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解説は以下の通りです。

②遺言を残すほどの財産はなく、遺言は必要ない。・・・・✖


「②の解説」


・ご本人が「遺言を残すほどの財産は無い」と考えていても、

　遺産の受け手にとってはそうではないことが多いようです。

　次の表をご覧ください。

　（図表１）

　平成30年度

　遺産分割事件における財産額と構成比率

遺産 価額	合計		５千万円 以下	５千万円 超	算定不能 ・不詳
件　数	7,507	2,476	3,249	1,418	364
構成 比率	100.0%	33.0%	43.3%	18.9%	4.8%

　　出処：最高裁判所　司法統計

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　（図表２）

　平成２０年度→平成30年度

　財産分割事件の財産額別推移

項　　目	Ｈ２０年度		Ｈ30年度
	件数	基準％	件数	Ｈ20比進捗
総件数	7,413	100.0	7,507	101.3%
	1,991	100.0	2,476	124.4%
５千万円以下	3,400	100.0	3,249	95.6%
５千万円超	1,620	100.0	1,418	87.5%
算定不能・不詳	402	100.0	364	90.5%

　　
　　出処：最高裁判所　司法統計

平成30年度の「遺産分割事件における財産額と構成比率

（図表１）」を見ると、家庭裁判所で調停・認容が成立した

件数は、全体で7,507件ですが、その内、遺産価額が１千万円

以下の件数は、全体の３3％を占めています。５千万円以下に

枠を広げてみると、なんと全体の７6％に及んでいます。


また、「財産分割事件の財産額別推移(図表２)を見ると平成

２０年度には１,９９１件だった「家庭裁判所における調停・

認容成立件数」は、平成30年度には2,476件と、約

24%の増加となっています。


あなたはこの実態を見て、どう思われますか。

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