事件・事故・災害・原発

地下鉄サリン事件や福島の原発事故のような大事件・大事故や大地震や豪風雨による大災害、 刃物で子供や通行人が襲われる殺傷事件などで多くの被災者や犠牲者が出ている。 また、運転手の運転ミスや運転手の発作、病死による車の暴走による犠牲者も後を絶たない。 これでは、日本は本当に安全な国かと心配になる。これらの事件・事故・災害による被災者を救済するために、 AI(人工知能)を応用したロボットの開発が待たれる。

望まれるロボット

望まれるロボットは、たとえば水中、高温、有毒ガス、放射線等人が立ち入れないような悪環境下で 被災者の救助活動ができるレスキューロボット
土砂崩れ、家屋の倒壊等から被災者を救出する大型のレスキューロボット。
原発事故後の廃炉に向けての作業ロボット。
銃やナイフ等で襲撃する暴漢から市民を防護し、暴漢を撃退するガードマンロボット。
医療現場で医療従事者の補助となって動ける医療従事ロボット。
いずれのロボットも開発にあたっては解決すべき難題が多いと思われるが、国営企業あるいは国家プロジェクトとして予算を投入して 進めるのが早期開発につながると思われる。

原発について
福島第一原子力発電所の事故

平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震による福島第一原子力発電所の事故は衝撃的であった。 それまでは「原子力発電は、発電時の二酸化炭素の排出がないクリーンなエネルギー」程度の理解しかなかったのに、 福島第一原子力発電所の事故発生以後、連日のTV放映による電源喪失、放水、水素爆発などを見て、私の中では原子力発電に対する信頼度が崩壊した。 なかでも原子炉の運転を止めても発熱を続ける、燃料棒が問題のようだ。 燃料棒は、事故による電源喪失などにより冷却できなくなると、放射性物質による崩壊熱により 金属の被覆管が溶融して大きな事故になる。 燃料棒の発熱量を低減し、あるいは被覆管の耐熱性を上げて、今回の事故のように、冷却水がなくなっても被覆管が溶融しないようにできないか。 あるいは燃料棒の冷却水がなくなり露出しても被覆管が溶融するまでもっと長い日数が(できれば1週間以上)がかかるようにできないか。そうできれば、今回のような大事故を防げたのではないか。 その他の対策も含め、より安全な原発の開発に、是非国を挙げて取り組んでもらいたい。

小型モジュール炉

原子炉を小型化することにより安全性を高めることができ、原子炉の小型化の開発・検討が各国で進められている。経済性より安全性第一で開発・検討が進み、より安全な原子炉の早期実用化を期待したい。 小型モジュール炉に関しては下記ホームページに詳細が記載されている。
出典:資源エネルギー庁ウェブサイト(https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/smr_01.html)

廃炉に向けての作業

廃炉作業がコロナ禍の影響もあり難航している。とくに燃料デブリの取り出しは高い放射線量のため上記の廃炉に向けての作業ロボットの開発が待たれる。


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