06.04 正二十面体の星形化 (4)



正二十面体の星形化をいくつか作りましたので,展開図を少しずつ公開します。

文献によると,これには59種類の星形化があるそうです。
中には,かなり複雑で,小生にはお手上げのものが多いのですが,簡単なものから少しずつ作っています。
立体図形の模型作りはこれまでに,

1.プラトンの立体=正多面体 5種類
2.アルキメデスの立体=準正多面体 13種類
3.カタランの立体=アルキメデス立体の双対 13種類
4.ケプラー・ポアンソの多面体
5. 立方体の複合体

正二十面体の星形化シリーズ計画は,6種類目のシリーズになります。

また,この記事はブログ「立体図形の模型作り」にすでに公開してあるものの再掲です。

さて,正二十面体の星形化には59種類があるとされているようですが,その全貌はコクセターという先生の本にまとめられています。
中身が難しいのできちんと理解しておりません。
それに英語の本なので大変です。
徐々に,それについても書いていきたいと思います。

ここでは,ウェニンガーという先生の本に基づいて番号付けなどをしたいと思います。

「多面体の模型 その作り方と鑑賞」,マグナス・J・ウェニンガー著/茂木勇訳,教育出版
という本です。

この日本語訳は図書館で見ましたが,本屋には絶版になっていて,なかなか手に入りません。 原著はMagnus J. Wenninger, ”Polyhedron Models", 1971, Cambridge.
で,このほうが手に入りやすいです。

正二十面体の星形化第4作目です。 今回は同じ部品を30個で構成するものです。 展開図も30個の同じものです。 単色モデルの方がきれいに見えるような気もしますが,ここでは5色模型です。 ウェニンガー先生の本によれば,「正二十面体の第4星形化」です。 いままでの作品をリンクすると,
第1星形
第2星形
第3星形

とりあえず写真を。
4thStellationOfIcosa_1

3つの方向から見た写真をどうぞ。
4thStellationOfIcosa_2 4thStellationOfIcosa_3 4thStellationOfIcosa_4

面を形作る三角形は,下の図の黄色の部分です。
最も外側の正三角形の辺の上の点は,黄金分割の点です。
4thStellationOfIcosa_Net


この図が20枚あるとして,中心の青い正三角形を,正二十面体の20個の面に貼り付けていけば,「正二十面体の第4星形化」の構成完了です。
そんなことは実際上無理なので,次の図の展開図を組み立ててできる30個の部品を,とんがった頂点同士を点で接着していきます。
_4thStellationOfIcosa_Net_2


ここで登場するのが,型紙です。
_4thStellationOfIcosa_Mold_1


型紙に部品をはめ込み,穴の部分で接着していきます。 普通のボンドでセメントして1時間ほど待ち,次にその隣を接着し1時間ほど待ち,… という感じで,とてつもなく時間がかかります。
瞬間接着剤をうまく使っていくと良いです。
瞬間と普通のボンドを2種類使い分けて作って行きました。
瞬間は柔軟性がないので壊れやすいのですが, 普通のボンドはなかなか固まらない反面,いったん固まると適度の柔軟性があります。

型紙にはめ込まれた模型の写真です。
4thStellationOfIcosa_Mold_2

この型紙は,正二十面体の第3星形化 の模型の内側部分を使っています。

展開図をアップしておきます。
型紙の展開図もいっしょにどうぞ。---> <正二十面体の星形化(4)の展開図ダウンロード>
5色模型です。
配色は画像を参考にしてください。

展開図はA4で4枚,型紙用が2枚と模型の部品用が2枚(部品用は同じ内容が2枚です)

写真だけでは,図形の形状がわかりにくいので, いつものように,分かりやすいように,全体の見取り図をパソコン画面上で動かせるようにしました。
ぜひ動かしてみてください。

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注1:Windows ではうまく動くのですが,Macでは失敗します。Cabriのサポートに問合せてみているのですが,一向に返事がありません。Macユーザの皆さん,ご了承ください。
注2:Windows でInternet Explorer 9 をお使いの方は,表示がうまくいかない場合があります。メニューの「ツール」から「互換表示」にチェックを入れてお試しください。PlugInのバージョンが対応していない模様です。よろしくお願いします。
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下の図にリンクしてありますので,クリックしてみてください。
まず新しいウィンドウでプラグインのインストールについてのセキュリティの確認をすると, Cabri3Dというソフトのプラグインがインストールされます。
インストールに同意して,インストールが終了すると,見取り図が表示されます。
その見取り図の上にカーソルを置いて,マウスの右ボタンを押して動かすと,マウスのポインターが回転用の矢印に変わります。
すると,図が回転して立体の形がよくわかります。

正二十面体の星形化(4)を動かす <正二十面体の星形化(4)を動かす>


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