2024.12.28(土) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ 気温 0℃
○ 参加者:5名                                    ○ 観察テーマ:「マメガキ」の観察                      〇 コース:VC〜湖尻峠〜黒岳〜芦の湖展望公園〜〜湖尻水門〜VC

 2024年の押し迫った年末だったが、5名で山中のゴミ拾いを目的として出発した。少し波がたっている湖尻水門でホシハジロやオオバンの観察をして深良水門へ向かった。鳥の食べ残しなのかマメガキの実を食すると甘く暫くすると渋く口に残った。お菓子で口直しして石畳に入り、途中の沢で穴が開いた所が有り、深良水門芦ノ湖側の空気口入口かと思ったが雨で崩れた跡だった。黒岳頂上付近で見下ろす白く染まった中央火口丘の美しい風景は、この時期ならではのものでした。真っ青な空と霧氷で真っ白な山の駒ヶ岳頂上駅の左側に点のような箱根元宮が見えて感激した。黒岳からも拝められる!芦ノ湖キャンプ村の「つどいの広場」でシロクマさんの冠が岳をバックに《 冷慣山中クリーンコンサート 》オカリナ【 山ありがとう・深山リンドウ 】とハーモニカ【 雪椿・君だけを 】演奏をして締め括った。ゴミ2袋だった。


《 本日のトップテン 》
@氷の山_白い真冬の美景(箱根中央火口丘の霧氷)湖尻峠〜黒岳A駒ヶ岳頂上、箱根元宮の姿(合掌!)湖尻峠〜黒岳Bアセビ(もう咲いた!)湖尻水門Cサルトリイバラ(赤い実が美しい)湖尻峠〜黒岳Dホシハジロ(オス・メス優雅に)湖尻水門Eオオバン(波よけの場所で)湖尻水門Fイヌツゲ(黒い実が光線で綺麗)湖尻峠〜黒岳G石畳の側溝が整備された。(伐採した木の利用)深良水門〜湖尻峠Hタヌキの溜糞(ポンポコ山の家族)展望公園〜湖尻新橋Iツチアケビ(真っ黒い実)展望公園〜湖尻新橋

〇 観察した主な植物 〇        
【葉を観察した植物 】
エビネ、オオカサゴケ、トリカブト(実)、マツカゼソウ(実)、マルバダケブキ(実)
【 花を観察した植物 】
アセビ、キク科の花一輪、リュウノウギク
【 実を観察した植物 】
イヌツゲ、サルトリイバラ、ススキ、ツチアケビ、ツルウメモドキ、マメガキ、ホオノキ、リョウブ
〇 観察した主な鳥類 〇
オオバン、ガビチョウ(声)、トビ、ホシハジロ(オス・メス)
〇 その他観察したもの 〇
・石畳の側溝整備(伐採した木を使って整備されていた)
・駒ヶ岳頂上の元宮の姿見えた(黒岳頂上付近から性能の良い双眼鏡で箱根元宮の屋根を見て、鳥居を探す)
・タヌキの溜糞(大量の糞からぽんぽこたぬき家族姿を想像する)
・霧氷の山(中央火口丘の中腹から上が真っ白く美しい光景だった)

2024.11.24(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ 気温 10℃
○ 参加者:2名                                    ○ 観察テーマ:「リンドウ」の観察                      〇 コース:VC〜湖尻峠〜黒岳〜芦の湖展望公園〜〜湖尻水門〜VC

 湖尻水門付近は、水量が多くオオバンの群れを確認していると、何と芦ノ湖で泳いでいる外国人がいた。ビックリ!日差しが良く、ススキと紅葉のコントラストもいいが、白人の裸体は異形だった。湖尻峠で若いスウェーデン人のカップルにホオノキの話しをして一緒にまわることになった。鉄道エンジニアで日本語勉強していると言っていたので、リンドウやリュウノウギクの説明、クロモジの香り、ガマズミの実などと共に箱根の自然保護の話しもした。中央火口丘の山体崩壊話しをしていたらフランス人カップルも聞いてくれた。昼食も一緒にしていたら、富士山が目の形をした雲の間から真っ白な頂上の姿を見せて、会話も弾みミカンのむぎ方の違いや同僚がおむすびとパンと交換して、海苔に包まれたコシヒカリおにぎりの中身、梅干しの話しなどして下り、キャンプ場前で別れた。


《 本日のトップテン 》
@リンドウ、Aリュウノウギク、Bツルウメモドキ、Cサルトリイバラ、Dオオカサゴケ、Eマツカゼソウ、Fブタナ、Gタイアザミ、Hマユミ、Iスウェーデン人カップル

〇 観察した主な植物 〇        
【葉を観察した植物】
アリノトウグサ、エビネ、オオカサゴケ、トリカブト、ハコネダケ、マルバダケブキ
【新芽・蕾を観察した植物】
クロモジ、ホオノキ
【花を観察した植物】
シロヨメナ、タイアザミ、ブタナ、マツカゼソウ、リュウノウギク、リンドウ
【実を観察した植物】
イヌツゲ、ガマズミ、キッコウハグマ、サルトリイバラ、ススキ、ツチアケビ、ツルウメモドキ、テンナンショウ、マユミ、リョウブ
【その他】
オオバン
鹿の研ぎ跡と糞
冬の芦ノ湖を泳ぐ外国人

2024.10.27(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れのち曇り 気温 13℃
○ 参加者:3名                                    ○ 観察テーマ:「センブリ」の観察                      〇 コース:VC〜湖尻峠〜黒岳〜芦の湖展望公園〜〜湖尻水門〜VC

 天気予報が少し外れて、秋の日差しが漏れている中、初参加の仲間を加えてVCを出た。湖尻水門付近で水の流れている音を聞き水門の反対側を覗くと3つの内の1つの水門が少し開けてあった。珍しい光景なので撮影した。芦ノ湖の水量が増していた為である。深良水門で見ると4m付近まであった。湖尻峠からリンドウやリュウノウギク・センブリの花街道であった。特にセンブリは目立った。ヘリコプターが駒ヶ岳頂上で物資をおろしているのが見えた。ジオパークとして神山からの山体崩壊が良く見える場所から少し上った黒岳頂上付近で昼食をした。明るいオランダ人のカップル、別の所ではイギリス人とも挨拶をした。富士山は、少し右稜線が見えたが、雲が覆い残念であった。芦ノ湖・亀ヶ崎の紅葉も、まだ早い感じがした。

《 本日のトップテン 》
@センブリ、Aリンドウ、Bマツムシソウ、Cヤマトリカブト、Dリュウノウギク、Eヤマラッキョウ、Fキッコウハグマ、Gアキノキリンソウ、Hヤクシソウ、Iクサボケ

〇 観察した主な植物 〇        
【葉を観察した植物】
アズマギク、オオカサゴケ、ハコネイトスゲ、マルバダケブキ
【新芽・蕾を観察した植物】
アセビ、クロモジ、ホオノキ
【花を観察した植物】
アキノキリンソウ、アキノタムラソウ、イヌトウバナ、イヌヤマハッカ、キッコウハグマ、シロヨメナ、センブリ、タイアザミ、ナガエコナスビ、ノコンギク、ブタナ、マツムシソウ、
ヤクシソウ、ヤマトリカブト、ヤマラッキョウ、リュウノウギク、リンドウ

【実を観察した植物】
イヌザンショウ、ウツギ、クサボケ、コバノガマズミ、ツチアケビ、ニシキウツギ、ノイバラ、マツカゼソウ、マユミ
〇 その他観察したもの 〇
蝶:キタキチョウ、ツマグロヒョウモン、ヤマトシジミ
爬虫類:ヤマカガシ

2024.09.21(土) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:曇り&強風&濃霧 気温 23℃
○ 参加者:1名                                    ○ 観察テーマ:「ノギラン」の観察                      〇 コース:VC〜湖尻峠〜黒岳〜芦の湖展望公園〜〜湖尻水門〜VC

 9月第4週日曜日は、3連休の真ん中ですが、100%の雨予報だったので前日に変更した。雨の日の自然情報収集も、独特な植物の観察も楽しめるがマツムシソウの全盛期でも有り雨の降る前にと思った。が、強風で霧の日となった。深良水門では、ブラックバスが水量多かった為か2匹打ち上げられていた。石畳では、風の影響も無く両側が深く削られた石の上を歩き、霧の溜まった木から雫が落ちてくる現象を楽しんだ。湖尻峠から黒岳の稜線で、若い二人連れの女性と会い、霧は植物にとっては良いからと話をしていると「濃い紫色の花があった」と聞きトリカブトだと言った時に霧が一瞬晴れて天空から下界を見ている様な幻想的な風景が現れた。「写真を」と言っている間に元の状態に戻り、天気の良い日に訪れてと言って別れた。黒岳頂上で昼食をして下も、竹トンネルで強風の影響は全く無かった。期待したマツムシソウは、数も少なくなっていて減少傾向に拍車が掛かってきたように思えた。


《 本日のトップテン 》
@マツムシソウ(濃霧の中可愛い!)湖尻峠〜黒岳Aナガサキオトギリ(新冊子で比較した)黒岳〜湖尻Bシュウブンソウ(秋分の日の前日 )湖岸〜湖尻峠Cヤマトリカブト(色濃く登山道にて)湖尻峠〜黒岳Dヤマホトトギス(ひっそりと咲いてた)芦ノ湖湖岸Eネジバナ(え!この場所に)湖尻峠〜黒岳Fツユクサ(濃霧の中生き生きと)湖尻峠〜黒岳Gツチアケビ(目の前に実の位置)黒岳〜湖尻Hマメガキ (date plum)(緑色の可愛い実)芦ノ湖湖岸Iヒメガンクビソウ(可憐な花)黒岳〜湖尻

〇 観察した主な植物 〇        
【葉を観察した植物】
ウラハグサ、エビネ、オニシバリ、クラマゴケ、セントウソウ、チドメグサ、ノギラン、ハコネイトスゲ、ヒメウワバミソウ、ホソバテンナンショウ、マルバダケブキ、ミヤマウコギ、ミヤマカタバミ、ヤマジオウ
【新芽・蕾を観察した植物】
アカショウマ、アセビ(実)、キッコウハグマ、クロモジ、ヤマユリ、リュウノウギク
【花を観察した植物】
イタドリ、イヌガヤ、イヌトウバナ、イヌヤマハッカ、カゼクサ、キンエノコロ、ゲンノショウコ、コウゾリナ、コナスビ、サワヒヨドリ、シュウブンソウ、シロツメクサ、シロヨメナ、ススキ、タイアザミ、チカラシバ、チヂミザサ、ツユクサ、ナガサキオトギリ、ネジバナ、ノコンギク、ノササゲ、ヒメガンクビソウ、ヒメハギ、ブタナ、ヘビイチゴ、ヒメジョオン、マツカゼソウ、マツムシソウ、ヤブマメ、ヤマトリカブト、ヤマノイモ、ヤマホトトギス
【実を観察した植物】
ウツギ、ウバユリ、オオバコ、キンミズヒキ(花)、クサイ、コアジサイ、サルトリイバラ、サルナシ、サンショウ、ダイコンソウ、タツノヒゲ、タマアジサイ、ツチアケビ、ヌスビトハギ(花)、ノブキ、ホオノキ、マメガキ、ミヤマタニソバ、ヤブハギ(花)、リョウブ(花)
〇 その他観察したもの 〇
キジ(雄姿)、ソウシチョウ(群飛)、ブラックバス(深良水門に打上)

2024.08.25(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ 気温 26℃ 帰り宮城野から大雨
○ 参加者:1名                                    ○ 観察テーマ:「ノギラン」の観察                      〇 コース:VC〜湖尻峠〜黒岳〜芦の湖展望公園〜〜湖尻水門〜VC

 花の広場を抜けるとツルボの花が、さわやかな風と共に揺れて送り出してくれた。キャンプ場手前の樹林は、笹で覆われてかつて野鳥を観察した場所と思えないほど歩けなくなっていた。深良水門から湖尻峠の石畳周辺は、雨の影響で両脇に深い溝が出来ていた。峠付近のホオノキを観察していたら1m 位のヘビが迎えてくれた。黒岳の頂上まで誰一人も歩いていなかった。気持ちの良い天気であったが、前日迄の予報があまり良くない為の影響だと思うが、箱根の気候は常に違うので現地で確認が一番と思っている。芦ノ湖展望公園までの歩道は、竹が刈られてほど良い「竹トンネル」となって涼しく歩けた。昼食時、一瞬ではあったが、富士山を見る事が出来た。帰り道ノギランの花を観察していたら、登山者に出会った。少し秋の気配を感じた自然情報収集となった。


《 本日のトップテン 》
@マルバダケブキ( 咲き始めは可愛い!)湖尻峠〜黒岳Aノギラン( 一輪スーっと!)黒岳〜湖尻Bセンニンソウ( 一面に咲いていた)芦ノ湖湖岸Cリョウブ( 花も実も)湖尻峠〜黒岳Dシュウブンソウ( 蕾だが葉が目立つ)芦ノ湖湖岸Eキンミズヒキ( いたるところに)湖尻峠〜黒岳Fサルナシ( 実がいっぱいついて)湖尻峠Gサンショウ( 目の前に実の位置)湖尻峠Hホオノキ( 実の色の変化)湖尻峠ゲンノショウコ( 可愛い花)湖尻〜黒岳

〇 観察した主な植物 〇        
【葉を観察した植物】
アカガシ、ウリハダカエデ、キッコウハグマ、クラマゴケ、ゴマギ、スズタケ、チヂミザサ、チドメグサ、ハコネイトスゲ、ハコネダケ、ミヤマウコギ、ミヤマシキミ、ミヤマタニソバ、ヤマトリカブト
【新芽・蕾を観察した植物】
クロモジ、サワヒヨドリ、シュウブンソウ、タイアザミ
【花を観察した植物】
アカソ、アキノタムラソウ、イヌトウバナ、オヒシバ、カゼクサ、カタバミ、ガンクビソウ、キンミズヒキ、ゲンノショウコ、コウゾリナ、コマツナギ、シロツメクサ、ススキ、タカサゴユリ、タマアジサイ、ツユクサ、ノギラン、ヒメガンクビソウ、ヒメジョオン、ヒメドコロ、ヒメハギ、ヒヨドリバナ、ブタナ、ヘクソカズラ、マツカゼソウ、マルバダケブキ、ミズヒキ、メドハギ、ヤブハギ、ヤブマオ、ヤマイ、ヤマノイモ、ヤマホタルブクロ、ヨモギ、センニンソウ( 実)、ダイコンソウ( 実)、ボタンヅル( 実)、ムカゴイラクサ( 実)、リョウブ( 実)
【実を観察した植物】
アブラチャン、ウツギ、ウラハグサ、エゴノキ、オオモミジ、カラスザンショウ、キクムグラ、クマシデ、コアジサイ、コゴメウツギ、サルナシ、サンショウ、サンショウバラ、ツチアケビ、トチバニンジン、ヌスビトハギ、ヒノキ、ホオノキ、アセビ( 新芽)
〇 観察した主な鳥 〇
アオサギ( 鳥)
〇 観察した主な昆虫類 〇
アキアカネ( 蜻蛉)、シオカラトンボ( 蜻蛉)
〇 その他観察したもの 〇
アオダイショウ( 爬虫類)

2024.07.28(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ 気温 31℃
○ 参加者:2名(ビジター1名)                             ○ 観察テーマ:「ノギラン」の観察                      〇 コース:VC〜湖尻峠〜黒岳〜芦の湖展望公園〜〜湖尻水門〜VC

 参加予定者を待って連絡がない為、電話連絡先の留守電に入れ、時間過ぎて出発した。暑さ増したが、湖尻水門ではアオサギが大きな翼を目の前で広げ飛び柵に止まるのを観察した。深良水門付近でツルニガクサの花を見て、石畳でシロバナイナモリソウの花、湖尻峠では、サルナシの実を観察して外輪山稜線に入った。ヒメヤブランの花とヤマホタルブクロの花やノギランが休息の時間を与えてくれた。リョウブの花が目立った。昼食は芦ノ湖展望公園でした。富士山は見えなかったが、優しい風が吹いて一息ついた。下りは日陰が多く、ツチアケビの花と実が観察できた。暑さで水を沢山飲んで疲れが出た日でした。ビジターセンターでは、仲間がブローチの売上げ等の事など楽しく夏活動を話してくれた。

※6月は、VC出発時点で強風&豪雨の為中止にした。


《 本日のトップテン 》
@ノギラン、Aツチアケビ、Bヒメヤブラン、Cツルニガクサ、Dシロバナイナモリソウ、Eリョウブ、Fヤマホタルブクロ、Gホオノキ、Hオトギリソウ、Iアオサギ

〇 観察した主な植物 〇        
【葉を観察した植物】
コアジサイ、ヒメウワバミソウ、ミヤマタニソバ,ヤマジオウ
【新芽・蕾を観察した植物】
マルバダケブキ
【花を観察した植物】
アキノタムラソウ、オトギリソウ、カタバミ、シロバナイナモリソウ、チダケサシ、ツルニガクサ、ナガエコナスビ、ニワゼキショウ、ヒメノガリヤス、ヒメヤブラン、ブタナ、ヘクソカズラ、ノギラン、リョウブ、ヤマホタルブクロ
【実を観察した植物】
サルナシ、ツチアケビ(花)、ホオノキ、マユミ
【その他】
アオサギ

2024.05.26(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:曇り後晴れ 気温 20℃
○ 参加者:1名                                     ○ 観察テーマ:「ニガナ」の観察                       〇 コース:VC〜湖尻峠〜黒岳〜芦の湖展望公園〜〜湖尻水門〜VC

 とても気持ちのよい季節で、目に入るグリーン色がそよ風に揺れてキャンプ場も子供たちが遊んでいて賑やかでした。前日の雨で湖水の水量は多かった。エビネ満開。外輪山稜線は、ニガナとナガエコナスビの黄色とヤマサギゴケの紫色でした。サンショウバラの花も綺麗でした。昼食は、富士演習場で白煙がいっぱいに広がっているのを観ながらしました。
下りでツチアケビが芽を出しはじめたのを確認し、オオバウマノスズクサの花を観察して湖尻水門で休憩した。白百合園地から冠が岳を見て、VC内でオカリナ演奏を聞いて初夏を楽しんだ。


《 本日のトップテン 》
@エビネ、Aホオノキ、Bコケリンドウ、Cニガナ、Dウマノアシガタ、Eサンショウバラ、Fハンショウヅル、Gサルトリイバラ、Hオオバウマノスズクサ、Iヤマツツジ

〇 観察した主な植物 〇        
【葉を観察した植物】
アカガシ、イタドリ、ウバユリ、ウラハグサ、ウリハダカエデ、エンレイソウ、オニシバリ、カジカエデ、クラマゴケ、ゴマギ、ジャゴケ、ゼンマイ、チドメグサ、トリカブト、ナガバノスミレサイシン、マツカゼソウ、マルバダケブキ、ミズヒキ、ミヤマウコギ、ミヤマカタバミ、ミヤマタニソバ、ヤマジオウ
【新芽・蕾を観察した植物】
ガマズミ、コバノガマズミ、ツチアケビ(新芽)、トチバニンジン、フタリシズカ、マユミ
【花を観察した植物】
ウマノアシガタ、エビネ、オオバウマノスズクサ、オオバコ、カモガヤ、カントウタンポポ、クルマムグラ、コアジサイ、コケリンドウ、コゴメウツギ、サンショウバラ、ジシバリ、ツクバネウツギ、ツボスミレ、ナガエコナスビ、ニガナ、ニシキウツギ、ノギラン、ハコネイトスゲ、ハナニガナ、ハルジオン、ハンショウヅル、ヒメウワバミソウ、ヒメノガリヤス、ヒメハギ、ブタナ、フランスギク、ホオノキ、ホソバテンナンショウ、ミズキ、ヤブデマリ、ヤマサギゴケ、ヤマツツジ、ヤマムグラ、ヨツバムグラ
【実を観察した植物】
アセビ、サルトリイバラ、ツルウメモドキ、マメザクラ、モミジイチゴ、ヤマグワ
【その他】
カラスアゲハ(姿)、アオサギ(姿)、ウグイス(声)

2024.04.28(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ 気温 22℃
○ 参加者:3名                                     ○ 観察テーマ:「フデリンドウ」の観察                    〇 コース:VC〜湖尻峠〜黒岳〜芦の湖展望公園〜〜湖尻水門〜VC

 はこね金太郎ラインを通って箱根に入りました。ゴールデンウィーク初盤、金時山登山口の駐車場はどこも満車です。雲の上には残雪の富士山が覗いています。VCを出発すると、先ずは一面のスミレの濃い紫。深良水門ではヤマルリソウの貴重な1輪を発見。湖尻峠には3月に見つけたエビネがふっくらした蕾を沢山つけていました。汗を拭き拭き草付きの斜面を登り切り、黒岳山頂に寄り道して富士山頂が見えていることを確認。そのまま山頂近くの日陰で昼食をとりました。尾根道で見事なオトメスミレとフデリンドウの群落を観察し、展望公園から一気に湖尻水門へ下りました。VCでのまとめを終え、GW特別イベントとしての野外コンサートと移動カフェでのコーヒーが今日の観察会の締めとなりました。

《 本日のトップテン 》
@フデリンドウAオトメスミレBヤマルリソウCヒメハギDタニギキョウEスミレFミツバアケビGクロモジHニオイタチツボスミレIクサボケ

〇 観察した主な植物 〇        
【蕾を観察した植物】
エビネ
【花を観察した植物】
アオキ、アセビ、イロハモミジ、オトメスミレ、オニシバリ、カキドオシ、カタバミ、カントウタンポポ、キブシ、クサボケ、クロモジ、グミ、コケリンドウ、スミレ、タチツボスミレ、タニギキョウ、ナガバノスミレサイシン、ナツトウダイ、ニオイタチツボスミレ、ニガナ、ニョイスミレ、ハコネイトスゲ、ハルジオン、ヒメハギ、ホソバテンナンショウ、マメザクラ、ミツバアケビ、ミツバツチグリ、ミツバツツジ、ミヤマカタバミ、ムラサキケマン、ムラサキサギゴケ、モミジイチゴ、ヤマザクラ、ヤマルリソウ
【葉を観察した植物】
アカネ、アブラチャン、キッコウハグマ、サンショウ、タイアザミ、ツルシキミ、ノギラン、ホオノキ

2024.03.24(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ 気温 6℃
○ 参加者:1名                                     ○ 観察テーマ:「オニシバリ」の観察                    〇 コース:VC〜湖尻峠〜黒岳〜芦の湖展望公園〜〜湖尻水門〜VC

 予報では天候が良く無いので早目に出発した。シキミの花と多くの釣り客に西岸で出会った。深良水門から湖尻峠迄でオニシバリの雌花雄花を観察した。湖尻峠では、芦ノ湖側から深良側に霧が流れていく面白い現象を見た。高い登山道の場所にいくほど峠を覆うように見えて暫く見惚れ写真のタイミングを外した。黒岳から芦ノ湖展望公園までは、先月雪で覆われて居たことが嘘のようにスムーズに歩けた。出た先で、見事な富士山と南アルプス聖岳が綺麗に見えた。早めの弁当中に雲がかかり始めたので下りに向かった。登山道の数ヶ所が倒木で覆われ避けながら歩いた。雪の被害が顕著に現れていた。箱根外輪山のいたるところが同様の倒木があるのだろうと推定された。出会った登山者とお互いに情報交換してVCに戻った。


《 本日のトップテン 》
@オニシバリ、Aアセビ、Bツチアケビ、Cオオバウマノスズクサ、Dシキミ、Eスギ、Fホオノキ、Gリョウブ、Hクロモジ、Iモグラ痕

〇 観察した主な植物 〇        
【葉を観察した植物】
イヌツゲ、スギ、ヒメシャラ、リョウブ
【新芽・蕾を観察した植物】
ホオノキ、クロモジ、ツルシキミ
【花を観察した植物】
アセビ、オニシバリ、シキミ
【実を観察した植物】
ウバユリ、オオバウマノスズクサ、ツチアケビ
【その他】
登山道の倒木・モグラ痕

2024.02.24(土) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ 気温 3℃
○ 参加者:1名                                     ○ 観察テーマ:「オニシバリ」の観察                    〇 コース:VC〜湖尻峠〜黒岳〜芦の湖展望公園〜〜湖尻水門〜VC

 前日の雪で大平台の気温は2度、宮城野橋では1度、碓井隧道付近はマイナス2度、白銀の世界となって綺麗な風景が広がっていた。仙石原では曇り空となり、雪化粧したビジターセンター花の広場から写真撮影して湖尻水門に向かった。竹が垂れ下がり、外輪山への行程への心配が広がった。石畳から湖尻峠の間オニシバリの花が雪を被りながらも咲いていた。湖尻峠では約10p程積もっていたが、黒岳頂上付近まで霧状態で周りの風景は見えなかった。下り芦ノ湖展望公園迄は、竹トンネルで氷付いた先端が地面に付着して雪を払っても効果無く、地面を這うように長い道を歩いて行った。展望公園は、霧状態で朧太陽が不思議な変化を楽しませてくれた。道路では気嵐のような流れを見て昼食を取ったが、かじかむ程の寒さでは無かった。ビジターセンター子供の広場ではソリーを楽しんでいる親子が声をあげていた。

《 本日のトップテン 》
@オニシバリ(雪をかぶった花が綺麗)、Aアセビ(雪でしょんぼりした花)、Bツチアケビ(黒くなった実)、Cオオバウマノスズクサ(黒くなった実)、D朧太陽(霧状態の中で見た空)、E気嵐(スカイラインに流れる霧)、F竹トンネル(先端が氷、歩くの大変)、Gヒヨドリの群れ(霧の中から群れで……)、H動物たちの足跡(雪の上にくっきりと)、Iタケ光る-(氷の上に雪)(幻想的な景色)

〇 観察した主な植物 〇        
【葉を観察した植物】
スギ(石畳滑り止め)
【新芽・蕾を観察した植物】
ホオノキ、クロモジ
【花を観察した植物】
アセビ、オニシバリ
【実を観察した植物】
オオバウマノスズクサ、ツチアケビ
【その他】
ヒヨドリの群れ・動物の足跡

2024.01.27(土) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ 気温 2℃
○ 参加者:2名                                     ○ 観察テーマ:「オニシバリ」の観察                    〇 コース:VC〜湖尻峠〜黒岳〜芦の湖展望公園〜〜湖尻水門〜VC

 碓井隧道のトンネル口付近で気温マイナス2度だった。青空の下、VCから花の広場に向かうと少し暖かく感じ湖尻水門付近でアセビの花がいっぱいに咲いているのを観察して深良水門で休憩した。先月見た霜柱の場所が砂洲になっているのを自然観察の目で面白く感じた。
石畳では、オニシバリの蕾・新葉の出方や色など観察した。エビネの葉やホオノキの新芽・深良側への道路拡大工事の看板など確認して黒岳に向かった。神山の頂上は、どこだ?と云う疑問を払しょくすべき冠ケ岳の右側の馬蹄形カルデラ3つの峰の山のどれが頂上か、頻繁に止まりながら比較して芦ノ湖展望公園まで行き、決着をつけた。VCトイレ前広場から見る神山は、頂上は見えていない事が判明した。湖尻峠〜展望公園間の「黒岳ハコネダケの並木道」から芦ノ湖や外輪山を見る風景は何とも言えない素敵なイメージで気持ち良くなる。
下りではオオカサゴケやツチアケビ・オオバウマノスズクサの実を観察して子供の広場から富士山の見える限界位置を確認してからVCに帰った。

《 本日のトップテン 》
@オニシバリ、Aアセビ、Bトビ、Cホオノキ、Dツルシキミ、Eツチアケビ、Fオオバウマノスズクサ、Gモグラの掘り出し丘、Hミヤマハコベ、I黒岳ハコネダケの並木道

〇 観察した主な植物 〇        
【葉を観察した植物】
アズマギク、エビネ、オオカサゴケ、キッコウハグマ、タチツボスミレ
【新芽・蕾を観察した植物】
オニシバリ、ツルシキミ、ホオノキ
【花を観察した植物】
アセビ、ミヤマハコベ
【実を観察した植物】
イヌツゲ、オオバウマノスズクサ、ツチアケビ
【その他】
オオバン、ダイサギ、トビ、ヒヨドリ

2023.12.23(土) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:快晴 気温 -4℃
○ 参加者:4名                                     ○ 観察テーマ:「ツチアケビ」の観察                    〇 コース:VC〜湖尻峠〜黒岳〜芦の湖展望公園〜〜湖尻水門〜VC

 気温が下がり、澄んだ青空が広がりました。箱根にも真冬の到来です。禁漁期の芦ノ湖は静かです。釣り船の姿はなく、オオバンやホシハジロが羽を休めています。湖尻水門で一株だけ満開のアセビを観察しました。
深良水門で砂浜に降りて一休み。砂浜は厚さ十センチ以上に成長した霜柱の絨毯です。砂粒や小石はそのまま押し上げられています。よく見ると砂粒径に合わせて太さが揃い、成長日数が層になって見られます。外輪山への登りは風がなく暖かく感じられ上着を脱ぎます。クモの糸、エビネの葉、ホウノキの落実、富士山の見える冬の黒岳山頂眺望、遠隔自動雨量計、小さなハコベの花など4人の違った視線を共有しながら稜線を歩きました。 暖かくなったので展望公園のベンチで昼食をとってから湖尻に下山。集いの原っぱの舞台でリーダーの奏でるハーモニカの音色2曲が今年の観察会の締めになりました。


《 本日のトップテン 》
@霜柱Aミヤマハコベ(花)Bアセビ(花)Cツチアケビ(実)Dオオバウマノスズクサ(実)Eヒヨドリ(鳥)Fホシハジロ(鳥)Gエビネ(葉)Hウバユリ(実)I富士山(黒岳山頂)

〇 観察した主な植物 〇        
【花を観察した植物】
アセビ、ミヤマハコベ
【実を観察した植物】
イヌツゲ、ウバユリ、ガマズミ、サルトリイバラ、ススキ、ツルウメモドキ、ツルシキミ、ノイバラ、ホオノキ、マユミ
【葉を観察した植物】
アズマギク、エビネ、オニシバリ、キッコウハグマ、マツカゼソウ
〇観察した野鳥類〇
オオバン、トビ、ヒヨドリ、ホシハジロ、ヤマガラ
〇その他観察したもの〇
クモの糸、霜柱

2023.11.26(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:曇りのち晴れ 気温 8℃
○ 参加者:1名                                     ○ 観察テーマ:「ツチアケビ」の観察                    〇 コース:VC〜湖尻峠〜黒岳〜芦の湖展望公園〜〜湖尻水門〜VC

 レイクホテル前の紅葉が素敵だった。晴れて日差しが差し込んでいれば更に美しく感じたと思った。湖尻水門と深良水門の湖面にはオオバンの群れがいて、鳴き声も響いていた。湖尻峠の駐車場のゴミ拾いをした。ペイント缶など重たい物が捨てて有り、持ち帰りに躊躇したが袋にいれて持ち歩けた。冷たい風が吹く芦ノ湖展望公園で富士山の頂上が一瞬見えたが、雲に覆われた。空模様は良くなり気持ちよくツチアケビの実など観察して下った。湖尻水門付近で汚い袋に入った重たい物をゴミ袋に入れて更に重量を増した( 15kg以上)ゴミ袋をVCに持ち帰った。ゴミの点検をしてもらったら、未使用の猟銃実弾が多数有り、小田原警察署による廃棄現場の調査協力をして帰った。

《 本日のトップテン 》
@リンドウ( ベル形の花可憐です)湖尻峠〜黒岳Aリュウノオウギク( 終わりかけはピンク色)湖尻峠〜黒岳Bアセビ( もう咲いていた)湖尻水門Cオオバン( 群れ500羽以上も)芦ノ湖Dアキノキリンソウ( 少し残っていた)湖尻峠〜黒岳Eツチアケビ( 実が黒くなってきた)展望公園〜湖尻水門Fガマズミ( 実)湖尻峠〜黒岳Gクロモジ( 花芽)湖尻峠〜黒岳Hオニシバリ( つぼみ)石畳〜湖尻峠アリノトウグサ( 赤い葉)湖尻峠〜黒岳

〇 観察した主な植物 〇        
【葉を観察した植物 】
アリノトウグサ、マルバダケブキ
【 新芽・ 蕾を観察した植物 】
オニシバリ、クロモジ
【 花を観察した植物 】
アキノキリンソウ、アセビ、シロヨメナ、タイアザミ、リュウノウギク、リンドウ
【 実を観察した植物 】
ガマズミ、キッコウハグマ、サルトリイバラ、ツチアケビ、テンナンショウ、マツカゼソウ
〇 観察した主な鳥類 〇
オオバン ( 鳥の群れ)
〇 観察した主な昆虫 〇
ザトウムシ

2023.10.29(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:雨のち晴れ 気温 9℃
○ 参加者:1名                                     ○ 観察テーマ:「マツムシソウ」の観察                   〇 コース:VC〜湖尻峠〜黒岳〜芦の湖展望公園〜〜湖尻水門〜VC

 花の広場からレイクホテル前の路に出たらキジが出てきた。小雨の中だったが幸先いいスタートとなった。湖岸に入ると空が明るくなって日差しが見えてきた。湖尻峠に出ると天気が回復してマツムシソウが一輪咲いているのを観察した。リンドウとリュウノウギクが登り坂を楽しくした。が、黒岳頂上までは、センブリとアキノキリンソウやヤマラッキョウの花の街道でした。雨上がりの晴天は、気持ちよく歩けたのですが、4〜5回程低空飛行のヘリコプターの騒音が邪魔をしてくれた。雪が半分くらい被った富士山を見ながら昼食をして下った。途中、キッコウハグマの花が咲いていたのが印象に残った。ツチアケビの実も良かったが、芦ノ湖周辺亀ヶ崎の紅葉が始まっていて景色が素敵な箱根でした。「VC秋の感謝デー」中で、〈勝俣豆腐店のけんちん汁といなり寿司〉を食して終えた。

《 本日のトップテン 》
@キッコウハグマ ( 閉鎖花の間に可憐な花)展望公園〜湖尻公園Aヤマラッキョウ( 登りで気付くまるさ)湖尻峠〜黒岳Bマツムシソウ( 一輪咲いていた)湖尻峠〜黒岳Cリュウノウギク( 目に止まる花)湖尻峠〜黒岳Dリンドウ( 歌いたくなる花)湖尻峠〜黒岳Eアキノキリンソウ( 草刈りの後可憐黄色)湖尻峠〜黒岳Fゲンノショウコ( 小さく一凛咲いてた)湖尻峠〜黒岳Gタマジサイ( 花も付いていた)芦ノ湖湖岸Hホオノキ( 目線で新芽が…
)湖尻峠ツチアケビ( ウィンナーソーセージの実)展望公園〜湖尻水門

〇 観察した主な植物 〇        
【葉を観察した植物】
アズマギク、アリノトウグサ、マルバダケブキ
【新芽・蕾を観察した植物】
アセビ、オニシバリ、クロモジ、ホオノキ
【花を観察した植物】
アキノキリンソウ、アキノタムラソウ、キンエノコロ、ゲンノショウコ、シロヨメナ、センブリ、チカラシバ、ノコンギク、ブタナ、マツムシソウ、ヤマラッキョウ、リュウノウギク、リンドウ、キッコウハグマ(閉鎖花)、タイアザミ(実)、タマアジサイ(実)、マツカゼソウ(実)、ヤマトリカブト
【実を観察した植物】
ウツギ、リョウブ、コバノガマズミ、
シュウブンソウ、ツチアケビ、ヒヨドリバナ、ホソバテンナンショウ、ミツバアケビ

〇 その他観察したもの 〇
キジ

2023.09.24(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ 気温 16℃
○ 参加者:1名                                     ○ 観察テーマ:「マツムシソウ」の観察                   〇 コース:VC〜湖尻峠〜黒岳〜芦の湖展望公園〜〜湖尻水門〜VC

 長袖の服を着て、湖尻水門に向かった。秋晴れの湖畔は、ウラハグサが風に揺れて気持ちが良かった。湖尻峠では、グループで登ってきた若い人とサルナシ・ヤマボウシ・ホオノキの実やサンショウの葉の香りなど観察して楽しく話をした。黒岳迄の登山道は、草刈りで減ったのか数少ないマツムシソウが見られた。ホトトギスやハコネトリカブトを観察して芦ノ湖展望公園で富士山と雲の流れで変化する富士のすそ野を見て昼食をした。下山は、ヤマボウシの実の道となっていた。ツチアケビの実も負けじと赤く一杯ついていた。ビジターセンターに着くと、室内コンサートが疲れを癒してくれた。



《 本日のトップテン 》
@マツムシソウ、Aネジバナ、Bホトトギス、Cハコネトリカブト、Dホオノキ、Eツチアケビ、Fオオバウマノスズクサ、Gイタドリ、Hヒメハギ、Iサルナシ

〇 観察した主な植物 〇        
【葉を観察した植物】
オニシバリ、キッコウハグマ、コアジサイ、ゴマギ、サンショウ(実)、テンナンショウ、ミヤマタニソバ
【蕾を観察した植物】
センブリ、リュウノウギク
【花を観察した植物】
イタドリ、イヌトウバナ、イヌヤマハッカ、ウラハグサ、オトギリソウ、カタバミ、キンミズヒキ(実)、ゲンノショウコ(実)、コウゾリナ、サワヒヨドリ、シュウブンソウ、シロヨメナ、ススキ、タイアザミ、ダイコンソウ実)、タマアジサイ、チカラシバ、チヂミザサ、ツユクサ、ネジバナ、ハコネトリカブト、ヒメハギ、ホトトギス、マツカゼソウ(実)、マツムシソウ、ミズヒキ、ヤマトリカブト
【実を観察した植物】
アセビ、ウツギ、ウバユリ、オオバウマノスズクサ、ガマズミ、サルナシ、ツチアケビ、ツルシキミ、ブタナ、フタリシズカ、ホオノキ、マユミ、ヤマボウシ、ヤマユリ

2023.08.27(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ 気温 24℃
○ 参加者:2名                                     ○ 観察テーマ:「オトギリソウ」の観察                    〇 コース:VC〜湖尻峠〜黒岳〜芦の湖展望公園〜〜湖尻水門〜VC

 爽やかな風が吹く中、花の広場から出発した。タカサゴユリが湖尻水門の湖岸に咲いている。深良水門へ向かう間で、芦ノ湖を背にしてスマホの拡大機能を利用してオトギリソウの斑点を確認した。雨で削られた石畳の先には、ホオノキの実が眼下に大きく見えた。湖尻峠では、期待していたマツムシソウは一つも見る事が出来なかった。しかし、草刈りがしてあって登山道が開け、このコースでは初めてネコハギの花を観察した。昼食時には、富士山の頂上が雲の間から少し見えて高く感じた。下りは、ツチアケビのウィンナーソーセージのような実が鮮やかな赤色でいっぱいに付いていて4本の茎を確認した。オオバウマノスズクサの実も観察した。ボタンヅルとセンニンソウの花と葉も湖尻新橋から観察した。多くのツルボの花が秋本番を感じさせてくれる白百合園地を後にした。子供の広場の木陰で休息している人たちを見て暑さの中で清々しい季節が訪れている箱根を再確認してVCに帰った。


《 本日のトップテン 》
@マルバダケブキ、Aネコハギ、Bサワヒヨドリ、Cツチアケビ、Dオトギリソウ、Eセンニンソウ、Fブタナ、Gボタンヅル、Hオオセンチコガネ、Iキタキチョウ

〇 観察した主な植物 〇        
【花を観察した植物】
アカソ、アキノタムラソウ、イタドリ、イヌトウバナ、オトギリソウ、カゼクサ、カタバミ、キッコウハグマ(閉鎖花)、キンミズヒキ、ゲンノショウコ、コウゾリナ、サワヒヨドリ、シシウド(花・実)、ススキ、センニンソウ、ダイコンソウ、タカサゴユリ、タマアジサイ、チカラシバ、チヂミザサ、ツルボ、ナガエコナスビ、ネコハギ、ノコンギク、ヒメジョオン、ヒメハギ、ヒヨドリバナ、ブタナ、ボタンヅル、マツカゼソウ、マルバダケブキ、マルバハギ、ミヤマタニソバ、ヤマノイモ、ユウガギク
【蕾を観察した植物】
タイアザミ
【実を観察した植物】
アセビ、ウツボグサ、オオバウマノスズクサ、サルナシ、ツチアケビ、ツルウメモドキ、ノギラン、ホオノキ、ヤマイ、ヤマユリ、リョウブ
【葉を観察した植物】
アズマギク
【その他】
(蜻蛉)
アキアカネ
(蝶)
キタキチョウ
(昆虫)
オオセンチコガネ

2023.07.23(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ 気温 24℃
○ 参加者:2名                                     ○ 観察テーマ:「ヤマユリ」の観察                      〇 コース:VC〜湖尻峠〜黒岳〜芦の湖展望公園〜〜湖尻水門〜VC

 梅雨が明けたすぐ翌日。続いている猛暑からか、キャンパー、釣り人、ハイカーは少なく、思いのほか静かな観察コース周辺でした。深良水門近くにヤマユリの大輪が並んでいました。坂道では息が苦しく汗が噴き出ます。湖尻峠に着くと、駿河湾から吹き上げる風と足元に咲くウツボグサ、1カ月ですっかり大きくなったサルナシの実が迎えてくれました。黒岳への草付き斜面には一面のヒメヤブランの小さな花。芦ノ湖側を見下ろすと、枝に咲き始めたリョウブ。展望公園で昼食。夏雲に隠れて見えない富士山の代わりに、愛鷹山から越前岳まで愛鷹連峰の山々がしっかりと見えました。
途中、行き交ったハイカーは二人だけでした。



《 本日のトップテン 》
@ヤマユリAウツボグサBヒメヤブランCアカショウマDリョウブEネジバナFシロバナイナモリソウGヤマホタルブクロHチダケサシIテリハノイバラ

〇 観察した主な植物 〇        
【花を観察した植物】
アカショウマ、アキノタムラソウ、ウツボグサ、オトギリソウ、コマツナギ、コバノギボウシ、シロバナイナモリソウ、シロヨメナ、チダケサシ、ツチアケビ、テリハノイバラ、ドクダミ、ナガエコナスビ、ニワゼキショウ、ネジバナ、ハコネイトスゲ、ヒメハギ、ヒメヤブラン、ブタナ、ヘクソラズラ、マツカゼソウ、ヤマアジサイ、ヤマホタルブクロ、ヤマユリ、リョウブ
【蕾を観察した植物】
ガンクビソウ、タマアジサイ
【実を観察した植物】
イヌザンショウ、キブシ、コアジサイ、サルナシ、タケニグサ、ホオノキ、マユミ、ヤマボウシ、
【葉を観察した植物】
イタドリ、キッコウハグマ、
〇鳴き声を聞いた野鳥〇
ウグイス

2023.06.25(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ時々曇り 気温 22℃
○ 参加者:2名                                     ○ 観察テーマ:「テリハノイバラ」の観察                    〇 コース:VC〜湖尻峠〜黒岳〜芦の湖展望公園〜〜湖尻水門〜VC

 芦ノ湖キャンプ場から対岸の湖畔を眺めると白い大きな船のようなものが見えた。よく見ると、ヤマボウシの群落が見えた。先月湖尻峠で咲いていたので、高度が低い位置で"なぜ"という疑問が話題となり、箱根の遺伝子を魚にして三人で楽しく歩いた。湖尻峠で新しくなった看板を見て、白いテリハノイバラの花を観察し、黄色のニガナ・ナガエコナスビの街道になっている登山道を登っていった。シモツケの花をみて、前を見ると小太りで短い"へび"がハコネダケの林へマムシ色だ。二人に確認するがしっぽ付近、手で肌を指差しているとマムシが振り向いて目が合った。思わずドッキとした。登山道脇でセミの抜け殻を見つけた。前日、貴重なボランティア研修会が有り、子供たちに教える時に拾える限度を最小限に抑えるシャーベットを特別にもらった。それが役に立ち完璧な形でVCに持ち帰り確認してもらい、ヒグラシと分かった。富士山は見えなかったが、芦ノ湖展望公園で昼食をしてノギランやツチアケビ、オオバウマノスズクサの実を観察して終えた。


《 本日のトップテン 》
@テリハノイバラ、Aヒメハギ、Bナガエコナスビ、Cシモツケ、Dマムシ(爬虫類)、Eミツバアケビの実、Fオニシバリの実、Gニガナ、Hイワニガナ(ジシバリ)、Iヒグラシの抜け殻

〇 観察した主な植物 〇        
【葉を観察した植物】
アズマギク、イヌツゲ(黄色)、クロモジ、ゴマギ、コンロンソウ、シシウド、マツカゼソウ、マルバダケブキ
【蕾を観察した植物】
ツチアケビ
【花を観察した植物】
イワニガナ(ジシバリ)、ウツギ、エゴノキ、カタバミ、カマツカ、ケキツネノボタン(実)、コナスビ、コブシ、コメツブツメクサ、コモチマンネングサ、シモツケ、シロツメクサ、タケニグサ、チガヤ、テリハノイバラ、ドクダミ、ナガエコナスビ、ニガナ、ノイバラ、ヒコサンヒメシャラ、ヒメハギ、ブタナ、フランスギク、ミヤマタニソバ、ムラサキサギゴケ、ヤマボウシ、ヤマホタルブクロ
【実を観察した植物】
オオバウマノスズクサ、オニシバリ、
コアジサイ、サルナシ、ノギラン、ノリウツギ、ハコネグミ、ミツバアケビ、リョウブ

【その他】
(鳥)
ウグイス(声)、ホトトギス(声)
(蝶)アサギマダラ、ジャコウアゲハ、      モンシロチョウ
(爬虫類)ニホンマムシ
(その他)ヒグラシの抜け殻

2023.05.28(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ 気温 18℃
○ 参加者:2名                                     ○ 観察テーマ:「ヤマツツジ」の観察                    〇 コース:VC〜湖尻峠〜黒岳〜芦の湖展望公園〜〜湖尻水門〜VC

 サンショウバラが大きくて美しいピンク色で虫たちを誘っている花の広場を出て湖尻水門に向かう。キャンプ場ゴミ捨て用のリヤカーに子供たちが乗って楽しそうな日曜日の光景に和んで深良水門にいく。緑に包まれた芦ノ湖西岸は「森林浴の並木道」にふさわしい遊歩道で途中出会った中年のハイカー4名と暫し歓談し、深良水門のトンネル入口を紹介し、湖尻峠から三国山方面よりダイナミックな箱根を楽しめる黒岳を勧めたら「長崎カステラ」をプレゼントされた。
ホオノキとコケリンドウの花が湖尻峠で迎えてくれた。ニガナ街道を登って行くと登山道補修がされていて頂上付近迄歩き易くなっていた。風が少し強くなり寒くなった芦ノ湖展望公園で昼食していると富士山が顔を見せてくれた。再度、先ほどのハイカーと会い美味しく頂いたとお礼を言った。下りでは、ヤマツツジが目の前で見事なオレンジ色が心を奪うような雰囲気で咲いていて感動する。咲きかた、散りかたを改めて考えさせられた自然情報収集日だった。

《 本日のトップテン 》
@ヤマツツジ、Aツクバネウツギ、Bニシキウツギ、Cサラサドウダン、Dヤマボウシ、Eマメザクラ実、Fミヤマハコベ、Gフタリシズカ、Hニガナ、Iミズキ

〇 観察した主な植物 〇        
【葉を観察した植物】
アズマギク、アカガシ、オニシバリ、ゴマギ、トリカブト、マツカゼソウ、ミヤマウコギ
【蕾を観察した植物】
イボタノキ、コアジサイ、サンショウバラ、ノギラン
【花を観察した植物】
オオバウマノスズクサ、ケキツネノボタン、コケリンドウ、コゴメウツギ、コバノガマズミ、サラサドウダン、ジシバリ、ツクバネウツギ、ツボスミレ、ナガエコナスビ、ニガナ、ニシキウツギ、ヒメハギ、フタリシズカ、フランスギク、ホオノキ、ミズキ、ミヤマハコベ、ムラサキサギゴケ、ヤマツツジ、ヤマニガナ、ヤマボウシ
【実を観察した植物】
クサボケ、サルナシ、マメザクラ

【その他】
(鳥)
ウグイス(声)

2023.04.23(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れのち曇り 気温 15℃
○ 参加者:2名                                     ○ 観察テーマ:「コケリンドウ」の観察                   〇 コース:VC〜湖尻峠〜黒岳〜芦の湖展望公園〜〜湖尻水門〜VC

 VC周辺花の広場は、スミレの世界でした。緑の箱根湖畔を歩いて深良水門に向かう。水量の多い芦ノ湖で休憩して、ヤマルリソウの花を観察して湖尻峠にいった。コケリンドウを見つけて付近を見るとスミレやハルジオン花が咲いていた。スミレの色を見てノジスミレとの比較をした。色は、はっきりと違うが、葉の照りや毛を見ても老眼では曖昧な見解となった。アズマギクの葉はあったが、遂に花は見ることが出来なかった。 
春霞の中、クサボケやミツバツチグリの外輪山の風景を楽しみながら富士山は見えなかったが芦ノ湖展望公園で昼食をした。下りでエンレイソウの葉を、この場所では初めて見た。ツチアケビの出始めの芽が可愛らしく男の子らしく見えた。意外と肌寒い日であったが新年度のスタートとして楽しく自然情報収集が出来た。

《 本日のトップテン 》
@オトメスミレ、Aスミレ、Bノジスミレ、Cコケリンドウ、Dツチアケビ、Eヤマルリソウ、Fツチアケビ、Gハルジオン、Hヒメハギ、Iミツバツチグリ

〇 観察した主な植物 〇        【葉や木肌を観察した植物】
アズマギク、アカガシ、エンレイソウ、オニシバリ、コアジサイ、ゴマギ、トリカブト、マルバダケブキ、ミヤマタニソバ、リュウノウギク、リョウブ
【花を観察した植物】
イトスゲ、オトメスミレ、カキドオシ、カントウタンポポ、クサボケ、クロモジ、コケリンドウ、コメツブツメクサ、スズメノヤリ、スミレ、セイヨウタンポポ、ツルシキミ、ニガナ、ノジスミレ、ハコネイトスゲ、ハハコグサ、ハルジオン、ヒメハギ、ミツバツチグリ、ムラサキサギゴケ、モミジイチゴ、ヤマルリソウ                 【花芽・蕾を観察した植物】
ツチアケビ、ヒメウワバミソウ

【その他】
(鳥)
オオバン、ウグイス(声)

2023.02.25(土) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れのち曇り 気温 3℃
○ 参加者:1名                                     ○ 観察テーマ:「ハコネダケ」の観察                    〇 コース:VC〜湖尻峠〜黒岳〜芦の湖展望公園〜湖尻水門〜VC

 早川沿いのタイリョウザクラが三分〜五分咲きで、湯本駅付近のカワズサクラは、五分〜七分咲きだった。二子山に帽子のような雲がかかっている晴れの日、南温泉荘のバス停で降りて花月園のツツジ広場からVCに向かった。出発してすぐ目の前にカケスがとまった。シジュウカラなど花の広場は鳥の広場となっていた。雨予報で芦ノ湖湖畔に人がいない中、ゴミ拾いしながら芦ノ湖展望公園に行く。この間ランナー2名に会っただけだった。ツチアケビの実のドライフラワーを見て、いつものタヌキの溜糞に新しい糞が付いているのを確認して自然情報収集を終えた。

《 本日のトップテン 》
@オニシバリ( 雄花・ 雌花・蕾)湖尻峠・ 西岸 Aアセビ( 花)湖尻水門 Bツチアケビの実( 黒いドライフラワー)展望公園〜湖尻水門Cタヌキの溜糞( 新しい糞)展望公園〜湖尻水門Dタマアジサイ( ドライフラワー)芦ノ湖西岸Eミヤマウコギ( 葉)石畳Fクロモジ( 花芽)湖尻峠〜黒岳 Gトビ( 2羽仲良く) 芦ノ湖展望公園Hツルシキミ( 赤い実)展望公園〜湖尻水門 Iスギ( 蕾・ 花-花粉多そう)芦ノ湖西岸

〇 観察した主な植物 〇        【葉や木肌を観察した植物】
アオキ、アズマギク、アブラチャン、キハダ、リョウブ、クラマゴケ、スギゴケ、スズタケ、ハコネイトスゲ、ハコネタケ、ミヤマウコギ
【花を観察した植物】
アセビ(蕾)、オニシバリ(雄花・雌花・蕾) 、スギ(蕾)                 【花芽を観察した植物】
クロモジ、ホオノキ
【実を観察した植物】
ツルシキミ(蕾有り)
【その他】
(鳥)
カケス(VC)、シジュウカラ(VC)、トンビ、ホオジロ(VC)

タマアジサイのドライフラワー、ツチアケビの実ドライフラワー、
テンの糞、タヌキの溜糞、人の糞、    ゴミ一袋

2023.01.29(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:曇り、一時小雪 気温 -4℃
○ 参加者:3名                                     ○ 観察テーマ:「ハコネダケ」の観察                    〇 コース:VC〜湖尻峠〜黒岳〜芦の湖展望公園〜湖尻峠

 真冬の箱根は寒い。ですが、今日は久しぶりの外輪山登山の心意気のためか不思議と冷気も心地よく感じます。定時にVC出発。湖尻峠から見上げる黒岳への急騰はさながら枯れ野の世界です。いざ、登り始めると霜柱がそこかしこに出現。まるで、ガラス細工のような繊細な美しさに全員が見惚れてしまい、凍てついた空気にシャッター音が響き続きました。撮影後は、ひたすら上に上にと進みながらも時々振り返って眺望を楽しみます。なんとダイナミックなのでしょう。これぞ箱根の山々。まさしくディ―プなジオの世界です。いつ見ても何度見ても見飽きることはありません。
 ガサガサとハコネダケの茂みを入っていくと赤茶けた地面と岩石だけ存在する風衝地が眼前にとびこんできました。リーダー曰く、ここは気象的にも面白い所だそう。上空の雲の動きも実に興味深いとの話に思わず空を見上げてしまいましたが、一見さんの私にそう簡単には奇跡を見せてくれません。登山道とは違い、ここはシバや笹の根がはびこっていないぽっかり空いた裸地、黒岳名物マツムシソウを始めとする山野草の絶好の生育地のはずで花の時期が待たれます。
 再び、登山道へ戻ります。アズマギクはまだまだ小さな蕾があがっているだけ。登山道を登りきり分岐を左へ。黒岳の山頂を確認です。ステンレス製の金属が打ち込まれている地点が山頂です。山頂の左側にはヒメシャラ、右側は株立ちのアブラチャンでしょうか。このまま進めば長尾峠方面。この辺りの雑木林に分け入り、枝をかき分けて眺める富士山は絶景だそうです。現場を訪れた者だけが知る喜びですね。
 山頂確認後、分岐に戻り芦の湖展望公園を目指します。ここから、登山道の両側はうっそうとしたハコネダケ。残雪の上にはそりの跡が残っていました。そう言えば、そり遊びにちょうど良いスロープです。季節になればオトメスミレが群生するとか。何とも魅力的です。そうそう、オトメスミレが最初に発見され、名の由来になった乙女峠はすぐこの先です。
 芦ノ湖展望公園に到着。ここで、ランチタイム。さすがに身体は冷え切ってしまいました。上空よりちらほらと小雪が舞い始め、テーブルに雪の結晶が残ります。芦の湖展望公園からの富士山は絶景。山麓には自衛隊演習場。こんなに目前に見えるとは想像していなかった光景にすっかり感動してしまいました。春を迎えれば可愛い花々が咲き始める演習場は個人的に大好きな草原です。
 寒さには勝てず、早めに退散。今日は、ゴルフ場方面に下らず湖尻峠へ戻ります。絶景を楽しみながらも足元を気にしながらの下山。雪をかぶった三国山の針葉樹の美しさはまるで一幅の名画を見るようです。その先は鞍掛山まで視界に入ってきます。左下に見える芦の湖は神山噴火時に早川が堰き止められてできたものですがなんと、その早川の源流は須雲川同様に鞍掛山だそうです。
 急坂を下り終え無事に湖尻峠到着。さて、本日は、深良用水の静岡側に出かけてみました。深良隧道の箱根側と静岡側にそれぞれ一か所ずつ通気口が掘られています。深良側では荒れた杉山に石組みされた通気口が当時のまま現存しています。残念な事に、現時点で箱根側の通気口は確認できないそうです。草木に覆われているのでしょうか、いつか発見につながってほしいものです。
 毎月、歩いてこそ収集できる自然情報。書物から得る知識だけでなく、楽しみながらも 丁寧に観察する先輩方の姿にPVの在り方を学ばせて頂きました。博識な先輩方との会話に大いに知識欲が駆り立てられ、同時に、箱根の絶景とジオの世界を満喫した濃密な1日でした。有難うございました。又、参加させてください。

〇 観察した主な植物 〇        【蕾を観察した植物】
アズマギク、アセビ
【花を観察した植物】
無し
【果実を観察した植物】
イヌツゲ、ノイバラ、サルトリイバラ、ヒメヤブラン、マユミ
【その他に観察した植物 地衣類】
アブラチャン、ウメノキゴケ、クロモジ、シバ、ハコネダケ、ヒメシャラ、ヒメノキシノブ、ミズゴケ

【本日のトップ10】
@深良用水、静岡側の通気口(息抜き孔)、Aアセビ(新芽と蕾)、Bイヌツゲ(果実)、Cマユミ(果実)、Dヒメヤブラン(果実)、Eクロモジ(新芽)、F霜柱、G三国山の雪景色、H大涌谷白煙、I外輪山からの中央火口丘

2022.12.24(土) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ 気温 -1℃
○ 参加者:2名                                     ○ 観察テーマ:「マメガキ」の観察

 風が冷たく吹くクリスマスイブの日であった。湖尻水門改築工事完成記念碑の水たまりが、凍り付いていたので覗いて見た。透き通った氷の中に細かい気泡が落ち葉のすき間から無数に出ていたまま「凍って」いた。
深良水門では、マメガキの実が一杯に付いていたので味見をした。「甘い」。周りは霜柱で、踏みしめて楽しんだ。湖面の霜柱は10〜12cmほどあろうかと思うほど長かった。コースで見られる霜柱の形や大きさなど観察しながら歩いた。面白いことに節が有るのもあった。雨の後、2日連続の寒波で2段重なったようなのもあった。芦ノ湖展望公園で食事をしたが、手が真っ赤になるほど凍てついた。富士山は、手前に雲がかかり全景は見られなかった。帰り、憩いの原っぱ付近で木の高い位置でセンニンソウの実がカーテンのように広がっているのが綺麗だった。

《 本日のトップテン 》                               @アセビ、Aマユミ、Bマメガキ、Cガマズミ、D霜柱、Eセンニンソウ、F氷の中の気泡、Gホオノキ、H富士山、I芦ノ湖

〇 観察した主な植物 〇        【葉を観察した植物】
アズマギク、マツカゼソウ
【花を観察した植物】
アセビ
【実を観察した植物】
ウバユリ、ガマズミ、カマツカ、センニンソウ、テンナンショウ、ホオノキ、マメガキ、マユミ
【その他】
(鳥)オオバン、カワウ、シジュウカラ、ヒドリガモ、テンの糞、霜柱、氷の中の気泡

2022.11.27(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ 気温 9℃
○ 参加者:1名                                     ○ 観察テーマ:「リンドウ」の観察

 紅葉、ススキ、青空。コロナ禍で減った訪問者が戻り、駐車場は満杯、バス停に人だかり。湖岸では家族連れの、山道にはハイカーたちの明るい声が響きます。湖尻峠〜黒岳〜展望公園〜湖尻水門のハイキング道は、草やハコネダケが広めに刈り込み整備されて、全体に歩き易く、場所により芦ノ湖の眺望もよくなりました。黒岳に登りながら、数センチに成長したホオノキの冬芽、草刈りに耐えて花を咲かせた幾株ものリンドウ、樹高わずか10センチできれいに紅葉しているモミジの仲間、等を観察しました。足柄平野や仙石原から見えていた富士山は、黒岳に着いた時には、雲に覆われていました。展望公園からの下山路の、芦ノ湖の眺望がよくなったビュースポットで一息。さらに下ったところでは、テンと思われる小動物が目前を横断しました。

《 本日のトップテン 》                               @リンドウ(花)Aマユミ(実)Bモミジの仲間(紅葉・幼木)Cタイアザミ(花)Dキッコウハグマ(種・綿毛)Eツルウメモドキ(実)Fヤクシソウ(花)Gホオノキ(冬芽)Hリュウノウギク(花)I芦ノ湖(眺望)

〇 観察した主な植物 〇        【花を観察した植物】
アキノキリンソウ、シロヨメナ、タイアザミ、タチツボスミレ、ヤクシソウ、リュウノウギク、リンドウ
【実を観察した植物】
ウバユリ、ガマズミ、キッコウハグマ、サルトリイバラ、スイカズラ、ススキ、ツルウメモドキ、ツルシキミ、ノイバラ、マユミ
【葉を観察した植物】
アズマギク、アセビ、コアジサイ、サンショウ、モミジの仲間
【冬芽を観察した植物】
クロモジ、ホオノキ、リョウブ
【その他】
小動物(下山路を横断。茶色、長めの尾。テンか)

2022.10.30(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ 気温 14℃
○ 参加者:1名                                     ○ 観察テーマ:「ハコネトリカブト」の観察

 VC秋祭りの準備中に出発した。芦ノ湖キャンプ村のツタウルシの葉が赤く綺麗だった。芦ノ湖畔ではリュウノウギクが盛りであった。湖尻峠付近から上は、センブリ街道であった。例年ならマツムシソウの花が多く見られるのに、コロナをセンブリ茶で退散しなさいと言わんばかりに咲いていた。
黒岳頂上付近で若者たちがいたので箱根火山の山体崩壊した景色と芦ノ湖の説明をした。天気の良い日曜日で登山道は子ども連れや夫婦など多くのハイカーが訪れていた。VCにて素敵なオカリナ演奏を聞いて混まない「はこね金太郎ライン」で帰路についた。

《 本日のトップテン 》                               @センブリ( 満開の花)湖尻〜展望公園Aリンドウ( 可愛い花)湖尻〜展望公園Bマツムシソウ( 花)湖尻〜展望公園Cリュウノウギク( 白い花)湖尻〜展望公園Dツルウメモドキ( 赤い実)湖尻〜展望公園Eマユミ( 赤い実)湖尻〜展望公園Fハコネトリカブト( 紫色の花)湖尻〜展望公園Gジシバリ( 黄色の花)湖尻〜展望公園Hヤクシソウ( 黄色の花)芦ノ湖湖畔Iノコンギク( 花)湖尻〜展望公園

〇 観察した主な植物 〇        

【 葉を観察した植物 】
アズマギク、アブラチャン、アリノトウグサ、キッコウハグマ( 閉鎖花)、コアジサイ、サルトリイバラ、サンショウ、ハコネイトスゲ、ヒメノガリヤス、ブナ、マルバダケブキ
【 蕾を観察した植物 】
オニシバリ、ツルシキミ(実も有)
【 花を観察した植物 】
アキノキリンソウ、アズマヤマアザミ、イタドリ、イヌタデ、ジシバリ、シロヨメナ、ススキ、センブリ、タイアザミ、ノコンギク、ハコネトリカブト、ブタナ、マツカゼソウ、マツムシソウ、ヤクシソウ、ヤブマオ、ヤマトリカブト、ヤマラッキョウ、リュウノウギク、リンドウ
【 実を観察した植物 】
イヌツゲ、ウバユリ、ガマズミ、クロモジ( 花芽も有)、ゲンノショウコ( 花も有)、センニンソウ( 綿毛無し)、ツルウメモドキ、チカラシバ( 花も有)、テンナンショウ、ノイバラ、ヒメヤブラン、ホオノキ、マユミ、チカラシバ
○ 観察した野鳥類 ○
オオバン
【 その他・観察したもの 】
セグロセキレイ、シカの糞

2022.09.25(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ 気温 22℃
○ 参加者:1名                                     ○ 観察テーマ:「ハコネトリカブト」の観察

 台風15号の去った後の箱根状況をみて歩いた。深良水門から石畳に入ると雨の強さが爪跡を残していた。湖尻峠から頂上付近までは普段通りであったが、マツムシソウの数が減ってきたように感じた。頂上付近から下りは補修工事がしてあった。しばらく歩くとシカにあった。可愛い目とバッチリ会いにらめっこして写真を取ろうとしたらタケ林に消えた。芦ノ湖展望公園で富士山は見えなかったが、神山・駒ヶ岳・大涌谷は綺麗に見えた。

【その他観察したもの】
アキアカネ、ザトウムシ、シカ、ヤマカガシ

〇 観察した主な植物 〇         【葉を観察した植物】
アキノキリンソウ、ウマノスズクサ、オオカサゴケ、チドメグサ、ツタウルシ
【花を観察した植物】
アキノタムラソウ、イヌトウバナ、オギ、カゼクサ、カタバミ、カラムシ、キンエノコロ、
ゲンノショウコ、ゴショミズヒキ、ジシバリ、シロヨメナ、ススキ、タイアザミ、タマアジサイ、チカラシバ、チヂミザサ、ツユクサ、ツリフネソウ、ナガエコナスビ、ネジバナ、
ハコネトリカブト、ヒメガンクビソウ、ブタナ、フユノハナワラビ、ホトトギス、マツカゼソウ、マツムシソウ、マルバダケブキ、ミズヒキ、キンミズヒキ(実)、ダイコンソウ(実)

【実を観察した植物】
ウバユリ、ガマズミ、クロモジ、サルトリイバラ、サンショウバラ、ツチアケビ、トチバニンジン、ホオノキ、マユミ、ミツバアケビ、
ヤマボウシ

2022.08.28(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:曇り&霧 気温 26℃
○ 参加者:2名                                     ○ 観察テーマ:「ツチアケビ」の観察

 天気予報が雨だったので重装備してきたが、VC周辺は意外と明るかった。湖尻水門で釣り客の竿を引くウキが鳥の動きに似ていて思わず足を止めた。湖尻峠でホオノキの大きな実の姿の違いを観察し、マツムシソウの小さな蕾を見て頂上を目指した。笹など草刈りがしてあり歩きやすい登山道になっていたが、生き残った花が笹の中で顔を潜めていた。黒岳頂上付近は霧で周りの風景は楽しめ無かった。誰もいない休日の芦ノ湖展望公園で昼食をした。下りで見たツチアケビの赤い実が印象に残った日でした。

〇 観察した主な植物 〇         【葉を観察した植物】
アズマギク、トリカブト
【蕾を観察した植物】
キッコウハグマ、マツムシソウ
【花を観察した植物】
アキノタムラソウ、イヌトウバナ、ウツボグサ、オトギリソウ、キンミズヒキ、ゲンノショウコ、コウゾリナ、コバノギボウシ、サワヒヨドリ、セイヨウタンポポ、センニンソウ、タイアザミ、ダイコンソウ(実)、タカサゴユリ、ツユクサ、ヒメハギ、ヒヨドリバナ、ブタナ、ヘクソカズラ、ホトトギス、マツカゼソウ、マルバダケブキ、ミヤマタニソバ、ヤブハギ、ヤマイ、ヤマホトトギス
【実を観察した植物】
アセビ、サルナシ、ツチアケビ、ツルシキミ、ホオノキ、マユミ

2022.06.26(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ時々曇り 気温 23℃
○ 参加者:2名                                     ○ 観察テーマ:「コアジサイ」の観察

 VC出発時点は晴れていたが、しばらくすると霧がかかる様になった。湖尻峠からはミストの中でした。シモツケのピンク色が鮮やかに見えました。ニガナやナガエコナスビの黄色の花も目立ちました。黒岳頂上付近から芦ノ湖も見える様になり幻想的な光景が広がりました。下りではノギランやコアジサイ・ツチアケビなども咲いていた。

〇 観察した主な植物 〇         【葉を観察した植物】
ウバユリ、ウラハグサ、オオバウマノスズクサ、クラマゴケ、ゴマギ、サンショウ、シシウド、ゼンマイ、タケニグサ、ツクバネウツギ、ノブキ、ヒメウワバミソウ、ヒメノガリヤス、マツカゼソウ、マルバダケブキ、ミヤマタニソバ、リュウノウギク、リョウブ
【蕾を観察した植物】
ツチアケビ、トチバニンジン
【花を観察した植物】
イヌトウバナ、ウツギ、ウマノアシガタ、エゴノキ、カタバミ、ガマズミ、ケキツネノボタン、コアジサイ、コゴメウツギ、コメツブツメクサ、サンショウバラ、ジシバリ、シモツケ、シロツメクサ、スミレサイシン、ドクダミ、ナガエコナスビ、ナワシロイチゴ、ニガナ、ニシキウツギ、ニワゼキショウ、ノイバラ、ノギラン、ハコネイトスゲ、ブタナ、ヘビイチゴ、ホソバコガク、ミヤマウコギ、ムラサキサギゴケ、ヤマアジサイ、ヤマサギゴケ、ヤマムグラ
【実を観察した植物】
アセビ、オニシバリ、カマツカ、キブシ、クロモジ、コクサギ、サルナシ、フタリシズカ、ホオノキ、マユミ、モミジイチゴ
【その他】
(野鳥)
ウグイス(声)

2022.05.22(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ 気温 18℃
○ 参加者:2名                                     ○ 観察テーマ:「ニガナ」の観察

 晴れた空に、オオモミジの花と出来立ての実がキラキラと輝いている花の広場を見て出発をした。深良水門付近の高い木のてっぺんで、美しい囀りを聞き、オオルリと望遠レンズで確認した。湖尻峠付近でハコネグミとホオノキの花を観察して黒岳に向かった。芦ノ湖展望公園までは、ニガナ街道であった。雲行きが少し悪くなってきて富士山は見えなかったが、昼食には最高の景色でした。
 下りは、仲間の補修隊が補修をしたと聞いていたので足もとを確認しながら感謝の気持ちいっぱいで歩いた。水切り溝掻き出し、土留と水切り板の補修と新設、崩れ法面の植生復元トライや土嚢袋貼り付けなど技術も凄いが、歩きやすくなっていた。ツチアケビが、嬉しそうに顔を出していた。

〇 観察した主な植物 〇         【葉を観察した植物】
オニシバリ、クロモジ、コアジサイ、コマユミ、サルトリイバラ、サルナシ、サンショウ、サンショウバラ、シシウド、ツタウルシ、トリカブト、ナガバノスミレサイシン、ノブキ、マメザクラ、マルバダケブキ、ミツバアケビ、ミヤマタニソバ
【花を観察した植物】
アズマギク、ウツギ、ウマノアシガタ、カタバミ、カマツカ、キジムシロ、クサボケ、クルマムグラ、コケリンドウ、ジシバリ、スミレ、セイヨウタンポポ、ツクバネウツギ、ツボスミレ、ツルウメモドキ、ナガエコナスビ、ニガナ、ニワゼキショウ、ハコネグミ、ハタザオ、ハナニガナ、ハンショウヅル、ヒメウワバミソウ、ヒメハギ、ブタナ、フタリシズカ、ホウチャクソウ、ホオノキ、ムラサキケマン、ムラサキサギゴケ、ヤブタビラコ、ヤブデマリ、ヤマグワ、ヤマツツジ、ヤマフジ
【蕾・芽その他・観察したもの 】
コゴメウツギ、ツチアケビ
(野鳥)
オオルリ、マガモ、アオバト(声)、ウグイス(声)、ミソサザイ(声)
(鹿の食痕確認)
ウバユリ食痕
シシウド食痕

2022.04.24(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:曇り 気温 14℃
○ 参加者:1名                                     ○ 観察テーマ:「ハコネダケ花」の観察

 令和4年度最初の自然情報日の天気は午後雨予報だったので、車で湖尻峠まで行き芦ノ湖展望公園往復コースをおこなった。外輪山稜線は、タチツボスミレやクサボケ街道であった。クロモジの花も満開でした。アズマギクの可憐な花も写真におさめて、展望公園に向かいました。大涌谷が見える位置の木にウグイスの姿を見てシャッターチャンスとスマホを向けた瞬間逃げられた。数年ぶりの姿確認であった。また、ハコネダケの花が咲いていた。竹の花が咲く時は、色々な事象が有ると聞くので注視したい。
 往復の途中には、オトメスミレやナガバノスミレサイシンなどが見られた。ヤマザクラやマメザクラの花びらが落ちていて曇り空の中でしたが、多くの植物が観察できました。湖尻峠の駐車場に着いた頃小雨が降ってきた。帰りには湿生花園に立ち寄りこの時季の植物を再確認して観ました。

〇 観察した主な植物 〇        【花を観察した植物】
アズマギク、アセビ、イトスゲ、オトメスミレ、クサボケ、クロモジ、コメツブツメクサ、スズメノヤリ、スミレ、セイヨウタンポポ、タチツボスミレ、ツボスミレ、ナガバノスミレサイシン、ニオイタチツボスミレ、ハコネダケ、ハコベ、フキノトウ、ホソバテンナンショウ、マメザクラ、ミチタネツケバナ、ミツバツチグリ、ミヤマカタバミ、ムラサキサギゴケ、ヤマザクラ
【葉等を観察した植物】
スギナ、ゼンマイ、ウメノキゴケ、クラマゴケ、ゴマギ、シシウド、トリカブト、ノブキ、ホオノキ、マユミ、リョウブ
【その他】
(野鳥)
ウグイス(姿)

2022.03.27(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:曇り 気温 13℃
○ 参加者:4名                                     ○ 観察テーマ:「オニシバリ」の観察

 令和3年度の5回目が、最後の自然情報で4名の参加があった。
朝VCに着くと小雨状況でしたが、新規改装したビジターセンターの内部を見て、出発時には雨あがり久しぶりの会話を楽しみながら湖畔に向かった。深良水門手前でシキミとオニシバリの花を観察した。
 湖尻峠でホオノキの蕾が膨れてきているのを見たが、全般的に植物の開花が遅いのではないかと感じた。芦ノ湖展望公園で食事をする頃日差しが少し出たが、富士山は見えなかった。新年度は、三国山や山伏峠方面の南側外輪山にも観察範囲を広げる話しをしてコロナに負けず健康で会うこと願って締めくくりをした。

〇 観察した主な植物 〇        【蕾・花芽を観察した植物】
アズマギク、ホオノキ、ツルシキミ
【花を観察した植物】
アセビ、オニシバリ、シキミ、セントウソウ、タチツボスミレ、フキノトウ、ミチタネツケバナ
【葉等を観察した植物】
オオカサゴケ、トリカブト
【その他】
(野鳥)
・ウグイス(声)、カワウ、シジュウカラ、トビ(声)
・タヌキの溜糞

2021.12.25(土) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:曇り時々晴れ 気温 4℃
○ 参加者:4名                                     ○ 観察テーマ:「サザンカ」の観察

 雨空で霧がかかる中、4名でのクリスマス自然情報に出発した。湖尻峠からは、雲の中で周りは見えない。時々雲のすき間から見えてくる芦ノ湖や大涌谷方面は、晴れて見えた。「ナナカマドの実が多く付く年は、大雪になる」と言い伝えを聞いたので今年の状況を聞いたら多いとの事でした。大雪に備えておく必要があると話しながら下った。ツチアケビの実が残っていた。つどいの広場で、カンツバキの色鮮やかな花を観る。シカの糞を観察し、カケスの姿をカメラに撮ってVCに戻った。青空で、湖尻峠から長尾峠までだけ雲の中に収まっていた。桃源台駅にて来年も健康で歩けるようにと年末を締めた。

〇 観察した主な植物 〇        【花・蕾・花芽を観察した植物】
カンツバキ、アセビ、リンドウ、
オニシバリ、クロモジ、ホオノキ

【実を観察した植物】
イヌツゲ、ツチアケビ、ツルウメモドキ、ノイバラ
【葉等を観察した植物】
アオキ、アズマギク、アリノトウグサ、オオカサゴケ、クマザサ、スギゴケ、スズタケ、地衣類(黒色)、ツルリンドウ、イヌザンショウ、リョウブ
【その他】
(野鳥)
オオバン、アオサギ、オオバン、キンクロハジロ、カケス、ジョウビタキ(声)、ハシブトガラス
シカの糞、タヌキの溜糞、テンの糞、モグラの掘起し 

2021.11.26(金) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:快晴 気温 7℃
○ 参加者:1名                                     ○ 観察テーマ:「リンドウ」の観察

 平日の箱根路にバスで向かうと箱根湯本手前の三枚橋付近で混むようになってきた。富士山の雪化粧が全体の三分の一になってとても美しく見える時季です。期待して出発した。湖畔の林でガサガサと音がするので見ているとガビチョウだった。
湖水の下がった深良水門で休憩して石畳を上がった。黄色に色付いたコアジサイが綺麗だった。黒岳登り口でマツムシソウの花を見た。芦ノ湖展望公園から見た富士山は、既に雲がかかっていた。ここで食事をして下った。タヌキの溜糞の場所で新しい糞が出来ていた。足柄方面から金時山に登り、桃源台バス停に向かう人と会い、万葉公園側の鎖場の情報を聞いた。大丈夫だよと言っていた。

〇 観察した主な植物 〇       【蕾を観察した植物】
アセビ
【花芽を観察した植物】
クロモジ、コブシ、マユミ、リョウブ    【花を観察した植物】
アキノキリンソウ、シロヨメナ、タイアザミ、マツムシソウ、リュウノウギク、リンドウ
【花終実を観察した植物】
キッコウハグマ、シュウブンソウ、ダイコンソウ、マツカゼソウ
【実を観察した植物】
ガマズミ、サルトリイバラ、ツチアケビ、ツルウメモドキ、ツルシキミ、ツルリンドウ、テリハノイバラ、ヘクソカズラ
【葉を観察した植物】
ハコネイトスゲ、アリノトウグサ、オニシバリ、コアジサイ、サンショウ、ヒメノガリヤス、ミヤマウコギ
【その他】
(野鳥)
オオバン、ガビチョウ
シカの糞、タヌキの溜糞、テンの糞、モグラの掘起し

2021.10.24(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ 気温 11℃
○ 参加者:1名                                     ○ 観察テーマ:「キッコウハグマ」の観察

 朝雲一つ無い快晴で気持ちよく「はこね金太郎ライン」を通った。週半ばの雨で富士山雪化粧を楽しみに黒岳に向かった。芦ノ湖西岸にてキッコウハグマの花が群生して咲いていた。いつも閉鎖花ばかりだったので、ゆっくりと観察しピンク色の3個の小花を観た。通りすがりの人にも声を掛けた。
湖尻峠付近では、リュウノウギクが咲いていたので家族で下って来た人に葉の匂いを嗅いでもらった。リンドウやマツムシソウの花も咲いて秋の風情を一段と感じた。クサボケとヤマラッキョウの花を一輪見付け頂上を目指した。芦ノ湖展望公園で雪化粧した富士山が見えたので富士見ヶ丘公園まで行き昼食をした。途中ツボスミレやタチツボスミレが咲いていた。下りでは、アキノキリンソウやツチアケビの実が目立った。

〇 観察した主な植物 〇       【花芽を観察した植物】
アセビ、オニシバリ、クロモジ、ホオノキ
【花を観察した植物】
アキノキリンソウ、イヌタデ、ウラハグサ、キッコウハグマ、キンエノコロ、シロヨメナ、ススキ、セイタカアワダチソウ、センブリ、タイアザミ、チカラシバ、チヂミザサ、ノコンギク、マツムシソウ、ミヤマタニソバ、ヤブマオ、リュウノウギク、リンドウ
【花一輪を観察した植物】
クサボケ、コウゾリナ、タチツボスミレ、ツボスミレ、ハコベ、ヤマラッキョウ
花終実を観察した植物】
シュウブンソウ、ダイコンソウ、ノギラン、マツカゼソウ、ヤマジオウ
【実を観察した植物】
ウバユリ、オオバコ、ガンクビソウ、ゲンノショウコ、サンショウ、ツチアケビ、ツルウメモドキ、ツルシキミ、ノイバラ、ヘクソカズラ、マユミ
【葉を観察した植物】
ハコネイトスゲ、ヒメウワバミソウ、ミヤマウコギ
【その他】
(野鳥)
ヒガラ
シカの糞

2021.05.23(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ 気温 23℃
○ 参加者:4名(PV3名、環境省1名)                         ○ 観察テーマ:「オオバウマノスズクサ」の観察

 湖尻水門自主研修に参加されるEPVとYARを加え4名でのスタートです。深良水門までの園地及び芦ノ湖西岸の間はIさんからジオに関する説明を聞きながら進みました。深良水門で小休止をとった後、いよいよ湖尻峠へむけて出発です。石畳が先日までの悪天候で濡れて滑りやすい状態で、皆転ばないように気を付けて登っていきます。ヒメウワバミソウが可愛い花をいっぱいにつけていました。ウワバミソウはミズという名で東北ではよく食べられていて、大変食感の良いおいしい山菜なのですが、ヒメウワバミソウはどうなのでしょうか。湖尻峠の芦ノ湖スカイラインとの合流地点でホウの木が 大振りできれいな花を咲かせていました。足元を見ればコケリンドウが小さい花を精一杯咲かせていて、可憐な姿に毎年感激させられます。ニガナの黄色い花が満開の黒岳の登りの途中、芦ノ湖方面を振り返ると、抜けるような青空の下、鮮やかな緑の山ときらきらと光る湖面が美しいコントラストを見せていました。黒岳山頂で昼食をとった後,、芦ノ湖展望公園へむかうと公園内に静岡県道路公社が新しい案内看板を立てくれていましたが、その看板内芦ノ湖の英語表記がLake Ashino。ん?レイクアシノ?芦ノ湖だからアシノ??マークが3つくらいつく表記でしたが、わざわざ立てたんですからきっと正しいんでしょう。展望公園を過ぎ、一気に下っていくと、いつもは背の高いハコネダケに視界を遮られ、見通しが悪くあまり面白味のない所なのですが、一ヶ所芦ノ湖を眼下に見下ろせるところで雑木とハコネダケがきれいに伐採されていて素晴らしい眺望が楽しめるようになっていました。嬉しい発見なのですが、誰が伐採したのでしょうか。オオバウマノスズクサが特徴的な花をつけているのを皆で観察しながら下りきり、車道を渡ったところの小さいベンチで最後の小休止をとっていたら鮮やかな青い色の花をつけたニワゼキショウを見つけました。最初はフデリンドウかなとも思ったのですが、やはりニワゼキショウでした。後で調べてみると青い花をつけるのはオオニワゼキショウとアイイロニワゼキショウだということらしいのですが、花の色と雄蕊の形からオオニワゼキショウと判断しました。青い花をつけるニワゼキショウは初めて見たので、ちょっと得をした感じです。湖尻水門の先、ハコネダケの茂みのなかで依然見つけたツチアケビの大きな株ですが、何者かにタケを大幅に伐採されてしまってからしばらく見ることができなかったのですが、今年はたくさんアスパラガスのような新芽を出していてくれました。芦ノ湖キャンプ村の中を通り抜けVCに到着。無事を終了しました。

〇 観察した主な植物 〇       【花を観察した植物】
ミヤマイボタ、ウマノアシガタ、オオバウマノスズクサ、カタバミ、オオニワゼキショウ、カントウタンポポ、キランソウ、クルマムグラ、ケキツネノボタン、コケリンドウ、コメツブツメクサ、サラサドウダン、ジシバリ、セイヨウタンポポ、テンナンショウ、ニガナ、ニョイスミレ、ハコベ、ハコネグミ、ハナニガナ、ヒメウワバミソウ、ヒメハギ、ヒメムグラ、ブタナ、フタリシズカ、ヘビイチゴ、ホウチャクソウ、ホオノキ、ヤマサギゴケ、ヤマツツジ、ヤマボウシ

【蕾を観察した植物】
コアジサイ、ツクバネウツギ、ミヤマウコギ

【その他観察した植物】
サルナシ(実)ヤマザクラ(実)、ツチアケビ(新芽)ノギラン(葉)

○視聴した主な鳥類○
ウグイス、キジ、シジュウカラ、ホトトギス、ミサゴ

○その他観察した物○
クロアゲハ、ツマグロヒョウモン、ユウマダラエダシャク

2021.04.25(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ 気温 13℃
○ 参加者:1名(PV1名)                                ○ 観察テーマ:「クロモジ」の観察

 2021年度最初の自然情報は、東京など緊急事態宣言と4月16日からの特措法等によりボランティア活動も制限され、又雨の予報も重なり寂しい出発となった。薄曇りから晴れになった頃、深良水門付近でインターナショナルスクールの少女5名と出会った。抜きつ抜かれつしながら芦ノ湖展望公園まで行き昼食をとっていると、先生3名が現れた。どうやあ自由に子供たちの判断で歩かせていたようだった。但しスマホでしっかりと見ていると感じた。富士山の姿を見ることが出来なかったが、ニガナやクサボケ、カントウタンポポなどが外輪山の稜線を賑やかせていた。キャンプ村は、コロナの影響なのかテント場所が一杯に埋まっていた。早く鎮まること願い終えた。


《本日のトップテン》
@ハコネグミAニガナBオトメスミレCナガバノスミレサイシンDヤマルリソウEホウチャクソウFヒメハギGヤエザクラHチゴユリIゴヨウアケビ

〇 観察した主な植物 〇       【花を観察した植物】
アカオニタビラコ、アズマギク、アセビ、ウマノアシガタ、オトメスミレ、カキドオシ、カタバミ、カントウタンポポ、キケマン、キュウリグサ、キランソウ、クサボケ、クロモジ、ゴヨウアケビ、サルトリイバラ、ジシバリ、スミレ、セイヨウタンポポ、セントウソウ、タチツボスミレ、チゴユリ、ツボスミレ、ツルシキミ、ナガバノスミレサイシン、ニガナ、ハコネイトスゲ、ハコネグミ、ハルジオン、ヒメカンスゲ、ヒメハギ、ヘビイチゴ、ホウチャクソウ、ホソバテンナンショウ、マメザクラ、ミチタネツケバナ、ミツバツチグリ、ミヤマハコベ、ムラサキケマン、ムラサキサギゴケ、ヤエザクラ、ヤブツバキ、ヤマグワ、ヤマルリソウ
【蕾を観察した植物】
ヒメウワバミソウ、フタリシズカ、ミヤマウコギ、ミヤマタニソバ
【葉を観察した植物】
アカネ、アブラチャン、ウラハグサ、カジカエデ、キッコウハグマ、クラマゴケ、コアジサイ、コクサギ、ゴマギ、サンショウ、トリカブト、ニワトコ、ノブキ、ホオノキ、マユミ、ヤマジオウ、ヤマボウシ、リョウブ    【その他】
(野鳥)
ウグイス、キジ、ソウシチョウ(姿)

2021.03.28(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:曇り 気温 12℃
○ 参加者:2名(PV2名)                                ○ 観察テーマ:「アズマギク」の観察

 2020年度最後の自然情報収集日は、雨予報だった。午前中は持つと判断し箱根湖畔ゴルフ場入口側からの逆コースから始めることにした。
先ずはハルトラノオが迎えてくれた。別名イロハソウで「星に願いを」の花言葉を持っている。雨を避ける願いをして芦ノ湖展望公園に着くと雨予報で誰もいない静かな広場となっていた。アズマギクの可憐な花を確認して湖尻峠まで下った。空を見上げて雨が落ちる気配は無い。山伏峠付近の崩れた箇所の修復完了で三国山への通行が可能になったので頂上に向かった。オオバイケイソウの新葉が目立った。コチャルメソウなど小さな花が足もとを楽しませてくれた。ブナ林を抜けて頂上で亀ヶ崎を下に見ながら昼食をした。シカ柵が目についた。 修復した場所へ行くには距離が有り過ぎるので断念して、深良水門に下った。エイザンスミレが咲いていた。ナラ枯れの木の伐採で芦ノ湖の展望が良くなっていた。雨予報が外れて、テレビの天気予報は東京・横浜の天気、箱根山は別物と改めて感じた年度末自然情報でした。

《本日のトップテン》
@アズマギク AハルトラノオBコチャルメラソウCナガバノスミレサイシンDハナネコノメEミツマタFシキミGマメザクラHハコネイトスゲIミヤマカンスゲ

〇 観察した主な植物 〇          【 花を観察した植物 】
アズマギク、アセビ、アブラチャン、エイザンスミレ、コチャルメルソウ、シキミ、タチツボスミレ、ツルシキミ、ナガバノスミレサイシン、ハコネイトスゲ、ハナネコノメ、ハルトラノオ、マメザクラ、ミツマタ、ミヤマカンスゲ
【 葉・蕾を観察した植物 】
オオカサゴケ、オオバイケイソウ、クロモジ
【 樹皮を観察した植物 】
ヒメシャラ、ブナ、リョウブ
〇 観察した主な野鳥 〇
ウグイス、オオバン、シジュウカラ、ヒヨドリ、ホシハジロ

2020.12.26(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ 気温 5℃
○ 参加者:3名(PV3名)                                ○ 観察テーマ:「シカの角研ぎの木」の観察

 とても気持ちの良い天気の中、集まりも早く、早めの出発をした。
芦ノ湖の湖水が低いとVC情報を得ていたので、深良水門でたっぷりと休憩しながら付近を観察した。湖水付近の霜柱が大きい。ちょうど太陽の日が当たる時間帯で、見事将棋倒しのようにシモバシラが倒れていく。面白い光景だった。その時、深良水門の若い監視員が声をかけてきた。「 水門で大きな音がしますので 」と言って監視小屋に入っていった。深良水門のチェックだと期待して大きな音と水の変化を待っていたが、ガッ、ガッと数回なっても大した音ではなかった。すると、顔色を変えて携帯電話をしながら山側の水門口に向かって鍵を開けて入っていった。トラブっているねと感じたが、コース時間もあり結末を見られないまま湖尻峠に向った。芦ノ湖展望公園で、雲に隠れた富士山を見ながら食事をとり下る。久しぶりにタヌキの貯め糞場所で新しい糞をみる。湖尻新橋付近では、シカの角研ぎの木を観察した。下から上に見事木肌の傷が逆立っていた。シカの毛も落ちていて見分け方を学ぶ。シカかカモシカかの区別は、「折れ方」だそうだ。鹿は「ポキッ」と山折れ、カモシカはしなる様になるそうだ。コロナの影響がおおきな年でしたが、間をあけながら桃源台ビュッフェで「 来年は良い年を 」と願って自然情報の纏めをした。

《本日のトップテン》
@@ツルシキミ( 赤い実)、Aアリノトウグサ( 赤い葉目立つ)、Bガビチョウ、C湖畔の霜柱の倒れかた( 日があたり順次倒れていく)、Dアセビ、Eツルリンドウ( 赤い実)、Fオオバン、G芦ノ湖の水位が低い(1.6m( 通常2.2m)、H鹿の角研ぎの痕(しかとみる) 下から上に向かって逆立傷、Iタヌキの貯め糞

〇 観察した主な植物 〇
【 花を観察した植物 】
アセビ
【 葉を観察した植物 】
アリノトウグサ
【 実を観察した植物 】
ツルシキミ、ツルリンドウ、ノイバラ、マユミ
○ 観察した野鳥類 ○
オオバン、ガビチョウ、カンムリカイツブリ、キンクロハジロ、シジュウカラ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ホシハジロ

2020.11.22(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ後曇り 気温 12℃
○ 参加者:4名(PV4名)                                ○ 観察テーマ:「アキノキリンソウ」の観察

 碓氷隧道の温度計は6度だったが、VC出発時の気温は12度で晴れていた。が、次第に曇りとなり美しい紅葉の期待は外れた。帰りの込み具合を考えて足早に深良水門に向かった。今回は、ゴミ拾いを主な目的として活動を行った。湖尻峠で4袋は、缶ゴミなどでほぼ満たされた。コロナで騒がしい年にしては、多いゴミの様な気がしました。湖尻峠では、マツムシソウが淡い紫色の可憐な花を見せていました。リンドウやアキノキリンソウもヤマラッキョウも落葉の季節なのに咲いていました。ガマズミの真っ赤な実を触ると柔らかく、口に含むと「酸っぱい」この時期ならではの体験をしました。(硬い実は数有るが違う感覚でした)
 風の冷たい芦ノ湖展望公園で昼食をして下るとセンブリの花一輪咲いていました。そばにはカサゴケの緑色の葉が鮮やかでした。12月から2月まで、第4週の土曜日に活動日が変わります。真冬の箱根の自然変化を楽しみたいと思います。参加される方は、軽アイゼンと普通傘(雪除け用)の準備だけは怠らないようにしてください。

《本日のトップテン》
@マツムシソウ、Aセンブリ、Bアキノキリンソウ、Cカサゴケ、Dツルリンドウ、Eリンドウ、Fマユミ、Gガマズミ、Hリュウノウギク、Iツルシキミ

〇 観察した主な植物 〇
【蕾を観察した植物】
アセビ(新芽)、キッコウハグマ(閉鎖花)
【花を観察した植物】
アキノキリンソウ、オオバコ、コウゾリナ、シロヨメナ、ススキ、セイヨウタンポポ、センブリ、タイアザミ、ブタナ、マツカゼソウ、マツムシソウ、リュウノウギク、リンドウ、ヤマラッキョウ
【葉を観察した植物】
アリノトウグサ、アズマギク、カサゴケ、ヤマジオウ
【実を観察した植物】
ガマズミ、サルトリイバラ、ツルシキミ、ツルリンドウ、ノイバラ、ヒメヤブラン、ホソバテンナンショウ、マユミ
【その他】
(野鳥)
アオサギ、オオバン、キンクロハジロ、ハシブトガラス、ホシハジロ
ヤマカガシ

2020.10.24(土) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ 気温 17℃
○ 参加者:9名(PV9名)                                ○ 観察テーマ:「センブリ」の観察

 気持ち良い天気となり「芦ノ湖水門の歴史を訪ねて」の行事勉強会を兼ねて自然情報収集した。湖尻峠でセンブリの花を見つけるとコース全体的に満開となっていた。こんなに多く咲いているのを見たのは記憶がない。5弁の星型の花が普通だが見回すと4弁の花も多くあった。可憐なマツムシソウとリンドウが、陽を浴びて綺麗でした。ヤマラッキョウやリュウノウギク・アキノキリンソウなど花盛りでした。
 芦ノ湖展望公園では、富士山が少しの時間だけでしたが、頂上が見えました。下りはカサゴケやヤクシソウの花とツチアケビの実を観察し清々しい青空に恵まれて、VCに着いた。

〇 その他観察したもの 〇
(昆虫)
トラマルハナバチ
(野鳥)
カケス、ガビチョウ、シジュウカラ、メジロ、ヤマガラ
シカの糞

《本日のトップテン》
@センブリAリンドウBマツムシソウCリュウノウギクDヤマラッキョウEアキノキリンソウFハコネトリカブトGタテヤマギクHシロヨメナIカサゴケ

〇 観察した主な植物 〇
【蕾を観察した植物】
アセビ(新芽)、キッコウハグマ(閉鎖花)、クロモジ(新芽)
【花を観察した植物】
アキノキリンソウ、イヌタデ、イヌトウバナ、エノコログサ、オオバコ、ガンクビソウ、キツネノボタン、ゲンノショウコ、コウゾリナ、シュウブンソウ、シロヨメナ、ススキ、センブリ、ダイコンソウ、タテヤマギク、タイアザミ、チカラシバ、チヂミザサ、ノコンギク、ハコネトリカブト、ハナタデ、ヒメノガリヤス、ヒメハギ、ブタナ、フユノハナワラビ(胞子嚢)、ホソエノアザミ、マツカゼソウ、マツムシソウ、モミジガサ、リュウノウギク、リンドウ、ヤクシソウ、ヤマトリカブト、ヤマハッカ、ヤマラッキョウ、ワレモコウ
【葉を観察した植物】
アリノトウグサ、アズマギク、カサゴケ、ノギラン、ヤマジオウ
【実を観察した植物】
ガマズミ、サルトリイバラ、サワヒヨドリ、ツチアケビ、ツルシキミ、ツルリンドウ、ヌスビトハギ、ノブキ、トンボソウ、ノイバラ、ホソバテンナンショウ、マルバウツギ、マユミ、ミツバアケビ、ヤマボウシ、ヤマノイモ(ムカゴ)、リョウブ

2020.09.27(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:曇り後晴れ 気温 14℃
○ 参加者:2名(PV2名)                                ○ 観察テーマ:「ハコネトリカブト」の観察

 天気予報では午後から雨模様となっていた為、早めにスタートした。芦ノ湖西岸は、シロヨメナ等花盛りでした。深良水門で休憩して、水に両側を削られた石畳を上りました。湖尻峠からの登り口に、ヒメハギやマツムシソウの花が咲いていました。「霧の芦ノ湖」は、時々駒ヶ岳が姿を見せていました。カワラナデシコ・ヤマホタルブクロ・ウツボグサが登山道沿いのハコネザサの間からちょこっと顔を出しているのが印象的でした。霧が流れて明るくなり、雲海の上に冠ケ岳・神山・駒ヶ岳が絵のように浮かび幻想的な風景となった。しばらく、この光景を楽しむために登山道上で昼食場所とした。黒岳までの間は、ハコネトリカブト街道でした。トラマルハナバチが忙しく働いていた。誰もいない芦ノ湖展望公園からは、霧で両側の風景は楽しめなかった。が、下りで日差しが出てきて湖尻水門付近に下りた時は、晴れて秋空の下気持ちよくVCに帰った。

〇 その他観察したもの 〇
トラマルハナバチ
(鳥類) ガビチョウ、キジ(姿)、シジュウカラ、ツバメ(姿)、ハシボソガラス、     ヤマガラ

《本日のトップテン》
@ハコネトリカブトAマツムシソウBアキノキリンソウCヒメハギDホトトギスEウツボグサFガマズミ(実)Gホソバテンナンショウ(実)HネジバナIカワラナデシコ

〇 観察した主な植物 〇
【蕾を観察した植物】
アセビ(新芽)、キッコウハグマ
クロモジ(新芽)

【花を観察した植物】
アキノキリンソウ、アキノタムラソウ、イタドリ、イヌタデ、イヌトウバナ、イヌヤマハッカ、ウツボグサ、エノキグサ、エノコログサ、オオバコ、カゼクサ、カワラナデシコ、ガンクビソウ、キンミズヒキ、ケキツネノボタン、ゲンノショウコ、コアカソ、サカキ、サジガンクビソウ、サワヒヨドリ、シュウブンソウ、シロヨメナ、ススキ、タイアザミ、タラノキ、チカラシバ、チヂミザサ、ツユクサ、ツリフネソウ、ツルシキミ、ツルニンジン、トンボソウ、ネジバナ、ノイバラ、ノコンギク、ハコネトリカブト、ハナタデ、ヒメガンクビソウ、ヒメノガリヤス、ヒメハギ、ヒヨドリバナ、ブタナ、ホトトギス、マツカゼソウ、マツムシソウ、マルバハギ、ミズヒキ、ミゾソバ、ミヤマタニソバ、モミジガサ、ヤブマメ、ヤマトリカブト、ヤマホタルブクロ、ヤマホトトギス、ユウガギク
【実を観察した植物】
アブラチャン、イヌツゲ、ガマズミ、コアジサイ、サルナシ、サンショウバラ、タケニグサ、ツルリンドウ、ヌスビトハギ、ノギラン、ノブキ、バライチゴ、フタリシズカ、ホオズキ、ホオノキ、ホソバテンナンショウ、マユミ、ミツバアケビ、ヤマボウシ、ヤマノイモ(ムカゴ)
【葉を観察した植物】
アズマギク、カサゴケ、ゴマギ

2020.08.23(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:曇り時々晴れ 気温 22℃
○ 参加者:3名(PV3名)                                ○ 観察テーマ:「ヤマホトトギス」の観察

 暑さの中にも、秋の近づく気配。仙石原のススキの穂やオミナエシの黄花を横目に、VCへ向かいます。今日の自然観察は三人参加。雷雨の予報を受けて、外輪山の稜線を早めにやり過ごそうと、いつもとは逆に湖尻水門から展望公園に直登することに。登りの視線では足元がよく見え、イヌトウバナ、トンボソウ等の小さな花が目に入ってきます。黒岳から草付きの斜面を下ります。ところどころ、ハコネダケの背丈が延びて、眺望が遮られているのが気になります。「このコースの売りは風光明媚なのに・・・」                                          深良水門で昼食。帰途の芦ノ湖西岸はヤマホトトギスが旬。頭上を見ると、さながらナラ枯れ遊歩道の様相です。話題は、ハコネダケの背丈伸長とナラ枯れの被害拡大に。このような事態になってきた原因は何だろう、対策はあるのか、あれやこれやと意見交換。
運よく、天気予報は当たらず、コースを通して快適に歩けました。

《本日のトップテン》
@トンボソウAヤマホトトギスBアキノタムラソウCガンクビソウDクサボケ(実)EコバギボウシFタイアザミGキンミズヒキHオミナエシIツルリンドウ

〇 観察した主な植物 〇
【花を観察した植物】
アカネ、アキノタムラソウ、イヌトウバナ、イヌヤマハッカ、ウツボグサ、オオバコ、オミナエシ、ガンクビソウ、キンミズヒキ、ゲンノショウコ、コバギボウシ、サワヒヨドリ、シシウド、シロバナイナモリソウ、タイアザミ、ダイコンソウ、タマアジサイ、ツルボ、ツルリンドウ、ツユクサ、テリハノイバラ、トンボソウ、ニガナ、ノカンゾウ、ノリウツギ、ヒヨドリバナ、ブタナ、ヘクソカズラ、マツカゼソウ、マルバダケブキ、モミジガサ、ヤマトリカブト、ヤマホタルブクロ、ヤマホトトギス、リョウブ
【実を観察した植物】
アケビ、アセビ、イヌツゲ、ガマズミ、クサボケ、コアジサイ、サルナシ、ツリバナ、ツルウメモドキ、ツルシキミ、ヌスビトハギ、ノギラン、ハコネバラ、フタリシズカ、ホウチャクソウ、マユミ、ヤマボウシ
【観察した蝶】
ジャコウアゲハ、ツマグロヒョウモン

2020.07.26(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:雨後晴れ後雨 気温 20℃
○ 参加者:3名(PV3名)                                ○ 観察テーマ:「ヒメヤブラン」の観察

 時折り勢いの強い雨が降る中、小田原を出た。碓氷峠下の、崩れて修復中部分に流れる水の勢いを見た。今日は深良水門迄と思った。ところが仙石原を過ぎ、温泉荘付近を越えると一変した。VCに着くと青空と太陽が迎えてくれた。いつも疑われるので写真を撮り家に送った。午前中は、持つかと思い集まり次第出発した。深良水門では、打ち上げられたオオクチバスにアオスジアゲハが飛び交っているのを観察した。魚を餌にしていた。
 荒れた石畳を歩くと、ヤマジオウに花が咲いていて綺麗だった。湖尻峠に着くと雨が降り出した。1時間も持たない天気だった。黒岳頂上までは、ヒメヤブラン・ウツボグサ街道にコバギボウシなどが咲いていた。2名のランナーに出会う。竹が覆うように垂れて歩き難い中、傘で押しながら進んだ。雷も鳴りだしたので急ぎ下っていった。下り道は、水の流れに乗って歩いた。途中の水切り場所は、見事に水を裁いていた。さすが補修隊と感謝と関心をした。ノギランが美しかった。ツチアケビの実を見たが、足もとに注意しての道のりでした。湖尻水門の1門が開き湖尻新橋から見た水の流れは、水の下の草が揺れて美しい自然の光景でした。アオサギが雨宿りしていた。梅雨空にマスクは似合わない、大きなアズマヒキガエルと出会った自然情報収集でした。

〇 観察した主な植物 〇
【蕾を観察した植物】
キッコウハグマ
【花を観察した植物】
ウツボグサ、カタバミ、キンミズヒキ、ケキツネノボタン、コバギボウシ、ナガエコナスビ、シシウド、ダイコンソウ、タマアジサイ、チダケサシ、トウバナ、ドクダミ、ネジバナ、ノイバラ、ノギラン、ハコネイトスゲ、ヒメヤブラン、フジアカショウマ、ブタナ、フタリシズカ、ホソバコガク、ミズヒキ、ミヤマタニソバ、ヤマジオウ、ヤマノイモ、ヤマホタルブクロ、ヤマユリ
【葉を観察した植物】
オオバウマノスズクサ、コクサギ、サンショウ、シュウブンソウ、ヒメウワバミソウ、ミヤマウコギ
【実を観察した植物】
コアジサイ、サルトリイバラ、サルナシ、ツチアケビ、テンナンショウ、ホオノキ、マユミ、ヤマボウシ
〇 その他観察したもの 〇
アズマヒキガエル、オオクチバス(死がい)、アオスジアゲハ
(鳥類)
アオサギ、ウグイス(声)、ガビチョウ(声)、シジュウカラ、トビ、ホオジロ

2020.02.22(土) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:曇り 気温 6℃
○ 参加者:4名(PV4名)                                ○ 観察テーマ:「アセビ」の観察

 午後から天気崩れる予報だったので早めにスタートした。湖尻新橋から西岸コースへの入口の深良水門の工事中の看板が撤去されていた。
強い風が吹いていたので芦ノ湖展望公園へ向かい急ぎ登っていった。ハコネダケの擦る音が、心地よい音楽のように聞こえた。ツチグリやヤブコウジの赤い実、カサゴケを監察しながら登った。着くと富士山は見えなかったが、霧の流れが幻想的な芦ノ湖が見えた。黒岳の頂上付近から少し下った場所で空を見上げると、円形の青空に向かい左右から黒い雲が流れ込むように上に上がっていた。面白い風景を楽しみながら、イタリ池など大涌谷噴煙地の風景も堪能した。本日自然情報の目的のアズマギクの花芽を確認した。蕾だよという人、三大美芽(コクサギ・ネジキ・ザイフリボク)が話題となった。三大美樹(コウヤマキ・ヒマラヤスギ・ナンヨウスギ)もある。このコースで変なドクダミの名をつけたねで、話しは終わった。歩いていた人を見たので引き返さず深良水門に向かった。荒れた石畳を下り、白くなったタマアジサイなのか木肌が目立った。リニューアルされた深良水門を見て帰った。風を避けて昼食中、走っている外国人や車を見る。VCにて21日から湖尻水門〜深良水門までの通行止め解除になった話しを聞いた。

〇 観察した主な植物 〇
【花芽を観察した植物】
クロモジ、ツルシキミ
【花を観察した植物】
アセビ、アズマギク(蕾)、オニシバリ(雄花・雌花)、ヤブツバキ
【葉を観察した植物】
カサゴケ
【実を観察した植物】
ヤブコウジ、イヌツゲ、ツチアケビ、ツルリンドウ
〇 その他観察したもの 〇
ツチグリ、ノイバラ、センブリ
(鳥類) オオバン、キンクロハジロ、
カワウ

2020.01.25(土) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:曇り 気温 2℃
○ 参加者:6名(PV6名)                                ○ 観察テーマ:「ツチグリ」の観察

 国道138号線の台風被災箇所をバイパスする仮橋を通ってVCに向かいました。車窓から目に入る斜面の崩壊は大規模で生々しく、自然の驚異を実感します。これから歩く外輪山になびく霧、頭上には厚い雲。6人で出発、湖尻水門から展望公園に一気に登ります。残念ながら富士山は雲の中です。展望公園から富士見ヶ丘へ向かう坂道は、木材を使って整備され、歩きやすくなっていました。ご苦労様。富士見ヶ丘から長尾峠への気持ち良い尾根道を進みます。幹が綺麗なブナやヒメシャラの林を抜け、獣が泥を浴びたばかりと思われるヌタ場と対面。眼下に並ぶ仙石原のゴルフコース。その中にイタリ池が目立ちます。登山道から歩いて2、3分の寄り道で、箱根スカイライン長尾峠料金所に並ぶ綺麗なトイレが使えます。ここは雨水・湧水を活用した環境循環型のトイレです。長尾峠から仙石原に下り、早川沿いの道を湖尻水門に戻りました。2万歩を越えるハードなコース取りでしたが、ブナ林、ヌタ場、外輪山歩きで使えるトイレ等々、自然情報活動としては新鮮な一日でした。

〇 観察した主な植物 〇
【蕾】
ツルシキミ、ハコベ
【実】アオキ、イヌツゲ、センブリ(枯)、ヤブコウジ
【幹・茎】ナラの仲間、ヒメシャラ、ブナ
【葉】カサゴケ、ツルリンドウ
【菌類】ツチグリ
〇観察した主な野鳥〇
 ダイサギ、ツグミ
〇その他、観察した動物や足跡等〇
シカ足跡(園地、外輪山)、タヌキ(キャンプ場)、ヌタ場(外輪山)

2019.12.22(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:曇り 気温 6℃
○ 参加者:5名(PV5名)                                ○ 観察テーマ:「ツルシキミ」の観察

 年末も迫りひっそりとした空間のVC周辺は、落ち葉がいっぱいでした。曇りでしたが、大石からバスで来る人を待ちながら空の具合を心配し見上げていました。芦ノ湖西岸コースの看板は、2つ有りますが立ち入り禁止の文字は入っていません。キャンプ村からは自由に入れます。ネット上などでは立ち入り禁止です。この事を確認して芦ノ湖展望公園へ向かって登っていった。高度差300mほどを一気に歩くので観察向きでは無い。ゴミ収集を中心して、展望出来る亀ヶ崎の亀を話題にいく。頂上に着くと富士山と南アルプスの赤石岳・聖岳・上河内岳の雪が良く見えた。芦ノ湖・神山などもはっきりと見えた。黒岳頂上付近で古い缶(穴開け方式・蓋抜き方式)を見つけ今日一番の収集となった。

〇 観察した主な植物 〇
【葉を観察した植物】
カサゴケ
【実を観察した植物】
ツルシキミ(蕾も)、ヤブコウジ

〇 その他観察したもの 〇
(鳥類)
オオバン、キンクロハジロ、カワウ、シジュウカラ、シロハラ、ツグミ、ダイサギ、ホシハジロ、ヒヨドリ

2019.11.24(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:曇り時々晴れ 気温 16℃
○ 参加者:4名(PV4名)                                ○ 観察テーマ:「クサボケ」の観察

 曇り空で霧雨のような感じで傘を広げるか迷う中、出発した。芦ノ湖展望公園では、白い雪で覆われた頂上付近だけ顔を出している富士山がきれいに見えた。 黒岳から湖尻峠までの外輪山稜線からは、暖かい日差しもあたった。リンドウの花がいっぱいに咲いていた。クサボケの赤色、アキノキリンソウの黄色、白色のゲンノショウコも一輪咲き残りの花があった。サワヒヨドリやマツムシソウの薄紫色の可憐な花が、この時期に見られて良かった。 先月中止をしていたので、台風の影響を心配していたが思っていた程の事は無く花も楽しめた一日でした。

《本日のトップテン》
@クサボケ、Aマツムシソウ、Bリンドウ、Cアキノキリンソウ、Dリュウノウギク、Eノコンギク、Fセンブリ、Gコアジサイ、Hゲンノショウコ、Iサルトリイバラ

〇 観察した主な植物 〇
【花芽を観察した植物】
クロモジ、スギ、ホオノキ
【花を観察した植物】
アキノキリンソウ、イヌヤマハッカ、
クサボケ、ゲンノショウコ、サワヒヨドリ、シロヨメナ、ノコンギク、ブタナ、マツムシソウ、リュウノウギク、リンドウ

【葉を観察した植物】
アズマギク、オオカサゴケ、オニシバリ、コアジサイ
【実を観察した植物】
イヌツゲ、ガマズミ、サルトリイバラ、センブリ、ノイバラ、ノギラン、ヒメヤブラン、マツカゼソウ
〇 その他観察したもの 〇
(鳥類)
オオバン、キンクロハジロ

2019.09.22(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ 気温 18℃
○ 参加者:2名(PV2名)                                ○ 観察テーマ:「ハクウンラン」の観察

 1週間前の天気予報は100%雨だった。が、台風17号の動きの変化でだいぶ変わった。21日に桃源台駅〜姥子駅間の箱根ロープウェイの開通がニュースになり活気溢れる事期待して国道を通ってきた。日差しもあり爽やかな風の中、VC周辺のワレモコウやツリガネニンジンの花を見てキャンプ村に向かった。午後から天気が悪くなる予報だったので足早に湖尻峠に行く。湖尻峠からマツムシソウ、ホトトギス、クサボケの花が咲き、晴れ空の下気持ち良かった。遠く駿河湾周辺がくっきりと見えた。大涌谷方面では、ロープウェイが姥子駅まで動いているのが見えた。芦ノ湖展望公園から富士山にかかる雲の動きの変化が面白かった。

《本日のトップテン》
@マツムシソウ( 花・ 蕾も有り)湖尻峠〜黒岳 Aヤマトリカブト( 花)湖尻峠〜黒岳 Bホトトギス( 花)湖尻峠〜黒岳 Cクサボケ( 花・赤い色が目をひく)湖尻峠〜黒岳 Dネジバナ( 花・ 坂道に似合う)湖尻峠〜黒岳Eシシウド( 花・ 虫たちがいる)湖尻峠〜黒岳 Fノギラン( 実なのか?茶色)展望公園〜湖尻 Gテリハノイバラ( 白い花)湖尻峠〜黒岳 Hゲンノショウコ( 花)湖尻峠〜黒岳 シロヨメナ( 花)湖尻峠〜黒岳

〇 観察した主な植物 〇
【 花芽を観察した植物 】

アセビ、クロモジ
【 花を観察した植物 】
アキノタムラソウ、イヌトウバナ、カタバミ、キンミズヒキ、クサボケ、ゲンノショウコ、シシウド、シロヨメナ、シュウブンソウ、ススキ、タイアザミ、ツリガネニンジン( VC周辺 )、ツリフネソウ( VC周辺)、ツルニンジン、テリハノイバラ、ネジバナ、ノコンギク、ヒメハギ、ブタナ、ホトトギス、マツカゼソウ、マツムシソウ、マルバハギ、ミズヒキ、メドハギ、ヤマトリカブト、ヤマハギ、ヤマハッカ、ワレモコウ( VC周辺 )
【 葉を観察した植物 】
アズマギク、オオバウマノスズクサ、オニシバリ、キッコウハグマ、センブリ、フタリシズカ、ミヤマタニソバ
【 実を観察した植物 】
ウツボグサ、コバノガマズミ、サルトリイバラ、ツチアケビ、ノギラン、ホオノキ、ヤマボウシ、リョウブ
○ 観察した野鳥類 ○
【 声を聴いたもの 】

ウグイス
〇 その他観察したもの 〇
コアオハナムグリ、ヘビ

2019.08.25(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ後曇り 気温 26℃
○ 参加者:3名(PV3名)                                ○ 観察テーマ:「ハクウンラン」の観察

 芦ノ湖キャンプ村でフェスティバルの準備している中を通り、湖尻水門付近に行くとツチアケビの実がいっぱいに付いていた。深良水門までは、途中で出会った3人のビジターさんとヤマホトトギスやツリフネソウなど話しをして行った。湖尻峠までの石畳は、緑の苔が覆い滑らない様に注意していった。湖尻峠から黒岳まで草刈りがして有り、ウツボグサやマツムシソウなどの植物がほとんど見られない状態でした。見つけた時は、ホットしました。芦ノ湖展望公園に着くと、テレビ朝日の電波塔が建ててあるのが見え、許可証を見せてと言ったら「Catレディースゴルフ」の中継だといって、2名が色々と言い訳をしたので注意した。下りの登山道でティッシュペーパーが散乱していたので疑った。その場所付近でハクウンランを見つけた。湖尻大橋からキャンプ場の広場に入るとイヌの競技場(走るタイム測定)が作ってあった。が、イヌが来てなくて見る事は出来なかった。

《本日のトップテン》
@ハクウンラン、Aヤブカンゾウ、Bマツムシソウ、Cゲンノショウコ、Dヤマホトトギス、Eアキノタムラソウ、Fツチアケビ、Gヌスビトハギ、Hコバギボウシ、Iトンボソウ

〇 観察した主な植物 〇
【蕾を観察した植物】
アセビ(新芽)、キッコウハグマ、ツルニンジン、ツルリンドウ、マルバダケブキ
【花を観察した植物】
アキノタムラソウ、イヌゴマ、イヌトウバナ、ウシミツバ、ウツボグサ、カタバミ、ガンクビソウ、キンミズヒキ、ゲンノショウコ、コアカソ、コナスビ、コバギボウシ、シシウド、シュウブンソウ、シロバナイナモリソウ、シロヨメナ、タイアザミ、タツノヒゲ、タマアジサイ、ツユクサ、ツリフネソウ、トンボソウ、ニワゼキショウ、ノブキ、ハクウンラン、ハコネアザミ、バライチゴ、ヒメガンクビソウ、ヒメヤブラン、ヒヨドリバナ、ブタナ、ヘクソカズラ、マツカゼソウ、マツムシソウ、マルバハギ、ミズヒキ、ミヤマタニソバ、メドハギ、ヤブカンゾウ、ヤマハギ、ヤマホトトギス、ユウガギク、ダイコンソウ(実)、ヌスビトハギ(実)
【葉を観察した植物】
アズマギク、オオバウマノスズクサ、トリカブト、ヒメウワバミソウ、リュウノウギク
【実を観察した植物】
アブラチャン、イチイ、イヌツゲ、イヌトウバナ、オオバジャノヒゲ、ガマズミ、クロモジ、コアジサイ、サルトリイバラ、サンショウバラ、タケニグサ、ツチアケビ、ツルウメモドキ、テリハノイバラ、トチバニンジン、ナワシロイチゴ、ノギラン、フタリシズカ、ホオノキ、ヤマボウシ、リョウブ
〇 その他観察したもの 〇
(鳥類)
ハクセキレイ
(その他)
カラスアゲハ、ベニナギナタダケ

2019.07.21(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:曇り 気温 25℃
○ 参加者:3名(PV3名)                                ○ 観察テーマ:「シモツケ」の観察

 目まぐるしく変わる天気予報で参加者は少ない。雨模様の箱根が最高なのにと言いながら花の広場でノリウツギを観察してキャンプ村に向かった。ツチアケビの花が満開でした。ヌスビトハギ・ミズヒキの花なども咲き始めました。ヤブカンゾウの花を深良水門で見て石畳に向かった。苔で滑りやすい感じがしてゆっくりと登って、湖尻峠に出た。ホオノキの実を見下ろしていたらイワガラミの花が見えた。薄日も差す中、ウツボグサやカワラマツバ・ニガナの花を観察しながら黒岳に着いて昼食をした。
 芦ノ湖展望公園で雲の上に出ている富士山が見えた。大涌谷の白煙も上がっているのが見える。「大涌谷」が→「大湧谷」の誤字の静岡県公団の看板を見ると「甬」は桶(おけ)の象形で、桶状の掘井戸から水が湧出することをいう。「勇」はいさましい意で、勢いよく湧出するところから出ている。  「涌く」という言葉は、温泉や水などが地中などから湧き出ることを表現すると辞書にもあり、小さなミスから語源のおもいが浮かんだ。江戸時代の記録には「地獄谷」や「大地獄」の名称で記載されている。明治天皇行幸の1876年(明治9年)に、陛下を地獄にお連れする訳にも行かんだろうとの理由で現在の「大涌谷」に改称された歴史を知って地図に記載すれば変わると感じた。下りの登山道は補修隊の活躍のおかげで歩きやすくなっていた。ゴソゴソと音がしたので警戒していたら、小さなイノシシが新しく水切りした場所を通過して行った。奇しくも、今回初参加のKさんが昨日補修隊として作った場所だそうで動物にも通り道として歓迎されたと目を細めていた。

《本日のトップテン》
@ウツボグサ、Aコバギボウシ、Bイワガラミ、Cツチアケビ、Dフジアカショウマ、Eタマアジサイ、Fシシウド、Gヤエドクダミ、Hイノシシの姿、Iシモツケ

〇 観察した主な植物 〇
【蕾を観察した植物】
キッコウハグマ、コバギボウシ
【花を観察した植物】
イワガラミ、ウツボグサ、オオバジャノヒゲ、オカトラノオ、オククルマムグラ、カワラマツバ、キクムグラ、コナスビ、コバノガマズミ、シシウド、シモツケ、シロバナイナモリソウ、タケニグサ、タマアジサイ、ツチアケビ、テリハノイバラ、ナワシロイチゴ、ニワゼキショウ、ヌスビトハギ、ネジバナ、ノギラン、ヒメヤブラン、フジアカショウマ、ブタナ、マツカゼソウ、ミズヒキ、ミヤマタニソバ、ヤエドクダミ、ヤブカンゾウ、ヤマキツネノボタン、ヤマサギゴケ、ヤマトウバナ、ヤマホタルブクロ、ヤマユリ、リョウブ
【葉を観察した植物】
アズマギク、オオバウマノスズクサ、シュウブンソウ、トリカブト、ナガバノスミレサイシン、マルバダケブキ
【実を観察した植物】
アセビ、アブラチャン、キブシ、クロモジ、コバノガマズミ、サルトリイバラ、サルナシ、サンショウバラ、トチバニンジン、フタリシズカ、ホオノキ
〇 その他観察したもの 〇
(鳥類)
ウグイス(声)、ガビチョウ(声)、キセキレイ(姿)、
(その他)
カラスアゲハ、イノシシ

2019.06.23(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:曇り時々霧雨 気温 18℃
○ 参加者:2名(PV2名)                                ○ 観察テーマ:「ツルウメモドキ」の観察

 降水確率60%の箱根だが、雨は降っていない。湖尻水門付近でツチアケビの群落を確認してコースに入った。深良水門で湖水付近にあるヤマボウシとテリハノイバラの花を観察した。石畳では、ヤマトウバナの白い可愛い花を見た。湖尻峠に出るとブタナが一面を覆っていた。黒岳までの稜線はナガエコナスビの街道となっていた。「みどりの雨」(昭和28年―藤山一郎)の曲を流した。霧が流れ幻想的な芦ノ湖を眺め、今でもこの時期を表現しているような「ああ美しの箱根にみどりの雨が降る」と降りそうな雨の状況がピッタリと二人で聴いた。新緑とヤマボウシ等の白色で癒される風景は、雨予報で人っ子無しの箱根外輪山にて満喫した。
 芦ノ湖展望公園で食事をした時に霧雨が、降ってきたが長く降られずにすんだ。帰りは竹で覆われ少し暗くなった登山道を、気を付けて下った。

《本日のトップテン》
@シモツケ、Aサンショウバラ、Bノギラン、Cヤマトウバナ、Dコアジサイ、Eテリハノイバラ、Fコバノガマズミ、Gサイハイラン、Hツチアケビ、Iホオノキ

〇 観察した主な植物 〇
【蕾を観察した植物】
ツチアケビ、ヒメヤブラン、ミヤマイボタ、ムラサキシキブ、リョウブ
【花を観察した植物】
アカバナユウゲショウ、イワガラミ、ウツギ、カワラマツバ、コアジサイ、コバノガマズミ、コメツブツメクサ、サルナシ、サンショウバラ、シモツケ、スイカズラ、テリハノイバラ、ドクダミ、ナガエコナスビ、ナワシロイチゴ、ノギラン、ノハラアザミ、バライチゴ、ヒメジョオン、ヒメハギ、ブタナ、フタリシズカ、ホオノキ、ホソバコガク、ヤマサギゴケ、ヤマトウバナ、ヤマムグラ、ヤマボウシ
【葉を観察した植物】
アズマギク、オオバウマノスズクサ、オオバノトンボソウ、サイハイラン、シュウブンソウ、ツクバネウツギ、トリカブト、ナガバノスミレサイシン
【実を観察した植物】
アセビ、クロモジ、サラサドウダン、サルトリイバラ、ハコネグミ、
ヤマキツネノボタン、ヤマグワ

〇 その他観察したもの 〇
(鳥類)
ウグイス(声)、ホトトギス(声)、モンキアゲハの死骸、地衣類

2019.05.26(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ 気温 24℃ 日中 29℃
○ 参加者:6名(PV6名)                                ○ 観察テーマ:「ツルウメモドキ」の観察

 箱根に向かうカーラジオは、季節外れの暑さになると報じていました。近年の自然環境変化は常識を変えつつあるようです。湖尻水門を占拠している見慣れない鯉の大群を目にし『何かの兆候かも・・・』と話題に。
芦ノ湖西岸を進み深良水門で、蔓の先端に沢山付いた白い小さな花に目を奪われ。ツルウメモドキの名前と結びつくまで時間がかかりました。秋とは全く違う表情です。湖尻峠の坂道に取り付くと、汗が額から流れます。ウグイスの声に励まされ頑張って登りました。富士山を望む展望公園で昼食。正面に見える大涌谷は、今週から噴火警戒レベルが上がり長期化が懸念されています。しかし、今日の噴気は透明色に近く静かな印象です。
眩しい新緑の中、この季節を楽しむかのように花たちが咲く黒岳コースでした。

《本日のトップテン》
@オオバウマノスズクサ(花)Aサラサドウダン(花)Bホオノキ(花)Cコケリンドウ(花)Dヒメハギ(花)Eコゴメウツギ(花)Fツルウメモドキ(花)Gベニシダ(シダ)Hアカゲラ(鳥声)Iジャコウアゲハ(飛翔)

〇 観察した主な植物 〇
【花】
ウマノアシガタ、オオバウマノスズクサ、オニタビラコ、カマツカ、カヤラン、キクムグラ、グミ、コウゾリナ、コケリンドウ、サラサドウダン、ジシバリ、ツボスミレ、ツルウメモドキ、ニガナ、ニワゼキショウ、ハコネイトスゲ、ハルジオン、ヒメウワバミソウ、ヒメハギ、フタリシズカ、ブタナ、ホウチャクソウ、ホオノキ、ホソバテンナンショウ、ミズキ、ヤブデマリ、ヤマサギゴケ、ヤマツツジ、
【蕾】
コアジサイ、トチバニンジン、ナルコユリ、ハンショウヅル、マユミ、ミヤマイボタ
【実】
アズマギク、サルトリイバラ、サルナシ、ツルシキミ、ヘビイチゴ、ヤマグワ
【幹・茎】
アカネ、キハダ、ミズナラ
【葉】
オニシバリ、カジカエデ、クロモジ、トリカブト、ナガバノスミレサイシン、ノギラン、ベニシダ、マツカゼソウ、マメザクラ、ミヤマウコギ、
〇観察した主な動物〇
【鳥】
アカゲラ、ウグイス、ツバメ、トビ
【蝶】
アオスジアゲハ、アゲハチョウ、クロアゲハ、ジャコウアゲハ、モンシロチョウ

2019.04.21(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ 気温 18℃
○ 参加者:3名(PV3名)                                ○ 観察テーマ:「ヤマルリソウ」の観察

 暖かく爽やかな風の中、芦ノ湖西岸コースに入るとタチツボスミレの紫色が覆った世界となった。深良水門付近では、ヤマルリソウの薄瑠璃色の光景に変わった。石畳からは、白色のミヤマカタバミが覆う。クロモジの地味な花が、可憐で茎の香りで疲れを癒す。
 湖尻峠でコケリンドウを見て、クサボケ・ニオイタチツボスミレ・タチツボスミレの街道となっている外輪山を歩く。気持ちが良い。アズマギクの花・葉・香り・数等の観察をする。とても良い時期の出会いでした。周りの風景もマメザクラが有り箱根の春を感じました。黒岳下りはオトメスミレが満開でした。笠のかかった富士山を見ながら昼食し下る。ナガバノスミレサイシンの花を観察し、フデリンドウを見つけた。湖尻水門に帰り、見事なヤエザクラが咲いているのに気付いた。春を満喫した自然情報収集日でした。

〇 観察した主な植物 〇
【花を観察した植物】
アカフタチツボスミレ、アズマギク、アセビ、アブラチャン、イトスゲ、オトメスミレ、オニシバリ、カキドオシ、カントウタンポポ、キランソウ、クサボケ、クロモジ、コケリンドウ、セイヨウタンポポ、タチツボスミレ、ツボスミレ、ツルシキミ、テンナンショウ、ナガバノスミレサイシン、ニオイタチツボスミレ、ハコネイトスゲ、フキノトウ、フデリンドウ、ヘビイチゴ、マメザクラ、マルバスミレ、ミチタネツケバナ、ミツバツチグリ、ミツバツツジ、ミヤマカタバミ、ミヤマキケマン、ムラサキケマン、ヤエザクラ、ヤブツバキ、ヤマザクラ、ヤマルリソウ
【葉・花芽を観察した植物】
コクサギ、ノギラン、ミヤマウコギ、ホオノキ(花芽)
〇 その他観察したもの 〇
(鳥類)
イワツバメ、ウグイス(声)、ツグミ、トビ、ハシブトガラス

2019.03.24(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ 気温 9℃
○ 参加者:4名(PV4名)                                ○ 観察テーマ:「アズマギク」の観察

 雪の積もったVC周辺を後に、キャンプ村付近を歩くと鳥たちの群れに会う。芦ノ湖西岸コースに入るとヤブツバキの赤い花が雪に落ちていて綺麗でした。湖尻峠のチェーン規制の看板を外す作業を見ながら雪の外輪山を歩く。ぬかるみ出した雪の上は、足が重くなり疲労感が増した。アズマギクの花は小さく、いつもの年より少ない花数だった。タチツボスミレの花が日当たりのよい場所に咲いていた。神山・冠ケ岳の雪は、少ない。が、ロープウェイ沿いの雪が良く見えた。雪のジオパーク大涌谷と仙石原が展開して風景は最高の日でした。芦ノ湖展望公園で昼食をしながら、富士山をみる。その先にある南アルプスが、はっきりと見えた。展望公園のアスファルトのみ雪が無く軽アイゼンの邪魔になった。下り道は、雪でぬかるんだ歩き難い道で滑り易くなっていた。

〇 観察した主な植物 〇
【花・蕾・花芽を観察した植物】
アズマギク、アセビ、オニシバリ、クロモジ、シキミ、タチツボスミレ、ツルシキミ、マユミ、ミヤマカンスゲ、ヤブツバキ

〇 その他観察したもの 〇
キツネの足跡
(鳥類)
アトリの群れ、ガビチョウ
ハシブトガラス、トビ

2019.02.23(土) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ 気温 4℃
○ 参加者:4名(PV4名)                                ○ 観察テーマ:「フキノトウ」の観察

 意外と暖かく感じながら、コブシの蕾を触って気持ち良く出発した。湖尻水門付近でアセビの花が咲いているのを観察する。深良水門から遠景を見ると消えたパレスホテルでポイントが、ぼけた様な錯覚を感じた。水鳥もキンクロハジロ等かと思ったが、ほおにも白いのがあったという人もいて、特定しなかった。湖尻峠で会った若者たちが、遊歩道崩壊で三国山方面に行けないのを残念がっていた。
 咲いていたタンポポの観察をして、黒岳頂上をめざす。アズマギクは小さなロゼットで成長が遅れている感じがした。フキノトウ一つが春の到来を告げてくれていた。芦ノ湖展望公園から富士山の頂上付近が見えた。食事中にもっともっと見える事を期待したが、逆に雲に隠れていった。次回から第4日曜日に実施する事を確認した。

〇 観察した主な植物 〇
【花・蕾・花芽を観察した植物】
アセビ、オニシバリ、カントウタンポポ、クロモジ、ツルシキミ、フキノトウ
【実を観察した植物】
イヌツゲ
〇 その他観察したもの 〇
アズマギク、カサゴケ、マユミ、ヤマボウシ
(鳥類)
シジュウカラ、水鳥
テンの糞

2019.01.26(土) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ 気温 2℃
○ 参加者:1名(PV1名)                                ○ 観察テーマ:「アセビ」の観察

 碓氷隧道の温度計マイナス1℃
ビジターセンター出発時には、2℃と気温は上がっていた。ツグミを見て、キャンプ村に向かう。湖尻水門の工事は終了していた。記念碑付近のアセビの花が咲いていた。深良水門までの間は、気持ちがいい日ざしでした。オオバンなどの水鳥を観察して石畳に行った。湖尻峠から少し登ると黄色く可愛く咲いていたカントウタンポポに出会う。今の時期外輪山の稜線で咲いている花に会うことを期待して無かったので嬉しく感じた。「となりの地衣類(盛口満著)」の本で読んだ地衣類のハコネイボゴケを探す。三種ほど似た黒色の苔を見つけたが当りかどうか不明。数株のアズマギクを観察する。黒岳の頂上付近で曇り空となった。雪がわずかに地面に落ちていた。富士山は、全体の形はっきりと見えた。湖尻水門付近にある旧湖尻水門が補修工事してあった。

〇観察した主な植物〇
【蕾・花芽を観察した植物】
アセビ、オニシバリ、カントウタンポポ、クロモジ、
【実を観察した植物】
イヌツゲ、ツルシキミ、ヒメヤブラン
〇その他観察したもの〇
アズマギク、カサゴケ、クラマゴケ、ハコネイボゴケ、ホオノキ、マユミ、ヤマボウシ、リョウブ
(鳥類)
オオバン、ガビチョウ、コゲラ、シジュウカラ、チュウサギ、ツグミ、ハシブトガラス、ヒヨドリ

2018.12.22(土) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候: 気温 9℃
○ 参加者:3名(PV3名)                                ○ 観察テーマ:「ホシハジロ」の観察

 宮城野付近で「狐の嫁入り」、状態の天気で陽射しもあり小雨という中VCに行った。出発時は、雨でした。湖尻水門付近でホシハジロやキンクロハジロなどの水鳥を見て芦ノ湖西岸コースに入る。年内最後の自然情報なので、ゴミ収集を兼ねて深良水門に向かった。
雨だけでなく霧が出始めたので、石畳付近で湖尻峠に行くのを断念して引き返した。収集したゴミは一袋でした。
VCにて、今年まで観察した動植物の電子版一覧表と2018年版神奈川県誌の頁と一致させたデータベースの説明をした。
このデータは、1月27日(日)パソコン教室 多目的ホールでの     「 Windows10利用法 」参加者に提供予定をしています。

〇その他観察したもの〇
オオバン(水鳥)

【本日のトップ10】
@ツルシキミ、Aツチアケビ、Bアセビ、Cホシハジロ、Dキンクロハジロ、Eオオバン、Fカワウ、Gクロモジ、Hシジュウカラ、Iカシラダカ

○観察した主な植物○
【蕾・花芽を観察した植物】
アセビ、クロモジ

【実を観察した植物】
ツチアケビ、ツルシキミ

〇その他観察したもの〇
オオバン、カシラダカ、カワウ、キンクロハジロ、シジュウカラ、ホシハジロ

2018.11.25(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ 気温 6℃
○ 参加者:2名(PV2名)                                ○ 観察テーマ:「センブリ」の観察

 30周年記念で宿泊したホテル箱根パウエルから見た富士山は、美しく自然情報収集に期待が出来た。いつもより早く出発した。湖畔の紅葉は、落ち葉も色とりどりの中木漏れ日で輝くような色彩が展開して気持ちが良かった。 石畳をゆっくりとシダ類を観察しながら上がる。湖尻峠に着くとマツムシソウの花が迎えてくれた。初冬なのに意外と多くの花が咲いていた。リンドウ街道と言える様な登り坂でした。好天の中黒岳頂上付近で、噴煙が無い大涌谷からの溶岩流痕跡を観察する。ハコネダケをくぐって岩場の風衝地で冷たい風を体感した。頂上付近で昼食をしたが、多くの若いハイカーに出会った。 芦ノ湖展望公園で白い冠を抱いた富士山を堪能した。下りはオオカサゴケなどとアオハダの実を見ながら、ゆっくりと下った。
ロゼット状の葉の観察などいつもと違う情報収集で楽しかった。

〇その他観察したもの〇
オオバン(水鳥)、ドクササコ(茸)、ホコリタケ(茸)、ヒミズの屍骸

【本日のトップ10】
@マツムシソウ、Aリンドウ、Bリュウノウギク、Cツルリンドウ(実)、Dムラサキシキブ(実)、Eマユミ(実)、Fヒミズの屍骸、Gアキノキリンソウ、Hツルシキミ(実)、Iオオカサゴケ

○観察した主な植物○
【蕾を観察した植物】
アセビ、オニシバリ             【花を観察した植物】
アキノキリンソウ、イヌタデ、コウゾリナ、シロヨメナ、タイアザミ、タチツボスミレ、ネズミガヤ、ハキダメギク、ヒメハギ、ブタナ、
マツカゼソウ、マツムシソウ、リュウノウギク、リンドウ、カリマタガヤ(枯花穂)、ケブカサワヒヨドリ(枯花穂)、ニコゲヌカキビ(枯花穂)、ノギラン(枯花穂)、ホソエノアザミ(花穂)、キッコウハグマ(冠毛)、ハコネアザミ(冠毛)、モミジガサ(冠毛)
【実を観察した植物】
アオツヅラフジ、アオハダ、サラシナショウマ、サルトリイバラ、シュウブンソウ、タツノヒゲ、ツルシキミ、ツルリンドウ、ナギナタコウジュ、ヒメヤブラン、フジイバラ、マユミ、ムラサキシキブ、
メギ、ヤマホトトギス
【葉を観察した植物】
アカガシ、アズマギク、アマチャヅル、アリノトウグサ、イヌザンショウ、イヌツゲ、ウツボグサ、オオカモメヅル、オオバウマノスズクサ、オオバギボウシ、カジカエデ、カゼクサ、ガマズミ、カモメヅル、カンスゲ、キントキシロヨメナ、キンミズヒキ、クマヤナギ、コバギボウシ、コバノガマズミ、ゴマギ、スズタケ、スノキ、セントウソウ、タムラソウ、チドメグサ、ツルマサキ、テリハノイバラ、ネズミノオ、ノガリヤス、ハコネガマズミ、ハコネグミ、ハコネダケ、ハンショウヅル、ヒカゲイノコズチ、ヒメキンミズヒキ、フモトスミレ、ホタルブクロ、マルバフユイチゴ、ミヤマカンスゲ、リョウブ      【観察したシダ・苔類】
アカハナワラビ、イヌワラビ、イノデモドキ、オオイタチシダ、オオバノイノモトソウ、クラマゴケ、ゲジゲジシダ、ジュウモンジシダ、トラノオシダ、ノキシノブ、ハリガネワラビ、ヒメノキシノブ、ベニシダ、ミゾシダ、ミヤマノキシノブ、ヤマイヌワラビ、ワラビ、オオカサゴケ、地衣類

2018.10.20(土) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ後曇り 気温 12℃
○ 参加者:10名(PV9名環境省1名)                         ○ 観察テーマ:「センブリ」の観察

 「芦ノ湖水門と歴史を訪ねて」の下見を兼ねて1週間前に行った。
参加ボランティアがコースの水の歴史について、詳しく知ってもらえる様に芦ノ湖の水の歴史をまとめた16頁の冊子を配布した。
天皇のお手植え樹の由来、湖尻水門の由来、深良水門の由来、芦ノ湖水の歴史と山体崩壊など景観のポイントと安全を確認する事など伝えて出発した。湖尻水門付近は、工事中でルート変更を確認した。芦ノ湖西岸に入るとナギナタコウジュが多く咲いていた。湖尻峠付近は、センブリとマツムシソウが目についた。日当たりが良い場所でタチツボスミレの花が咲いていた。食事場所は、本番にあわせて芦ノ湖展望公園でした。来週の天候を祈りながら自然情報収集を終えた。

【本日のトップ10】
@マツムシソウ、Aリンドウ、Bセンブリ、Cリュウノウギク、Dミツバアケビの実、Eナギナタコウジュ、Fトリカブト、Gタチツボスミレ、Hガンクビソウ、Iツチアケビの実

○観察した主な植物○
【花を観察した植物】

アキノキリンソウ、アキノタムラソウ、ウラハグサ、カタバミ、ガンクビソウ、キンエノコロ、ゲンノショウコ、シシウド、ジシバリ、シロヨメナ、センブリ、タイアザミ、ダイコンソウ、タチツボスミレ、トリカブト、ナギナタコウジュ、ヒメノガリヤス、フユノハナワラビ、ブタナ、マツカゼソウ、マツムシソウ、ミズヒキ、リュウノウギク、リンドウ、

【実を観察した植物】
イチイ、ゴヨウアケビ、サルナシ、シュウブンソウ、ムカゴ、マユミ、ミツバアケビ、ツチアケビ、ツルシキミ、テンナンショウ、ノイバラ、ノギラン

【冬芽を観察した植物】
コブシ、クロモジ

〇その他観察したもの〇
コアジサイ、タマアジサイ、ヒノキ、ホコリタケ

2018.09.23(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ時々曇り 気温 21℃
○ 参加者:6名(PV6名)                                ○ 観察テーマ:「アサギマダラ」の観察

 ぐずついた日が多かった9月、秋分の日連休の中日、唯一好天予報が出ているせいか箱根に向かう電車もバスも朝から大混雑、気温も高め予報ですが芦ノ湖畔に降り立つとさすがに涼しい。9時30分参加者6名でVCを出発。9月下旬ともなると樹木に沢山の実がつき秋本番を実感!赤いヤマボウシの実に始まり、アケビ、ムカゴ、サルナシ、ツチアゲビ、マユミ、ノリウツギ、クサボケ、イチイと実りの秋です。芦ノ湖西岸から湖尻峠へと登り、芦ノ湖展望公園へと向かうと展望が広がり、箱根の山々はもとより、伊豆、丹沢、大山、そして沼津アルプスも見えてくる。富士山は残念ながら雲の中、でも、箱庭のような芦ノ湖の風景をバックにアサギマダラが風に乗り優雅に飛ぶ姿に癒される。コース後半、雨が続いていたせいか滑りやすい道が続くので足元に注意しながら下りにかかる。VC近くの園地にはシカの糞が沢山落ちているのに気が付いた。箱根の植物がシカの食害でダメにならないように対策を急がないと心配です

【本日のトップ10】
1.ツリフネソウ、2.マツムシソウ、3.シュウブンソウ、4.ツルニンジン、
5.サルナシの実、6.クサボケの実、7.ルリシジミ(蝶)、8.オキクムシ(幼虫)、9.アキノウナギツカミ、10.メドハギ

○観察した主な植物○
ツユクサ、アキノタムラソウ、ホトトギス、ヤマホトトギス、タイアザミ、サワヒヨドリ、ワレモコウ、ツリガネニンジン、キツネノマゴ、ネジバナ、ギンミズヒキ、ヤブラン、ガンクビソウ、ハナタデ、アカソ、ヨモギ、マツヨイグサ、ツルニンジン、ノコンギク、ユウガギク、タチツボスミレ、タツノヒゲ、ツリフネソウ、タケニグサ、アキノウナギツカミ、ミヤマタニソバ、キッコウハグマ、ヘクソカズラ、モミジガサ、シュウブンソウ、シロヨメナ、サンショウ、クロモジ、ヒメガンクビソウ、メドハギ、マツムシソウ、センニンソウ、ヤマツツジ、ゲンノショウコ、オオバウマノスズクサ、ツルリンドウ

【実を観察】                
ミツバアケビ、ヤマボウシ、コブシ、ヤブツバキ、ムカゴ、ツチアケビ、サルナシ、ツルシキミ、マユミ、ノリウツギ、クサボケ、イチイ

〇観察した主な昆虫〇
【姿を見た昆虫】
キチョウ、ルリシジミ、アサギマダラ、ジャコウアゲハの幼虫(オキクムシ)

〇その他観察したもの〇
タマゴタケ、シロテングタケ

2018.08.26(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ 気温 26℃
○ 参加者:6名(PV6名)                                ○ 観察テーマ:「ドクササコ」の観察

 快晴の中6名で出発する。今日は暑くなりそうだ。芦ノ湖西岸の道を歩いていると、両側から見事なヤマハギとマルバハギの花が咲き誇っているところがあり、花のつき方、葉の形状等違いがよくわかってとても面白かった。シュウブンソウの特徴的な草姿を観察しながら進んでいくと、ツルリンドウの花が控えめに一輪だけ咲いていた。秋の真っ赤な実の姿もかわいらしいが、日陰にひっそりと咲く花の様子もまた可憐で素晴らしかった。
深良水門から芦ノ湖を望むと、先日の台風の影響か水位がいつになく高く感じた。石畳を足元に気を付けながら登っていくと、ガンクビソウとヒメガンクビソウが一緒に咲いているところがあり、詳しい解説を聞きながらその違いを観察することができた。どこからか響いてくるシジュウカラの澄んだ鳴き声を聞きながら、熱中症対策でこまめに休憩と水分補給を繰り返しながら湖尻峠へと進んでいく。途中、皆でマツカゼソウの香りを確認する。私にはさわやかな森の香りと感じるのだが、九州の一部では悪臭と紹介されていると聞き、ちょっとびっくりした。そういえばクサギのピーナッツバターのような香りも昔の人は悪臭と感じていたそうで、人の感覚は時代や地域によって大きく変わるものなのだと感心することしきりだった。黒岳へ向かう尾根の登り路でウツボグサを見つけたので、花に熱源を近づけると花弁の色がコバルトブルーに変色し、熱源を遠ざけると元の色へ戻るという実験を皆で行った。これ、発見した人はすごいと思います。普通やらないですよね。このコースで先月ピンク色のヤマユリを発見したとレポートされていましたが、今日は傘が黄金色に輝くゴージャスなキノコを発見し、勝手に「ゴールデンキノコ」と命名して一人盛り上がっていたが、後で詳しい人に写真を見ていただくと「ドクササコ」という強烈な毒キノコだということがわかり、がっかりでした。黒岳山頂で昼食をとったあと富士山が見えるか確認したが、残念ながら今日は雲が多く、あまりよく見えなかったので早々に下山の途に就くこととした。ちなみにドクササコは本来の色は、濃淡は個体差があるものの橙褐色で、黄金色にはならないようです。先月のヤマユリに続き黒岳の持つ不思議パワーでゴージャスな黄金色になったのかも・・。
予想通り汗はたくさんかきましたが、毎回新しい発見を私たちに見せてくれる、とても楽しい自然情報収集でした。VC着14:30

○観察した主な植物○
【花を観察した植物】
イヌトウバナ、ウツボグサ、オオバコ、ガンクビソウ、キンミズヒキ、ゲンノショウコ、サワシロギク、シュウブンソウ、シロバナイナモリソウ、シロヨメナ、ダイコンソウ、タツノヒゲ、タマアジサイ、ツユクサ、ツルリンドウ、トンボソウ、ヌスビトハギ、ヒメガンクビソウ、マツカゼソウ、マツムシソウ、マツヨイグサ、マルバダケブキ、マルバハギ、ミズヒキ、メドハギ、モミジガサ、ヤマノイモ、ヤマハギ、ヤマホトトギス
【葉を観察した植物】
ミヤマタニソバ
【実を観察】                
クサボケ、ツチアケビ

〇観察した主な鳥類〇
【声を聴いた鳥】
シジュウカラ

〇観察した主な昆虫〇
【姿を見た昆虫】
コオニヤンマ、アキアカネ、カラスアゲハ、アサギマダラ、チャバネセセリ

〇その他観察したもの〇
ドクササコ(きのこ)

2018.07.22(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ 気温 26℃
○ 参加者:3名(PV3名)                                ○ 観察テーマ:「ヤマユリ」の観察

 8時前のバスに乗り大平台付近の温度計30度、碓氷隧道の温度計25度でした。VCから湖尻水門までカンカン照りでもなく風にあたると心地よく歩きました。深良水門までは、日陰の西岸でヤマユリやマルバハギなどを観察しながら行きました。石畳は、凄く荒れていました。三国山〜山伏峠方面は通行止めの札も立っていました。湖尻峠からはウツボグサ・ヒメヤブラン街道でした。花いっぱいの登りでしたが、汗もいっぱい出ました。景色も楽しみながらいくと、ピンク色のヤマユリ一輪に出会いました。「クロダケヤマユリ」と名を付けました。今年は、歩くたびに新種?を見つける様です。何かの変化が植物の世界で起きているのかなと思いつつ、他のコースでもあるのではと関心を寄せている。湖尻水門に着き、携わった人たちで作った「きゅうすいもんあと」と云う碑を見に行った。「明日はいつも新しい」赤毛のアンではないが、箱根の自然情報はいつも面白い。


〇観察した主な野鳥〇
(声)ウグイス、ガビチョウ、ホオジロ

【本日のトップ10】
@ヤマユリ(ピンク色)、Aウツボグサ、Bチダケサシ、Cコバギボウシ、Dヤマホトトギス、Eイヌトウバナ、Fヒメヤブラン、Gマルバハギ、Hオオバノトンボソウ、Iヌスビトハギ 

○観察した主な植物○
【花を観察した植物】
イヌトウバナ、イヌヌマトラノオ、ウツボグサ、オオバギボウシ、オオバノトンボソウ、オッタチカタバミ、カワラマツバ、キンミズヒキ、ケキツネノボタン、コウゾリナ、コバギボウシ、コマツナギ、シシウド、ダイコンソウ、ツチアケビ、テリハノイバラ、ドクダミ、ナガエコナスビ、ニガナ、ニワゼキショウ、ヌスビトハギ、ネムノキ、ノギラン、ノリウツギ、ハコネイトスゲ、ヒメジョオン、ヒメノガリヤス、ヒメヤブラン、ブタナ、マルバハギ、ヤブカンゾウ、ヤマハギ、ヤマホタルブクロ、ヤマホトトギス、ヤマムグラ、ヤマユリ、ヨツバムグラ、リョウブ、ルリニワゼキショウ
【葉を観察した植物】
キッコウハグマ、クロモジ、フタリシズカ、ミヤマタニソバ
【実を観察】                
アブラチャン、オオバウマノスズクサ、オニシバリ、サルナシ、ツバキ、ツルシキミ、トチバニンジン、ハナイカダ、ホオノキ

【その他観察】湖尻水門の碑

2018.06.24(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:曇り 気温 18℃
○ 参加者:3名(PV3名)                                ○ 観察テーマ:「ドクダミ」の観察

 明け方までの雨のやみ、午前9時18分にVC出発。
途中雨に降られはしましたが、林の中でしたので、傘は杖の代用品となりました。今回は人数も少なかったので、普段とは異なり、三国山方面へオオバケイソウの群落を見に行く。満開状態でとても香ばしい匂いが漂っていました。ここで食事をしようとも思いましたが、お昼には早いので黒岳方面へ戻ります。昨日の東岸コースでも多く見られたドクダミを何気なく見ながら歩いていると多種多様なものがありました。特に緑で八重のドクダミを参加者の名前をとってIDSドクダミと名付けました。この発見以降は、ドクダミを集中して観察しました。雨上がりのテリハノイバラが水に滴る…というか、美しいものには・・・というか、きれいでした。ナワシロイチゴの群落も良かったです。昆虫のヒロオビトンボエダシャクは至る所で交尾をしていたのでトップ10入りです。ドクダミにもいろいろとあると知り、VC着14時45分でした。

〇観察した主な野鳥〇
ウグイス、ガビチョウ、カケス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ハシブトガラス、ホトトギス、ヤマガラ

【本日のトップ10】
@IDSドクダミAオオバイケイソウBテリハノイバラCヤマオダマキDコケリンドウEナワシロイチゴFシモツケGオオバウマノスズクサHヒロオビトンボエダシャクIノギラン

○観察した主な植物○
【花を観察した植物】
IDSドクダミ(参加者3名頭文字ヤエドクダミの事)、イタドリ、イワガラミ、イヌツゲ、ウマノアシガタ、オオイヌノフグリ、オオバイケイソウ、ガマズミ、カモガヤ、カワラマツバ、キツネノボタン、コアジサイ、コウゾリナ、コナスビ、シモツケ、スイカズラ、ツルマンネングサ、テリハノイバラ、ドクダミ、ナガエコナスビ、ナルコユリ、ナワシロイチゴ、ニガナ、ニワゼキショウ、ノアザミ、ノギラン、ハナニガナ、ハルジオン、ヒコサンヒメシャラ、ヒメシャラ、ヒメジョオン、ヒメヨツバムグラ、ヒルガオ、ブタナ、フランスギク、ホオノキ、ホソバコガク、ヤマアジサイ、ヤマオダマキ、ヤマサギゴケ、ヤマボウシ、ヤマホタルブクロ、ヤマムグラ、ルリニワゼキショウ
【葉を観察した植物】
アズマギク、ウコギ、ウマノミツバ、ウラハグサ、コクサギ、ゴヨウアケビ、カジカエデ、シシウド、ツタウルシ、ナガバノスミレサイシン、マルバダケブキ、ミズヒキ、ミヤマタニソバ、モミジガサ
【蕾を観察した植物】
ツチアケビ、ノリウツギ
【実を観察】                
アセビ、オオバウマノスズクサ、サルナシ、ツクバネウツギ、トチバニンジン、ナズナ、ニガナ、ハコネグミ、フタリシズカ、ヘビイチゴ、ヤブヘビイチゴ、ヤマグワ

【その他観察】ウツギメタマフシ、ジャコウアゲハの卵、ツチグリ、テンの糞、ヒロオビトンボエダシャク

2018.05.27(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:薄曇り〜晴れ 気温 24℃
○ 参加者:5名(PV5名)                                ○ 観察テーマ:「ヤマツツジ」の観察

 湖尻のキャンプ場には二十張程のテントが並んでいました。この時季湖尻峠では、歩道の斜面下に生えているホオノキの花を上方からまじかに観察できます。黒岳手前のお立ち台から眺める亀ヶ崎のカメさんは、芦ノ湖岸からゆっくりと泳ぎ出ていく姿です。芦ノ湖展望公園の整備工事は、ようやく完成。公園の丘の縁に座って、昼食にしました。
新緑。ヤマツツジの橙とミズキの白。ホトトギスの声。満水の芦ノ湖。空と雲と蝶・・・。梅雨入り前の爽やかな風を肌に受け、話の弾む楽しい自然観察会でした。

【実を観察】エンコウカエデ、オニシバリ、キハダ、クサボケ、クロモジ、ツルシキミ、マメザクラ、ヤマグワ
〇観察した主な動物〇
【鳥】
ウグイス、ツバメ、トビ、ホオジロ、ホトトギス
【爬虫類】ジムグリ、ニホンカナヘビ
【蝶】ジャコウアゲハ、ダイミョウセセリ、ヒメウラナミジャノメ、モンキチョウ

【本日のトップ10】
@ヤマツツジ(花)Aコケリンドウ(花)Bホオノキ(花)Cヤブデマリ(花)Dアサギマダラ(飛翔)Eニガナ(花)Fウマノアシガタ(花)Gヒメハギ(花)Hミヤマイボタ(花)I亀ヶ崎(景色)

○観察した主な植物○
【花を観察した植物】
ウマノアシガタ、ウワバミソウ、エゾタチカタバミ、オオバウマノスズクサ、カントウタンポポ、クルマバソウ、コアジサイ、コケリンドウ、コゴメウツギ、コナスビ、サラサドウダン、シロツメクサ、ジシバリ、ゼンマイ、ツクバネウツギ、ツボスミレ、ニガナ、ニシキウツギ、ニワゼキショウ、ハコネイトスゲ、ハコネグミ、ハコベ、ハルジオン、ヒメハギ、フジ、フタリシズカ、ブタナ、ホウチャクソウ、ホオノキ、ホソバテンナンショウ、マユミ、ミズキ、ミツバツチグリ、ミヤマイボタ、ムラサキサギゴケ、ヤブタビラコ、ヤブデマリ、ヤマサギゴケ、ヤマツツジ、ヤマボウシ、ルリニワゼキショウ
【葉を観察した植物】
ウリノキ、オオバギボウシ、カヤ、キッコウハグマ、クロモジ、コクサギ、サンショウ、シシウド、ゼンマイ、ツタウルシ、ナガバノスミレサイシン、ハコネバラ、バイケイソウ、ミツバアケビ、ミヤマカタバミ、ミヤマタニソバ
【蕾を観察した植物】
ウコギ、ウツギ、コアジサイ、サルナシ、シモツケ、ノギラン、ミツバアケビ、ヤマアジサイ
【コケを観察】
クラマゴケ

【芽を観察】ツチアケビ

2018.04.22(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:快晴 気温 20℃
○ 参加者:5名(PV4名ビジター1名)                         ○ 観察テーマ:「ヤマルリソウ」の観察

 5名グループで快晴の下出発。足元のカキドオシ等の紫色のカーペット状を横目に眼前にはミツバツツジ、フジザクラの華やかな花序を見ながら軽快に進む。芦ノ湖は波静かで釣り人が数名。野鳥の声すれど姿見えず。林道沿いのスミレやムラサキサギゴケに目と嗅覚を働かせつつ進んだ山側の石積法面で、りっぱなアオダイショウと出合い相方しばし睨み合うも多勢に無勢とばかり餌のカエルをあきらめ住処の排水孔へ逃げ帰る酒落の一コマも。深良水門で水分補給で熱中症予防をし再出発早々にヤマルリソウが出迎え清楚な花に心も寛ぐ。石畳坂道はツルシキミ、コアジサイの若葉がスギ林の中まで差し込む陽光に照らされ一段と濃い緑色を放つが、先週の大雨でスギの落葉散乱し道左右が所々深く洗堀されて足元にも要注意し湖尻峠へ出た。ここから登りの尾根道はロケーションも素晴らしく、箱根ジオパークの縮図を見る感覚ながら足元のアズマギクに出合う。三月の蕾状から7〜8輪の開花に喜びは頂点に。更に黒岳から昼食場所の富士見ヶ丘公園間は、オトメスミレ、フデリンドウの群落とも思えるゾーンに出合い、話題と感動を軽くなったリュックいっぱいに詰め込み、湖尻大橋まで下山。周辺はイベントの箱根ランフェスタラリーで混雑し早々にVCへ。14時到着。

【本日のトップ10】
@アズマギク、Aオトメスミレ、Bムラサキサギゴケ、Cフデリンドウ、Dツボスミレ、Eシコクスミレ、Fヤマルリソウ、Gハルトラノオ、Hエイザンスミレ、Iアオダイショウ

○観察した主な植物○
【花を観察した植物】
アオキ、アズマギク、アセビ、エイザンスミレ、オオシマザクラ、オトメスミレ、オニシバリ、カキドオシ、 キランソウ、クサボケ、コケリンドウ、コハコベ、シコクスミレ、シャガ、スミレ、セイヨウタンポポ、セントウソウ、ツルシキミ、ナガバノスミレサイシン、ニョイスミレ、ニワトコ、ハルジオン、ハルトラノオ、フジザクラ、ヘビイチゴ、マムシグサ、ミツバアケビ、ミツバツチグリ、ミツバツツジ、ミヤマキケマン、ムラサキケマン、ムラサキサギゴケ、モミジイチゴ、ヤブツバキ、ヤマブキ、ヤマルリソウ
【葉を観察した植物】
イタドリ、ウド、エンレイソウ、オニシバリ、キッコウハグマ、クロモジ、コアジサイ、ゴマギ、スイバ、バイケイソウ、ハコネイトスゲ、ハコネトリカブト、フタリシズカ、ホウチャクソウ、ホオノキ、ホソバテンナンショウ、モミジガサ、ヤマホトトギス、ヤマユリ
【観察したシダ・コケ】
イヌワラビ、オオミズゴケ、ゼンマイ、ノキシノブ、ハナワラビ
【観察した主な野鳥類】
・(姿) 
キジ、ツバメ
・(声) 
ウグイス、ガビチョウ、メジロ、ヤブサメ
【その他観察したもの】
アオダイショウ(西岸林道石積で)
ユキモチソウ(キャンプ場林内で)

2018.03.25(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:快晴 気温 9℃
○ 参加者:4名(PV4名)                                ○ 観察テーマ:「アズマギク」の観察

 春の大雪から四日。路面の雪はすっかり融け、青空が広がり、大涌谷の白い噴煙がやや目だっていました。コースでは、路肩や日陰の残雪、雪による倒木や落枝、芦ノ湖の水量の多さに大雪の名残がありました。残念ながら期待していたアズマギクはまだ蕾でした。
湖尻水門を過ぎてすぐアセビとイヌツゲの倒木が林道を塞いでいました。その先にも春雪の重さによると思われる枝が沢山落ちていました。勢いのよい用水の流れに迎えられた深良水門では、キブシ、ハチジョウキブシの花の見事な房やヤマアジサイの枯れ花を付けた枝が最初の節から一斉に折れ曲がっているのを観察しました。
湖尻峠を過ぎて尾根道で会った縦走ハイカーの「今日は富士山が綺麗です」という言葉に触発され、黒岳山頂から富士山が見えないものか現地確認しようということになりました。三叉路を折れ曲がり、通常は立ち寄らない黒岳山頂に向かいました。山頂には三角点らしい標石があり、木々の枝の間に裾まで白く輝く富士山が見えました。木洩れ日ならぬ『黒岳山頂木洩れ富士』の発見です。
整備工事中の展望公園で昼食をとり、静岡県が設置したインフォメーション看板2枚を確認すると、「歓迎」文字が、日英中韓葡の五ヵ国語で表示されていました。

○観察した主な植物○
【花】
アセビ、オオイヌノフグリ、オニシバリ、キブシ、ツバキ、ネコヤナギ、ハチジョウキブシ、ヒイラギ
【花芽・蕾】
アズマギク、クロモジ、コブシ、スギ、ニワトコ、フキノトウ
【葉芽】
キハダ、クロモジ、ゴマキ、ミズキ
【実】
アブラチャン
【枝】
コアジサイ、ヤマアジサイ
【枯葉】
ヒメシャラ
【コケ】
カサゴケ
〇観察した主な鳥や昆虫〇
【鳥】
ウグイス、オオバン、ガビチョウ、トビ、ムクドリ
【昆虫】
テングチョウ、ビロードツリアブ
《本日のトップテン》            
@ハチジョウキブシ(花)Aアセビ(花)Bオニシバリ(花・実)Cヒメシャラ(倒木枯葉の香)D富士山(黒岳山頂から見えた)Eネコヤナギ(花)Fテングチョウ(蝶)Gアズマギク(蕾)Hウグイス(鳴声)I丹沢連峰(残雪)

2018.02.24(土) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:快晴 気温 3℃
○ 参加者:8名(PV8名)                                ○ 観察テーマ:「アズマギク」の観察

 富士山とアズマギクの出始めを見る目的で自然情報のスタートをした。湖尻水門で平成元年の写真付き記念テレホンカードを見せてもらい、帰りに同じ場所で30年後の撮影をしようと話をして、カケスの鳴き声やトビなど観察しながら足早に進んだ。深良水門に着くと長年水に浸かり朽ちていた橋が撤去されていた。石畳ではツグミの羽の散乱やオニシバリの蕾の膨らみを見ながら登る。湖尻峠からテンの糞や風景を楽しみながらいく。アズマギクを6株ほど確認した。蕾を付けているのもあったが、まだ葉も小さい。 黒岳頂上付近から下りは雪が残っていたので軽アイゼンなど付け下る。が、暖かいのかアイスバーンになっていなかった。食事は、富士見ヶ丘公園で富士山を観ながらした。風があり寒く感じた。偽黒岳の下りは、ぬかるんで滑り易かった。箱根湖畔ゴルフの前の休憩場から記念テレホンカードの撮影場所を探した。大涌谷の噴煙相違など分かればと期待もした。ぬかるんで滑り易い状態で足元注意に神経を使った自然情報収集だった。

○観察した主な植物○
【蕾を観察した植物】
アズマギク、オニシバリ、ツルシキミ
【花を観察した植物】
アセビ
【実を観察した植物】
サルトリイバラ
【その他観察した植物】
・アオキ、オオカサゴケ
・テンの糞、ノウサギの糞、シカの糞、ツグミの羽の散乱
・オオバン、カケス、キンクロハジロ、シジュウカラ、ダイサギ、ツグミ、トビ、ノスリ、ハジロカイツブリ

【本日のトップ10】
@トビ、Aハジロカイツブリ、Bアズマギク、C富士山、Dオオカサゴケ、Eサルトリイバラの実、Fテンの糞、Gツルシキミ、Hアオキ、Iキッコウハグマの葉

2018.01.27(土) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:快晴 気温 -4℃
○ 参加者:3名(PV3名)                                ○ 観察テーマ:「アセビ」の観察

 大雪が降って5日過ぎていたが、VC周辺で10pほど積もったままだったので山の上のササの状況を心配しながら進んだ。深良水門まで車の通過した跡は、アイスバーンになって避けて歩いた。湖畔に出て波際の氷の形を見て楽しむ。湖尻峠までの石畳は雪が積もって歩き易かったが、途中血のついた羽が散らばっていた。湖尻峠から黒岳まで雪上行進となった。観察中の花のロゼットを探したが、跡形もなく見えない。思ったほどのササのトンネルは出来ていなかった。雪質がサラサラとしていて、いつもの重い雪と違っていた。寒さが強いことの現れかもしれない。頂上付近で20p近くの積雪だった。芦ノ湖展望公園で富士山を観ながら昼食をした。下りササのトンネルができている所が数か所あった。登山者2組4名と会った。湖尻水門の旧水門展示跡でウソの鳴き声と姿を見て、銀世界のキャンプ村広場の中を通ってVCに帰った。
【追記】
長尾峠方面の富士見ケ丘公園は、ササのトンネルが多く見えたので行かなかった。そのためVC帰着後、富士山全景を見るため大涌谷に車で行った。ジオミュージアムでYさんに近況の説明受けて噴煙地や富士山、冠ケ岳を見た。黄色い硫黄が見え、笛のような音のする展望台付近のアセビの木は、元気だった。雲一つない青空の中、噴煙量も時間と共に変化していた。自然遊歩道入口の閉鎖状況を確認して15時30分桃源台着。

○観察した主な植物○
【花芽を観察した植物】
オニシバリ、クロモジ
【花を観察した植物】
アセビ
【実を観察した植物】
サルトリイバラ、ツルウメモドキ、マメガキ
【その他観察した植物】
ウソ、オオバン、カケス、カワウ、キジバト、キンクロハジロ、シジュウカラ、トビ、ヒヨドリ、ハシブトガラス、ホシハジロ、
テンの糞、リスの足跡、シカの足跡、ツグミの血の着いた羽痕、ノウサギの足跡、ササのトンネル、芦ノ湖畔の霜柱
【本日のトップ10】
@ササのトンネル、Aツグミの羽、B湖畔の霜柱、Cアセビの花、Dウソの群れ、Eリスの足跡、Fテンの糞、Gシカの足跡、H富士山風景、I水鳥(カワウ、ホシハジロ等)

2017.12.23(土) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ 気温 2℃
○ 参加者:7名(PV7名)                                ○ 観察テーマ:「マツムシソウ」の観察

 風も無く雲一つない上空を見て、富士山が拝めると期待しながら出発した。本年度最後の自然情報収集だが、ゴミ拾いを中心にした。
 深良水門にて湖岸で石に着いた霜柱のきれいな模様を楽しむ。湖尻峠への石畳を上がると出くるゴミの量が多くなった。約8袋が満杯となり、湖尻峠に置いて後から車で取りに来ることにした。青空と黒岳方面の風景が何とも言えない美しい光景でした。マツムシソウの花が咲いていたのが印象的でした。芦ノ湖展望公園は、模様替えの真最中でした。富士山を観ながら食事をする為、偽黒岳に登る。富士見ヶ丘公園で昼食をしたが、富士山には雲がかかり、時々頂上がチラシ顏出すが残念ながら帰路に着いた。桃源台駅ビュッフェで忘年お茶会をして、ビジターセンターに戻りゴミ袋の後始末をした。缶・瓶・燃えるゴミなど4つに分けてVCの車に乗せて解散した。帰りの車の中から見た富士山は、雲一つ無い姿を見せていた。

《本日のトップテン》                                @アセビ(花)、Aマツムシソウ(花)、Bツチハンミョウ、Cサルトリイバラ(実)、Dツルシキミ、Eトビ、F水鳥、G霜柱、Hアオキ(実)、Iツルウメモドキ

○観察した主な植物○
【花を観察した植物】
アセビ、マツムシソウ
【実を観察した植物】
アオキ、ガマズミ、サルトリイバラ、ツルウメモドキ、ツルシキミ、ツルリンドウ、ノイバラ、マツカゼソウ、マメガキ
【花芽を観察した植物】
オニシバリ、クロモジ
【その他観察した植物】
アズマギク、カサゴケ、キッコウハグマ、ジャゴケ、ナギナタコウジュ、リュウノウギク、
ツチハンミョウ、テンの糞、霜柱

〇鳥その他観察したもの〇
トビ、ヒヨドリ、ハシブトガラス、水鳥、

2017.11.26(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ 気温 5℃
○ 参加者:6名(PV6名)                                ○ 観察テーマ:「マツムシソウ」の観察

 先ずは湖尻から深良水門に向かいます。広葉樹の葉が落ちて、枝の間から芦ノ湖が見えます。風が駿河湾方面から大涌谷を東に抜けているからか、噴気はさほど目立ちません。真っ青な空、秋晴れです。雲が出る前に外輪山からの眺めを見ようと、先を急ぎました。そうは言っても、足元のマツムシソウの花やコアジサイの黄葉等に目を奪われ度々立ち止まり、お腹も空いて陽だまりの草地で昼食。結局はいつものペースとそう変わりません。黒岳への斜面からは、神山、駒ケ岳、芦ノ湖、仙石原そして丹沢の蛭ヶ岳から大山まで、伊豆の大瀬崎や静岡の日本平方面が望めます。ここから眺めると中央火口丘の神山の山体崩壊でできたという斜面の真ん中にビジターセンターが見えます。展望公園に着くと、五合目まで冠雪した富士山そして左裾の先には、南アルプス南部の赤石岳や聖岳の白い峰が確認できました。期待通り、納得の眺望に満足して下山しました。

《本日のトップテン》                                 @マツムシソウ、Aコアジサイ、Bリンドウ、Cツルリンドウ、Dツルシキミ、Eサルトリイバラ、Fリュウノウギク、Gオニシバリ、Hツルマサキ、I動物の糞

○観察した主な植物○
【花を観察した植物】
アキノキリンソウ、シロヨメナ、タイアザミ、ノコンギク、ダイコンソウ、リンドウ、リュウノウギク、マツムシソウ、ヤマラッキョウ
【実を観察した植物】
アオツヅラフジ、アセビ、ガマズミ、キッコウハグマ、ゲンノショウコ、サルトリイバラ、ジャノヒゲ、スイカズラ、ツルウメモドキ、ツルシキミ、ツルマサキ、ツルリンドウ、ナギナタコウジュ、ヘクソカズラ、マツカゼソウ、マユミ、ムラサキシキブ、モミジガサ
【葉や幹を観察した植物】
アズマギク、アブラチャン、アリノトウグサ、ウコギ、オオモミジ、オオバウマノスズクサ、オニシバリ、カジカエデ、コアジサイ、ツチアケビ、ハコネダケ、ヒノキ、ブナ、ヤマボウシ
【その他観察した植物】
カサゴケ、クラマゴケ、ホコリタケ(キツネノチャブクロ)
〇鳥その他観察したもの〇
オオバン(鳥)、ザトウムシ(虫)、アブ(昆虫)、獣の糞(毛多量含有:キツネか?)

2017.10.28(土) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:曇り後小雨 気温 11℃
○ 参加者:4名(PV3名VC1名)                            ○ 観察テーマ:「アキノキリンソウ」の観察

 「芦ノ湖水門と歴史を訪ねて」の行事、降水確率午前50%/午後80%で中止となりVCに対応に行った。ビジター2名の人が、来て中止を伝えたとVCで聞き、10時から対応ボランティアのみ深良水門までの自然情報を行った。2週間前の下見には多く見られたナギナタコウジュの花は、枯れたものしか見られなかった。下見時に、芦ノ湖展望公園に看板が出来ていたのを聞いていたので、一人確認に行った。
 石畳は、スギの落葉で埋まって滑らないで歩き易くなっていた。湖尻峠から上りはリュウノウギクやマツムシソウが生き生きと花を見せていた。アキノキリンソウやリンドウなどの花と下見時には、見られなかった芦ノ湖の風景や神山・駒ケ岳の中央火口丘の風景を楽しむ。芦ノ湖展望公園は、工事を3月15日まで行うと記載があった。天気予報の影響で人は誰もいなかった。看板は「静岡県へようこそ」、「箱根スカイライン沿道案内図」の2つであった。
 雨は、キャンプ村に着く頃から降り出した。

《本日のトップテン》

@マツムシソウ、Aアキノキリンソウ、Bリュウノウギク、Cコバノガマズミ、Dノコンギク、Eシロヨメナ、Fゲンノショウコ、Gリンドウ、Hススキ、Iツルリンドウ

○観察した主な植物○
【花を観察した植物】
アキノキリンソウ、イタドリ、イヌトウバナ、イヌヤマハッカ、キンエノコロ、ゲンノショウコ、コウゾリナ、サワヒヨドリ、シシウド、シュウブンソウ、シロヨメナ、ススキ、センブリ、タイアザミ、ダイコンソウ、チカラシバ、ツルニンジン、ノコンギク、ブタナ、マツムシソウ、ヤマトリカブト、ヤマラッキョウ、リュウノウギク、リンドウ
【実を観察した植物】
アセビ、イヌツゲ、オオバコ、クサボタン、コバノガマズミ、サルトリイバラ、ツチアケビ、ツルシキミ、ツルリンドウ、ノイバラ、ノブキ、ヘクソカズラ、マツカゼソウ、ヤマボウシ、リョウブ
【葉や幹を観察した植物】
アズマギク、アリノトウグサ、コアジサイ、スギ、スズタケ、テンナンショウ、ハコネダケ
【花芽を観察した植物】
クロモジ

2017.10.15(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候: 気温 13℃
○ 参加者:12名(PV12名)                               ○ 観察テーマ:「センブリ」の観察

 雨が遠慮なく降り続いていましたが、行事下見を兼ねた大事な観察会です。フルコースを歩くということで、気合を入れてVC内で雨具を着用。Iリーダーからの丁寧な事前説明のあと、行事計画の行程に沿って月例観察会とは逆に園地側からスタートしました。8期生7名を加えた総勢12名の参加で、いつもの小人数に比べ力強く感じられる長い列です。要所毎の解説ポイントの確認を重点において進みました。
 湖尻水門を過ぎるとナギナタコウジュが道端に穂を立てて並んでいました。キーとなる深良水門から、足元に注意しつつ湖尻峠に登ります。次の黒岳の草付斜面では、旬のリュウノウギク、マツムシソウの出迎えを受けました。センブリも満開です。雨風が強いので、斜面の昼食場所はやり過ごして山頂へ。数人のグループがツェルト(簡易テント)を木立につなぎタープ代わりの屋根にして雨宿りしていました。山頂を過ぎ、風のない竹藪の脇で立ったままの手短な昼食。霧に巻かれた展望公園に出ると視界は30メートル程度、案内図だけを頼りに眺望をイメージしました。
スリップしやすい道を湖尻まで慎重に下山してVCに戻りました。途中、赤い実が雨に濡れてきれいでした。応募済ビジター約50名に対し8期生を除くPV参加予定者4名という厳しい状況の中で、8期生にも活躍頂く陣容での斑編成と役割分担を確認して解散しました。

《本日のトップテン》

@リュウノウギク Aマツムシソウ Bセンブリ Cヤマトリカブト Dアキノキリンソウ Eタイアザミ FナギナタコウジュGガマズミ(実)Hヤマボウシ(実) Iツルシキミ(実) 

○観察した主な植物○
【花を観察した植物】
アキノキリンソウ、イタドリ、ガンクビソウ、シュウブンソウ、シロヨメナ、センブリ、タイアザミ、ヤマトリカブト、ナギナタコウジュ、ノコンギク、マツムシソウ、ヤマラッキョウ、リュウノウギク、リンドウ
【実を観察した植物】
ガマズミ、ツルシキミ、ツルリンドウ、ミツバアケビ、ヤマボウシ
【葉や幹を観察した植物】
アカガシ、アズマギク、アブラチャン、オニシバリ、キッコウハグマ、キハダ、クロモジ、コアジサイ、スギ、ハコネイトスゲ、ハコネダケ、マツカゼソウ、ミヤマタニソバ
【その他観察したもの】
オオミズゴケ、シメジダケ、        (動物)ヒキガエル

○確認した主な解説ポイント○
湖尻水門(歴史)、深良水門(歴史)、黒岳周辺(植物、眺望、および箱根ジオパークにおける本コース醍醐味)、芦ノ湖展望公園(箱根火山や芦ノ湖の眺望と成り立ち)

2017.09.24(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:曇り 気温 19℃
○ 参加者:6名(PV6名)                                ○ 観察テーマ:「ヤマトリカブト」の観察

 富士山展望は期待出来ない空模様であったが、時間通り出発した。花の広場のコブシの実を観察する。実全体が様々に色付いているのを見る、割れている実から白い糸のような物が伸びて中の赤い実を支えているのを観察してコースに入った。深良水門まで、ツルニンジンなど秋の花が多く時間がかかった。湖尻峠では、ホオノキの実が赤く見えきれいだった。黒岳への登りは、マツムシソウの表情の変化が見えるお花街道であった。ヤマトリカブトを見て頂上付近で昼食をした。芦ノ湖展望公園から煙の少ない穏やかな大涌谷風景を見て下る。初めて参加された皆さんも箱根ジオパークの湖と溶岩の流れが解りダイナミックな展望が味わえるのと、外輪山の草花が楽しめる湖尻峠黒岳コースを堪能して終えた。

《本日のトップテン》

@マツムシソウ、Aヤマトリカブト、Bサワヒヨドリ、Cサラシナショウマ、Dクサボタン、Eサルナシ、Fコバノガマズミ、Gオオミズゴケ、Hミヤマタニソバ、Iツルニンジ

○観察した主な植物○
【蕾を観察した植物】
アセビ、キッコウハグマ、サラシナショウマ、センブリ
【花を観察した植物】
アキノタムラソウ、アキノキリンソウ、アズマヤマアザミ、イヌヤマハッカ、クサボタン、ゲンノショウコ、コウゾリナ、サワヒヨドリ、シュウブンソウ、シロヨメナ、ススキ、タイアザミ、ダイコンソウ(実)、タマアジサイ(実)、ツルニンジン、マツカゼソウ、マツムシソウ、ミヤマタニソバ、モミジガサ、ヒメジソ、ヒメハギ、ブタナ、ノコンギク、ヤマキツネノボタン(実)、ヤマトリカブト、ヤブマメ、ユウガギク、ヨモギ
【実を観察した植物】
ウツギ、クサボケ、クロモジ、コアジサイ、コバノガマズミ、コブシ、センニンソウ、サルナシ、サルトリイバラ、サンショウバラ、ホウチャクソウ、ホオノキ、ニシキウツギ、ノブキ、マユミ、リョウブ、ヤマボウシ
【葉を観察した植物】
アズマギク、ウコギ、オオミズゴケ、オニシバリ、スギ、ツタウルシ、ヒメウワバミソウ
【その他観察したもの】
アキアカネ、ジョロウグモ、ハナムグリ

2017.08.27(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:曇り後晴れ 気温 23℃
○ 参加者:2名(PV2名)                                ○ 観察テーマ:「マツムシソウ」の観察

 富士山と自衛隊の実弾演習を見ようと富士見ヶ丘公園に午前中に着くように急いで歩いた。キャンプ村では、フェスティバルの準備もしていた。深良水門までは、トンボソウやヒヨドリバナ・キンミズヒキなどが目立った。湖尻峠黒岳間は、マツムシソウが咲いていた。きれいに草刈りがされていて歩きやすかった。休憩も余りせずに偽黒岳を登った。富士見ヶ丘公園では晴れて、富士山と中央眼下で演習の火炎が良く見えた。風の向きが西方向だったので音は小さかった。食事をしながらゆっくり休んで下った。
 今回、参加されず北海道幌尻岳に行っていたOさんからミヤマアズマギクの写真が届いた。「どこにいても箱根が見える」アズマギクの咲く箱根を思い浮かべて歩いている姿が目に浮かんだ。

《本日のトップテン》

@マツムシソウ、Aヤマホトトギス、Bアキノタムラソウ、Cオミナエシ、Dトンボソウ、Eコウゾリナ、Fヒヨドリバナ、Gシモツケ、Hコバノギボウシ、Iウツボグサ

○観察した主な植物○
【蕾を観察した植物】
キッコウハグマ、ツルニンジン、ヤブカンゾウ
【花を観察した植物】
アキノタムラソウ、アレチマツヨイグサ、イヌゴマ、イヌトウバナ、ウマノミツバ、ウツボグサ、エゾタチカタバミ、エノコログサ、オオバコ、オオブタクサ、オトギリソウ、オトコエシ、オミナエシ、オヒシバ、キバナガンクビソウ、キンミズヒキ、クルマバナ、ゲンノショウコ、コウゾリナ、コチヂミザサ、コバノギボウシ、サワヒヨドリ、シュウブンソウ、シロツメクサ、センニンソウ、タイアザミ、ダイコンソウ、タマアジサイ、ツユクサ、ツリフネソウ、トンボソウ、ヌスビトハギ、ノブキ、ハキダメギク、ヒカゲイノコズチ、ヒメハギ、ヒヨドリバナ、ブタナ、ヘクソカズラ、マツカゼソウ、マツムシソウ、マルバハギ、ミズヒキ、ミヤマタニソバ、モミジガサ、ヤマキツネノボタン、ヤマノイモ、ヤマホタルブクロ、ヤマホトトギス
【実を観察した植物】
アブラチャン、ウツギ、クロモジ、サルナシ、サルトリイバラ、サンショウバラ、シシウド、ツルシキミ、バライチゴ、フタリシズカ、ホウチャクソウ、ミズキ、リョウブ
【葉を観察した植物】
ウコギ、センブリ
【シダ類等観察したもの】
ヒメノキシノブ
【鳥・その他観察したもの】
(蝶)
アサギマダラ、ジャコウアゲハ   (鳥)ソウシチョウ
(その他)
富士演習場の火煙

2017.07.23(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:雨(霧雨) 気温 22℃
○ 参加者:3名(PV2名研修生1名)                          ○ 観察テーマ:「ノギラン」の観察

 VC周辺のノリウツギやコブシヌマトラノオ・カワラマツバなどを観察してキャンプ村へ向かう。小雨が降りだしてきたが、深良水門までの西岸遊歩道には、ヤマユリの花が咲いていた。湖尻峠から黒岳までの間は、ウツボグサ街道であった。霧雨の中、風景は、全く見えなかったが生き生きとした植物の姿が目に映った。特にシシウドの花は、霧雨に輝いていた。黒岳の深良財産区の標柱がある場所で昼食をした。先月ほどではなかったが、雨で垂れている竹のトンネルを歩くのはきつかった。芦ノ湖展望公園に出ると霧で足元の草刈りのあとが新鮮に映った。下りは滑らないように気を付けて降りて行った。ノギランを見つける。このコースでは初めての花でした。外国人家族に流暢な英語で対応していた研修生の参加で、今後の期待が頼もしいと思った自然情報収集でした。

《本日のトップテン》

@ウツボグサ、Aサルナシ、Bノギラン、Cテリハノイバラ、Dアカショウマ、Eノハナショウブ、Fタマアジサイ、Gヒメハギ、Hヤマホタルブクロ、Iシシウド

○観察した主な植物○
【花を観察した植物】
(花)
アカショウマ、イヌトウバナ、ウツボグサ、オカトラノオ、オトギリソウ、カワラマツバ、クサレダマ、コウゾリナ、シシウド、
シロバナイナモリソウ、ダイコンソウ、タマアジサイ、チダケサシ、ツリガネニンジン、テリハノイバラ、ナガエコナスビ、ナツトウダイ、ナワシロイチゴ、ネジバナ、ノギラン、ノハナショウブ、ヒメオトギリソウ、ヒメハギ、フジアカショウマ、ブタナ、ヘクソカズラ、ミズヒキ、ヤマアジサイ、ヤマホタルブクロ、ヤマユリ                 
(蕾)
コバノギボウシ
(葉)
アリノトウグサ、オオバウマノスズクサ、センブリ、ノブキ、ハコネグミ、ミツバアケビ
(実)
アブラチャン、ガマズミ、クロモジ、サルトリイバラ、サルナシ、トチバニンジン、ホオノキ、マユミ
(鳥)
キジバト、ウグイス(声)          
(その他)                  アズマヒキガエル、ヒグラシ

2017.06.25(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候: 気温 19℃
○ 参加者:5名(PV3名研修生2名)                          ○ 観察テーマ:「ヤマオダマキ」の観察

 梅雨前線が関東付近まで北上して朝から雨。ぐるりの山々は深い霧の中でしたが、自称晴れ男のIさんと自称雨女のОさんが、どっちが綱引きに勝つかなと冗談を掛け合い、明るい気分でのスタートになりました。湖尻水門で一旦雨は上がり、黒岳手前の昼食後にまた降り始めと、一進一退の綱引きが続きました。展望がない分、五感は足元に集中できます。湖尻峠前後では、コアジサイの甘い香り、ヤマオダマキを二輪発見、シモツケが旬です。黒岳と展望公園からの下りにかけ、花弁に雨粒をつけたサンショウバラが風に揺れていました。湖尻水門に戻り、Sさんの紹介で旧湖尻水門のモニュメントを見学しました。遊歩道から少し入りこむため、これまで見過ごしていた場所です。昭和時代の手動開閉式旧水門が一基保存されています。雨の重みで垂れ下がったハコネダケを避けるのに、傘が役立ちました。今日会ったハイカーは二人です。梅雨の瑞々しい箱根を体感する観察会でした。

《本日のトップテン》

@コアジサイ Aヤマオダマキ Bシモツケ Cナルコユリ、 Dサルナシ Eサンショウバラ Fヤマボウシ Gナガエコナスビ HサラサウツギI旧湖尻水門モニュメント

○観察した主な植物○
【花を観察した植物】
(花)
イタドリ、イトスゲ、ウツギ、ウマノアシガタ、カワラマツバ、ガマズミ、コアジサイ、コゴメウツギ、コバノガマズミ、サラサウツギ、サルナシ、サンショウバラ、シモツケ、シロバナイナモリソウ、スイカズラ、セイヨウタンポポ、テリハノイバラ、ドクダミ、ナガエコナスビ、ナルコユリ、ノハラアザミ、ハコネイトスゲ、ハナニガナ、ヒメハギ、フタリシズカ、ホオノキ、ミヤマウコギ、ヤマアジサイ、ヤマオダマキ、ヤマキツネノボタン、ヤマサギゴケ、ヤマボウシ、ヨツバムグラ
(葉)
アセビ、ウラハグサ、ウワバミソウ、オオシマザクラ、キッコウハグマ、コクサギ、サンショウ、センブリ、タマアジサイ、トチバニンジン、ノブキ、マツカゼソウ、ミズヒキ、ミヤマタニソバ
(実)
カジカエデ、キブシ、コブシ、ゴマギ、サルトリイバラ、ハコネグミ、ホウチャクソウ、マメザクラ、モミジイチゴ、ヤマグワ
(鳥)
ハシブトガラス、キジ、ウグイス(声)

2017.05.28(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ 気温 20℃
○ 参加者:2名(PV2名)                                ○ 観察テーマ:「スズムシソウ」の観察

 園地のコブシの実が、まだ細長く上向きになっているのを見て芦ノ湖キャンプ場方面のコースに向かった。トチバニンジンの蕾やツボスミレの花を楽しみながら深良水門に着くと、けたたましく犬の吠える声が聞こえてきた。早々に石畳をあがり湖尻峠へと足を運んだ。ハコネグミとホウノキの花が向かえてくれた。黒岳への登り口、コケリンドウやヒメハギ・ハルジオン・ブタナなどの花を確認してニガナ街道の遊歩道を登った。アズマギクが一輪咲いている。スズムシソウの花一輪を見つけた。芦ノ湖展望公園での昼食は、富士山は見えなくても豪勢でお腹一杯の気分を味わった。下りではオオバウマノスズクサの花がきれいに咲いていた。すてきな景色と探し求めていた花との出会いで気持ち良く自然情報を終えた。

○観察した主な植物○
【花を観察した植物】
(花)
アズマギク、ウツギ、オオバウマノスズクサ、カントウタンポポ、キクムグラ、キツネノボタン、クサイチゴ、クサボケ、コケリンドウ、コゴメウツギ、コナスビ、スズムシソウ、ツボスミレ、ニガナ、
ニシキウツギ、ハルジオン、ハコネグミ、ハンショウヅル、ヒメウワバミソウ、ヒメハギ、ブタナ、ホウチャクソウ、ホオノキ、ミミガタテンナンショウ、ヤクシソウ、ヤマサギゴケ
(葉)
アカネ、カワラマツバ、トリカブト
(蕾)
サルナシ、トチバニンジン
(鳥)
トビ、声―ウグイス
(その他)
キチョウ

2017.04.23(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:曇り 気温 14℃
○ 参加者:3名(PV3名)                                ○ 観察テーマ:「ヤマルリソウ」の観察

 VC出発時はやや肌寒く感じられたものの、歩きはじめると汗ばんできて、上着や手袋は不要になりました。人も植物も3月の低温、4月の多雨によってずれ込んでいた冬籠りからのお目覚めです。ハイキング、キャンプ、バーベキュー、ドライブ、ツーリング、トレイルラン、ドッグラン等々沢山の人たちが訪れ、それぞれの箱根を楽しんでいました。道端の植物たちは開花の競争です。
 深良水門でヤマルリソウを観察していると、マウンテンバイクのグループが一緒に覗き込み、「かわいい」と、歓声をあげながら花の名前を復唱していました。湖岸や外輪山ではマメザクラが見ごろです。コースを通してスミレが9種確認できました。
湖尻に戻り、Sさんの誘いで湖尻水門の下流側に回り込むと、そこにニジマスの大群です。特に10センチ程の幼魚が隙間なく早川源流を埋め尽くしていました。いつもはなにげなく通過する所で、ニジマス大群に新鮮な感動。今日の観察会の締めになりました。

《本日のトップテン》     @ヤマルリソウ Aアズマギク Bクサボケ CコケリンドウDオトメスミレ Eニオイタチツボスミレ Fマメザクラ     Gコブシ HエイザンスミレIニジマス(大群)

○観察した主な植物○
【花を観察した植物】
(花)
アオキ、アカフタチツボスミレ、アズマギク、アセビ、アブラチャン、イトスゲ、エイザンスミレ、オオシマザクラ、オトメスミレ、オニシバリ、カキドオシ、カントウタンポポ、キブシ、クサボケ、コケリンドウ、コブシ、スミレ、セントウソウ、タチツボスミレ、ツバキ、ツルシキミ、ナガバノスミレサイシン、ニオイタチツボスミレ、ニョイスミレ、ハコネイトスゲ、ハコベ、ミヤマハコベ、ホソバテンナンショウ、マメザクラ、マルバスミレ、ミツバツチグリ、ミツバツツジ、ミヤマカタバミ、ミヤマキケマン、モミジイチゴ、ヤマルリソウ

【その他観察したもの】
〈葉〉
オオミズゴケ 〈鳥〉ホオジロ、シジュウカラ、ウグイス(声) 
〈魚〉
ニジマス(湖尻水門下での群れ)

2017.03.26(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候: 気温 1.5℃
○ 参加者:4名(PV4名)                                ○ 観察テーマ:「樹氷モンスター」の観察

 雪が降っていた。除雪作業を見て、注意を払ってスタートのはずが滑ってしまった。吹雪とは云えないが、風と雪の中スタートした。深良水門の水の音が、小さく聞こえ流れに勢いが無かった。雪でネコヤナギの花が揺れていた。石畳の途中に見える木々に付いた雪が見る方向によって違う。面白い光景であった。スギの枝が落ちて歩き易い場所や雪の積もった石畳を登る。雪に隠れたオニシバリの花を見つける。
 季節外れの大雪の湖尻峠に除雪車が動いていた。真っ白な世界、意外と風が無かった。樹氷モンスターも見えて別世界の光景。「蔵王まで行かなくても見えるね」と話しが弾む。5p〜15pほどの積雪の中、アズマギクの雪化粧した、花4輪見つける。可愛い。その後、竹のトンネルに入り苦戦する。雪の重さをステッキで払いながらの行進であった。雪の八甲田という映画を思い出す。軍手の中がしびれてきた。素手を袖で隠した方が良いと助言をもらい切抜ける。芦ノ湖展望公園で中国人の車がスリップして助けを求めてきたので、JAF等の連絡先を教える。ここで立ったまま食事をした。車も動き出発する。下りも竹に積もった雪を払いながら歩いた。所々に見える竹がおじぎしたひらけた風景を見ながら竹が無ければ、こんなに芦ノ湖がよく見えるのにと思いつつ早々に帰路についた。

○観察した主な植物○
【花を観察した植物】
(花)
アズマギク、オニシバリ、ネコヤナギ

【その他観察したもの】
鳥:
オオバン、マガモ、ハシブトガラス
樹氷モンスター・雪の上のカマドウマ

2017.02.25(土) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:曇り後晴れ 気温 1℃
○ 参加者:2名(PV2名)                                ○ 観察テーマ:「古い湖尻水門」の観察

ビジターセンターの温度計0℃。出発時の温度計1℃。ビジターセンター出発前、熊出没情報があった。富士見ヶ丘公園付近の芦ノ湖スカイライン料金所で2〜3日前に2〜3名が見たというので注意して行くようにと言われた。曇り空の中、湖尻水門から深良水門に向かう。白い建物のパレスホテル箱根が2018年1月9日で営業を終了する話を聞いた。石畳の登りに入るとスギが落ちていて、前日の風雪でぬかるんでいる足元を助けてくれた。オニシバリ、ツルシキミ、クロモジなど観察して湖尻峠に出る。多少の残雪が、凍って見た目に美しい。黒岳方面に向かうとアズマギク一輪咲いていた。花芽の数を数えて頂上で食事をした。下り道、雪は少なくアイゼン装着しなくても歩けた。芦ノ湖展望公園から富士山は、見えなかった。が、クマの出没情報があったので偽黒岳(勝手に名前付けた)方面に向かう。急坂を登りきって下り道で、偶然にも大型犬に出会う。ニューファンドランド犬の様で、茶黒色で1mぐらいの大きさ、人が近くにいなければ熊にも見える。外国人3名にリールを付けるように注意をした。その後、富士見ヶ丘公園付近の芦ノ湖スカイライン料金近くまで歩いたが、クマの疑いが大型犬ではと疑念が湧いて湖尻大橋方面に下った。湖尻水門と湖尻大橋の間、湖尻水門の由来として残されている1水門が見えたので傍までいく。この古い水門も芦ノ湖の水の歴史を語るコースに入れたいと感じながら自然情報を終えた。

○観察した主な植物○
【花を観察した植物】
(花)
アズマギク、ハコベ
(蕾)アセビ、オニシバリ、クロモジ、ツルシキミ、ネコヤナギ
(実)トリカブト(殻)
【その他観察したもの】
オオカサゴケ、オオバウマノスズクサ、スギ、ノイバラ
鳥:コガラ、ホオジロ、ハシブトガラス

2017.01.28(土) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:快晴 気温 3℃
○ 参加者:2名(PV2名)                                ○ 観察テーマ:「アズマギク」の観察

大平台の温度計5℃、碓氷隧道の温度計1℃、ビジターセンターの温度計1℃。雲一つ無い快晴の日、
出発時の温度計3℃で周りに雪は少なかった。空を見上げて飛行機雲を見ると10pほど伸びている。深良水門までの遊歩道は、前日の強風で落ちた枝が有り、取除きながら歩いた。大涌谷の白煙が真っ直ぐ高く上がっていた。イヌツゲの黒い実も目を引いた。湖尻峠までの石畳は、スギの枝が落ちていて滑り止めになり歩き易かった。オニシバリは蕾だった。峠から真田浜まで歩く人に会う。黒岳までは、補修隊により歩き易く直されていた。最大の難所であった場所は、水切りなどの切り込みがある木で階段が作ってある。ちょうど夫婦二人が歩いて下りて来ていて、リズムよく下っていた。昼食時に、飛行機雲を見ると、30pほど長く伸びてきていた。アズマギクの花芽が1輪出来ているのを確認した。風景の良い場所の続く稜線を歩き、トリカブトの実の抜けた殻を覗く。大涌谷の白煙が朝ほど上がらなくなってきていたのでホコリタケを叩いてみる。頂上付近で人に会い三叉路の話し(行止り)をした。黒岳頂上付近から芦ノ湖展望公園までは、雪が10〜20pほど有り軽アイゼン装着して歩いた。が、思っていたほど竹トンネルが無く歩き易かった。山頂周辺で見られる笹は「ミヤマクマザサ」と「トクガワザサ」の2種で、殆どが前記で、細い葉に比べ丸みを帯びる。後記は群落中に飛び出た感じで存在するそうだ。トクガワザサの徳川は第15代紀州藩主徳川頼倫(よりみち)に由来し、学習院中退と成績は良くなかったが、南方熊楠の植物研究所設立時に当時のお金で1万円を寄付した。熊楠がそのお礼に命名した。ちなみに学名も[トクガワエ]になっている。と話しを聞いている。芦ノ湖展望公園から見た富士山は、中腹に少し雲が出ていたが全姿がきれいでした。下りオオバウマノスズクサの実がまだ残っていた。湖尻水門に着くころ飛行機雲を見ると長く長く伸びていた。上着を脱いで歩いたが春のような暖かさを感じた今年最初の自然情報日でした。

○観察した主な植物○
【花を観察した植物】
(花芽)
アズマギク、オニシバリ、クロモジ、ツルシキミ
(実)
オオバウマノスズクサ、イヌツゲ、トリカブト(殻)
【その他観察したもの】
サルトリイバラ(棘)、スギ、ノイバラ(棘)、ホウキタケ
鳥:
オオバン、ヒガラ、ホオジロ、ハシブトガラス

2016.12.18(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ 気温 3℃
○ 参加者:4名(PV4名)                                  ○ 観察テーマ:「オオカサゴケ」の観察                  

 朝VCに着く前、車窓から富士山の輪郭がハッキリと見えて、外輪山からの眺望期待のスタートとなりました。ところが深良水門、湖尻峠、黒岳と進むにつれて雲が涌き展望公園に着いた時には、山頂は隠れてしまい宝永火口がやっと見えるだけでした。もうワンチャンスとばかりに富士見ヶ丘公園まで足を伸ばして昼食にしました。意気が通じ、食事が終わるころ山頂から裾野まで富士山全容が姿を現しました。出会ったハイカーは6人です。
 本コースにしては多人数の4名での観察会です。人数も力、花の少ない季節に10種近くの花を見つけ出しました。6〜10センチの霜柱や逆光に光る湖畔のススキにも感動。4人でワイワイと多様な観察ができ、冬枯れの自然界からもいろいろな発見があることを、改めて気付かせてくれる一日になりました。

-------------------------------------------------------------

富士見ヶ丘公園まで足を運んで富士山の姿をしっかりとみた。

○観察した主な植物○
【花を観察した植物】
アキノキリンソウ、アセビ、セイヨウタンポポ、ハコネダケ、ハコベ、ハコネアザミ、リンドウ、リュウノウギク
【芽を観察した植物】
オニシバリ、コブシ、ドウダンツツジ、リョウブ
【実や種を観察した植物】
アオキ、ウバユリ、オオバウマノスズクサ、キッコウハグマ、サルトリイバラ、ツルシキミ、ツルリンドウ、ツルマサキ、ツルウメモドキ、ノイバラ
【その他】
菌類:
オオカサゴケ、ホコリダケ    昆虫:エサキモンキカメムシ  鹿の糞【鳥類】
オオバン、オナガ、カシラダカ、セキレイ、ツグミ、トビ、ヤマガラ
--------------------------------

【花を観察した植物】
アキノキリンソウ、セイヨウタンポポ、リュウノウギク
【蕾を観察した植物】
ツルシキミ、オニシバリ
【葉を観察した植物】
アズマギク、オオカサゴケ
【実を観察した植物】
ウバユリ、ツルシキミ、マユミ、ノイバラ、オオバウマノスズクサ

2016.11.13(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ 気温 9℃
○ 参加者:3名(PV3名)                                  ○ 観察テーマ:「オオバウマノスズクサ」の観察               〇コース:VC10:00〜湖尻新橋〜深良水門〜湖尻峠〜黒岳(目標杭)〜芦ノ湖展望公園〜湖尻新橋〜VC15:25解散

久々に交通渋滞に巻き込まれVC9時前の到着予定が集合時間間際となった。みん参の今日は渋滞遅れを考慮して10時に出発した。 紅葉狩りのこの時期、桃源台駅付近に溢れている人々の流れに合わせながら先を急ぐ。キャンプ場に入りブナ、電波灯台の解説、湖尻新橋では泥炭層、逆川事件等の解説、歩きながらススキの由来。湖尻峠の石段は杉の落ち葉で雨あがりでも滑らないと。途中休憩しながらゆっくり解説を聞く。オオモミジの紅葉に陽がさし透けて美しい。深良水門トンネルの風穴の一説は初耳。
スカイライン駐車場も結構満車、車の往来も多い。登り口もしっかり整備され歩きやすい。幼児連れの家族がスタスタ登る。 昼食場所では雲の流れを観察するのが最近の恒例。笹をかき分け芦ノ湖側もしっかり観察する。
先に進むと先ほどの家族連れが小休止している。ここまでで戻るようだ。
突然、ここは解説ポイント2だとの説明、解説ポイント1はスカイラインから登りの駿河湾側を見渡す第一展望と言っているところだろう。 気が付くとIリーダの解説に引き込まれていた。 湖尻に下って観察会の下見そのものだと気が付いた。コースが整備されかなり歩きやすい。湖尻から一人登るご老人にも会えた。老若に会えたのは整備のおかげと会話が弾んだ。

------------------------------------------------------------- 快晴で富士山の白雪が美しく、芦ノ湖展望公園で見えること期待をして出発する。深良水門でシカの足跡を観察した。湖尻峠付近は、車がひっきりなしに通過していた。紅葉の時期観光をする人達が増えた。湖尻峠から黒岳の間では、マツムシソウやリュウノウギクやリンドウの花など咲いていて気持ち良く歩けた。雲が増えて、上空の雲の変化が面白かった。芦ノ湖展望公園での富士山は、隠れたり出たりで昼までには、見えなくなっていた。このコースは、早く出て登らないと完璧な富士山をとらえることは難しい。下りでオオバウマノスズクサの実を観察した。漆黒と表現したような黒い実であった。第2週は、帰りのバスは2時間半もかかり小田原駅に着いた。この時期のバス帰りは、要注意である。

○観察した主な植物○
【花を観察した植物】
ナギナタコウジュ、モミジガサ、キッコウハグマ、ガンクビソウ、シュウブンソウ、シロヨメナ、タイアザミ、リュウノウギク、リンドウ、コウゾリナ、ブタナ、マツムシソウ、リンドウ、ノコンギク、アセビ、アキノキリンソウ、ニガナ、サワヒヨドリ、ヤマラッキョウ、マルバダケブキ、ネジバナ、ハナタデ、 タカサゴユリ、フユノハナワラビ
【蕾を観察した植物】
ツルシキミ、オニシバリ、クロモジ、リョウブ
【葉を観察した植物】
セントウソウ、コアジサイ、アリノトウグサ、チカラシバ、アズマギク、オオカサゴケ、カワラマツバ
【実を観察した植物】
ウバユリ、ツルシキミ、マユミ、ヤマボウシ、ウツギ(緑実)、ヒメハギ、ノイバラ、イヌツゲ、マルバダケブキ、ヤマトリカブト、ニシキウツギ、メギ、アブラチャン、キンミズヒキ、サルナシ、サラシナショウマ、オオバウマノスズクサ、マルバノホロシ 
【種を観察した植物】
キッコウハグマ、シシウド 
【その他観察した植物】
タチツボスミレ(花枯れが残っているあと)、ミツバアケビの殻、イオウゴケの仲間(黒いモンローリップ)、ススキ
【観察した昆虫】
ザトウムシの仲間、カメムシ
【その他観察したもの】
湖水に浮き板(湖尻新橋、深良水門)、シカの足跡(深良水門浜辺)、旧道(昼食場所)、雲の流れる方向(昼食場所)、富士山、コースの状況           ------------------------------- ○観察した主な植物○
【花を観察した植物】
(花)
アキノキリンソウ、エノコログサ、ガンクビソウ、コウゾリナ、サワヒヨドリ、シシウド、シロヨメナ、ススキ、タイアザミ、チヂミザサ、トウバナ、ネジバナ、ノコンギク、マツカゼソウ、マツムシソウ、モミジガサ、ブタナ、リュウノウギク、リンドウ、ヤマラッキョウ  

(実)イヌツゲ、オオバウマノスズクサ、オオバコ、ガマズミ、コアジサイ、サルナシ、サルトリイバラ、ノイバラ、マユミ、ヤマトリカブト
(蕾・花芽)アセビ、クロモジ

【その他観察したもの】
ザトウムシの仲間

2016.10.09(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:小雨後濃霧・曇り 気温 19℃
○ 参加者:2名(PV2名)                                ○ 観察テーマ:「センブリ」の観察

 湯本駅からの国道1号線は、雨で前が見えなくなるほど激しく降っていたが、小塚山を境に仙石原に入ると小雨に変わった。温泉荘辺りからは霧が濃くなっていた。VCでいつもより遅く出た時には、太陽が少し霧の中に見えた。長靴で歩く西岸遊歩道は、正解であった。水量の多い深良水門から湖尻峠までキッコウハグマの蕾を見ながらゆっくりと登った。峠では、サルナシの実など味覚になるものを探した。雨の上がった湖尻峠からは、霧が覆い足元に目が集中していった。マツムシソウ・センブリ・アキノキリンソウ・ヤマトリカブトなどの花が咲き秋の箱根を堪能した。12時に芦ノ湖展望公園到着したので昼食をした。その時、霧の中から愛鷹連峰の山々が見えだしてきた。しばらくすると、富士山の頂上から雲海が下りはじめて全景がバッチリと見えてきた。昼食が終わりの30分後には、雲海が上り劇場の幕の終了のように霧が出てきて周りは、見えなくなっていた。箱根ならではの光景である。下りの登山道は、補修隊のおかげで歩き易くされていた。大雨のあとでも問題無く歩けて感謝感謝でした。オオバウマノスズクサの実が弾けて広がっているのを観察した。この下りで見たキク名で、タテヤマギクかシラヤマギクなのか?議論となった。花、葉、茎、高さ等をVC周辺のシラヤマギクと比較し、タテヤマギクとした。長靴は、下りの登山道には不向きであった。湖尻水門のゲートが1ケ所開き、水が早川に流れているのが確認できた。

○観察した主な植物○
【花を観察した植物】
(花)
アキノキリンソウ、アキノタムラソウ、エノコログサ、ガンクビソウ、コウゾリナ、サワヒヨドリ、シシウド、シロヨメナ、ススキ、センブリ、タイアザミ、タテヤマギク、チヂミザサ、トウバナ、ネジバナ、ノコンギク、マツカゼソウ、マツムシソウ、ミズヒキ、モミジガサ、ヒメガンクビソウ、ブタナ、リュウノウギク、リンドウ、ヤマトリカブト、ヤマハッカ、ヤマラッキョウ、ワレモコウ  

(実)アケビ、イヌツゲ、オオバウマノスズクサ、オオバコ、ガマズミ、クサボケ、ゲンノショウコ、コアジサイ、サルナシ、サルトリイバラ、ノイバラ、ホウチャクソウ、マユミ、ヤマボウシ
(蕾・花芽)キッコウハグマ、クロモジ

【その他観察したもの】
ジムグリ

2016.09.11(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:曇り時々晴れ 気温 19℃
○ 参加者:2名(PV2名)                                ○ 観察テーマ:「サルナシ」の観察

 小田原方面から見た箱根山は厚く黒い雲で覆われ、途中からは大粒の霧雨に車のワイパーを動かしながら、雨具覚悟で箱根に向かいました。ところが、仙石原に入ると急に明るくなり、ビジターセンターに着くと青空が広がる好天気に。黒岳の斜面では暑い太陽に照り付けられ、展望公園では富士山まで望めました。予想もつかない最近の天気です。
 はや箱根も秋の気配です。楽しみにしていたマツムシソウが生き生きと咲き、センブリが芽葉を出しはじめました。そして、実りの秋、今回はコースを通して植物の実を沢山観察できました。まだ緑色ですがアケビやサルナシの実が豊作です。
深良水門から上の登山道で会ったハイカーは、地域活動ハイキング下見の6名グループ、地下足袋で山歩きを楽しんでいる男性、トレイルランの男性の計8人でした。

○観察した主な植物○
【花を観察した植物】
(花)
アキノタムラソウ、アセビ、オミナエシ、オトコエシ、カタバミ、キンミズヒキ、ゲンノショウコ、コウゾリナ、シシウド、ツルニンジン、ノカンゾウ、ハコネアザミ、ブタナ、マツカゼソウ、マツムシソウ、マルバダケブキ、ミズヒキ、ツユクサ、モミジガサ、ヤマトリカブト  

(実)アケビ、オオバウマノスズクサ、ガマズミ、コブシ、ゴマギ、サルトリイバラ、サルナシ、サンショウ、ツゲ、ハコネバラ、ホオノキ、ホウチャクソウ、ボケ、マユミ、ミヤマタニソバ、ヤマユリ、ヤマボウシ、リョウブ
【その他観察したもの】
(鳥)―姿
ソウシチョウ
(その他)
ヘビ、ザトウムシ

2016.08.28(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:曇り時々晴れ 気温 18℃
○ 参加者:2名(PV2名)                                ○ 観察テーマ:「マツムシソウ」の観察

 夏活動期間を外して、第2週から第4週に変更する自然情報活動を提案し実施した。うす曇りの天気の中出発した。西岸遊歩道の入り口で、キハダの赤い実を観察して足元を見ると、子どものシカの足跡があった。親の跡もそばにあった。深良水門の湖岸でも足跡を見る。付近で食痕もあった。また、流れた砂の下から埋もれていたゴミが出てきていた。石畳に入るとクサギの花が落ちていた。湖尻峠に着くと時々お日さまが出てきて風景も良くなったり、霧がかかったりして変化に富んでいた。クサボケの実と花が咲いているのをみた。マツムシソウが一面を覆い外輪山を楽しませてくれた。
黒岳頂上のマユミの木にアカアシクワガタがいた。サトキマダラヒカゲがほそ腕に留まったりし、夏の終わりを昆虫や蝶たちも楽しんでいるようだった。富士山は見えなかったが、霧の流れが神秘的な芦ノ湖を見せていた。ハコネダケに覆われたうす暗く、かび臭い様な道を下るとオオバウマノスズクサの実が下がっているのが見えた。湖尻大橋に着くとタカサゴユリやオオブタクサが目についた。 アカゲラを観察してVCに着くと天気は完璧な晴れ空、天気予報箱根は、箱根、「仙石原の私雨」と表現した人がいた。テレビの予報はあてにならない。湖尻一帯は、「桃源郷天気」である。

○観察した主な植物○
【花を観察した植物】
(花)
アキノタムラソウ、アリノトウグサ、イヌゴマ、イヌトウバナ、ウツボグサ、オオバコ、オオブタクサ、オトギリソウ、オトコエシ、オミナエシ、クサギ、クズ、コウゾリナ、シラヤマギク、シロヨメナ、センニンソウ、タイアザミ、タカサゴユリ、トリカブト、ノリウツギ、ハコネアザミ、ヒメハギ、ヒメヤブラン、ヒヨドリバナ、ブタナ、マツムシソウ、マユミ、マルバダケブキ、マルバハギ、ミヤギノハギ、ミヤマタニソバ、ヤマホトトギス、リョウブ、ワレモコウ     

(実)アケビ、イヌツゲ、オオバウマノスズクサ、キハダ、コバノガマズミ、サルトリイバラ、サルナシ、サンショウバラ、ニシキギ、ヤマボウシ、クサボケ(花)
【その他観察したもの】
(鳥)―姿
アカゲラ、アマツバメ
(蝶)
ヒョウモンチョウ、サトキマダラヒカゲ
(その他)
ツクツクボウシ、アカアシクワガタ、カナヘビ

2016.07.10(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ時々曇り 気温 28℃
○ 参加者:1名(PV1名)                                ○ 観察テーマ:「ツチアケビ」の観察

 前日の雨から一転からりとした青空の中、花の広場方面から出発した。キャンプ村近くでは、シロバナイナモリソウの白い花やトチバニンジンの実が目立った。湖尻水門から西岸遊歩道に入ると道がぬかるんでいた。オオバジャノヒゲの花やアブラチャンの実、ツチアケビの花など見て深良水門にいく。ここから石畳を歩いて湖尻峠に向かう。ヤマアジサイが可愛く咲いていた。峠は、ブタナの広場となっていた。黒岳方面の登りは、カワラマツバとヤマホタルブクロの街道となっていた。ウツボグサも咲き始めていたが、街道として埋め尽くすのはこれからである。リョウブの花やノリウツギの花などもウグイスの声を聞きながら楽しんだ。  
頂上からの下りは、竹も覆いだし狭くなり始めた遊歩道の中を進んだ。ヤマオダマキの花の終わりかけを見た。芦ノ湖展望公園から富士山は見えなかった。大涌谷の噴煙は白く2箇所から出ているのがよく見えた。雨の翌日の為か人が少なく公園でゆっくり休んで下った。途中、登山者から金時山の頂上付近でハチに刺されて救急隊が来ていた話を聞く。明星ケ岳方面からきた数人が被害にあったそうだ。これからは注意が必要だ。 
下りで珍しく遊歩道沿いに、ツチアケビの花が1本咲いていた。ウインナーソーセージが目にちらついた

○観察した主な植物○
【花を観察した植物】
(蕾)
ウバユリ、タマアジサイ、ヤマユリ
(葉)
ウド、カモガヤ、クラマゴケ、シュウブンソウ、ツクバネウツギ、テキリスゲ、マツカゼソウ
(花)
イヌトウバナ、ウシハコベ、ウツギ、ウツボグサ、ウマノミツバ、オオバコ、オオバジャノヒゲ、オカトラノオ、カタバミ、ガマズミ(花終)、カワラマツバ、ギシギシ、ケキツネノボタン(実有)、コアジサイ(花終)、コウゾリナ、コバノギボウシ、ナガエコナスビ、シモツケ、シロツメクサ、シロバナイナモリソウ、ツチアケビ、テリハノイバラ、ドクダミ、ナワシロイチゴ、ニガナ、ニワゼキショウ、ネジバナ、ノイバラ、ノリウツギ、バライチゴ、ハコネイトスゲ、ヒメシャラ、フジアカショウマ、ブタナ、フタリシズカ、ヤマオダマキ、ヤマノイモ、ヤマボウシ、ヤマムグラ、ヤマホタルブクロ、リョウブ(実)       (実)ウツギ、オニシバリ、サルナシ、サンショウ、トチバニンジン、ツルシキミ、ニシキウツギ、ホオノキ、マユミ
【その他観察したもの】
(鳥)声
ウグイス、姿カケス
(蝶)モンシロチョウ
(蜻蛉)アキアカネ、シオカラトンボ

《 本日のトップテン 》
@ ウツボグサ
A ツチアケビ
B ヤマホタルブクロ
C カワラマツバ
D オカトラノオ
E シモツケ
F リョウブ
G フジアカショウマ
H シロバナイナモリソウ
I ノリウツギ

2016.06.12(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れのち曇り 気温 23℃
○ 参加者:2名(PV2名)                                ○ 観察テーマ:「コアジサイ」の観察

 コース登録の参加者が少ない中、7期生の参加があり富士山が見えることを期待してビジターセンターを出た。コアジサイの花を深良水門までに見て、湖尻峠のぼりで花の香りを楽しんだ。コアジサイの香りは、人によって違う。いつも初めて匂いを試す人に聞く。「おばあさんの匂い」がするとのことでした。
湖尻峠は、ヤマボウシやホオノキの花が咲き、ブタナとニワゼキショウが一面を覆っていました。  
黒岳への登りは、ニガナ街道でした。ヒメハギやウマノアシガタの花、ノアザミの花が目を楽しませてくれました。陽射しが強く無く風も優しく、芦ノ湖展望と駿河湾展望もよく見えました。頂上付近ではサンショウバラの花が満開でした。
芦ノ湖展望公園に着くと富士山が良く見えました。大涌谷の白煙は、広い範囲で勢いは無いもの上がっていました。
暗いササトンネルの中を抜け、時々コアジサイの香りと亀ヶ崎の変化を見ながら湖尻水門まで下りました。コース全体にコアジサイのほのかな甘さの香りが漂い、この時期ならではの雰囲気が味わえた一日でした。

○観察した主な植物○
【花を観察した植物】
(蕾)
ナルコユリ
(葉)
アカガシ、アセビ、オオバウマノスズクサ、オニシバリ、クロモジ、コクサギ、スギ、テンナンショウ、トリカブト、ヒノキ、マツカゼソウ、ミズヒキ、ミヤマタニソバ
(花)
ウシハコベ、ウマノアシガタ、エゴノキ、カタバミ、ガマズミ、キクムグラ、コアジサイ、コゴメウツギ、コナスビ、サルナシ、サンショウバラ、ジシバリ、シロツメクサ、ドクダミ、ナガエコナスビ、ナワシロイチゴ、ニガナ、ニシキウツギ、ニワゼキショウ、ノアザミ、ノイバラ、ハナニガナ、ハルジオン、ヒコサンヒメシャラ、ヒメジョオン、ヒメハギ、フタリシズカ、ブタナ、ホオノキ、マユミ、ムラサキサギゴケ、ヤマグワ、ヤマボウシ、ルリニワゼキショウ          (実)アブラチャン、サルトリイバラ、ツルシキミ、ハコネグミ
【その他観察したもの】
(鳥)―声、
ウグイス、ガビチョウ、ホトトギス
(蝶)ジャコウアゲハ
《 本日のトップテン 》
@ コアジサイ(花)
A ニガナ(花)
B サンショウバラ(花)
C ヒメハギ(花)
D ヤマボウシ(花)
E ガマズミ(花)
F ニシキウツギ(花)
G マユミ (花)
H ハナニガナ (花)
I ホオノキ(花)

2016.05.15(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ時々曇り 気温 18℃
○ 参加者:5名(PV4名環境省1名)                          ○ 観察テーマ:「ハコネグミの花」の観察

 「芦ノ湖水門と歴史を訪ねて」の下見を兼ねて自然情報収集を行った。穏やかで風も爽やかな中、VC周辺こどもの広場方面から湖尻大橋・湖尻水門に入った。逆川事件から芦ノ湖の水の歴史を知る良いコースである。深良水門が、農林水産省の「世界かんがい施設遺産」に登録されていることはあまり知られていない。灌漑(かんがい)とは、農地に外部から人工的に水を供給する事だそうだ。世界で25登録の内13が日本、その中の一つである。中国7、タイ2、スリランカ2、パキスタン1と登録されている。また、神山の山体崩壊を立体的に見る箱根のジオコースとして最適である。大涌谷の白煙と冠ケ岳の熊さんの寝姿とロープウェイの配置道が溶岩の流れに沿って見える。厳しい登山道、第一種特別保護区の豊富な植物、湖と太平洋の日本一深い駿河湾がコラボする風景の中、三時間程度で出発元のビジターセンターに戻れるコースは他にない。コアジサイは蕾であったが、ホオノキの花を上から見る事ができた。湖尻峠からはニガナ街道でした。ヒメハギの花やクサボケが咲いていて、周りの風景も楽しみながら登りました。本番も良い天気に恵まれますようにと願い桃源台方面にいった。

○観察した主な植物○
【花を観察した植物】
(蕾)
コアジサイ、コゴメウツギ、トチバニンジン、フタリシズカ、マユミ、ヤマボウシ
(葉)
アカフタチツボスミレ、アセビ、アブラチャン、エンコウカエデ、オニシバリ、カントウミヤマカタバミ、クロモジ、コクサギ、ナガバノスミレサイシン、ミヤマタニソバ
(花)
アズマギク、ウマノアシガタ、ウワバミソウ、オオバウマノスズクサ、オオモミジ、カタバミ、カントウタンポポ、クサボケ、コケリンドウ、ゴマギ、サルトリイバラ、ジシバリ、タチツボスミレ、トキワハゼ、ニガナ、ニシキギ(VC)、ニョイスミレ、ハコネグミ、ハナイカダ(VC)、ハルジオン、ヒメハギ、ホオノキ、ホソバテンナンショウ、ミミガタテンナンショウ、ヤブデマリ(VC)、ヤマサギゴケ(VC)、ヤマツツジ

《 本日のトップテン 》
@ サルトリイバラ(花)
A コケリンドウ(花)
B ホオノキ(花)
C ヒメハギ(花)
D ハコネグミ(花)
E ニガナ(花)
F ゴマギ(花)
G オオバウマノスズクサ(花)
H ヤマツツジ(花)
I クサボケ(花)

2016.04.10(土) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ 気温 18℃
○ 参加者:2名(PV2名)                                ○ 観察テーマ:「アブラチャンの花」の観察

 VCの園地で満開のマメザクラを鑑賞し出発した。四月初旬はマメザクラの季節、黒岳コースで満開のマメザクラを堪能した。スカイライン登り口からの遊歩道は整備が進みかなり登り易い。来月はクサボケが楽しみだ。
登りきった昼食場所で、下草をかき分け花芽を避ける。上空の気流の話しに耳を傾け登り龍に思いを馳せる。昼食そこそこに出発。難関の段差にも手が入っている。(感謝、感謝)
下りのコース、土が削られところどころ段差が大きい、杖をたよりに慎重に下山した。仕上げはVSでまとめと報告書作成、最後にモップがけと生情報初めての玄関掃除。何かの本にドイツ留学中の共同生活の経験は、皆、後始末が良く一度も嫌な思いをしたことがない、とあったのを思い出した。

○観察した主な植物○
【花を観察した植物】
(花)
アズマギク、アセビ、アブラチャン、エイザンスミレ、オオイヌノフグリ、オトメスミレ、オニシバリ、カキドオシ、キブシ、クサボケ、クロモジ、コケリンドウ、セントウソウ、タチツボスミレ、ナガバノスミレサイシン、ニオイタチツボスミレ、ハコベ、ハコネイトスゲ、フキノトウ、マルバスミレ、ミチタネツケバナ、ミヤマカタバミ、ツルシキミ、ヤマルリソウ、ユキヤナギ
(鳥)
キンクロハジロ                 ウグイスの鳴き声
シジュウカラの鳴き声

(その他)
オオミズゴケ

2016.03.27(土) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ 気温 4℃
○ 参加者:2名(PV2名)                                ○ 観察テーマ:「ヤマルリソウ」の観察

 湖尻峠から黒岳方面へ急坂を上りながら、何度か立ち止まって後ろを振り返りました。芦ノ湖や駿河湾をはじめ、神山・冠ヶ岳・大涌谷・台ヶ岳・駒ヶ岳・外輪山などの見え方が少しずつ変化して面白く、箱根を上から眺められる私のお気に入りの景色がよく見えました。
芦ノ湖展望公園に着いて、パッと開けて見えた富士山。何やら富士山の麓東側の数ヵ所から煙が出ているのを発見!しばらく見ていると、真っ赤な色がちらほら見えてきました。何とこの日は、東富士演習場の野焼きが行われていたのでした。一年に一回のたまたまの出会いにワクワクした自然情報となりました。

○観察した主な植物○
【花を観察した植物】
(蕾)
フデリンドウ、ツルシキミ
(花)
オニシバリ、ヤマルリソウ、アズマギク、コケリンドウ、アセビ
(鳥)
キンクロハジロ♂、トビ、オオバン、モズ♂
(その他)
ビロードツリアブ、タカラダニ、オオミズゴケ、テン(フン)

《 本日のトップテン 》
@ ヤマルリソウ(花)
A コケリンドウ(花)
B オオミズゴケ
C アズマギク(花)
D オニシバリ(花)
E キンクロハジロ
F 東富士演習場野焼き
G タカラダニ
H フデリンドウ(蕾)
I アセビ(花)

2016.02.27(土) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ 気温 3℃
○ 参加者:1名(PV1名)                                ○ 観察テーマ:「アズマギク」の観察

 碓氷隧道の温度計は0度であったが、快晴で富士山もくっきりと見え出発時には気温もあがった。西岸遊歩道の看板付近の林には、弁当ゴミが散乱していた。片付けして、しばらく進むと車が5台入ってきた。大型鳥獣捕獲隊の人達で、西岸一帯で鹿・猪を捕まえると言っていた。深良水門で水辺のネコヤナギを見て早々に湖尻峠に向かった。西岸では花の咲いていたオニシバリは、石畳の中段付近ではツボミであった。湖尻峠のホオノキも新芽が大きくなってきていた。
 箱根ジオパークの神山山体崩壊展望が良く見えるポイント付近には、コケリンドウが出てきていた。大涌谷の白煙は、朝は3ケ所から高く上がっているのが見えていたが、無い。時間により変化が有るのかもしれない。先月消えていたアズマギクが、花芽を付けて小さく出てきていた。12月末葉が大きくなっていて、1月には葉が無くなっていた。雨・雪に流された?食べられた?と心配していた。が、ロゼットは作らないようである。もう少しこの辺の調査確認が必要かなと思った。黒岳下りは、雪は少なく滑り易くなっていた。芦ノ湖展望公園から富士山が見えたが、既に雲がかかってきていた。下りは、一部雪道であったが思っていたほどでなく、アイゼンも必要無かった。湖尻大橋からキャンプ場の広場に行くとアカゲラが近くの木に飛んできて楽しませてくれた。

○観察した主な植物○
【花を観察した植物】
(花芽)
アセビ、アズマギク、オニシバリ、クロモジ、ホオノキ、ネコヤナギ

(鳥)
アカゲラ
(その他)
コケリンドウ、ノイバラ、ヒメシャラ、リョウブ

2016.01.23(土) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:曇り 気温 -1℃
○ 参加者:3名(PV2名ビジター1名)                         ○ 観察テーマ:「ハコネダケ」の観察

週初めに降った雪を踏みながらのコース巡りでした。残雪量は湖畔で10〜15センチ、外輪山の尾根で15〜20センチ程、富士山や神山は雲の中でしたが、雪景色、霜柱、氷柱、動物の足跡など他の季節では体験できない自然観察を楽しみました。
 遊歩道や登山道は、予想よりも歩きやすい状態でした。ビジターセンターから湖尻水門付近は雪が固く締まり、凍結を心配した湖尻峠への石畳の登りは檜林に遮られ積雪が少ない上に檜の落ち葉が滑り止めの役割をし、黒岳への斜面は融雪が進み一部芝や土が露出していました。
 黒岳山頂付近の雪の上で昼食。そこからやや注意が必要でした。芦ノ湖展望公園までが最も雪が深く足を取られないよう、また湖尻への下りでは雪の重みで倒れて出来たハコネダケのトンネルを回避したり中を潜るようにして通過しました。
 コースを通して、ほとんど絶え間なく動物の足跡が見られました。二つ爪と五つ指の2種類、それぞれ大小サイズが。こんなにも多くの動物たちが遊歩道に出没しているのかと驚きです。どんな種の足跡なのか同定は出来ませんでしたが、シカやアナグマなどでしょうか。
当コースを初めて歩いたというビジターセンターの筑紫さんの感想は、"変化に富んだ面白いコース。短時間に外輪山を体験できる。是非、春夏秋も歩いてみたい。展望公園からの下り坂は、ハコネダケに遮られた芦ノ湖方面がもっと開けて眺望が楽しめれば、疲れてきた終盤の歩きにホッとする時間が持てそう"とのことでした。

○観察した主な植物○
【花を観察した植物】
(花)
アセビ、マツムシソウ(乾燥花)
(芽)
オニシバリ、コブシ
(その他)
キハダ、クロモジ、シキミ、スギ、ハコネダケ、ヒノキ

【冬の風物】
霜柱、氷柱(つらら)、雪面の動物足跡

2015.12.26(土) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ 気温 3℃
○ 参加者:4名(PV4名)                                ○ 観察テーマ:「オオカサゴケ」の観察

2015年の年末にゴミ拾いと冬の星空観察をメンバーに呼びかけ、いつもより多い参加者でスタートした。
湖尻水門から白く薄化粧した冠ケ岳方面を見た。芦ノ湖には、キンクロハジロ2羽を確認した。
深良水門では、水位が下がっていて湖岸にシカの親子の足跡がくっきり付いているのを確認する。
前日の雨の影響で滑り易くなっている石畳を上り、湖尻峠にでた。
マツムシソウ一輪咲いているのを確認する。曇り空から段々晴れていくのが感じられ喜んだ。コウゾリナの花も咲いていた。
早めの食事を、駿河湾方面がよく見える場所でした。雲の流れを観察して不思議なことに気づいた。
湖尻峠から黒岳の上空で雲が渦を巻いて上昇し、まるで龍のように見えた。雲を集めては散らす現象である。この場所特有らしく、「沼津アルプス」に対抗するネーミングが欲しいね!と話題となった。外輪山の金時山から鞍掛山を輪切りにして駿河湾方面の三国山〜丸岳を『箱根ドラゴン・アルプス』としジオパークの話しが太平洋方面と大涌谷方面の両方楽しく出来るように、丹沢方面の金時山〜搭ノ峰を『箱根ホワイトホース・アルプス』とし九頭龍伝説と白馬伝説とを基に勝手に付けてみた。
 黒岳頂上付近には、雪の降ったあとがあった。下りは、いつも出てくる緑色のコケの名を忘れてしまうので「オオカサゴケの道」と命名していきたいと思う。
ゴミは、小2袋ほどでした。が、川口さん黒岳下りの歩き難い場所の補修工事に戻って行き、年末をすっきりとした形で終えて観察会に間に合うように戻ってきた。
 5時から星空観察会に参加した。ビジター16名でスタッフなどを合わせると23名ほどで行われた。
雲一つ無く、風も無く冬の満天の星空の下、山口さんと白石さんの説明や解説で、スバルなどの冬の星座を確認して楽しんだ。観察会の終わった後、十六夜の月が明るく輝いて、今年最後の箱根を堪能することができた。

○観察した主な植物○
【花を観察した植物】
(花)
アキノキリンソウ、アセビ、コウゾリナ、マツムシソウ、
(実)
ツルシキミ、ノイバラ、
(鳥)
オオバン、キンクロハジロ、セグロセキレイ、
(その他)
鹿の足跡、オオカサゴケ、オニシバリ

2015.11.22(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:曇り 気温 8℃
○ 参加者:1名(PV1名)                                ○ 観察テーマ:「ボケ」の観察

写真展『スーパーカブで日本一周』を見て、素敵な記録を残しながら走っている姿に感心した。このコースの富士山や神山・冠ケ岳の四季の姿の変化を撮って行ければと思いつつスタートした。
 湖尻水門付近では、オオバンの姿8羽ほど見た。アセビの花が咲いていた。2日前に警戒レベル1に下がったが、大涌谷の白煙が多く感じた。タイアザミ、シロヨメナ、リュウノウギクの花が咲いている西岸遊歩道を歩き、深良水門に行く。暗い石畳に入るとコアジサイの黄色の葉が目立った。緑の濃いカヤの固い葉の先を触ると痛い。オニシバリの蕾を確認して湖尻峠に出た。
湖尻峠から黒岳頂上までは、マツムシソウ、リンドウ、アキノキリンソウの花が咲いていて、思いもよらないボケの花まで見れた。途中、家族やアベックで登ってきた2組に声をかけて大涌谷の話や駿河湾のサクラエビの話からジオパークの事、箱根の特別保護区の話などしてゆっくりと歩いた。
下りに入り、タチツボスミレが1輪咲いているのを見つけた。芦ノ湖展望公園から富士山を見ることができなかった。下りの遊歩道は、一部V字の深い場所が有り修繕が必要と感じた。
来月から第4土曜日にコースを歩く。ゴミ拾いを中心にしたい。

○観察した主な植物○
【花を観察した植物】
(新芽)
アセビ、オニシバリ、クロモジ
(実)
オオバコ、カキ、ガマズミ、コアジサイ、ダイコンソウ、ツルシキミ、ノイバラ、マユミ、
(花)
アキノキリンソウ、アキノタムラソウ、アセビ、エノコログサ、コウゾリナ、ジシバリ、シュウブンソウ、シロヨメナ、タイアザミ、タチツボスミレ、チヂミザサ、ノコンギク、ハキダメギク、ブタナ、ボントクタデ、マツカゼソウ、マツムシソウ、モミジガサ、リュウノウギク
(その他)
オオバン、エナガ、コガラ

2015.10.27(火) 自然情報観察報告

○ 天候:晴れ後曇り(強風) 気温 17℃
○ 参加者:1名(PV1名)                                ○ 観察テーマ:「キッコウハグマ」の観察

朝はとても良い天気でした。碓氷隧道の温度計は15℃。仙石原を抜けて温泉荘辺りからの富士山は、雪が少し残っているのが見えた。ビジターセンターを早めに出て、平日でほとんど人のいないキャンプ村を抜けた。
 芦ノ湖西岸に入って、キッコウハグマの花を見つけた。見れば12株ほどある。閉鎖花ばかり見ていたのですごく嬉しかった。日を少し遅らせ観察ことも必要と思った。
 湖尻峠から風が強くなったが、風を遮る背の低い竹が意外と守ってくれて音はうるさいが歩き易かった。タチツボスミレの花が咲いていた。写真を撮って、しばらく歩くと更に一輪咲いていた。センブリの花がきれいだった。ヤマラッキョウも残って咲いていた。ヤマトリカブトの花を見て黒岳頂上に着くと天気が悪くなってきた。にぎやかな塾熟年3人おばさんに出会う。今日唯一、遊歩道で出会った人達でした。
 富士山は姿を隠し、紅葉の景色も曇天下では冴えなくなりました。が、大涌谷の煙は少なく正常時に近い感じでした。箱根ロープウェイは、30日から桃源台駅から姥子駅まで運転するそうです。

○観察した主な植物○
【花を観察した植物】
(新芽)
アセビ、オニシバリ、クロモジ
(実)
オオバコ、カキ、ガマズミ、キンミズヒキ、コアジサイ、サルトリイバラ、ツルニンジン、ツルリンドウ、テンナンショウ、トンボソウ、ノイバラ、マユミ、ミツバアケビ
(花)
アキノキリンソウ、アキノタムラソウ、イヌタデ、イヌトウバナ、エノコログサ、ガンクビソウ、キッコウハグマ、キツネノボタン、ゲンノショウコ、コウゾリナ、シュウブンソウ、シロヨメナ、タマアジサイ、センブリ、タイアザミ、ダイコンソウ、タチツボスミレ、チカラシバ、チヂミザサ、ツルシキミ、ナギナタコウジュ、ノコンギク、ノブキ、ハキダメギク、ブタナ、ボントクタデ、マツカゼソウ、マツムシソウ、モミジガサ、ヤクシソウ、ヤマトリカブト、ヤマラッキョウ、リュウノウギク、ワレモコウ
(その他)
ウワバミソウ、オオモミジ、カジカエデ、サンショウ、ヒノキ、ホオノキ、リョウブ

2015.09.27(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:曇り 気温 17℃
○ 参加者:2名(PV2名)                                ○ 観察テーマ:「ジイソブの観察

雨を心配しながらのスタートでした。芦ノ湖西岸遊歩道に入り、ツルニンジンを観察しているとフランス人の女性2名が通りかかったのでジェスチャー英語で話かけた。別名ジイソブだよと顔のそばかすを見せて、爺のそばかすの意味を教えたが理解してないようだった。写真を撮って2人で会話をしていた。ヤマホトトギスとホトトギスもあったので体全体で表現して違いを教えた。日本語が少し理解出来る娘もいたので深良水門まで花を指差しながらいった。途中、車が数十台通過していった。運転手に話を聞くと狩猟の人達が芦ノ湖西岸を中心に鹿狩りに来ていた。石畳で鹿の足跡を見つけて無線で連絡していた銃を持っていた人に聞くと年間60日ほど、遠方から箱根にきているとの事。丹沢など含めると80日ほど活動しているとのことだった。湖尻峠付近で犬の鳴き声がしていたので鹿を追込んでいるのだなと思った。湖尻峠からは、マツムシソウ街道であった。所々、クサボケの花も咲いていた。ヤマトリカブトなども黒岳付近に咲いていた。食事は、芦ノ湖展望公園でした。濃いガスで周りが見えないくらいになったりしたが、時々霧が消え幻想的な世界が開けた。下りの道は、暗く急ぎ足で湖尻水門まで帰った。

○観察した主な植物○
【花を観察した植物】
(蕾)
アセビ、クロモジ
(実)ガマズミ、コアジサイ、ゴマギ、サンショウバラ、ノブキ、マユミ、ヤマボウシ、リョウブ
(花)
アキノタムラソウ、イヌトウバナ、エノコログサ、オミナエシ、ガンクビソウ、キンミズヒキ、キンモクセイ、クサボケ、ゲンノショウコウ、コウゾリナ、シロヨメナ、シュウブンソウ、タイアザミ、ダイコンソウ、チカラシバ、ツリガネニンジン、ツルニンジン、ツルリンドウ、ノコンギク、ハイメドハギ、ハナタデ、ホトトギス、ヒヨドリバナ、ブタナ、マツカゼソウ、マツムシソウ、ミズヒキ、ミヤマタニソバ、ヤマホタルブクロ、ヤマホトトギス

2015.08.30(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候: 気温 22℃
○ 参加者:1名(PV1名)                                ○ 観察テーマ:「ヒメタサゴユリの観察

雨の中長靴に履き替えてスタートした。芦ノ湖キャンプ村前の林の中ではオトコエシの花がものすごく目立っていた。生き生きとした林の風景であった。湖畔のキャンプ村独立棟の全部屋には、明かりがついていて夏休み最後の日曜日残念な雨の箱根の情景があった。湖尻水門付近でヒメタサゴユリが咲いていて雨の中、白と薄紫色のスジが目立った。西岸コースに入ると遊歩道が小川のようになっていて長靴が役に立つはずだった。が、両足とも水の浸入があり、ぴちぴちじゃぶじゃぶのはずが気持ち悪い状態となってしまった。深良水門までに切り替えて足早に行った。雨がますます強くなり、芦ノ湖をみると小舟の水を出しながら釣りをしている姿が見えた。湖尻峠に行く登りの石畳に行くと水が勢いよく石と石の間を流れていて、中止が正解と引き上げた。

○観察した主な植物○
【花を観察した植物】
(蕾)
アセビ、ツルニンジン
(実)トチバニンジン、
(花)アカソ、オオブタクサ、オトコエシ、ガンクビソウ、キンミズヒキ、ツリフネソウ(ケアリ)、コウゾリナ、シロヨメナ、ダイコンソウ、タマアジサイ、トンボソウ、ノブキ、ヒメタカサゴユリ、ヒヨドリバナ、マツカゼソウ、マルバハギ、ミズヒキ、ミヤマタニソバ、ヤマホトトギス、ヨモギ
【その他観察】
ソウシチョウ(姿)

2015.08.23(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:曇り 気温 24℃
○ 参加者:4名(PV3名) 深良水門まで2名 ビジター1名             ○ 観察テーマ:「マツムシソウの観察

今月は2週に分かれて情報収集することになりその1週目です。途中深良水門迄、夏活動水門コースの3名が同行しました。湖岸の林道は、硫黄臭が強く感じられました。最近の天候不順の多雨影響でしょうか、芦ノ湖の水位が浜の砂利が隠れるほど高く、深良用水のトンネルに向かって流れ込む水もいつになく豪快で、湖尻峠へ登る石畳に生えた苔は瑞々しい緑色でした。黒岳に登る斜面の道は、きれいに草刈されていました。ここではマツムシソウが目を楽しませてくれます。自然にとっては草刈も両刃の剣、何とか難を逃れたり、あるいは倒されたり折れたりした茎を再び立ち上がらせ花を咲かせているマツムシソウの姿は健気です。展望公園は、富士山は雲の中。何組かの家族連れが車から降りて柵に駆け寄り「あれだあれだ」と大涌谷を眺め噴気にカメラを向けていました。登山道で会ったのは単独トレイルランの若者2名。ビジターセンターに戻り、8月の毎日曜に館内で開催されている箱根ジオミュージアムツアーで最新の"大涌谷の情報"を聞きました。17名のビジターが、噴気孔の湯だまりが生々しいドローン空撮画像等に注目しながら、Yさんの解説に耳を傾けていました。

○観察した主な植物○
【花を観察した植物】
ゲンノショウコ、ミズヒキ(黄)、タマアジサイ、マツカゼソウ、オミナエシ、マツムシソウ、サワヒヨドリ
【実を観察した植物】
アケビ、ハコネバラ、ホオノキ、ボケ
【観察した昆虫】
ウスバキトンボ、シオカラトンボ、イナゴ
【観察した鳥や動物】
ホオジロ、セキレイ、ヘビ(シマヘビ)

2015.07.19(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:曇り、濃霧 気温 23℃
○ 参加者:2名(PV2名)                                  ○ 観察テーマ:「ミヤマタニソバの観察

関東甲信地方の梅雨明けが発表された19日(日)小田原は久しぶりに晴
れて絶好の洗濯日和。箱根に向かうと仙石原は強風と濃霧で別世界でした。
 幸い雨には降られなかったので予定通り箱根VCを出発して湖尻峠・黒岳
へ向かいました。濃霧の影響で視界10メートルくらい?キャンプ村を通過
すると芦ノ湖上の霧で幻想的な風景が広がっていました。箱根らしい風景だなと感じつつ、今まで知らなかった事実を教わりました。言われなければ気づかなかったのですが、キャンプ村を通過する途上灯台がありました。湖に設置された灯台としては日本初とのことで新しい発見をしました。昔ながらの灯台の横には電波を発して安全な航行を支援する新しい灯台がありました。『これが灯台?』と感じながらも箱根の歴史と最新のシステムに同時に触れることができました。
 深良水門に向かう途中にはミヤマタニソバやシロバナイナモリソウがひっ
そりと咲いていました。濃霧で視界不良のため足元に視線が集中し、普段は気づかないかもしれない小さな花々を見ることができました。
 最近箱根の話題といえば大涌谷の話ばかり。悪天候の影響もあってかすれ違うお客さんが少ないなぁと思っていたら年配のご夫婦とすれ違い声をかけられました。植物を観察してガイドなどもしていると伝えると箱根の素晴らしい自然を子供たちに受け継いでいってほしい!と励ましの声をいただきました。箱根には日本の植物の約5分の2が生息していると教えてもらいましたが、箱根の多種多様な自然を楽しんでくれる方々がいてうれしく思うとともに、後世に残し伝えていきたいと改めて感じました。
 深良水門から湖尻峠までは石畳を含む上り坂。ヤマアジサイの花やウグイスとヒグラシの声が聞こえ心地よかったです。湖尻峠に出るとヤマボウシ、マユミ、ホオノキの実が見事に成っていました。
 湖尻峠から黒岳まではウツボグサ街道を楽しむことができました。毎年7
月下旬から8月末にかけて草刈でかられてしまうウツボグサとヤマホタルブ
クロ、コバギボウシの濃淡様々な紫がきれいでした。また一輪だけノハナシ
ョウブが咲き残っているのを見ることができました。
 黒岳を過ぎ、展望公園に出るときれいに草刈がされていました。先週はまだ草刈されてなかったようです。展望公園から湖尻橋への下りの道は濃霧と湿度の影響か蜘蛛の巣に水滴がキラキラと幻想的な雰囲気でした。一部道の荒廃があり歩きにくい場所があり、水で洗掘されて飛び降りないといけないような段差が生じていました。補修必要と思われました。
 道沿いにはカキランが一番の見ごろを迎えており、初めて見たので感動しました。ほかにもフジアカショウマやアカショウマ、チダケサシ、ヌスビトハギが見ごろを迎えていました。
 夏の不安定な天候の中、眺望はほかの季節に比べて悪いかもしれませんが、この時期のきれいな植物が多くられ、夏の湖尻峠も良いなと感じました。
 来週あたりはトンボソウやウワバミソウ、チドメグサ、モミジガサの花が見ごろを迎えるかもしれません。

○観察した主な植物○
【蕾を観察した植物】
トンボソウ、モミジガサ
【花を観察した植物】
アカショウマ、イラクサ、ウツボグサ、オオバコ、カタバミ、カワラマツバ、キクムグラ、コウゾリナ、コナスビ、コバギボウシ、コマツナギ、シシウド、シロバナイナモリソウ、チダケサシ、テリハノイバラ(終わりかけ)、ドクダミ、ナワシロイチゴ、ニガナ、ヌスビトハギ、ネジバナ、ノハナショウブ、バライチゴ、ヒメジョオン、ヒメハギ、フジアカショウマ、ブタナ、ミヤマタニソバ、ヤマアジサイ、ヤマアジサイ、ヤマホタルブクロ、ヨツバムグラ

【葉や実を観察した植物】
アズマギク、ウワバミソウ、コアジサイ(実)、サルナシ、サンショウバラ(実)、チドメグサ、ホオノキ(実)、マツカゼソウ、マツムシソウ、マユミ(実)、ヤマボウシ(実)

【鳴き声を聞いた動物】
ウグイス、ヒグラシ

2015.06.28(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ 気温 23℃
○ 参加者:4名(PV4名)                                  ○ 観察テーマ:「ヤマオダマキの観察

週間予報も直前で変化することが多くなった。箱根の雨予報は、参加者を減らす元です。が、降られる事は少ない。雨は下見には、危険個所を見分ける良い機会ですが自然情報収集には晴れが良い。多くの登録者がいるので今後の参加を期待したい。
 湖尻水門を出て、暫くして首まわりが黄色のヤマカガシの子どもに出合った。深良水門からの登りは、石畳が滑り易くゆっくりと歩いた。コアジサイやヤマアジサイなど観察しながら湖尻峠に出た。ヤマボウシの花やホオノキの実が迎えてくれた。峠はブタナ・カワラマツバ・ニワゼキショウの広場だった。登りのニガナ街道は、テリハノイバラやナガエコナスビ・ヤマホタルブクロなどが見られた。第一回目の振り向き場所で食事をした。伊豆半島から三島・沼津・清水のジオの話を聞いた。サクラエビも大いに関係しているという。また、深良用水が2014年9月に『かんがい施設遺産』の登録を受けたことを教えてもらった。世界で17件内日本が9件だそうだ。ICID(国際かんがい排水委員会)農林水産省が管轄する登録である。
 大涌谷と冠ケ岳・神山・駒ヶ岳と溶岩流の跡が見える場所で白煙
をみた。シモツケを見、竹林近くでヘビという声がした。見ると直ぐ横の竹に絡んでいる左腕の位置ぐらいの高さにいるアオダイショウが見えた。知らないで通り過ぎたがドキッとした。皆は避けた。
 黒岳の下りは、ヤマオダマキやナルコユリが見られた。芦ノ湖展望公園から富士山の頂上は見えたが雲もかかり全景は拝められなかった。下見を兼ねた為、湖尻水門から桃源台駅方面に向い終えた。

○観察した主な植物○
(蕾)
タマアジサイ(実)ホオノキ・マユミ・ヤマグワ
(花)
イヌトウバナ・ウツギ・カワラマツバ・コアジサイ・コゴメウツギ・シモツケ・テリハノイバラ・ナガエコナスビ・ナルコユリ・ヒメハギ・ヒメジョオン・ブタナ・フタリシズカ・ニガナ・ニワゼキショウ・ヤマホタルブクロ・ヤマボウシ・ヤマオダマキ

【その他観察】
・ヤマカガシ・アオダイショウ

2015.05.24(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ 気温 21℃
○ 参加者:2名(PV2名)                                  ○ 観察テーマ:「ホソバテンナンショウの観察

前日の天気予報とは違った空模様に気持ちも爽やかにスタートした。幸先良くキビタキの姿を芦ノ湖キャンプ村に入る前の林で確認、鳴き声も初夏の林の中で気持ちが良かった。トチバニンジンの蕾を見て、湖尻水門に向かった。
 ホソバテンナンショウの性転換の話しをして雄花・雌花の違いを確認した。3年ぐらいで変化が起こると聞いたが、個体のサイズで形(イモ)の太さが10ミリを超すと雌花を付けるらしい。深良水門で休んで湖尻峠まで行くとスミレが目に付いた。そこからは、ウマノアシガタ・ニガナ街道でした。
神山駒ヶ岳の全景が見える場所からは、白い煙が広がっているのが良く見えた。コケリンドウも確認できた。昼食場所は、富士見ヶ丘公園にして大涌谷と富士山が見える位置にてした。「暴噴」と呼ばれる激しい噴気、間欠泉の様に白い煙が出ているのをビデオ撮影した。富士山は雲も無く姿を現し、後ろは警戒レベル2の大涌谷の煙の音も聞こえる。好天の中での昼食は、山を歩く人もなく、見えるスカイラインの車も少なく、早く収束して欲しい気持ちで腹も心もいっぱいになった。
 外輪山から見る箱根中央火口丘の光景は、いつもと違って活きている大地の公園として見えた。

○観察した主な植物○
(蕾)
コアジサイ、コゴメウツギ、トチバニンジン、ナルコユリ
(葉)
エイザンスミレ、オニシバリ、ナガバノスミレサイシン、マツカゼソウ
(花)
ウワバミソウ、ウマノアシガタ、オランダミミナグサ、カモガヤ、キクムグラ、コケリンドウ、コナスビ、スズメノテッポウ、スミレ、ニガナ、ハハコグサ、ハルジョン、ヒメジョオン、ヒメハギ、ブタナ、フタリシズカ、ホウチャクソウ、ホソバテンナンショウ、ミツバウツギ、ミツバツチグリ、ムラサキサギゴケ、ヤマツツジ、ヤマニガナ、ヤマフジ

○ 観察した主な鳥類 ○
(声)
ウグイス、カケス、
ガビチョウ、ヤブサメ
(姿)アカゲラ、エナガ、
カワラヒワ、キビタキ、
シジュウカラ
(その他)クロアゲハ

2015.04.26(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れ 気温 15℃
○ 参加者:1名(PV1名)                                  ○ 観察テーマ:「コケリンドウの観察

天気も良く芦ノ湖西岸コースに入ると車が数台出てきた。狩猟の服を着た人達であった。檻も置いてあったが中に動物はいなかった。
深良水門付近でヤマルリソウを見つけた。湖尻峠の登りでミヤマカタバミが咲いていたのを確認する。一人なのでゴミ拾いをしながら歩いた。感じたのは、飴の小さな包み紙の落ちている事である。タバコの変わりに目立つようになった。多分、落としている事に気づかないで歩いているのだろう。観察会などでこのことを伝えて少しでも小さなゴミをへらしていこうと思った。
湖尻峠からは、クサボケ街道であった。赤からミツバツチグリ・ヘビイチゴの黄色へそしてスミレ・タチツボスミレの青紫色の世界へと色彩豊かな自然を歩く。コケリンドウを3輪見た。以前はお花畑のようにあったが、いつの間にか減少した。アズマギクは6輪倍増した。黒岳下りオトメスミレを見た後、この付近では初めてフデリンドウを見た。芦ノ湖展望公園では、フモトスミレを確認した。葉の裏側が紫色を帯びていた。下りは、ナガバノスミレサイシン街道となり、そのうちエイザンスミレが出てくる。千葉から箱根に来たというエイザンスミレの妖精のような若い女性に会った。たまたまピンク色のした花の名を聞かれた事から思ったことである。箱根の概況含め話をした。「一つ花を見つけると周りにある花に気づきますよ」というと「あった」嬉しそうな声を出して先に進んでいった。センボンヤリの花が2輪見られた。ハルリンドウもあった。銃を持った狩猟の人がいたのでいつもより注意して歩いた。箱根の春を感じながら芦ノ湖キャンプ村横白百合台方面の広場に入るとアカゲラが目の前にとまっていた。

○観察した主な植物○
アカフタチツボスミレ、アズマギク、アセビ、アブラチャン、ウワバミソウ、エイザンスミレ、オオイヌノフグリ、オオシマザクラ、オトメスミレ、カキドウシ、カントウタンポポ、クサボケ、クロモジ、コケリンドウ、ジロボウエンゴサク、スミレ、センボンヤリ、タチツボスミレ、ツボスミレ、ツルシキミ、トキワハゼ、ナガバノスミレサイシン、ミツバツチグリ、ミヤマカタバミ、ハルリンドウ、フデリンドウ、フモトスミレ、ヘビイチゴ、ヤマルリソウ

○ 観察した主な鳥類 ○
アカゲラ、ウグイス(声)

2015.03.22(日) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:晴れのち曇り 気温 7℃
○ 参加者:6名(PV2名7期生4名)                            ○ 観察テーマ:「タチツボスミレの観察

出発時の天気は晴れ。研修生含めて6名で写真撮影をしてビジターセンターを出た。湖尻水門でアオサギやトビ・ツバメの姿を確認した。鳥の好きな人達が多く図鑑を見ながらの観察でした。
西岸に入るとタチツボスミレの花が一輪咲いていた。これは期待出来ると思ったが、その後確認出来なかった。湖畔でオオイヌノフグリの花を確認する。湖尻峠までの登りでオニシバリの花を確認する。登り着いた所でホオノキの芽を上から目線で見た。風はあったが暖かく霞のかかった駿河湾と芦ノ湖を見ながら進んだ。アズマギクの花の色が少し濃くなってきていた。黒岳頂上付近で深良財産区の話をして下った。芦ノ湖展望から富士山は見えなかった。ビジターセンターに着くころは雲も広がってきていた。
7月にこのコースの自然観察会行事もあるので資料も渡して楽しく情報収集できた一日でした。

○観察した主な植物○
アズマギク花、アセビの花、オオイヌノフグリの花、オオミズゴケ、オニシバリの花、カラスザンショウの木、キブシの花、クロモジの新芽、コクサギの葉、タチツボスミレの花、フキノトウ、ブナの葉、ホオノキの芽、マユミの木、地衣類(黒色)

○ 観察した主な鳥類 ○
アオサギ、ウグイス、エナガ、ガビチョウ(声)、シジュウカラ、ツバメ、トビ、ハシブトガラス、ホオジロ、ヤマガラ(声)

《 本日のトップ10 》
@アセビ(花) 湖尻峠〜黒岳間 Aアズマギク(花)湖尻峠〜黒岳間Bフキノトウ(花)湖尻峠Cタチツボスミレ(花)芦ノ湖西岸Dオオイヌノフグリ(花)深良水門Eツバメ(飛んでいる姿)湖尻水門Fアオサギ(姿)湖尻水門Gトビ(飛んでいる姿)湖尻水門Hエナガ(姿)黒岳〜湖尻水門間Iシジュウカラ・ウグイス(姿)芦ノ湖西岸

2015.02.28(土) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:快晴 気温 5℃
○ 参加者:2名(PV1名7期生1名)                            ○ 観察テーマ:「ホオノキの観察

板橋を過ぎた辺りで桜の花が、咲いていた。2月も終わりで春を迎えている感じがした。快晴で、仙石原を過ぎてから富士山もきれいにみえた。
風も穏やかで湖尻水門から深良水門まで気持ち良く歩けた。
湖尻峠では、ホオノキの芽の膨らみをみた。この時、先月他のコース記事で新芽を採取し中を観察した記事を思い出し悲しくなった。《新芽は赤ちゃん、自然保護の仮面を着た悪魔と闇の帝王ににらまれないで…》自然情報提供が自然研究勉強会に変わり、興味本位の教えが九州の事件のようにいかなければと願った。
 湖尻峠から黒岳の間に神奈川県絶滅種と云われているアズマギクの花芽を観察できた。花言葉は尊い愛である。出始めなので可愛かったが、切り刻まれないことを願った。
 一日雲も風も少なく、富士見ヶ丘公園までいった。途中コケリンドウの葉が目立った。公園から見える富士山は、最高でした。ゆっくり食事をして下りました。

○観察した主な植物○
アズマギク花、アセビの新芽、クロモジの新芽、オニシバリの花芽、オオミズゴケ、コケリンドウ、ホオノキの芽

2015.01.24(土) 湖尻峠・黒岳生情報

○ 天候:曇り 気温 1℃
○ 参加者:2名(PV1名ビジター1名)                          ○ 観察テーマ:「アセビの観察

曇り空で天気の変化が有りそうだったので早めに出発した。湖尻峠付近は、草刈がされたようにきれいだった。神山・冠ケ岳には薄く雪がかかっていた。黒岳下りの道はぬかるんで滑り易かった。芦ノ湖展望公園で2名ほどみたが、さすが今の時期出会う人は少なかった。

○観察した主な植物○
アセビの新芽、マユミの実、ノイバラ、サルトリイバラ、トリカブトの枯れ花

【その他観察】
シジュウカラ、コゲラ、ツグミ



【コース紹介へもどる】