湯坂路 (鎌倉古道)コース解説



湯坂路 (鎌倉古道)マップ

春見れる植物たち     夏見れる植物たち    秋見れる植物たち    冬見れる植物たち 

春見れる動物その他   夏見れる動物その他   秋見れる動物その他  冬見れる動物その他


T・ コース概要
 国道一号線沿いに立つ、丸太の標識(湯坂路入口)から足を踏み入れると、雨の多い箱根では珍しいカラマツの林が続き鷹巣山へ向かいます。頂上では二子山、駒ヶ岳、陣笠山、神山などの中央火口丘をみることができます。短い急な下り、 少し登ると浅間山に着きます。ここは天気がよいと富士山や相模湾を始め、遠く房総半島まで望むことができます。

U・ 歴史的背景
 奈良時代から平安時代の官道は、険しい箱根山を避けて足柄峠を越えていましたが、鎌倉に幕府が開かれると、幕府は京都との連絡を早くするため、距離の短い箱根越えを主要街道としました。この道が鎌倉古道と言われる湯坂路です。 また、鎌倉武士たちが箱根神社(権現)に向かう参拝の道でもありました。

V・ 旅人の難儀
 浅間山から湯本までの下りの道は草原から林の中へと変ってきます。アカマツの大木が並び、コナラ、アカシデなどの落葉広葉樹が多くなってきます。更に進むとこの箱根では伐採され少なくなってしまった。 シイ、ウラジロガシ、アカガシなどの大木が茂り、鎌倉時代の旅人たちがこのうっそうとした樹木のなか、急な下り坂に難儀し、へいかたな道にたどり着き一息ついているさまが伺えるような道が続いています。

W・ 官道の歴史
             官道とは、朝廷によって定められた道路のことです。
大和時代)−−−−− 碓氷道 〜御殿場〜乙女峠〜仙石原〜碓氷峠〜宮城野〜明神峠〜関本〜松田
奈良・平安時代)−
足柄道 〜御殿場〜竹の下〜足柄峠〜地蔵堂〜関本 〜松田
鎌倉時代)−−−−− 湯坂道 〜小田原〜湯本 〜湯坂山〜芦之湯〜元箱根〜芦川 〜箱根峠〜三島

江戸時代)−−−−− 旧東海道〜小田原〜湯本 〜畑宿 〜元箱根〜箱根 〜箱根峠〜三島
昭和・平成時代)−− 国道1号線〜湯本〜宮ノ下〜小涌谷〜芦の湯〜元箱根〜箱根峠〜三島

最新レポートはこちら!(2024年(令和6年)12月23日更新)  毎月第一週の月曜日予定



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