったからです。「どんな絵本がいいでしょうか」との相談を受けていて、何冊か気になっている絵本がありました。調べたいのは九冊。全冊みつけることが出来ました。絵本そのものが人気本だからかもしれませんが、「さすが、神戸市立中央図書!」と、感心。
 感心したのは他にもありました。肝心の図書館カードがいざ出そうとするとみつかりません。「大丈夫ですよ」と係の人が言ってくださり、用紙に記帳するだけてオッケー、借りることができました。本をみつけるのも、そなえつけのパソコンにちょこちょことキーボードを叩くだけで、すぐに「どこにあるか」までわかります。「印刷」をクリックすると、小さなメモが「ギギギー」と言ってでてきます。貸し出し中の絵本の予約は自宅のパソコンから出来るというのです。私の若い頃と較べて、何と便利になったことでしょう! 
 まだまだ図書館を探検する価値がありそうです。

 中央図書館の直ぐ近くに神戸大学病院があります。夫が世話になった病院です。一緒に歩いた廊下や食堂や病室、すべてが楽しい思い出です。



2017、6、29(木) 曇り
 楽しいことがありました。孫が就職が決まったからと言って、わたくしをたずねてくれました。彼は大学四年生。大学で応援団長というすごい役をになっているのですが、実はとてもやさしい。
 三宮、神戸、新長田のネットで評判になっている店を探して,食べ歩きをしました。2人前注文して、わたしは一人前の3分の1、孫は1と3分の2を食べます。おかげで絶対自分ではみつけられないようなレアなお店にもいけました。店内は狭いのですが客がいっぱい。有名人のサインが壁いっぱいにはられていました。やっぱりおいしかったです。
 北海道の親戚から、新鮮なアスパラガスが送られてきました。食通にはほど遠いわたくしですが、歯ごたえも味の甘さもまるでちがうおいしさに目からうろこでした。気遣ってくれるみんなに感謝です。
 そして昨日は久しぶりに旧友と三宮で食事をしました。それもすばらしくおいしい台湾料理です。ありがとう、みんな……。

 今朝からKFG「黄河の森緑化ネットワーク」の原稿「絵本からのエコメッセージ」を久しぶりに書いています。昨日、神戸新聞社へ「絵本ファーム」原稿を送りました。その他にもKCCや「おはなしの森」役員会など少しずつ動きが活発になってきました。健康に気をつけて、今を大事にがんばっていこうと思っています。
 ちなみに今日は夫の月命日です。

        
       
一緒に出かけた篠山玉水百合園のユリたち
     



2017、6、20(火) 晴れ
 スマフォを使い始めて2ヶ月あまり。私にとっては想像をこえる「文明の武器」に驚いています。これ一個でなんでもありだなあと思ってしまいます。もちろん我が家の家計を無視し、知識を貪欲に吸収しての話でしょうが……。
 羅列するだけでも、
1,情報量の桁外れの多さははんぱじゃない!
1,家族が直ぐ横にいるような会話、いえメールのやりとりが出来る。
1,ホームページの役割の大きさに今更ながら気づく。
1、知らなかった人との交流、特に世代を超えての交流ができる。
1,なんでも調べられる。

 はたと考えてしまいます。こんなに便利に即座にあらわになっていいのかしら。もうすこしゆっくり答をだしたいなあ、もうすこし躊躇する楽しさがあってもいいなあ。
 あわてない。あわてない。
 なつかしい「一休さん」のアニメを思い出しました。



2017、6、11(日) 曇り時々晴れ
 もともと私は内向きな性格だったのかなあとこの頃思ってしまいます。
 朝早くに起きてウオーキング、掃除洗濯、朝食を済ませて、仕事にかかります。午後は買い物やその他諸々にあてます。もちろん教室のあるときや、打ち合わせや、調べ物での外出の時はそのスケジュールにあわせていますが……。以前のように、あれもしたい、これもしたい! どこそこへ行きたい、みてみたい、きいてみたい! そんな思いが強くでてきません。
 だから「これ、幸い!」
 読みたかった本を読んだり、途中でほっぽり出していた物語をまとめてみたりしています。それに友人たちが冊子や詩集や童話集を送ってきてくださっています。楽しんでじっくりと読ませて貰っています。本当はここに紹介したいと思うのですが、全員をご紹介するとなると,私の裁量では無理なので、お許し願います。もう少し力持ち! 時間もち! になって、「紹介コーナー」なんてつくれるといいのになあ。

 さてさて、ここまでおしゃべりしてきてはたと気がつきます。
 本当は「これ、幸い」してはいけないのです。ちゃんと提出するべき作品があるのにぐずぐずしています。その作品のためには以前のように、あれもしたい、これもしたい! どこそこへ行きたい、みてみたい、きいてみたい! そんな思いが強くでてこないといけないのでした!
 童話作家としては外向きな性格のほうがいいに決まってますもの。




2017、5、29(月) 晴れ
 岩手県「北上市立鬼の館」へ行ってから、もう一週間以上にもなるのですね。「児文芸」の総会に出席し、もどってからは童話を書こうとされている方々にお話しする機会がありました。仕事で出かけることもありました。
 そんな中ふと思っています。
―帰宅時間を気にしないで行動できるって有り難いなあ……。
 
 夫が亡くなってちょうど半年が過ぎました。毎月の墓参も先日はじめてひとりで行って来ました。墓園は鵯越墓園ですのでそんなに遠くありません。夫と一緒の時はずっと車で朝飯前!仕事だったのですが、今回はバスに乗ってですので半日仕事です。とはいえ、墓園内にもバスが走っています(数回ですが毎日です)から、考えていたほど大変なことではありませんでした。
 命日にあたる今日、午後からいつもふたりで散歩したコースを歩きました。
歩きながら、ずいぶん支えられていたのだなあと思ったことです。
「君なら大丈夫や」夫の言葉が耳に響きます。
 
 彼をここに登場させるのも,いい加減少なくして、このホームページにはうれしい児童文学、楽しい童話創作の話しで埋め尽くしたいものです。



2017、5、21(日) 晴れ
 たくさん、お話したいことがあるのですが、まずは兵庫県出身の絵本画家、いもとようこさんのことを! 何と美しい優しい絵(実は貼り絵に着色)を描かれるのだろうと、ずっと思っていました。そのいもとさんがこの度、児童文芸家協会の「第56回児童文化功労賞」を受賞されました。そして協会からの花束をお渡しする役目を、兵庫県在住のこのわたくしがおおせつかったのです! 
 先週19日金曜日、総会に続いての贈呈式でのことでした。

 その後「おめでとうございます」だけでなく、ちがう話も出来、写真もご一緒してもらいました。嗚呼、写真だけでなく、お仕事もご一緒できたらなあ……。夢がふくらみます。

 次の日、やっぱりいもとさんのファン、嫁ちゃんと一緒に上野の森美術館に行きました。「いもとようこの世界」がパリ展、ボローニャ展に続いて開催されています。本当に沢山の方々が来られていました。どの絵もどの絵も限りなく繊細で美しく幻想的で、すばらしい……。19日にはじまったばかりです。東京に行く機会のある方はぜひ足を運んでみられではいかがでしょう。
 わたくし、神戸新聞で連載中の「絵本ファーム」6月に早速、いもとようこさんのすてきな絵本を紹介したいと思って購入しました。

 まだまだおしゃべりしたいことがありますが、今日はこの辺で。




2017、5、16(火) 曇り
 良い季節になりました。散歩コースの道も緑鮮やか木々が続き、小鳥のさえずりも賑やかです。なにもかもが新しい出で立ち、旅立ちを始めている気がいたします。

 今週は、わたくし、違う景色をたくさん見れそうです。たった3泊4日の移動なのですが、岩手県の北上市まで北上し、南下してきます。メインは「鬼の館」です。もう4回目ですが、よく考えるとわたくしはうん十才。そんなに頻繁にいっているとは言えません。北上の鬼さん! 久しぶりにお目にかかります。たっぷりの元気と力をいただきましょう!

 その後、所属しています児童文芸家協会の総会、授賞式、懇親会に出席します。きっと久しぶりの方々に出会えることでしょう。やっぱり元気をいただいてきます。
 そして帰ってきたら、散歩道の木々の新芽のように生き生きとした毎日を送りたいなあ……。
 それでは、行ってきまーす。



2017、5、8(月) 晴れ
「目、耳、口といった順番かな?」
と私。
「どういうこと?」
と,友人がききかえしました。確かにきちんと伝わりそうにない表現です。その時わたしたちは明石市立文化博物館に向かっているところでした。『いいからいいからー長谷川義史の世界展』を鑑賞するためです。
「つまり、目でみて鑑賞する博物館や美術館へいくのがすごくうれしいの。誘ってくれてありがとう!」
 私にとってはどうも一番に鑑賞したくなるのは目、つまり展覧会、展示会などのようです。今回も長谷川義史氏の面白くも壮大な世界を楽しむことができました。

 とはいえ、
耳の役目の音楽鑑賞もいいし、おいしいものをいただく口の鑑賞もうれしいと思っている。思いながら、
「これって、すごい贅沢なことなんだろうなあ」
 衣食住足り、自分で身体を動かし、考えることができる上に、目で、口で、耳で、喜びを感じることができるのですから。
「順番はどうでもいい。いつまでも感じることができますように」
 誰もがそうでありますように……。 




2017、5、1(月) 晴れ  
 
 さわやかな季節がやってきました。5月の声をきくとすぐに「たの~しや~ごがーつ」の歌を思い出します。ある程度年を経た方なら、きっとよくご存知でしょう。私もよくうたう大好きな歌です。
  楽しや五月 草木は萌え
  小川の岸に すみれにおう
  やさしき花を 見つつ行けば
  心もかろし そぞろ歩き

 連休は如何お過ごしでしょうか?
 わたくしは息子が戻ってきてくれましたので、お墓参りをしました。一緒にあちこち行き、面白く楽しい経験などなど……。そして今日東京にもどっていきました。
 その後はやっぱりひっそり。と、孫から電話が入りました。夕方になって近所の友人がたずねてくれました。ふっと有り難いなあとの思いにかられています。
 そして!
 今日うれしい通知もはいりました。
「児童文学ファンタジー大賞、第一次選考通過者」になりました。



2017、4、24(月) 晴れ   
 涙もろくなっています。夫のことがあって、その関連でよく涙が勝手に出てくるのですね。それがここのところ、夫以外のことで涙もろくなっています。ありがとうの涙かな?
 家族のこと、友人のこと、生活状況のこと、私は何と恵まれているのだろうと思います……。

 日曜日、久しぶりに文学の友人達と会食しました。いつかいつかと思いながら、やっと実現したのですね。カラオケにも行きました。文学談義?だけでなく、好きな歌も歌えてうれしかったなあ……。
 先週にも旧友が呼び出してくれて、会食をしたのですね。なつかしい思い出話もとびだし,楽しかったなあ……。
 みんなみんな、ありがとう。
 これからは仕事以外にも出来るだけ出かけていこう。外出の好きな私に戻って忙しく動こうと思いはじめています。そうしたら「涙もろさ」も「嘘」になっていくでしょう!



2017、4、17(月) 曇りのち雨   
 人は経験をつむと、なかなか言えないことが増えてくるのかしら? 
それとも私の勇気の無さからかな? いえいえ、世間を渡るための知恵?
 ちょっと考えてしまいました。
 
 バスを待っていた時です。近くに石垣があって、水を通すための小さな丸い穴があいているのですね。私の前に並んでいる中年の男性がビールを飲んでいました。飲み干すと、手にしたカンを石垣の小さな穴に入れたのです。
「わあー、水がつまるなあ」「駄目ですよなんて、よういわんし」
さりとて、カンをひきぬいて、自分のバッグに入れるなんてできませんでした。
 バスに乗ってからです。とちゅうで前の席の人が硬貨を落としました。ころころころがっていきます。バスに乗ってきた人が、ちょうどその上に足をのせて座ったのです。落とした人はきょろきょろしています。
「ああ、これではみつからないな」「言ってあげないと……」「誰かが教えてあげるかな?」
 そうこうするうちに、私の下りるバス停に着きました。
 
 あのビール缶と硬貨、どうなったかなあ……。
 ちょっと心を痛めた物語でした!



2017、4、9(日)曇り     
 「ぴったしかんかんや!」
 うれしくなっているのは、満開の桜をみてのことです。
 毎月、神戸新聞の夕刊に「絵本ファーム」を担当させてもらっていますが、そこに、
ーー今年の桜はちょうど入学式、入園式に合わしたように満開を迎えそうです。
と書いたのですね。ちょっと気にしていましたが、うまくあいました。
 桜満開の景色は希望にあふれた新入生にぴったりです。おめでとうございます。

 私の住んでいる団地界隈も今日は8分咲きの満開です。8分咲きから満開と呼ぶらしいですね。去年、夫とよく散歩した道にも桜のトンネルができていました。    

     
 


2017、4、2(日)晴れ     
 今日はよい天気でした。久しぶりに「しあわせの村」まで散歩しました。帰ってきて、diaryに向かっています。そしてはじめて気がつきました。ここではいつも日付の次に天候を書いていたのですね。ところがすっかり飛んでしまっています。ああ、やっぱりなあ……。もともと天候が晴れていても曇っていても雨でも気にしないたちなのですが、ここのところずっと天候にうとかった……。青空にやわらかな白い雲が浮かび、気持ちのいい陽気です。この感覚を感じることができるのはすばらしい。生きている証拠ですね。

 出来るだけ、前を向いて自分のやりたいこととやらねばならないことの合致点をみつけたいと思っています。人のためだけでもなく、自分のためだけでもなく、最も自分らしい生き方とは? 
 テレビで「宮澤賢治スペシャル」を見ました。歴史上の人たちもこれからの人たちも、そして今の私たちも生きることの意味を問い続けていくのでしょうね。
 呑気そうな私ですが、やたらと哲学的になる時があります。一週間もするとこのあたり、桜満開の美しい季節を迎えます。私はけろっとして桜に浮かれルンルン気分になることでしょうが。



2017、3、27(月)     
 昨日、日曜日に珍しい来客がありました。北海道から四人の子どもと一緒に若いご夫婦が亡き夫を訪ねてくれました。お花にかこまれてうれしそうです。

 久しぶりに賑やかな時をすごしました。4人の子どもたちは上から小学2年、1年、双子の幼稚園年中組。末っ子だけが女の子です。揃って、絵本好きということで、私は張り切ってしまいました。私の本棚には絵本が結構沢山あります。とはいえ、全部を広げるわけにはいかないので、「絵本ファーム」推薦本を持ってきました。「知ってる,知ってる」という子どもたちの声にますます嬉しくなってしまいました。
 接待はお客同士にまかして、子どもと一緒に楽しく遊びました!
 そこでふと思ったのですね。 
 この子たちも5年もすれば、ずいぶんと心身共に状況が変わってくるんだろうなあ……。私のしていること、つまり絵本や児童文学を書くことは、ほんの一瞬の輝きに焦点をあわせて書かないといけないのだなあ……。
 自分が通り、子や、孫を見つめてきた、「きらめく日々」の一瞬。気をひきしめて児童文学の創作に向かわないといけないなと思いました。



2017、3、20(月)     
 土曜日、娘と孫とで墓参にでかけました。今までは夫の車で行ったので、2時間もあれば充分、墓参をすますことができました。ところが車がないと、まずバスに乗っていきます。ちょうどお彼岸ということで超満員です。バスから降りて坂道を歩いてあがります。墓園の中を巡回しているバスにのって、目的の新芝生地区に到着。墓参りをすますと、巡回バスを待って乗り、臨時の市バスの停留所まで降りてきます。午前中、しっかりとかかりました。
「これで自信がついたわ。ひとりでも墓参ができるよ」
と、夫にひとこと。
 なんだか毎日が新しい世界を旅している気分です。まだしばらくきょろきょろ、旅は続きそうです。



2017、3、13(月)     
 今朝のことです。久しぶりに故郷に墓参のために帰りました。JR三宮のホームにあがると、外国の方々が十名ほど並んでらっしゃる。私は偶然その列になったので、お愛想で「ようこそ、日本へ」。
 すると、私と同じぐらいの年格好の女性が、「大阪へはここでいいのですか?」と聞いてこられたので、「この新快速がいい」「20分ぐらいでつくから」など、ちょっとお知らせすると……。いっぱい話してこられます。久しぶりに楽しい英会話の時間です。

 彼女がいうのには、「4ヶ月、船でまわっている」「アフリカからイギリス、中国」他にもいろいろとまわるのだと言う。私が内心、「ワオー、すごいリッチだ」と思い、すなおに、「うらやましい」というと、「主人がすばらしいから」とおっしゃる。ご主人は風格のあるやさしそうな黒人の方です。彼がわたしに、「大丈夫。願っていたらかなうから」と。
 私は「充分な時間があるのですが、充分な……」といいかけると、ご夫婦が私と声をそろえて「お金がない!」と言って、大笑いです。
 彼女はアメリカのどこだったかに、ふたりの子どもとふたりのお孫さんがいらっしゃる。私もふたりのこどもと4人の孫がいて……などなど話が弾みます。途中から、退職して4ヶ月の船の旅に参加しているという、おじさんも参加して,機関銃のような英語の会話教室になりました。行った先の珍しい料理の話をされているようです。久しぶりにわかったりわからなかったり、英語漬けの楽しい20分間でした。

 名前も聞かないし、もちろん私も名前を言ったわけではないのですが、別れ際、彼女が「日本に友人がひとりできた」なんてうれしそうに言って、降りていかれました!
 とはいえ、4ヶ月も船の旅をしているって、どんな感じなのかしらと想像すらできなかった私です。
 夕方、実家からもどって、夕刊を開き、納得しました!
「クイーン・エリザベス」神戸に。世界一周での日本発着港に。
 ああ、そうだったんだ!
 どうぞ、素敵な旅をしてくださいね。
 


2017、3、6(月)     
 コンビニからの帰り道、男子中学生とすれ違いました。通学路になっているのでよく出会います。気にもとめないで歩いていると、すれ違いざま、その子がにこにこして、
「こんにちは、おばさん」
 あれ? 誰だったかな? 近くの子ではないから、もしかしたら同じ団地の子のお友達かな? 
「信ちゃんの友だち?」
「いえ、ちがいます。ケンちゃんの友だちです」
 いかにも私を知っているような答え方です。
「ケンちゃんって?」
「1団地のケンちゃんです」
 え? ケンちゃんって子、近所にいたかしら。全く聞き覚えのない名前です。
 とはいえ、私もにこにこして、
「そう。じゃあね」
と手を振って別れました。
 あの子はどこで知り合いになったのかしら?
 ケンちゃんって、私の住む1団地にいたかしら?
 ちょっとうれしい、ちょっと不思議な気持ちになりました。
 


2017、2、27(月)     
 私は昭和生まれです。テレビがはじめて我が家にやってきた日の感動を覚えています。実家に電話がなくて、近所の家の電話を使わせて貰いました。「すみませ-ん」の一言で、彼との長電話。今から思うと顔から火が出る思いです。掃除機、洗濯機、炊飯器……。思い起こすと、私のまわりはどんどん便利になっていきました。しばらくすると、その便利さが当然になって、今はもう意識することさえありません。

 そんな中で久しぶりに、「助かるなあ」と思うことがありました。この度、夫から私への名義変更や解約や停止などなど、大小さまざまな手続きが必要になりました。提出書類に戸籍謄本や印鑑証明などがあります。かつては役所に出向いていかないといただけませんでした。それが何と近くのコンビニでとることができるのです。ご存知でしたか?  
 マイナンバーカードを置くだけで簡単に操作できます。もちろん、カードを取得しないといけませんが……。さらに遠くの役所へも行かなくて、郵便で済ますことができました。

 目に見えるところでの進歩を目の当たりにしてきた昭和人間。平成人間は目に見えない部分での進歩を生で見ているのかもしれません。
 去年、はじめてネットでの確定申告作成に成功。今年もネットでの確定申告作成に挑戦するつもりです。
 がんばります。平成人間らしく!



2017、2、20(月)     
 この土曜日、25日に「キッズブックらいぶin神戸」が開催されます。
 児童文芸家協会のホームページに詳しく情報が載っています。若い作家さんが中心になっての新生らいぶ。プログラムをご覧になると「あ、知ってる名前!」と思われる方も多いでしょうね。準備をよくされ、とても楽しい会となると思います。
 まだ少し申し込み可能とのことですので、興味のある方はぜひお出かけください。私も楽しみにでかけていきますね。
 
 18日(土)はわたくしの所属しています「プレアデス」の合同出版祝賀会がありました。今田絵里香さんと黒田志保子さんの初めての出版にあわせ、「おはなしの森3」出版のお祝いもしていただきました。そしてわたくしも花束をいただいたのです! ずっと白や淡い色の落ち着いた花々にかこまれていましたから、
「わあ、鮮やかあ」
 ぱっとあたりが春になったようです。夫の花のある部屋ではなく、私の部屋に飾っています! みなさま、ありがとうございました。
  
         



2017、2、13(月)     
 誰も「生き方の仕切り直し」をする「時」があるのかもしれません。
 振り返りますと、自然に知らない間に「仕切り直し」をして、生きてきた気もします。
 私にとっては結婚。両親や姉弟や故郷や友人達と離れ、自分の生き方とはちがうなあと思いながらがんばっていたあの時期。若かった私はその場を柔軟に受け入れ、あっというまに生き方の「仕切り直し」をすませたのでしょう。ずっとそう生きてきたように元気に日常を過ごし、子どもが与えられ、孫にも恵まれました。
 
 ここにきて、「仕切り直しが必要だぞ」との思いにかられています。
にぎやかすぎた家族がそれぞれの道に独立していきました。ずっと昔「ああ、一人住まいをしてみたいなあ」と思った時を思い起こしています。何にあこがれて、「ひとり住まい」を願ったのかしら?
 生き方の仕切り直しはこのあたりにヒントがあるのかもしれません。あっという間に「仕切り直し」ができる妙案があればうれしいのですが……。



2017、2、6(月)     
 1日、1件と決めて種々の手続きをのろりのろりとやっています。それでも少しずつ、進んでいくものです。電話やメールをいただき、思いもかけない方から長いお手紙や葉書などが届き、その度にうれしさと感謝をかみしめています。
 きれいなりっぱな花かごが若い書き手さん達から届きました。夫の遺影に飾ってしばらくおしゃべりです。
「ほうら、みて! 大丈夫! 私はとても幸せだよ、がんばれるよ」
 たくさんの方々の支えがあるのですもの、自分の役目をしっかり見つめ直して、前に進んでいきたいと思っています。

 日曜日の朝早く、突然姉から電話がかかってきました。
「はようから、ごめん! 忘れたらあかんからね。あんたの小さい時とそっくりやから、言うとかんなあかんと思うて。「井伊 直虎」の子ども時代のあの子や。もう今日から大人になってしまうから、ちゃんとみときや。特に目なんかそっくりなんや!」
 半世紀以上も前の私のことをまるで昨日のように話してくれる姉でした。ねえさんも私にきづかってくれている……。
 ありがとうの言葉が何度もでてくる日々を過ごしています。




2017、1、27(月)     
 城崎は雪国でした。夫と何度か出かけた城崎温泉に、息子に誘われて行ってきました。車窓からみる景色が北に行くほどに、墨絵の世界に変わっていきます。真っ白な原野、実は田んぼに雪がつもっているのです。ときどき現れる民家の屋根は綿帽子、まるで妖精の家のように幻想的でした。
 
     

 けれど、いざその地に降りて動きはじめると、日常生活の大変さがよく分かります。雪や寒さの強くない地方に住むわたくしは、ふと感じたことです。
 この厳しい寒さと雪の地域では、暖かい春を待たれているだろうな。忍耐と春への希望は、私たち以上に強いだろうな。いつだったか、文学の名作は北国に多いと聞いたことがあります。なんだか分かる気がしました。
 私も今はまだ……、冬的な精神状態なのですが、ここに忍耐そして希望があるのかもしれません。寒さの中、多くの方々の暖かい支えをかみしめています。ありがとうございます。



2017、1、24(火)     
 長い間ひきこもっていました。そろそろ外に顔をださないといけませんね。紅葉の美しい季節が雪景色にかわっています。新しい年も明けました。わたしの道はうしろにはないのです。前にあるのですね。
高村光太郎の有名な「道程」の一節を思い出しました。
「 僕の前に道はない
  僕の後ろに道は出来る
  ああ、父よ
  僕を一人立ちさせた父よ
  僕から目を離さないで守る事をせよ
  常に父の気魄を僕に充たせよ
  この遠い道程のため           」

 過ぎる日、夫の没50日記念会をささやかに執り行い、納骨をすませました。これからもあるがままの私を大切に、今を大切に、やっぱり児童文学を書いていきたいと思っています。
 今年もどうぞよろしくお願い致します。