国連


国連憲章

2022年2月に発生したロシアのウクライナへの侵攻に対し、国連総会はロシア非難決議を採択したが、国連の安全保障理事会でのロシア軍の撤退などを求める決議案はロシアの拒否権の行使により否決された。 国連憲章に記載の、「国際の平和と安全の維持」に国連としてもっと大きな力を示してほしい。現行の国連憲章のもとでは無理であれば国連憲章を改定してでも実現してほしい。

征爺やの願い

<国連憲章の改正>

国連憲章第27条に規定されている安全保障理事会における常任理事国の拒否権の廃止
国際連盟(1920-1946)では総会も理事会も全会一致が原則であった。つまり全加盟国が拒否権を有していた。1946年に発足した国際連合は、安全保障理事会において5常任理事国だけが拒否権を有している。 常任理事国の拒否権が廃止されれば安全保障理事会の迅速な決議が期待できる。 加盟国の要請があればNATOのような軍事同盟と同じかそれより早く安全保障理事会が他の加盟国に援軍の出兵を要請できれば、国連加盟国は安全保障理事会によって平和と安全を保障されることになり、NATOのような軍事同盟は不要になるのではないか。

国連憲章第51条に規定されている集団的自衛権の廃止
上記のように常任理事国の拒否権の廃止により安全保障理事会の迅速な決議が期待できれば国連憲章第51条に規定されている集団的自衛権は不要となるのではないか。 そうなればNATOのような軍事同盟に頼らなくても安全保障理事会により国連加盟国の平和と安全の維持されることになり、ロシアのウクライナへの侵攻も防げたのではないだろうか。

<新しい国連>

上記の国連憲章の改正は拒否権などのために困難が予想される。現行の5常任理事国だけが特権を有する国連憲章は破棄し例えば全加盟国が平等な新しい国連憲章を作成し、そのもとに新国際連合を発足させてはどうか。 「国際の平和と安全の維持」にもっと強い力を発揮できる新国際連合を期待したい。また新しい国連憲章の作成・提案に日本のリーダーの活躍を期待したい。

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