Arduinoの事始め・・・
← 左上:本家 Arduino Duemilanove328、その右隣は Arduino Pro Mini328 5V-16MHz、その右隣は、Ether Shield、その真下、つまり右下から、XBee Shield、その左隣は、microSD Shield、そして一番左下は、学研の大人の科学マガジン Vol.27に付属していた、Japanino 168-8MHzの基板たちです。
このほかに、galileo7さんから購入した、Arduino Duemilanove328 互換機があります。原則キットなので、自分で製作しなければなりませんが、その分お値段は400円くらい安く売られています。キット作り方は英語版ですが下記のサイトを参考にして下さい。。
http://mcukits.com/2009/03/12/assembling-the-freeduino-board-kit/
ぜひ、チャレンジしてみて下さい。(と言って、宣伝しているわけではありません)
ArduinoはATMLE社のマイコンを搭載した基板を使った、云わばマイコンボードです。従ってATMLE社のツールが必要になるかと思いきや、その必要はありません。特殊なことをする以外は、ライターやデバッグ機などは必要ありません。全てUSBから操作が出来ます。また開発言語はほぼ「C言語」と言って良いもので、高価なコンパラーなどは必要なく、全て無料でダウンロードが出来るものです。
従って必要なものは、ハードウェアとしては、Arduino基板とUSBケーブル、それとパソコン(当たり前ですがWindowsが搭載されたもののPCですが、MacやLinuxなどでも開発が出来るようです)があれば、すぐに開発が行えます。一方、ソフトウェアは先程も言いましたが、全て無料でダウンロードが可能なもので、下記の二つが最低必要です。
もちろんArduino基板に何か付け足す場合は、基板や電子部品などが必要で、場合によっては半田ごてが必要になることもありますが、結構面白い基板(Arduinoの世界では基板のことを「Shield:シールド」と呼んでいるようです)がたくさん出回っています。ぜひ、上で紹介したArduinoを扱うサイトを覗いてみて下さい。
Arduinoを開発するのに必要なもの
上はArduino関連の書籍です。特に説明は要らないと思いますが、初めての方へのお勧めは左から2番目の本です。初心者向けに結構面白く説明しています。下の2冊は、急遽入手できたのでアップしておきました。特に下の右側は、実践的な内容になっていて、Arduinoに慣れれば後に役に立つと思います。参考までに学研が大人の科学シリーズでArduinoもどきのJapaninoと言う基板と関連キットをを付録させて出版しています。この本には、イタリア本家のArduino社を訪ねたスタッフの記事などが載っており、Arduinoの歴史や誕生秘話などが学べる内容になっています。
最後に・・・
「ことはじめ」などと、大げさに書きましたが、とにかく簡単に本格的な制御が行え、なお且つ、2,000〜3,000円程度の安い基板と、無料のソフトウェアでここまでできる時代になったことに、大変驚いております。今まさに始めたばかりの私でも、ソフトのインストールからLEDの点滅プログラム動作まで、30分程度ですぐに動作させることが出来ました。何がどう動いたのか!?・・・などは後から勉強するとして、お決まりのLED点灯点滅プログラムならあっという間に出来るようです。
Arduino関連の基板はこれまで見たことが無いくらいのスピードで、かなり多くの物が存在し、この先ますます楽しみが増えそうです。 おしまい!