2024.11.16(土) 姥子生情報 今期最後の観察会は2名で定刻より若干早く出発しました。当日の天候は曇りでしたが、それほど寒さを感じることもなく、通常のコースルートで観察を行いました。レイクアリーナ近くの観察路登り口から金太郎岩方面の入口までの区間で、水道管工事が行われており、歩道の左側にパイプが置かれていました。工事看板によると終了日は「令和7年2月28日」となっていたため、来年の春の自然観察までには工事が完了する予定と思われます。コース全般で、イロハモミジなどカエデ類の紅葉のペースが例年より遅いように思われましたが、クロモジやコシアブラの黄葉からは、日を通して透き通るような美しさを感じました。秋の花々は盛りを過ぎている印象でしたが、姥子駅周辺ではリンドウを数株観察。今回、すれ違うハイカーのほとんどが海外からのお客様のようで、本コースをどのように知ったのか少し気になりました。また、通常あまり見られない、飲食ゴミがまとめて捨てられている箇所がありました。観光マナーについて考えさせられます。帰路では、色とりどりの落ち葉に足を滑らせないよう注意しつつ、無事にVSに到着しました。今年もあっという間の一年でしたが、来年の春の活動再開を楽しみにしたいと思います。 《 本日のトップテン 》 |
○観察した主な植物○ 【花を観察した植物】 シロヨメナ、センブリ、タイアザミ、モミジガサ、リョウノウギク、リンドウ 【実を観察した植物】 イワガラミ、オオバヤシャブシ、ガマズミ、クサボケ、ズミ、タマアジサイ、ツルシキミ、ニシキウツギ、ノイバラ、マユミ、ミズヒキ、モミジガサ 【葉の様子などを観察した植物】 アオキ、アカメガシワ、イイギリ、ウリハダカエデ、オオモミジ、オニシバリ、クロモジ、コシアブラ、コバノフユイチゴ、コミネカエデ、サルトリイバラ、サルナシ、サンショウ、スノキ、チドリノキ、ニワトコ、ハコネイトスゲ、ハコネグミ、ハナイカダ、ハリギリ、ブナ、ミズナラ、ムラサキシキブ、モミジイチゴ、ヤマノイモ、ヤマボウシ 【観察したシダ類】 イヌガンソク、ウラジロ、ゼンマイ、ハナワラビの仲間、ベニシダ 【冬芽を観察した植物】 アカガシ、サラサドウダン、リョウブ ○ 観察した野鳥類 ○ 【声】シジュウカラ、ソウシチョウ 【姿】ヒヨドリ ○ その他、観察したもの○ アオキ・シカ食痕、ヒノキ切り株(金太郎岩付近) |
2024.09.20(土) 姥子生情報 本日は風が強く、箱根ロープウェイも運休でした。探勝路の石畳が濡れて滑りやすかったため、いつもとは逆のルートで観察を行いました。探勝路の登りでは、ヒノキの球果、オオバウマノスズクサの実、クサギの実、地面に落ちていたハリギリの花と実を観察しました。船見岩周辺の日当たりの良い園地では、オミナエシやワレモコウ、タイアザミなどが集って咲いていました。姥子駅から金太郎岩展望台に向かう探勝路は、最近の風雨の影響か少し荒れた様子で、キッコウハグマの開花を探しながら歩きましたが、見つけられませんでした。9月半ばを過ぎても猛暑日が続いていましたが、自然観察では秋の気配を感じることができました。 《 本日のトップテン 》 |
○観察した主な植物○ 【花を観察した植物】 アキノキリンソウ、アズマヤマアザミ、イタドリ、イヌタデ、イノコヅチ、オニドコロ、オミナエシ、ガンクビソウ、キッコウハグマ(閉鎖花)、キンミズヒキ、ゲンノショウコ、シロヨメナ、センニンソウ、タイアザミ、ダイコンソウ、タマアジサイ、チヂミザサ、ツユクサ、ツルニンジン、ツルリンドウ、トンボソウ、ヌスビトハギ、ノコンギク、ノブキ、ハナタデ、ハリギリ、ヒヨドリバナ、ホトトギス、ミズヒキ、モミジガサ、ヤマノイモ、ワレモコウ 【実や種を観察した植物】 イヌトウバナ、ウツギ、ウバユリ、オオバウマノスズクサ、オオバヤシャブシ、ガマズミ、キンエノコロ、キンミズヒキ、クサギ、ケキツネノボタン、コバギボウシ、サルナシ、ススキ、ズミ、センニンソウ、ダイコンソウ、タマアジサイ、チカラシバ、ツルシキミ、ニシキウツギ、ヌスビトハギ、ノイバラ、ノブキ、ノリウツギ、ハリギリ、ヒノキ、ヘクソカズラ、ホウチャクソウ、マユミ、ヤブハギ、ヤマノイモ、ヤマボウシ、リョウブ 【その他観察した植物】 クロモジ(花芽)、コバノフユイチゴ(葉)、ヤマザクラ(葉) ○ 観察した昆虫 ○ ダイミョウセセリ(成虫) ○ 鳴声を聞いた野鳥類 ○ アカゲラ、ウグイス、カケス、ガビチョウ、シジュウカラ、ソウシチョウ、ヤマガラ |
2024.07.20(土) 姥子生情報 夏活動本番前に夏活動自然観察 (以下、観察会という)のメインの大涌谷(姥子)コースの自主研修を開催することになりました。大涌谷コースの皆さまには急な自主研修の開催を快く受け入れてくださり感謝です。当日、講師の正木PVから自主研修参考資料の配布とポイントの説明を受けVCを出発しました。通常約4時間のコースを研修では観察会と同じ2時間で戻るコース設定です。実際、歩き始めるとついつい遅れがち。観察会でも戻りが12時過ぎになることがあり課題です。必要事項を網羅された資料の特にタイムスケジュールと地図など観察会の標準資料とさせていただきたいところです。
《 本日のトップテン 》 |
○観察した主な植物○ 【蕾を観察した植物】 ウバユリ、キッコウハグマ、タマアジサイ、ミヤマカタバミ、モミジガサ 【花を観察した植物】 アキノタムラソウ、アリノトウグサ、ウツボグサ、ケキツネノボタン、コバギボウシ、コマツナギ、シシウド シロツメクサ、シロバナイナモリソウ、ダイコンソウ、チダケサシ、ニワゼキショウ、ヌスビトハギ、ネジバナ、 ノリウツギ、ハエドクソウ、ヒメキンミズヒキ、ヒメヤブラン、ヘクソカズラ、ミズタマソウ、ミズヒキ、ヤブハギ、ヤブラン、ヤマアジサイ、ヤマホタルブクロ、ヤマユリ 【実を観察した植物】 オオバヤシャブシ、ギシギシ、クルマムグラ、サルナシ、スノキ、ツルシキミ、ハナイカダ、ヒノキ、マルバフユイチゴ、ニシキウツギ、ミツバウツギ、ミヤマイボタ 【葉の様子などを観察した植物】 イヌザンショウ、イワガラミ、オオバウマノスズクサ、サンショウ、ツタウルシ、ツルアジサイ、ハコネイトスゲ、ハコネグミ、ハリギリ、ブナの幼木、ムラサキシキブ、メドハギ 【観察したシダ類】 イヌガンソク、ウラジロ、シシガシラ ○ 観察した昆虫 〇 カラスアゲハ、エゾゼミの仲間、オニヤンマ、ニホンカナヘビ、ニホントカゲ、マルハナバチ ○ 声を聞いた昆虫 〇 ヒグラシ ○ 声を聞いた鳥 〇 ガビチョウ、コゲラ |
2024.06.15(土) 姥子生情報 VC出発時の気温は25℃とこの時期にしては高めで、若干の蒸し暑さも感じられました。いつも通りレイクアリーナから観察を開始し、石畳景勝路に入ると、先月の観察時に比べてより緑が濃くなり、ヤマボウシやウツギなどの白い花が目立っていました。景勝路脇のオオバウマノスズクサの近くにはジャコウアゲハが舞っており、葉の裏を確認すると数個の卵が生みつけられていました。今回は観察コース全体でジャコウアゲハの姿を確認でき、ちょうど産卵の時期と重なったのではないかと話し合いました。金太郎岩に向かい、ヒノキ林エリアに入ったところでは、毎回アオキの鹿食痕が気になっていますが、今回は全体的に新しい葉が伸びてきているようでした。金太郎岩展望台で休憩後、姥子駅方面に向かいましたが、すれ違ったハイカーたちのほとんどは外国からの訪問客のようで、このコースがかなり知られるようになったのかな、と感じました。午後になると雲が厚くなってきましたが、最後まで雨に降られることはなく、無事に観察会を終了しました。今回の観察対象には花の様子や実の様子など、今後の変化が楽しみなものが多く含まれておりました。継続して観察していきたいと思います
《 本日のトップテン 》 |
○観察した主な植物○ 【蕾を観察した植物】 サンカクヅル、スイカズラ、ノリウツギ、リョウブ 【花を観察した植物】 イボタノキ、イワガラミ、ウツギ、ウマノアシガタ、エゴノキ、キツネノボタン、コナスビ、コバノガマズミ、シロツメクサ、チガヤ、ツルマンネングサ、ナワシロイチゴ、ニガナ、ニシキウツギ、ニワゼキショウ、ノイバラ、ハルジオン、ホオノキ、ムラサキサギゴケ、ヤマボウシ 【実を観察した植物】 オニシバリ、キツネノボタン、キブシ、クロモジ、サルトリイバラ、サルナシ、スノキ、ズミ、ツルシキミ、ニワトコ、ヘビイチゴ、マユミ、ミツバウツギ、モミジイチゴ、ヤマグワ 【葉の様子などを観察した植物】 アオキ、イヌザンショウ、ウバユリ、オオバウマノスズクサ、カラスザンショウ、クサギ、コバノフユイチゴ、サンショウ、シロバナイナモリソウ、タンナサワフタギ、ツタウルシ、ハコネイトスゲ、ハコネグミ、ミズキ、モミジガサ 【観察したシダ類】 イヌガンソク、ウラジロ、クラマゴケ、シシガシラ、ゼンマイ、ベニシダ ○ 観察した昆虫 ○ ジャコウアゲハ ○ 声を聞いた鳥 ○ アカゲラ、ウグイス、ガビチョウ、キビタキ、ヒヨドリ、ホトトギス、メジロ |
2024.05.18(土) 姥子生情報 出発時の気温は22℃で、先月とほぼ同様でしたが、晴天で日差しが強かったため、より一層夏らしさを感じました。レイクアリーナからの探勝路石畳の上りでは、先月に観察した樹木の新芽も育ち、一層色が濃くなった様子はまさに「緑のトンネル」といった感じでした。また、コース全体において、ガマズミなど蕾の状態の満開の一歩手前の樹木を多く観察しました。今回、金太郎岩から姥子駅にかけて何人かのハイカーとすれ違いましたが、なんと、すべて海外からのお客様でした。姥子駅の休憩所で昼食中、船見岩から大涌谷、冠ヶ岳方面を眺めると、空気が澄んでいたせいか、とてもくっきりと見えたのが印象的でした。コース全体を通して、キビタキなど夏鳥の声も盛んで、木々の緑とともに夏本番が近いと感じる観察会となりました。
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○観察した主な植物○ 【蕾を観察した植物】 イワガラミ、ガマズミ、コバノガマズミ、ハコネイトスゲ、ハナイカダ、マユミ 【花を観察した植物】 ウマノアシガタ、オオバウマノスズクサ、カキドオシ、キツネノボタン、クルマムグラ、コオニタビラコ、サラサドウダン、ジシバリ、シロツメクサ、スノキ、ズミ、ニガナ、ニワゼキショウ、ノイバラ、ハルジオン、ヒメウワバミソウ、ヘビイチゴ、ホウチャクソウ、ホソバテンナンショウ、ミツバウツギ、ムラサキサギゴケ 【実を観察した植物】 オニシバリ、ツルシキミ、ニシキウツギ、ニワトコ、マメザクラ 【葉の様子などを観察した植物】 アカガシ、ウバユリ、カジカエデ( 若木)、クロモジ、サルトリイバラ、シロバナイナモリソウ、チドリノキ、ツタウルシ、ツルアジサイ、ハリギリ、ホオノキ(実生)、ミツバアケビ、モミジガサ 【観察したシダ類】 イヌガンソク、ウラジロ、ゼンマイ、ベニシダ、ヘビノネゴザ、ミゾシダ ○ 声を聞いた鳥 ○ ウグイス、キビタキ、サンショウクイ、シジュウカラ、ハシブトガラス、ヤマガラ 〇 その他観察したもの 〇 アオキ食痕、イノシシ土耕 |
2024.04.20(土) 姥子生情報 本年度初めての観察会、初夏を感じさせる日差しの中、3名でVCを定刻に出発しました。石畳探勝路の上りでは、樹木の新芽や花芽などを観察。金太郎岩方面に向かい、植林エリアに入ると広い範囲でアオキのシカの食痕が目立ちました。展望台でマメザクラ越しの芦ノ湖を眺めながら休憩後、姥子駅へ。森林の間伐が進んで、日が差し込むようになったせいか、タチツボスミレが随所に咲いていました。昼食後、船見岩周辺の草原では赤いクサボケや、黄色のヘビイチゴなど、色鮮やかな花々を観察しました。また、当日はコース全体でメジロ、シジュウカラ、キビタキなどの鳥類の多くの鳴き声が賑やかでした。午後、雲が厚くなりましたが、雨に降られることなく無事VCに帰還。次回の観察会では、本日観察した樹木の花芽や新芽の変化に注目してみたいと思います。
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○観察した主な植物○ 【蕾を観察した植物 】 スノキ、ハコネイトスゲ、ハナイカダ 【 花を観察した植物 】 アオキ、アセビ、エイザンスミレ、オオシマザクラ、オトメスミレ、カキドオシ、カントウミヤマカタバミ、キブシ、キランソウ、クサボケ、クロモジ、コキクザキイチゲ、スミレ、セントウソウ、タチツボスミレ、タニギキョウ、ツルシキミ、ニワトコ、ノブキ、フッキソウ、ヘビイチゴ、マメザクラ、ミヤマハコベ、ムラサキケマン、ムラサキサギゴケ、モミジイチゴ、ユリワサビ 【 葉の様子などを観察した植物 】 イタドリ、ウバユリ、オオモミジ、オニシバリ、カジカエデ、カナウツギ、サルナシ、サンショウ、チドリノキ、ニシキウツギ、ハコネグミ、ハリギリ、マユミ 【 観察したシダ類 】 ウラジロ、スギナ(ツクシ)、ベニシダ(芽出し) ○ 観察した昆虫 ○ カクムネベニボタル、ビロウドツリアブ ○ 声を聞いた鳥 ○ ウグイス、ガビチョウ、キビタキ、コゲラ、シジュウカラ、ヒガラ、ヒヨドリ、メジロ |
2023.11.18(土) 姥子生情報 今年最後の自然情報収集となりました。秋の草花もほぼなくなり、金太郎岩展望台に向かう探勝路の林床では、ツルリンドウとツルシキミの赤い実が目立っています。キッコウハグマ、センブリ、ホトトギスが実を付けていました。コース全般でクロモジの黄葉が見られますが、イロハモミジやミズナラは未だに青い葉のまま、落葉せずに残っているものが多い印象です。落葉したヒノキの鱗片葉がばらばらになって園路に積り、茶色い絨毯のようでした。昼前頃からだんだんと雲が厚くなり、手が悴む程の寒さです。姥子駅周辺の草地にあるリンドウもほとんど花を閉じていましたが、「今年の見納めだ」と思ってわずかに開いていた一輪を写真に収めました。
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○観察した主な植物○ 【 葉実を観察した植物 】 イロハモミジ、ウラジロ、ウリハダカエデ、オオバウマノスズクサ、オオハナワラビ、オオモミジ、カジカエデ、クロモジ、スノキ、ゼンマイ、チドリノキ、ハナイカダ、ハリギリ、ブナ、ミズナラ、ヤマボウシ 【 花を観察した植物 】 ガンクビソウ、シロヨメナ、ダイコンソウ、ノコンギク、リュウノウギク、リンドウ 【 果実や種を観察した植物 】 アキノタムラソウ、イボタノキ、ウツギ、ウバユリ、ガマズミ、キッコウハグマ、キンミズヒキ、サルトリイバラ、ズミ、センニンソウ、センブリ、ダイコンソウ、チカラシバ、ツルシキミ、ツルリンドウ、ニシキウツギ、ノイバラ、ハリギリ、ヒノキ、ヘクソカズラ、ホトトギス、ミツバウツギ、ヤシャブシ、ムラサキシキブ 【 その他観察した植物 】 キヅタ(気根)、ヒメシャラ(樹皮)、マメザクラ(冬芽) ○ 鳴声を聞いた野鳥類 ○ シジュウカラ、ヒヨドリ |
2023.10.21(土) 姥子生情報 参加者が揃ったので10分ほど早くVCを出発しました。VC駐車場脇に薄紫色のノコンギクが満開で目を引きます。観察記録はアリーナの登り口から始めます。早速にカラフルなクサギの実などを観察。種のブローチの材料となるヤシャブシがかなり落ちています。
《 本日のトップテン 》 |
○観察した主な植物○ 【花を観察した植物 】 アキノキリンソウ (花)、アキノタムラソウ (花)、アザミ (花)、イヌタデ (花)、オミナエシ (花)、キッコウハグマ (花)、ゲンノショウコ(花)、シロヨメナ (花)、ススキ (花)、センブリ (花)、タイアザミ (花)、チカラシバ(花穂)、ナギナタコウジュ(花)、ニガナ (花)、ノコンギク (花)、ノリウツギ (花)、ミズヒキ (花)、モミジガサ花)、ヤマラッキョウ (花)、リュウノウギク (花)、リンドウ (花)、ワレモコウ (花) 【 実を観察した植物 】 アオツヅラフジ (実)、アケビ (実) 、イヌザンショウ(実)、イボタ (実)、イワガラミ (実)、ウツギ (実)、ウツボグサ (実)、ウド (実)、ウバユリ (実)、ガマズミ (実)、キヅタ (実)、クサギ (実)、クサギ (実の落ちたあと)、サワヒヨドリ (種)、ズミ(実)、センニンソウ (種)、タマアジサイ (実)、ツルシキミ (実)、ツルリンドウ (実)、ニシキウツギ (実)、ノイバラ (実)、ノブキ (実)、ヒノキ (実)、ヘクソカズラ (実)、ミツバウツギ (果実)、ムラサキシキブ (実)、ヤシャブシ (実)、ヤマボウシ (実) 【 葉の様子などを観察した植物 】 イヌガンソク (胞子葉)、エノコログサ、オオバウマノスズクサ、オニシバリ、クルマムグラ、クロモジ (紅葉)、コバノフユイチゴ (葉)、サルトリイバラ、シロバナイナモリソウ (葉)、チドリノキ、ツルシキミ、ハコネイトスゲ、ハコネグミ、ハリギリ (葉)、ホンザンショウ、ヤマグワ (紅葉) 〇観察した野鳥の鳴声 〇 カケス、ガビチョウ、シジュウカラ、ソウシチョウ、ヒヨドリ、メジロ、ヤマガラ 〇 その他観察したもの 〇 シカの食痕、シカのラッティングコール、シカの角の研ぎ痕 |
2023.09.16(土) 姥子生情報 当日の午前中は曇り空、午後、小雨の可能性があったため、若干早めにVSを出発しました。出発時の気温はVCの温度計で26度、かなり蒸し暑く感じられました。コース中、石畳の道は前日までに降ったと思われる雨のせいで、滑りやすくなってましたが、通常のルートで観察実施。夏の名残を感じるものの、季節は確実に秋に向かっており、木々の実も熟した状態のものを多く観察しました。特に、今年のヤマボウシは豊作のようで、観察コース全般で丸々とした実を目にしました。また、姥子駅周辺の草原地帯ではオミナエシ、ワレモコウ、ススキなどが盛り。午後、芦ノ湖側から大涌谷方面への霧の流れが強くなり、ポツリと雨を感じたたため、VCへの帰途につきました。全体的に不安定な天気の中、秋の深まりを感じる観察となりました。
《 本日のトップテン 》 |
○観察した主な植物○ 【花と実を観察した植物 】 ウド、ヒメドコロ、ヌスビトハギ 【 花を観察した植物 】 アキノタムラソウ、イタドリ、オミナエシ、ガンクビソウ、キンミズヒキ、ゲンノショウコ、コアカソ、コボタンヅル、サワヒヨドリ、シロヨメナ、ススキ、セイヨウタンポポ、タチカタバミ、タマアジサイ、ツユクサ、ノコンギク、ヒメキンミズヒキ、ミズヒキ、ミゾソバ、メドハギ、モミジガサ、ヨモギ、ワレモコウ 【 実を観察した植物 】 イヌザンショウ、イヌツゲ、イボタノキ、イワガラミ、ウツボグサ、ガマズミ、ギシギシ、クサギ、コゴメウツギ、シシウド、ズミ、センニンソウ、ダイコンソウ、タケニグサ、ツチアケビ、ツルシキミ、ツルニンジン、ツルマサキ、ニシキウツギ、ノリウツギ、ヒノキ、マユミ、ミズキ、ミツバウツギ、ヤシャブシ、ヤマノイモ、ヤマボウシ 【葉の様子などを観察した植物】 オオバウマノスズクサ、オオモミジ、オニシバリ、カジカエデ、カラスウリ、サルトリイバラ、サルナシ、チドリノキ、ハコネイトスゲ、ハナイカダ、ハリギリ、 〇 観察したシダ類 〇 イヌガンソク、ウラジロ、ノキシノブ ○ 観察した昆虫 ○ センチコガネ ○ 声を聞いた鳥 ○ イカル、ウグイス、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ |
2023.08.19(土) 姥子生情報 出発時の気温が29度と、真夏のような気温と強い日差しの中、通常のコースを観察。ツクツクボウシの声を聴きながら石畳を上る途中、クサギの花に多くのクロアゲハが集まり、乱舞しているのが目に入り、しばらく見とれていました。その後、金太郎岩に向かい、林の中を歩くとさすがに涼しさを感じましたが、立ち止まってメモを取る際などは多くの蚊に悩まされました。姥子駅を抜け、船見岩周辺の草むらでは、ワレモコウやオミナエシなど秋の花々が咲き始めたのを確認。また、コース中、ヤマボウシなどの木々の実はまだ青く若い状態でしたが、より大きくなり色づくのも、もうすぐかと思われました。午後になると雷鳴が近づいてきたため、急いでVCに戻りました。全体を通じ、夏と秋を同時に感じられるような観察日となりました。
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○観察した主な植物○ 【 蕾と花を観察した植物 】 シロヨメナ、タマアジサイ 【 花と実を観察した植物 】 ダイコンソウ、ヌスビトハギ、ヘクソカズラ、ミズタマソウ 【 花を観察した植物 】 イヌトウバナ、オミナエシ、ガンクビソウ、キンミズヒキ、ギンミズヒキ、クサギ、ゲンノショウコ、タチカタバミ、ヒメドコロ、ミズヒキ、モミジガサ、ヤマノイモ、ワレモコウ 【 実を観察した植物 】 イワガラミ、ウツギ、エゴノキ、ガマズミ、クロモジ、サンショウバラ、シシウド、タケニグサ、ツチアケビ、ツルシキミ、ハナイカダ、ヒノキ、ヘビイチゴ、マユミ、ミツバウツギ、ヤシャブシ、ヤマボウシ 【 葉の様子などを観察した植物 】 サルトリイバラ、サルナシ、サンショウ、チドリノキ、ハコネイトスゲ、ムラサキシキブ 【 観察したシダ類 】 ウラジロ、シシガシラ、ノキシノブ、ベニシダ ○ 観察した昆虫 ○ クロアゲハ、ツクツクボウシ(声) |
2023.06.17(土) 姥子生情報 梅雨の中休みで、出発時から日差しが強く、夏の盛りを感じながら定番コースを観察しました。石畳探勝路では、ガマズミ、ウツギ、ヤマボウシといった白い花が鮮やかでした。金太郎岩展望台から姥子駅に向かう途中の林の中では、雨のせいで滑りやすい箇所が多く、注意が必要と感じました。なお、金太郎岩を覆っていた樹々を取り除いていただいたおかげで、本来の迫力ある姿を見ることができました。夏休みの活動など、是非とも案内したいポイントになったと思います。作業をしていただいたスタッフの方々に感謝いたします。
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○観察した主な植物○ 【 蕾を観察した植物 】 イワガラミ、ススキ 【 花を観察した植物 】 イボタノキ、ウツギ、ウマノアシガタ、エゴノキ、ガマズミ、ケキツネノボタン、コバノガマズミ、シロツメクサ、スイカズラ、タチカタバミ、ドクダミ、ニガナ、ニシキウツギ、ニシキウツギ、バライチゴ、ハルジオン、ヤブデマリ、ヤマボウシ 【 実を観察した植物 】 コゴメウツギ、サルトリイバラ、スノキ、ツルシキミ、ハナイカダ、ヘビイチゴ、ミツバウツギ、モミジイチゴ、ヤシャブシ、ヤマグワ 【 葉の様子などを観察した植物 】 アオキ、イロハモミジ、タマアジサイ、チドリノキ、ハコネイトスゲ、ハリギリ、ホオノキ、ムラサキシキブ 【 観察したシダ類 】 ウラジロ、ゼンマイ、ベニシダ、ミゾシダ ○ 観察した昆虫類 ○ アゲハチョウの仲間、エダシャクの仲間 ○ 声を聞いた又は観察した鳥 ○ ウグイス |
2023.05.20(土) 姥子生情報 4月の活動予定日が雨で中止になったため、今年度最初の観察実施となりました。残念ながら、今回は一人きりの心細い活動でしたが、図鑑を片手にいつものコースを回ってきました。朝、VC到着時は小雨の降る曇り空でしたが、昼頃からは日差しが強くなり、姥子の初夏を感じる日になりました。石畳探勝路入口付近や船見岩広場の日当たりのよい場所では、ニガナやウマノアシガタといった黄花が盛りでした。また、金太郎岩に向かう観察路や金太郎岩展望台付近の木陰の道では、新緑が濃さを増していく様子が感じられました。直近の雨の影響か、姥子駅に向かう道の途中には水たまり箇所が多く、ぬかるんでいるため、かなり滑りやすくなっていました。歩行者には注意していただきたいと思います。
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○観察した主な植物○ 【 蕾を観察した植物 】 ウツギ、コゴメウツギ 【 花を観察した植物 】 ウマノアシガタ、シロツメクサ、タチカタバミ、ニガナ、ハルジオン、マユミ、ムラサキサギゴケ 【 実を観察した植物 】 ツルシキミ、スノキ、ハナイカダ、ヘビイチゴ 【 葉の様子などを観察した植物 】 アオキ、イロハモミジ、オニシバリ、クロモジ、シシウド、ハコネイトスゲ、ミズナラ、ミツバウツギ 【 観察したシダ類 】 イヌシダ、ウラジロ、クラマゴケ、シシガシラ、ゼンマイ (胞子葉)、ヒメノキシノブ、ベニシダ (新芽・ 紅葉) ○ 声を聞いた又は観察した鳥 ○ ウグイス、コジュケイ |
2022.11.19(土) 姥子生情報 秋深まる中、「姥子コース」本年度最終の自然観察を実施しました。天気は快晴。澄んだ空気のおかげで、冠ケ岳や大涌谷方面の様子も終始、くっきりと眺めることができました。今回はレギュラーメンバーに加え、PVの先輩お2人がご参加。いろいろ教えていただきながらの、賑やか、かつ和やかな観察会となりました。主な観察対象は、オオモミジ、イロハモミジ、ミズナラなどの紅葉、ガマズミ、ツルシキミなどの真っ赤な実。クロモジ、ゼンマイの黄葉、まだ、咲き残る青いリンドウの花など。青空をバックに、様々な色が目を楽しませてくれた一日でした。
《 本日のトップテン 》 |
○観察した主な植物○ 【 蕾を観察した植物 】 アセビ、オニシバリ、ツルシキミ 【 花を観察した植物 】 アキノタムラソウ、シロヨメナ、タイアザミ、ニガナ、ハナタデ、ヤクシソウ、リュウノウギク、リンドウ 【 実を観察した植物 】 オオバウマノスズクサ、オトギリソウ、ガマズミ、キッコウハグマ、キンミズヒキ、コアジサイ、サルトリイバラ、シロヨメナ、ススキ、ズミ、ダイコンソウ、ツルシキミ、ツルマサキ、ツルリンドウ、ハリギリ、ヒメシャラ、マユミ、ミズキ、ムラサキシキブ、ヤシャブシ 【 葉の様子などを観察した植物 】 イロハモミジ、ウリハダカエデ、エンコウカエデ、オオモミジ、カラスザンショウ、キンミズヒキ、クロモジ、サンショウ、タイアザミ、チドリノキ、ナギナタコウジュ、ハコネイトスゲ、ハナイカダ、ヒイラギナンテン、フジアザミ、マメザクラ、ミズナラ、ミツバウツギ 【 観察したシダ類 】 ウラジロ、クラマゴケ、シシガシラ、ゼンマイ、ベニシダ ○ 声を聞いた、又は観察した鳥○ エナガ、ジョウビタキ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、メジロ |
2022.10.15(土) 姥子生情報 先月(9月)は台風の影響で、活動休止となったため、2ヶ月ぶりの自然観察となりました。天気予報では、晴天のはずが、箱根は朝から弱い雨模様。出発時は霧雨程度であったため、 “ 観察に支障無し ” と判断して、VCからスタートしました。観察コースは石畳探勝路の滑りやすさを考慮して、いつもとは逆回り(石畳路登り)ルートを選択し、姥子駅に向かいました。コース全体で、シロヨメナ、ノコンギクなど野菊類が盛りで、ガマズミやノイバラの赤い実は、目に鮮やかでした。昼食後、金太郎岩展望台からの降り道は、若干、段差が大きいため、注意が必要でしたが、登山道補修( 保全研究会)の皆様のおかけで、安全に歩くことが出来ました。観察終了時には、天気は回復し、青空に。箱根らしい変わりやすい天気の下での観察となりました。来月は秋もより深まると思うので、本コースの紅葉、黄葉を楽しみにしたいと思います。
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○観察した主な植物○ 【 蕾を観察した植物 】 アセビ、リョウブ、リンドウ 【 花を観察した植物 】 アキノキリンソウ、アキノタムラソウ、イヌタデ、オミナエシ、キッコウハグマ (閉鎖花)、ゲンノショウコ、サワヒヨドリ、シロヨメナ、タイアザミ、ダイコンソウ、ノコンギク、ホトトギス、ミズヒキ、モミジガサ、ヤマラッキョウ、リュウノウギク、ワレモコウ 【 実を観察した植物 】 ガマズミ、クサギ、コバノガマズミ、サンカクヅル、ススキ、チカラシバ、ツルシキミ、ノイバラ、ヘクソカズラ、マユミ、ミツバウツギ 【 葉の様子などを観察した植物 】 オニシバリ、クロモジ(冬芽)、コバノフユイチゴ、タンナサワフタギ(幹)、ハナイカダ、ハリギリ、ヤブコウジ 【 観察したシダ類 】 クラマゴケ、シシガシラ、ゼンマイ、ノキシノブ、フユノハナワラビ (胞子葉)、ベニシダ ○ 観察した昆虫類 ○ エンマコオロギ、オオスズメバチ ○ 声を聞いた又は観察した鳥 ○ コゲラ、シジュウカラ、ソウシチョウ 【 その他・ 観察したもの 】 雄ジカの声、ヤマノイモ( ムカゴ) |
2022.08.20(土) 姥子生情報 まだまだ夏を感じる強い日差しの中、VCをスタート。金太郎岩方面に向かい日陰の探勝路に入ると、風の涼しさを感じることができました。林の中は数日前の雨のせいか、滑りやすいところもありましたが、補修隊の方々のおかけで、階段など安心して歩行することができました。姥子駅手前ではクロモジやハナイカダの黒く、まん丸の実や、盛りのミズヒキの花などを観察。昼食後、船見岩周辺の草原地帯では、オミナエシ、ワレモコウなど、秋の気配を感じる花々を目にしました。コース全体を通して、夏から秋へ移りを感じる観察会となりました。
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○観察した主な植物○ 【 花や蕾を観察した植物 】 アキノタムラソウ、ウシミツバ( 蕾)、オニドコロ、オミナエシ、ガンクビソウ、キッコウハグマ、キンミズヒキ、クサギ、クモキリソウ、ゲンノショウコ、コバギボウシ、コボタンヅル、シロバナイナモリソウ、ススキ( 蕾)、ダイコンソウ、タマアジサイ( 蕾)、ツルボ、ヌスビトハギ、ヒメキンミズヒキ、ヒメジョオン、ヒヨドリバナ、ヘクソカズラ、ミズヒキ、モミジガサ( 蕾)、ヤマノイモ、ワレモコウ 【 実や種を観察した植物 】 イヌツゲ、イボタノキ、ウツボグサ、オオバヤシャブシ、クロモジ、シシウド、ツチアケビ、ツルシキミ、ノイバラ、ハナイカダ、バライチゴ、ヒノキ、ミツバウツギ、ヤマオダマキ 【 葉の様子などを観察した植物 】 イヌザンショウ、ウバユリ、オオバウマノスズクサ、カジカエデ、ガマズミ、コバノフユイチゴ、サルトリイバラ、サルナシ、サンカクヅル、スノキ、タンナサワフタギ、チドリノキ、ツタウルシ、ハコネグミ、ハナイカダ、ヤブコウジ 【 観察したシダ類 】 ウラジロ、クラマゴケ、シシガシラ、ゼンマイ、ベニシダ |
2022.06.18(土) 姥子生情報 梅雨の重たい曇り空の下でしたが、やっと今期のメンバーが揃っての活動となりました。コースの全般で、ウツギ、ヤマボウシ、エゴノキなどの樹木の白い花が観察できました。草花があまり見られない中では、コナスビの小さな黄色い花が至る所に咲いていました。金太郎岩展望台から姥子駅に向かう道では、イヌガンソク、シシガシラなどのシダ植物を観察しました。姥子駅に到着した途端に雨が降り出したため、駅の軒下を借りて昼食を取りながら雨宿りをすることに。雨が中々止みそうにないので、船見岩周辺の観察をパスし、後ろ髪をひかれる思いで石畳を慎重に下りました。姥子駅からの下り始めでは、コバノガマズミの花が満開で、雨の中でも匂い立つ甘い香りを漂わせ、私たちを楽しませてくれました。
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○観察した主な植物○ 【花を観察した植物 】 イタドリ、ウシミツバ、ウツギ、エゴノキ、オオバジャノヒゲ( 蕾)、カタバミ、キクムグラ、キツネノボタン、コゴメウツギ、コナスビ、コバノガマズミ、コバノフユイチゴ( 蕾)、スイカズラ、ドクダミ、ニガナ、ニシキウツギ、ヒメウワバミソウ、ヒメジョオン、マンネングサ、ミヤマイボタ( 蕾)、ヤマオダマキ、ヤマボウシ 【 果実や種を観察した植物 】 オオバウマノスズクサ、クルマムグラ、ツルシキミ、ハナイカダ、ヘビイチゴ、マメザクラ、モミジイチゴ 【 その他観察した植物 】 イヌガンソク、ウラジロ、クラマゴケ、シシガシラ、シロバナイナモリソウ、ツチアケビ、ベニシダ ○ 鳴き声を聞いた、または観察した野鳥類 ○ アカゲラ、イカル、ウグイス、ガビチョウ、キビタキ、コゲラ、ソウシチョウ、ヒガラ、ヒヨドリ、ホトトギス、ヤブサメ ○ 観察した昆虫 ○ クロマルハナバチ ○ その他観察したもの ○ アズマヒキガエル |
2021.11.20(土) 姥子生情報 秋の箱根の澄んだ空気のもと、予定通りにVCを出発。オオモミジ、コミネカエデといったカエデ類の紅葉、クロモジの黄葉などを楽しみながら、石畳の坂道を上りました。金太郎岩へ向かう林の中では,ツルシキミ、ヤブコウジの真っ赤な実を観察。金太郎岩の展望台からはススキを前景に芦ノ湖が美しく輝いていました。また、舟見岩の日の良く当たる土手の中で、まだ残るリンドウの花を数株、確認するなど、秋から冬の移り変わりを感じる日となりました。なお、姥子周辺ではアオキのシカの食痕が非常に目立ち、角の研ぎ跡と思われる木肌も確認。また、金太郎岩近辺のヒノキ林では広範囲に間伐の作業が行われていました。下草の変化など今後、注目していきたいと思います。
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○観察した主な植物○ 【 【 花を観察した植物 】 アキノタムラソウ、イヌタデ、オニノゲシ、シロヨメナ、タイアザミ、ノコンギク、リュウノウギク、リンドウ 【 蕾・花芽を観察した植物 】 オニシバリ、クロモジ、ヒイラギナンテン 【 実を観察した植物 】 イヌツゲ、ガマズミ、キッコウハグマ、スイカズラ、ズミ、センブリ、タイアザミ、ツルシキミ、テリハノイバラ、テンナンショウ、ノイバラ、ノコンギク、ヒサカキ、ミズヒキ、ムラサキシキブ、ヤブコウジ、リュウノウギク、リンドウ 【 紅葉・黄葉を観察した植物 】 アサノハカエデ、イロハモミジ、ウリハダカエデ、オオモミジ、クロモジ、コミネカエデ、スノキ、チドリノキ、ブナ、ミズナラ、ヤマボウシ 【 観察したシダ類 】 ウラジロ、シシガシラ、ゼンマイ、フユノハナワラビ 〇 観察した主な野鳥 〇 【 声を聴いた鳥 】 ウソ、シジュウカラ、ジョウビタキ、ヒヨドリ、メジロ |
2021.10.16(土) 姥子生情報 新型コロナウイルスが猛威を振るった今年の夏、緊急事態宣言が出たりして、六月に活動して以来活動を休止していましたが、十月いっぱいで緊急事態宣言が解除されたので、久しぶりで自然情報の活動を再開しました。季節は猛暑だった夏も終わりもうすっかり秋本番になっていました。コースの全般ではリュウノウギクやノコンギク、シロヨメナが満開で、舟見岩周辺ではリンドウが咲き、金太郎岩周辺ではセンブリが、そしてもうキッコウハグマが数輪花を咲かせていました。秋はなんといっても果実です。アオツヅラフジ、サルトリイバラ、スイカズラ、サンカクヅル、ツルウメモドキなどつる植物がたくさん果実を実らせていましたが、木の果実はもう遅いのか、金太郎展望台で毎年たわわに実をつけているマユミは、すでに実を落としたのか全く見られず、石畳のクサギやガマズミもわずかに実を残しているのが観察されました。時々小雨に降られた自然情報活動でしたが、久々に秋の箱根の自然を楽しみました。 |
○観察した主な植物○ 【 【 蕾を観察した植物 】 アセビ、キッコウハグマ、クロモジ、ヤシャブシ 【 花を観察した植物 】 アオミズ、アキノキリンソウ、イヌタデ、イヌトウバナ、オミナエシ、キッコウハグマ、キヅタ、キンミズヒキ、クサボケ、ゲンノショウコ、サラシナショウマ、シロヨメナ、ススキ、セイタカアワダチソウ、センブリ、タイアザミ、タマアジサイ、タンポポ、ナギナタコウジュ、ノコンギク、ハナタデ、モミジガサ、ヤマラッキョウ、リュウノウギク、リンドウ 【 果実を観察した植物 】 アオキ、アオツヅラフジ、アセビ、イタドリ、イチヤクソウ、イヌザンショウ、ウツボグサ、ウド、オニドコロ、オミナエシ、ガマズミ、ガンクビソウ、キンミズヒキ、クサギ、ゲンノショウコ、コバギボウシ、サルトリイバラ、サワヒヨドリ、シロバナイナモリソウ、スイカズラ、ダイコンソウ、タマアジサイ、チカラシバ、チヂミザサ、ツルウメモドキ、ツルシキミ、テリハノイバラ、ノササゲ、ノハナショウブ、ノブキ、ノリウツギ、ハリギリ、ヒノキ、ヘクソカズラ、ホトトギス、マムシグサ、ミズヒキ、ミツバウツギ、ムラサキシキブ、ヤシャブシ、ヤブコウジ、ヤマノイモ、リョウブ、ワレモコウ 【 紅葉を観察した植物 】 カナウツギ( 葉)、コバノフユイチゴ( 葉)、サンカクヅル( 紅葉)、モミジガサ( 若葉)、ヤマノイモ( ムカゴ) 【 観察したシダ類 】 ウラジロ、オオハナワラビ、シシガシラ、ゼンマイ、フユノハナワラビ |
2021.06.26(土) 姥子生情報 新型コロナ対策で各地に外出自粛が出て、今年の自然情報収集は中止になったり予定変更になったりしましたが、6月の活動がやっと出来ました。折しも梅雨のさ中ですが幸いにも晴天に恵まれ、蒸し暑い日でしたが久しぶりで自然観察の楽しさを味わいました。 |
○観察した主な植物○ 【 【花を観察した植物 】 ウツギ、ウマノアシガタ、ウメモドキ、オオバジャノヒゲ、オッタチカタバミ、オニタビラコ、キツネノボタン、コナスビ、ジシバリ、シロツメクサ、スイカズラ、タチカタバミ、タチツボスミレ(閉鎖花)、タンポポ、チガヤ、ツルマンネングサ、テリハノイバラ、ドクダミ、ナワシロイチゴ、ニガナ、ニワゼキショウ、ノイバラ、ノハナショウブ、ハコネイトスゲ、バライチゴ、ハルジオン、ヒメジョオン、ホソバコガク、ミヤマイボタ、ヤマボウシ 【 蕾を観察した植物 】 アリノトウグサ、イチヤクソウ、カワラマツバ、キッコウハグマ、タマアジサイ、ツチアケビ、シロバナイナモリソウ 【 萌芽、若葉などを観察した植物 】 ウド、ウリハダカエデ、カラスザンショウ、コバノフユイチゴ、ツタウルシ、ヒメウワバミソウ、ホトトギス、ヤマホトトギス 【 果実を観察した植物 】 アオキ、アセビ、オオバヤシャブシ、オニシバリ、ガマズミ、クルマムグラ、クロモジ、サルトリイバラ、スノキ、ツルシキミ、ニシキウツギ、ニワトコ、ハナイカダ、ヘビイチゴ、マメザクラ、マユミ、ミツバウツギ、モミジイチゴ、ヤマグワ ○ 確認した野鳥 ○ アカゲラ、ウグイス、ガビチョウ、シジュウカラ、ホオジロ、ヤマガラ ○ 確認した昆虫 ○ アオハムシダマシ、ジャコウアゲハ、スジグロシロチョウ、セセリチョウの仲間、ナミスジシロエダシャク、ハナバチの仲間、ハナムグリの仲間、ヒメアシナガコガネ、ヒメウラナミジャノメ、ミツバチの仲間 |
2021.04.10(土) 姥子生情報 冬の間お休みしていた大涌谷( 姥子)コースの自然観察が今日から始まり、今年初めての観察会を行いました。今年の春は気温が高く、各地の桜の満開が、例年に比べて一週間以上も早かったようで、箱根も春の花がいっぱいでした。今朝はちょっと冷えたようでしたが、昼間は太陽がいっぱいで暖かな一日でした。観察コースに入る前の、アリーナ前の芝生にはコケリンドウの花が咲いていて春が来たことを実感しました。春の主役はやはり桜とスミレです。ヤマザクラやマメザクラが満開でコースを華やかに彩り、タチツボスミレを筆頭にニオイタチツボスミレ、オトメスミレ、ツボスミレ、エイザンスミレ、ナガバノスミレサイシン、フモトスミレそれにスミレなどが花を咲かせていました。ただ悲しいことには鹿の食害がひどく、新芽を食べられて枝だけが伸びているアオキが沢山見られました。鹿の被害は箱根でも深刻になりつつあります。 |
○観察した主な植物○ 【 【花を観察した植物 】 アオキ( 雄花、雌花)、アセビ、アブラチャン( 雄花)、エイザンスミレ、オトメスミレ、オニシバリ( 雄花、雌花)、カキドオシ、カントウミヤマカタバミ、キクザキイチゲ、クサボケ、クロモジ( 雄花)、スズメノヤリ、スミレ、セントウソウ、タチツボスミレ、ツボスミレ、ツルシキミ、ナガバノスミレサイシン、ニオイタチツボスミレ、フッキソウ、フモトスミレ、ヘビイチゴ、マメザクラ、ミツバツチグリ、ミヤマハコベ、ムラサキケマン、モミジイチゴ、ヤシャブシ、ヤマサギゴケ、ヤマザクラ 【 蕾を観察した植物 】 アオキ( 雌花)、ハナイカダ( 雄花、雌花) 【 萌芽、若葉などを観察した植物 】 イタドリ、ズミ、タラノキ、ツクシ、ツルリンドウ、ニワトコ、ハコネグミ、ハナイカダ、ヤブコウジ、リョウブ ○ 確認した野鳥 ○ アカゲラ、ウグイス、エナガ、カケス、ガビチョウ、シジュウカラ、ヒガラ、メジロ ○ 確認した昆虫 ○ ビロードツリアブ |
2020.11.21(土) 姥子生情報 姥子周辺の紅葉はきれいだったが、例年なら紅葉がきれいな石畳探勝路のモミジは、もうすでに葉を落としてしまい、紅葉は殆ど見られない。わずかに残ったモミジの紅葉を見ながら、落ち葉の積もった石畳探勝路を歩くのもまた風情があって良い。今年は10月の日照時間が極端に少なかったし、11月に入ってから気温の高い日が続くなど異常気象だったので、植物の様子がいつもと違うような気がする。オオモミジはすでに落葉したものがあれば、まだ緑の葉を付けたままのものもあり、オオモミジ独特の真紅の紅葉はほとんど見られず、赤に黄色味がかった状態の紅葉が多かったが、これもなかなか趣があってきれいな景観だった。花を楽しみにしていたキッコウハグマは先月閉鎖花ばかりで開花が見られなかったが、無事自家受粉で実を結び、沢山の冠毛を風になびかせていた。 【 観察したシダ類 】 |
○観察した主な植物○ 【 【 花を観察した植物 】 アメリカセンダングサ、ケキツネノボタン、シロヨメナ、タイアザミ、ノコンギク、ハキダメギク、リュウノウギク、リンドウ 【 果実を観察した植物 】 アオキ、オオバコ、オニドコロ、ガマズミ、ガンクビソウ、キッコウハグマ、キンミズヒキ、クサギ、ケキツネノボタン、ゲンノショウコ、サルトリイバラ、シロヨメナ、スイカズラ、ススキ、センブリ、タイアザミ、ダイコンソウ、タマアジサイ、チカラシバ、チヂミザサ、ツルシキミ、ナギナタコウジュ、ニシキウツギ、ノコンギク、ハナタデ、ヒメキンミズヒキ、ヘクソカズラ、ホトトギス、マユミ、ミツバウツギ、ミヤマイボタ、ヤシャブシ、ヤブコウジ、ヤマノイモ、ヨモギ 【 紅葉を観察した植物 】 イタヤカエデ、イロハモミジ、オオバウマノスズクサ、オオモミジ、オニドコロ、ガマズミ、クロモジ、コゴメウツギ、サルトリイバラ、チドリノキ、ツタウルシ、テリハノイバラ、ミズキ、ミズナラ、モミジイチゴ、ヤマグワ、ヤマボウシ 【 その他冬芽、花芽などを観察した植物 】 アセビ( 花芽)、オニシバリ( 新芽)、クロモジ( 花芽 ・ 冬芽)、ツルシキミ( 花芽)、ヤシャブシ( 冬芽) |
2020.10.18(日) 姥子生情報 予定の17日( 土)は冷たい雨が降ったのでやめて、翌日の18日( 日)に行った。もともとこのコースのメンバーは少ないが、結局私一人で回ることになった。昨日とは打って変わって穏やかな晴天で暖かく、日曜日でもあり箱根は観光客でいっぱいで、姥子のロープウェー駅は人と車が溢れていた。ただ皆さん乗りものに乗る人ばかりで、このコースを歩く人は殆どいない。静かな環境でのんびり行動できた。先月歩いた時、沢山の蕾を持ったキッコウハグマがいっぱいあったので、今月は開花が楽しみだったが、花は全然見当たらず、殆どが蕾の状態のまま、中には果実の冠毛を出しているものも見られた。ということは今年の花の時期はもう終わっていると云うことか。今年は殆どが閉鎖花で終わり、花を見ることは期待できないようだ。一輪だけ開きかけの花を見ただけだった。金太郎岩展望台のキントキヒゴタイが花を咲かせて迎えてくれた。リンドウもセンブリも花は咲いていたが例年に比べて数が少ない。春、夏の天候不順の影響なのだろうか。石畳歩道で木陰にぶら下がっていた紫色が鮮やかなノササゲの果実が印象的だった。 〇 観察した昆虫類 〇 |
○観察した主な植物○ 【 【 蕾を観察した植物 】 アセビ、キッコウハグマ、ツルシキミ 【 花を観察した植物 】 アキノキリンソウ、アメリカセンダングサ、イタドリ、イヌタデ、オミナエシ、キッコウハグマ、キツネノボタン、キントキヒゴタイ、キンミズヒキ、ゲンノショウコ、シロヨメナ、ススキ、センブリ、タイアザミ、タマアジサイ、ナギナタコウジュ、ノコンギク、ハキダメギク、ハナタデ、ヒメジソ、ホソエアザミ、ヤマラッキョウ、リュウノウギク、リンドウ、ワレモコウ 【 果実を観察した植物 】 アオキ、アカネ、イヌツゲ、ウド、ウマノミツバ、オオバコ、オニドコロ、オミナエシ、ガマズミ、ガンクビソウ、キッコウハグマ、キンエノコロ、キンミズヒキ、クサギ、クサボケ、ゲンノショウコ、コアカソ、シロバナイナモリソウ、タイアザミ、ダイコンソウ、チカラシバ、チヂミザサ、ツユクサ、ツルシキミ、ツルリンドウ、ナギナタコウジュ、ニシキウツギ、ヌスビトハギ、ノイバラ、ノササゲ、ノブキ、ヒメキンミズヒキ、ヒメジソ、ヘクソカズラ、ホトトギス、マユミ、ミズヒキ、ミツバアケビ、ミツバウツギ、ムラサキシキブ、モミジガサ、ヤマボウシ、ヨモギ 【 紅葉を観察した植物 】 クロモジ( 黄葉)、ツタウルシ( 紅葉)、アリノトウグサ( 紅葉)、オニシバリ( 若葉)、コバノフユイチゴ( 葉)、ヤマノイモ(ムカゴ)、フユノハナワラビ |
2020.09.19(土) 姥子生情報 新型コロナウィルスの感染拡大のため、大涌谷自然観察はお休みしていましたが、感染が小康状態になって来たので、今回から活動を開始しました。参加者が2名と、今年初めての活動としては少々さびしい出だしですが、厳しかった今年の夏の猛暑も収まって爽やかな初秋の自然観察が出来ました。久しぶりで歩いた姥子までの探勝路は、秋の花と果実がいっぱいで、コミネカエデやツタウルシはもう葉を赤く染め始めていました。金太郎岩展望台から姥子への道には沢山花芽を付けたキッコウハグマがいっぱいで、来月には満開の花が見られるのではないかと楽しみです。 〇 観察した昆虫類 〇 《 本日のトップテン 》 |
○観察した主な植物○ 【 【 蕾を観察した植物 】 アセビ、キッコウハグマ、タイアザミ、ホトトギス、ヤマホトトギス 【 花を観察した植物 】 アカネ、アカハナワラビ、アキノキリンソウ、イタドリ、イヌタデ、イヌトウバナ、ウド、オオバコ、オオハナワラビ、オミナエシ、ガンクビソウ、キンミズヒキ、クサコアカソ、ゲンノショウコ、サジガンクビソウ、サワヒヨドリ、シラヤマギク、シロヨメナ、ススキ、タイアザミ、ダイコンソウ、タチカタバミ、タマアジサイ、チカラシバ、チヂミザサ、ツユクサ、ツルリンドウ、ヌスビトハギ、ネジバナ、ノコンギク、ノブキ、ハナタデ、ヒカゲイノコヅチ、ヒメキンミズヒキ、ヒヨドリバナ、ホトトギス、ミズヒキ、ミゾソバ、メドハギ、モミジガサ、ヤマノイモ、ヨモギ、ワレモコウ 【 果実を観察した植物 】 イヌザンショウ、イボタノキ、ウド、ウバユリ、オオバコ、ガマズミ、キツネノボタン、キンミズヒキ、クサギ、クサボケ、ゲンノショウコ、シシウド、ダイコンソウ、タマアジサイ、ツルシキミ、ヌスビトハギ、ノブキ、ハナイカダ、ヘクソカズラ、マユミ、ミツバウツギ、ヤマオダマキ、ヤマボウシ 【 葉を観察した植物 】 オニシバリ( 若葉)、コミネカエデ( 紅葉)、センブリ( 若葉)、ツタウルシ( 紅葉) |
2019.12.15(土) 姥子生情報 本日は今年度最後の観察会という事で希望を取り、日程を調整し、いつもと違う曜日となりました。参加者の願いが叶い素晴らしい天気です。台風の影響が残る中、今更ながら箱根の自然情報活動に参加されてる皆さんに感謝です。さていつもの通り探勝路に入ると多くの実を発見。この時期は花弁の観察は望めませんが、黄、赤、紫そして黒等の果実が観察できました。そして天気に誘われてか野鳥たちがさえずり、我々を歓迎してくれました。しかし残念な事も一件ありました。金太郎岩に落書きがありました。石等で書いたと思われますが誠に残念です。今日は快晴の休日だというのに探勝路等に人影は数える程です。そのせいか、いつもは恥ずかしがり屋の霊峰富士は気持ちよさそうに日光浴をしておりました。我々にとってもまた良い観察日和でした。
《 本日のトップテン 》 |
○観察した主な植物○ 【 【葉を観察した植物 】 イヌツゲ、イロハモミジ、カキドオシ、コバノフユイチゴ、サラサドウダン、スノキ、チドリノキ、ハコネダケ、ヒサカキ、モミジイチゴ 【 蕾を観察した植物 】 アセビ、オニシバリ、ツルシキミ、ヒイラギナンテン 【 果実を観察した植物 】 アオキ、イタドリ、ウバユリ、オニドコロ、キッコウハグマ、キンミズヒキ、クルマムグラ、サルトリイバラ、シロヨメナ、スイカズラ、タイアザミ、タマアジサイ、チダケサシ、ツルシキミ、ノコンギク、ハリギリ、ヒカゲイノコヅチ、ヘクソカズラ、ムラサキシキブ、ヤブコウジ、 【 観察したシダ類 】 イヌガンソク、オオハナワラビ、ヤブソテツ ○ 観察した主な野鳥 ○ 【 鳴き声を聞いたもの 】 エナガ、シジュウカラ、ジョウビタキ、ヒヨドリ、メジロ、ヤマガラ |
2019.11.16(土) 姥子生情報 言葉ではとても言い表せない程の素晴らしい快晴に恵まれた。澄んだ大気を減衰することなく通過してきた強力な日差しで、気温が低くても殆ど寒さを感じない、絶好の観察日和となった。 《 本日のトップ10 》
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○観察した主な植物○ 【 花・ 蕾を観察した植物 】 オニシバリ( 蕾)、ゲンノショウコ、コウゾリナ、シロヨメナ、セイタカアワダチソウ、センブリ( 蕾)、タイアザミ、バライチゴ、ノコンギク、ノブキ、リュウノウギク、リンドウ 【実を観察した植物】 アオキ、ウド、エノコログサ、オオバコ、オオバジャノヒゲ、ガマズミ、キッコウハグマ、キヅタ、キンエノコロ、キンミズヒキ、クロマツ、ゲンノショウコ、コバギボウシ、サラシナショウマ、サルトリイバラ、シロヨメナ、スイカズラ、センブリ、タイアザミ、タマアジサイ、チカラシバ、ツルシキミ、ツルリンドウ、テリハノイバラ、ノガリヤス、ノコンギク、ノブキ、ヒノキ、ヒメノガリヤス、ヘクソカズラ、マユミ、ミズヒキ、ミツバウツギ、ムラサキシキブ、モミジガサ、ヤシャブシ、ヤブコウジ、リョウブ 【芽・ 葉などを観察した植物】 アサノハカエデ、アマチャヅル、イチヤクソウ、イロハモミジ、ウリハダカエデ、エンコウカエデ、オオモミジ、カジカエデ、クロモジ、サワラ、ニシキギ、ハコネグミ、ブナ ○ 観察した野鳥類 ○ 【姿を確認した鳥】 シジュウカラ、ヒヨドリ、ヤマガラ 【声を聞いた鳥】 エナガ、カケス ○ 観察した昆虫類 ○ キチョウ、センチコガネ、ヤマトシジミ |
2019.08.17(土) 姥子生情報 夏本番猛暑の中、午前中姥子までは夏休みVC活動の方々も合流して一緒に行いました。今年5月19日に気象庁が箱根山の噴火警報レベルをレベル2「 火口周辺警報 」に引き上げたことに伴ってロープウェーが運休となり、このコースを歩く観光客は殆どいなくなりました。夏休みの真最中というのに今日も一人も出会うことなく、姥子駅にも駅の関係者以外誰もいませんでした。猛暑が続く真夏とはいえ季節はもう秋の気配を感じます。先月満開だったノハナショウブやカワラマツバ、オカトラノオ等はすっかり姿を消し、オトコエシやオミナエシ、ミズヒキやオニドコロ等が花を咲かせているし、ヌスビトハギはもう果実を付けていました。季節の移ろいを実感します。これからは色々なキクの花が咲いてくるでしょう。石畳探勝路ではちょうど羽化し終って羽を乾かしているアブラゼミに出会い、クサギが沢山の花を咲かせてクロアゲハとジャコウアゲハがその花に群がって乱舞していたのが印象的でした。 〇 観察した爬虫類 〇 《 本日のトップ10 》
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○観察した主な植物○ 【 蕾を観察した植物 】 ウド、キッコウハグマ、シロヨメナ、タイアザミ、モミジガサ 【 花を観察した植物 】 アキノタムラソウ、アレチノギク、エゾタチカタバミ、オオバコ、オトギリソウ、オトコエシ、オニドコロ、オミナエシ、ガンクビソウ、キンミズヒキ、クサギ、ゲンノショウコ、コバギボウシ、コボタンヅル、サジガンクビソウ、サワヒヨドリ、シシウド、ジシバリ、シロバナイナモリソウ、タイアザミ、ダイコンソウ、タニタデ、タマアジサイ、ツユクサ、トンボソウ、ヌスビトハギ、ノブキ、ノリウツギ、ハエドクソウ、バライチゴ、ヒカゲイノコヅチ、ヒナタイノコヅチ、ヒメキンミズヒキ、ヒメジョオン、ヒメヤブラン、ヘクソカズラ、ミズヒキ、ヤブハギ、ヤマキツネノボタン、ヤマニガナ、ヤマノイモ雄花、ヤマホタルブクロ、ヨモギ、リョウブ 【 果実を観察した植物 】 ウツボグサ、ウバユリ、カワラマツバ、クルマムグラ、コバノフユイチゴ、ツクバネソウ、ツルシキミ、ニシキウツギ、ハエドクソウ、バライチゴ、ホウチャクソウ、ミツバウツギ、ムラサキシキブ、ヤマカモジグサ、ヤマボウシ 【 葉を観察した植物 】 センブリ、ツタウルシ 〇 観察した昆虫類 〇 アブラゼミ(抜け殻、羽化個体)、アサギマダラ、オナガアゲハ、キマダラセセリ、クロアゲハ、コミスジ、ザトウムシの仲間、ジャコウアゲハ、スジグロシロチョウ、センチコガネ、ダイミョウセセリ、ツユムシの仲間、ヒメキマダラセセリ、ヤマクダマキモドキ、ユウマダラエダシャク |
2019.07.23(土) 姥子生情報 7月は記録的な雨が続いており、残念ながら今日も雨でした。それでも傘をさしながら予定通り十時にスタート。観察開始直後にウグイスの綺麗な鳴き声に迎えられ、ネジバナ、ノリウツギ、ヤマホタルブクロなどを観察しながら、いつもとは逆コース(
雨天対策)の石畳を上り、舟見岩に到着。その直後、ノハナショウブの咲く草むらにイノシシを発見。足跡を観察することは数あれど、出会うのは初めてで、感激するやら驚くやら。同時に身の危険を感じ、写真を撮るメンバーに声をかけ、刺激させないように後ずさりして待機。数分後にイノシシが道路を横断し始めましたが、ウリボウがゾロゾロと10匹前後のファミリーの出現に、再度びっくり。予想外の出来事で残念ながら一人もウリボウの写真を撮ることが出来ませんでした。姥子駅の方から、観光客がこなくなりイノシシが頻繁に来ていると聞きました。興味のある方にはお勧めでしょうか。その後、姥子駅傍で大涌谷を観ながら昼食。噴煙はかなり少なく意外な感じがしました。 《 本日のトップ10 》
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○観察した主な植物○ 【 花・ 蕾を観察した植物 】 アカショウマ、アリノトウグサ、イヌゴマ、イヌザンショウ、イワガラミ、ウツボグサ、ウマノミツバ、オオバジャノヒゲ、オカトラノオ、カワラマツバ、ケキツネノボタン、コアカソ、コボタンヅル、サワヒヨドリ、シシウド、シロツメクサ、シロバナイナモリソウ、タイアザミ、タチカタバミ、タニタデ、ダイコンソウ、チダケサシ、ツチアケビ、テリハノイバラ、トチバニンジン、ドクダミ、ナガエコナスビ、ナワシロイチゴ、ニワゼキショウ、ヌスビトハギ、ネジバナ、ノハナショウブ、ノリウツギ、ハエドクソウ、バライチゴ、ヒメカンスゲ、ヒメシャラ、ヒメジョオン、ヒメドコロ、ヒメヤブラン、ミズヒキ、ミツバ、ミヤマイラクサ、モミジガサ、ヤブカンゾウ、ヤブコウジ、ヤマアジサイ、ヤマカモジグサ、ヤマホタルブクロ、ヤマホトトギス、ヨツバムグラ、リョウブ、 【 実を観察した植物 】 アオキ、アセビ、クルマムグラ、コバノフユイチゴ、サルトリイバラ、スノキ、チガヤ、ツクバネソウ、ツルアジサイ、ツルシキミ、ニガイチゴ、ニシキウツギ、ハナイカダ、ハンショウヅル、ヒノキ、ヘビイチゴ、ホウチャクソウ、ミツバウツギ、ヤシャブシ、ヤマオダマキ、 【 芽・ 葉などを観察した植物 】 オオバウマノスズクサ、コミネカエデ、ホドイモ ○ 確認した鳥類 ○ 【 声を聞いた鳥 】 ウグイス、ガビチョウ、キジ、ホトトギス、ヤブサメ ○ 確認した昆虫類 ○ オケラ、オバボタル、クロアゲハ、センチコガネ、トビハムシ、ニワハンミョウ、ハルゼミ(抜け殻)、ホタルガ、マルハナバチ、ユウマダラエダシャク 〇 その他観察したもの 〇 イノシシ |
2019.05.18(土) 姥子生情報 さわやかに晴れ、自然観察には心地良い日和となりました。早朝に一雨あったようですが、少しぬかるんだ道を足元に気を付けて歩きながらも、草花は雨露でみずみずしく、緑がいっそう美しく感じます。金太郎岩展望台から姥子駅に向かう道では、クルマムグラ、ヒメウワバミソウの花が涼しげに咲いています。スノキは葉の陰に花を付けていましたが、花冠の赤みが強いものとそうでないものがあって、同じ種でもそれぞれの木の個性が見られました。船見岩付近ではズミの花が満開で、クロマルハナバチなどの昆虫がたくさん集まって花粉を集めていました。VCへの復路では、ツルアジサイとイワガラミの葉について、それぞれの特徴を観察しました。この二種は同じアジサイ科で、花の時期には装飾花の萼片の枚数で見分けることができますが、花の無い時期には、葉の鋸歯の数や樹皮の剥がれ方などの特徴から判別ができるそうです。チドリノキのまだやわらかい新葉やミズナラの花など、今の時期にしか見られない姿が観察できました。 《 本日のトップ10 》 @スノキAサラサドウダンBズミCクルマムグラツクバネソウEホウチャクソウFギンリョウソウGコバノフユイチゴHキンモンガ(昆虫)Iセンチコガネ(昆虫) |
○観察した主な植物○ ○ 観察した野鳥類 ○ |
2019.04.20(土) 姥子生情報 冬の間お休みしていたこのコースの自然情報も今月から再開です。マメザクラの満開を愛でながらもビジターセンターをスタートしました。オオシマザクラ、ソメイヨシノもまだまだ見頃です。春の到来は華やか。さながら春の女神の佐保姫が白く柔らかな春の霞の衣を纏(まと)ってご登場というありさまです。この姫は芽吹きをつかさどる女神でもありますから私たちもたっぷりと春の光に浸り、新葉も楽しませていただきました。さらにコースを進むとスミレ三昧です。コキクザキイチゲの開花にも間に合いました。この花を見ると駒ヶ岳辺りを思い出します。ある場所ではビロードツリアブの集団がじっとしていました。ふつう単独でしか出会えないのですが、温まった落ち葉の上で適度な距離を保ちつつ個々に光を浴びていました。森全体と人も含めて様々な生物、植物との関りを考えながら進むにはこのコースがお薦めです。 ○観察した野鳥○ ウグイス、カケス、キジ、キビタキ、コゲラ、コジュケイ、シジュウカラ、ヒガラ、ソウシチョウ、メジロ、ヤブサメ ○観察した昆虫類○ ヒメツチハンミョウ、ビロードツリアブ、ツマグロオオヨコバイ ≪本日のトップテン≫@ニオイタチツボスミレ、Aオトメスミレ、Bマルバスミレ、Cエイザンスミレ、Dカキドオシ、Eオニシバリ、Fコキクザキイチゲ、Gマメザクラ、Hハナイカダ、Iビロードツリアブ |
○観察した主な植物○ ○その他観察したもの○ アズマヒキガエル、鹿の食痕、イノシシの土耕跡、山菜採集の人間 |
2018.11.17(土) 大涌谷生情報 数日前の雨予報が好転(好天)し、日差しは眩しく歩くと若干汗ばむ、暖かな秋晴れの一日になりました。植物たちは、秋の実を誇らしげに晒(さら)す一方、蕾を膨らませ今にも開花しそうな花芽があります。実際、舟見岩前のマメザクラは数輪開花していました。これに反して、紅葉の進み具合が遅いのか、または良くないのか、鮮やかな紅(黄)葉は見られず、例年とは異なる11月の自然情報でした。 ○観察した野鳥○ ウグイス、エナガ、ガビチョウ、カワラヒワ、キジ(メスとヒナ)、ヒガラ、ヒヨドリ ○観察した昆虫類○ ヤマトシジミ ≪本日のトップテン≫@キジの親子、Aヒガラ、Bヤブコウジ、Cムラサキシキブ、Dヘクソカズラ、Eガマズミ、Fミヤマイボタ、Gマユミ、Hリュウノウギク、Iツルリンドウ |
○観察した主な植物○ アオキ、アオミズ、イヌザンショウ、イヌタデ、イヌツゲ、イロハモミジ、ウド、ウメモドキ、ウラジロ、オオハナワラビ、オオモミジ、オニシバリ、オミナエシ、カナウツギ、ガマズミ、ガンクビソウ、キッコウハグマ、キンミズヒキ、クサギ、クサコアカソ、クロモジ、コバノフユイチゴ、コミネカエデ、サルトリイバラ、シロヨメナ、スイカズラ、セントウソウ、センニンソウ、センブリ、ゼンマイ、タイアザミ、タンナサワフタギ、チカラシバ、チドリノキ、ツルシキミ、ツルマサキ、ツルリンドウ、テリハノイバラ、ナギナタコウジュ、ニシキウツギ、ノコンギク、ハキダメギク、ハコネグミ、ハナタデ、ハリギリ、ヒイラギナンテン、ヘクソカズラ、ホトトギス、マメザクラ、マユミ、ミヤマイボタ、ムラサキシキブ、モミジガサ、ヤブコウジ、ヤマグワ、ヤマラッキョウ、リュウノウギク、リョウブ、リンドウ、ワレモコウ |
2018.10.20(土) 大涌谷生情報 爽やかな秋空の下箱根の秋を求めて姥子コースの自然観察を行いました。いつもは大勢で賑やかな姥子コースですが、今回は参加者が3名と寂しかったですが、静かに観察することが出来ました。予報では「寒波が南下してぐっと冷え込む」とのことでしたが、出発した10時の気温が17度で天気も良いし暖かさを感じるほどでした。それでも舟見岩で冠ケ岳をながめていると、吹いてくる風に秋の冷たさを感じました。秋は花も沢山見られますが、やはり果実が豊富です。40種類近い果実を観察しました。まるでピンクの花が咲いたように沢山の果実を付けたマユミや直径1センチ近く近くもある真っ赤な果実を付けたツルシキミ、頭上高い所で鈴なりのミツバアケビの旨そうな果実など。舟見岩周辺では今までに見たこともないほどの数のリンドウが一面に咲き、金太郎岩周辺では閉鎖花と思われる蕾を付けた沢山のキッコウハグマの中に、花を開いている数株を見つけて歓声をあげました。そのそばには秋の花の代表ともいえるセンブリが群生して花を咲かせていました。沢山の花や果実を確認しましたが、秋の目玉の紅葉にはまだ早いようで殆ど見られませんでした。 ○観察した野鳥○ アカゲラ、ウソ、エナガ、カケス、カワラヒワ、ソウシチョウ、ヒヨドリ、ホオジロ ○その他見た昆虫類等○ ヒメツチハンミョウ、ザトウムシ、スズメガの仲間 ≪本日のトップテン≫@リンドウ、Aキッコウハグマ、Bヤマラッキョウ、Cリュウノウギク、Dセンブリ、Eマユミの果実、Fツルシキミ果実、Gムラサキシキブ果実、Hエナガ、Iヒメツチハンミョウ |
○観察した主な植物○ 【蕾を観察した植物】アセビ、オニシバリ、キッコウハグマ、センブリ、リュウノウギク、ツルシキミ 【花を観察した植物】アキノキリンソウ、イヌタデ、キッコウハグマ、ゲンノショウコ、コメナモミ、シロヨメナ、セイタカアワダチソウ、センニンソウ、センブリ、ダイコンソウ、タイアザミ、タマアジサイ、チヂミザサ、ナギナタコウジュ、ノコンギク、ノブキ、ハキダメギク、ハナタデ、ヒメジソ、ホソエアザミ、ヤマラッキョウ、ユウガギク、リュウノウギク、リンドウ 【果実を観察した植物】イヌザンショウ、ウド、ウメモドキ、オオバジャノヒゲ、オオミゾソバ、オトギリソウ、オニドコロ、オミナエシ、ガマズミ、ガンクビソウ、キッコウハグマ、キブシ、キンミズヒキ、クサギ、ゲンノショウコ、コアジサイ、コシアブラ、サワヒヨドリ、ズミ、タイアザミ、チカラシバ、ツルシキミ、ツルリンドウ、ヌスビトハギ、ノブキ、ノリウツギ、ヘクソカズラ、ホトトギス、マユミ、ミズナラ、ミズヒキ、ミツバアケビ、ミツバウツギ、ムラサキシキブ、モミジガサ、ヤマノイモ、ヤマボウシ、リョウブ、ワレモコウ |
2018.09.15(土) 大涌谷生情報 10時以降は上がると思っていた小雨が秋雨前線の停滞により降り続いていた。それでも風はなかったので傘だけで済んだのは幸いでした。あの狂おしい猛暑は何処へ行ってしまったのかと思われる気温の中、カケスの声に迎えられ自然情報活動がスタートした。一般に雨の日は疎ましいものだが、それはそれでまた別の良さがある。木の葉や赤、紫、茶、緑の実が透明のニスがかかったような趣のある艶やかな姿を呈したり、普段は毛で覆われた種が水玉に変身、また晴れていると見え難いヒメグモの張った糸巣が、灌木の至る所であたかもそこに住む森の妖精達のハンモックのように出現する。石畳は滑りやすいので、そこを先に上るいつもとは逆のコースを辿った。今回のハイライトは舟見岩周辺の秋のお花畑である。オミナエシ、サワヒヨドリ、ワレモコウが咲き揃い、その下には黄に色付いたクサボケの実がここかしこに存在感を示していた。VCにはいつもより早く帰着したが、凝縮された内容の観察会であった。 ○観察した野鳥○ (姿)カケス、ヒヨドリ、(声)エナガ、シジュウカラ、ヤマガラ ○その他見た昆虫類等○ マルハナバチ ≪本日のトップテン≫@ガマズミ、Aオミナエシ、Bサワヒヨドリ、Cワレモコウ、Dクサボケ、Eハイメドハギ、Fツチアケビ、Gモミジガサ、Hヤマボウシ、Iカケス |
○観察した主な植物○ 【芽・葉などを観察した植物】アサノハカエデ、イヌガンソク、チドリノキ、ツタウルシ、テイカカズラ、ハコネグミ、ハリギリ 【花を観察した植物】アカネ、アキノキリンソウ、アレチノギク、イタドリ、ウド、オオバコ、オトコエシ、オニドコロ、オミナエシ、ガンクビソウ、キッコウハグマ、キンミズヒキ、クサコアカソ、クサギ、ゲンノショウコ、コウゾリナ、サワヒヨドリ、シシウド、シロヨメナ、センニンソウ、センブリ、タイアザミ、ダイコンソウ、タマアジサイ、タラ、ツユクサ、トウバナ、ヌスビトハギ、ネジバナ、ノコンギク、ノブキ、ハイメドハギ、ハナタデ、ヒメキンミズヒキ、ヒヨドリバナ、ホトトギス、ミズヒキ、ミゾソバ、モミジガサ、ヤブハギ、ヤマキツネノボタン、ヨモギ、ワレモコウ 【実を観察した植物】アオツヅラフジ、アキノタムラソウ、イヌウメモドキ、イヌザンショウ、イボタノキ、ウツギ、オオバコ、オニドコロ、ガマズミ、キンミズヒキ、クサギ、クルマムグラ、クロモジ、コボタンヅル、サジガンクビソウ、サルナシ、サンショウ、シシウド、スイカズラ、スズメノヒエ、スノキ、ダイコンソウ、チヂミザサ、ツチアケビ、ツルウメモドキ、ツルシキミ、テリハノイバラ、ヌスビトハギ、ノブキ、ハエドクソウ、ハナイカダ、ヒノキ、ヘクソカズラ、ホウチャクソウ、マユミ、ミズキ、ミツバ、ミツバアケビ、ミツバウツギ、ミヤマイボタ、ムカゴイラクサ、ヤシャブシ、ヤマオダマキ、ヤマカモジグサ、ヤマボウシ、リョウブ |
2018.08.18(土) 大涌谷生情報 ここ2・3日、今までの猛暑から解放されたような、秋の気配を感じつつ爽やかな日差しの中、シンボルのクマさんの顔に行程の安全を祈願して出発です。姥子コースの入り口でコボタンヅル、ゲンノショウコ、ホドイモの花に向かられての観察開始です。植物たちは今年の夏の暑さに耐えながら実りの秋の準備も進み、ミツバアケビの実(まだ青い)を確認。ヤマノイモの花は花盛りですが、雄花ばかり(雌花を帰り道で)。ハコネダケの葉の裏をよく見ると主脈の片側が光沢を帯びていることの説明を受け、今までなんとなく眺めていた笹竹の葉に興味を感じつつ、歩を進めます。キンミズヒキの仲間でハコネキンミズヒキ、ヒメキンミズヒキに本家のキンミズヒキの3種の比較でアア…そうだったのか?と、無知な私には学習することがたくさんあります。ガビチョウも「仲間入りさせてよ…」と声高に鳴き声をご披露です。タマアジサイ周辺ではジャコウアゲハがすばしこく飛び回っています。オニドコロが我が物顔で木々を覆っています。これだは、はた迷惑なこと。「光合成ができないよう」と木々が悲鳴を上げているようです。イヌガンソクの胞子葉が元気に首をもたげて子孫を残そうと必死に背だかに伸び上がっています。なんでも五感で…と、ムカゴイラクサに触れようとしたら「触れないで」と大きな声でストップ命令。この花は触ると後で炎症が出て大変なことになるそうです。姥子駅への途中の山林の中で立派なツチアケビの20数株の群落?赤い実を発見。大きくなりすぎて重いのか倒れているものが多い。この後どうなるのかなア…。舟見岩周辺の草原ではオミナエシが黄色い絨毯を敷き詰めたように満開の花盛りです。足元にはジナシがたくさん地面にへばり付いています。触れてみると硬くて動きません。これは「クサボケの実」と聞いて納得です。これから主役になろうと思い準備中の野菊(ヨメナの仲間、リュウノウギク、ユウガギクなど)も私はここよとばかりに咲き始めていました。 ○観察した野鳥○ ガビチョウ、ハシボソガラス、ヒガラ、ホオジロ、メジロ ○その他見た昆虫類等○ イチモンジセセリ、オオヒラタシデムシ、キイロスズメバチ、シャクガの幼虫、ジャコウアゲハ、ヒグラシ、ヒメキマダラセセリ、ユウマダラエダシャク ≪本日のトップテン≫@オミナエシ、Aホドイモ、Bサワヒヨドリ、Cワレモコウ、Dトンボソウ、Eツチアケビ、Fコボタンヅル、Gクサギ、Hヒメキマダラセセリ、Iジャコウアゲハ |
○観察した主な植物○ 【その他観察した植物】ハコネザサ |
2018.07.21(土) 大涌谷生情報 朝から気温が30℃もあり、ここ箱根でもかなり暑くなる予感がしました。昼食はVCに戻ってからと決め、お弁当を持たずに出発しました。青空は見えているものの、神山や冠が岳はガスに覆われていました。歩き始めると、さすがに木陰は涼しさを感じさせてくれます。途中で外国人観光客4人の方たちと一緒になり、金太郎岩展望台まで歩きました。スイス、フランス、オーストラリアの方たちでした。アリーナ前のホドイモは今年も蕾をつけていて、これから花を楽しめそうです。金太郎岩付近のイチゴ類の実は、赤く輝いていました。また、姥子駅手前の林の中にはツチアケビが21本の茎に花を咲かせ、異彩を放っていました。舟見岩付近の草原に咲いたチダケサシは可憐な薄ピンク色でした。オミナエシの蕾が今にも開きそうに黄色くなっていました。また多くの虫たちに出会い、メンバーの方たちと図鑑を片手に楽しく観察しました。生きている虫たちをその場で確認する大切さを感じました。心配していた雨は降らず、下山時には涼風が吹いてヒグラシの声がそこここに響いていました。 ○観察した野鳥○ アオゲラ、カケス、キジバト、ヒガラ、ヒヨドリ ○その他見た昆虫類等○ アカハナカミキリ、エゾゼミ、オニヤンマ、キマワリ、クロウリハムシ、コアオハナムグリ、セマダラコガネ、ヨツスジハナカミキリ、カミキリ、ヒグラシ、ヒメコガネ、ヒメスズメバチ、ベニシジミ、ヤマトフキバッタ、 ≪本日のトップテン≫@チダケサシ、Aツチアケビ、Bシシウド、Cオカトラノオ、Dヒメヤブラン、Eコバノフユイチゴ、Fヌスビトハギ、Gヒグラシ、Hコアオハナムグリ、Iヨツスジハナカミキリ |
○観察した主な植物○ 【その他観察した植物】センブリ、ツリフネソウ、ハコネハナヒリノキ、ホソバシオデ、ホドイモ、ムカゴイラクサ |
2018.06.16(土) 大涌谷生情報 梅雨真っただ中、雨予報の土曜日。幸いなことに気温は低いものの雨粒はなく、雲の隙間から青空が見える瞬間さえありました。清楚なウツギの白い花が咲いている中を登り始めると、マユミの木からエダシャクの幼虫が一斉に垂れ下がり避けるのに四苦八苦。移動や天敵から逃れるためにやっているのかもしれないが、いずれにせよ今はただブラブラしているだけ。一応、糸を手繰り寄せて登れるみたいです。一足先に花を咲かせた植物達は既に実をつけ、マメザクラ、ヤマグワあるいはモミジイチゴなどが楽しませてくれました。サルナシの花も満開で今後に期待できますね。ヤマボウシの花は近くに遠くに咲き誇り、スイカズラの花の爽やかな香り。金太郎岩付近では道の真ん中にヤマオダマキが凛として鎮座します。あちこちでニシキウツギの白や赤色の花が目を惹きましたが葉を手に取るほどにハコネウツギは果たして本当に箱根にないものなのか、思いを巡らせながら石畳を下り、帰途につきました。 ≪本日のトップテン≫@ヤマオダマキ、Aモミジイチゴ、Bヤマボウシ、Cガマズミ、Dニシキウツギ、Eウツギ、Fスイカズラ、Gサルナシ、Hマメザクラ、Iヤマグワ |
○観察した主な植物○ ○観察した野鳥○【声】 ウグイス、ガビチョウ、シジュウカラ、ヒガラ、ホトトギス、ヤマガラ ○その他見た昆虫類等○ ジャコウアゲハ(卵)、スズメガ、ユウマダラエダシャク |
2018.05.19(土) 大涌谷生情報 天気が心配されましたが早朝には雨も上がり初夏らしい天気となりました。とはいえ富士山の景色はもう一つそして大涌谷探勝路の石畳はスリッピー、先に舟見岩を目指しました。道すがら何度か木の枝から垂れ下がっている幼虫に遭遇。後でヒロオビトンボエダシャクの幼虫であることが判明しました。またムラサキケマンの花や鞘が膨らんだ状態の物が所々に、あら不思議、触ると鞘が割れ種子が飛び散りました。これは面白い。インパチェンス/ツリフネ属と同様である事を教わりました。いやこれだけではありませんでした。Sさんが破裂した種子、鞘を集めておいてくれて、昼食休憩時に石の上に置き蟻が種子(鞘まで)を運ぶ様子を観察させてくれました。その間15個前後の種子を持ち去るのに僅か15分程度。これはまさしく動植物の営み、ジオとエコ。私達人間はこんな中で生活しているのですね。午後からは、姥子駅から金太郎岩に向かいました。今日はいつもと違いあまり観光客に会いません。久しぶりに外国人3組にハロー、すると日本語でこんにちは。日本に住んでいる方でしょうか。そしてクルマムグラが一面に、視線を下げると本当に愛らしい。金太郎岩展望台では、いつものようにヤマボウシ、サルナシ。先日ある雑誌の中で祖谷(徳島県)の特集があり、シラクチカズラで造られる「祖谷のかずら橋」の記事が。サルナシではなかったの。此方ではそう呼んでいる事を知る。動植物を学ぶことはなんと楽しい事か。また、箱根にはサルナシが多いが昔こちらにもサルナシ橋はなかったのだろうか。有れば人を呼べるのになあ。と夢が広がった。収穫の多い情報収集日であった。今回も仲間に感謝。 ≪本日のトップテン≫@クルマムグラ、Aコバノフユイチゴ、Bギンリョウソウ、Cウマノアシガタ、Dミツバウツギ、Eハンショウヅル、Fムラサキケマン、Gジャコウアゲハ、Hキジ、Iシマヘビ |
○観察した主な植物○ ○観察した野鳥○ イカル、ウグイス、エナガ、キジ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ホトトギス ○その他見た昆虫類等○ ジャコウアゲハ、ダイミョウセセリ、ケブカトゲアシヒゲボソゾウムシ、トンボエダシャクの幼虫、ヒロオビトンボエダシャクの幼虫、ユウマダラエダシャク、シマヘビ |
2018.04.21(土) 大涌谷生情報 2018年初めての大涌谷(姥子往復)の自然情報です。開花や萌芽が例年より早めなので、植物がどのような状態か気にしながら歩き始めました。標高が高い姥子駅周辺ではオオシマザクラやマメザクラが清楚な花を見せてくれました。タチツボスミレは各所で見ましたが、ピンク色が濃いエイザンスミレは今年観察出来ませんでした。木々には雌雄異株のものがあり、その花の違いを、アオキやオニシバリ、クロモジやハナイカダで観察しました。昆虫は、ビロードツリアブやマルハナバチが活動し始めています。鳥達は、留鳥のキジの甲高い鳴き声に加え、夏鳥が囀り始めました。ゴールデンウイークを前に、新緑を満喫した清々しい一日でした。 ≪本日のトップテン≫@アオキ、Aオオシマザクラ、Bオニシバリ、Cコキクザキイチゲ、Dフデリンドウ、Eミツバアケビ、Fミヤマハコベ、Gモミジイチゴ、Hアオゲラ、Iキビタキ |
○観察した主な植物○ ○声を聞いた、実際に見た野鳥○ アオゲラ、ウグイス、カケス、ガビチョウ、キジ、キビタキ、シジュウカラ、ヒガラ、メジロ、ヤブサメ、ヤマガラ ○その他見た昆虫○ ヒメツチハンミョウ、ビロードツリアブ、マルハナバチ |
2017.12.16(土) 大涌谷生情報 大涌谷コースは、本日が今年最後の活動日でした。ここ数か月間、活動日には悪天が続いていましたが、久しぶりに晴れた空の下、7名のメンバーでVCを出発しました。すっかり落葉した木々の間からは青空も見え、樹林の中に日差しが入っていつもよりも明るく感じました。冬場の観察会では目に付く花も少なくなるので、冬ならではの植物の姿や、葉が落ちて観察しやすくなった樹皮の特徴などを説明するのも良い、と先輩PVにアドバイスをいただきながら歩きました。金太郎岩周辺の林床には、ツルシキミ、ツルリンドウ、ヤブコウジの鮮やかな赤い実が目立ってきれいでした。今年、解放花が多く観察できたキッコウハグマは、黄金色の綿毛を付けていました。姥子駅に向かう道端に鳥の羽が散乱していたので、羽を持ち帰り、VCのIさんに同定をお願いすることにしました。トウゲシバは、指でふれてみると白く煙が立つように胞子が飛ぶところを観察できました。お昼前頃から冷たい風が強くなり、かじかむ手指でズミ、カラスザンショウの果実、オオバジャノヒゲの種子を観察しました。果実の多くはカサカサに乾燥していて、いつもは滑りやすい石畳の下り坂も乾いているのか何となく歩きやすく感じました。VCに持ち帰った羽の持ち主はイカルであることが分かりました。他の動物に捕食された跡だったのでしょうか。花は無く、紅葉も終わってしまいましたが、熟した果実や種子、冬芽などをよく観察することができました。 |
○観察した主な植物○ 【果実・種子を観察した植物】 【その他観察した植物】 ○声を聞いた野鳥○ ウソ、エナガ、コゲラ、ヒヨドリ、ヤマガラ ≪本日のトップテン≫ @ムラサキシキブ(実)、ヤブコウジ(実)、オオバジャノヒゲ(種)、トウゲシバ(胞子)、ズミ(実)、キッコウハグマ(実)、ツルシキミ(蕾)、センブリ(実)、オニシバリ(蕾)、アカハナワラビ |
2017.11.18(土) 大涌谷生情報 日々気温が下がっていくのを感じながら今年も紅葉が箱根を少しずつ彩ってきました。今日の観察コースもときおり落ち葉を踏みしめながら進みます。心地良いその響きはかつて箱根で見た素晴らしい紅葉の記憶を呼びおこします。そして今は閉鎖中の大涌谷探勝路の様子が気にかかります。秀明館辺りのコミネカエデは紅葉が鮮やかな時期でしょう。ミズメの黄葉は終わったでしょうか?ブナ林の大ブナは元気でしょうか?それらに会えるのは何時のことでしょう。待ち遠しい。 ≪本日のトップテン≫ @センブリ花、Aツルリンドウ実、Bツルウメモドキ実、Cコシアブラ黄葉、Dクロモジ黄葉、Eオオモミジ紅葉、Fハリギリ実、Gズミ実、Hマユミみ、Iアサノハカエデ紅葉 |
○観察した主な植物○ 【実を観察した植物】 【紅葉を観察した植物】 【その他観察したもの】 ウツボグサ、ウメモドキ、クルマムグラ、ダイコンソウ、ニワトコ、ハコネグミ、ハコネハナヒリノキ、ハナイカダ、ホドイモ、モミジイチゴ、ヤシャブシ、リョウブ、ワレモコウ、オオハナワラビ、クラマゴケ、ゼンマイ、ベニシダ ○声を聞いた野鳥○ カラ類、ヒヨドリ |
2017.10.21(土) 大涌谷生情報 このところ秋雨前線が停滞して雨続きですが、今日も朝から雨が降っていました。大涌谷コースのほぼフルメンバーに、NHKで毎週日曜日朝に放映している「小さな旅」で12月放送予定「箱根」の下調べで参加したNHKディレクターの女性1人を加えた8人で雨の中大涌谷コースの自然観察に出発しました。秋は春のような派手な花々はありませんが、植物は来年の春に向けて果実を実らせて子孫を残す準備をしています。赤や黄色の可愛い果実をつけたもの、食べると結構おいしい果実や良い香りのするクサボケの果実もありました。湿気を与えると粘々するオオバコの種子は雨の日だったから粘々が観察できたので、雨の日の観察が晴れていてはわからないことが経験できて重要なことを教えられました。春ほど花が無いとはいえ、舟見岩周辺の草付きには、オミナエシ、ワレモコウ、ヤマラッキョウ、サワヒヨドリ等が咲き乱れていてきれいでした。金太郎岩展望台周辺ではセンブリが咲きだしていました。閉鎖花が多いキッコウハグマが沢山花を咲かせていて今年は解放花が結構見られるのではないかと期待されました。舟見岩の下を一面赤く染めるカリマタガヤの草モミジが綺麗で、目を転じて見上げた大涌谷方面の山肌はそろそろ紅葉が始まって色づいていました。 ≪本日のトップテン≫ @キントキヒゴタイ、Aキッコウハグマ、Bセンブリ、Cワレモコウ、Dヤマラッキョウ、Eノコンギク、Fツルリンドウ(実)、Gクサギ(実)、Hツルニンジン(実)、Iクサボケ(実の香り) |
○観察した主な植物○ 【実を観察した植物】 【紅葉を観察した植物】 【観察した野鳥】 カケス ○確認した昆虫など○ ザトウムシ、マルハナバチ |
2017.09.16(土) 大涌谷生情報 台風前の生憎の天気の中でしたが、VCでインターン中のOさん、登山道補修の予定が中止になってしまい飛び入り参加となったTさんと共に総勢8名でVCを出発した。探勝路に入り最初の観察は、やはりこの夏話題となったホドイモから。実を探すが花の痕のようなものしか見当たらなかった。あとで調べてみると、鞘に入った実が付くらしく、今年は実が付かなかったのかもしれない。今回は悪天候のため、いつもは下りで歩く石畳のコースを舟見岩まで登ることになった。いつもと視線が変わって、下りでは気付かなかった場所にアケビがあるなど発見があって面白かった。舟見岩につくと、サワヒヨドリが見事に咲いていて、「今日のベストテンにサワヒヨドリは決定だね!」との声にみんなが頷いた。他にもワレモコウやオミナエシ、オトコエシなど秋の花たちに迎えられ、雨天ではありましたが、来て良かったと思った。姥子駅を出る頃、雨がやや激しくなってきていた。足元は少し川のようになっていたが、それでも木々の下に入ると、雨の当たりは幾分和らぎ「木々の力はすごいね」と言いながら下りコースへ。金太郎岩のコースでは、キッコウハグマやツルリンドウの蕾、オニシバリ(ナツボウズ)が芽吹いている様子など見つけ、秋の始まりを感じた。途中ツルニンジンの蕾を発見。ニンジンと名前の付く植物について、Mさんの解説を聞き、次の観察会のネタにとメモを取った。いつもと逆コースだったおかげで、悪天候だはあったが、怪我もなく楽しくVSに戻ってくることができた。 |
○観察した主な植物○ 【実を観察した植物】 【観察した植物】 【その他観察したもの】 糞(種が入っていた)、アズマヒキガエル、キイロスズメバチ |
2017.08.19(土) 大涌谷生情報 ここのところ続いていた「戻り梅雨」が一気に解消したような夏晴れとなった。明け方は20度と寒いくらいの気温も日中の日向では体感温度が30度を超えた感があった。VC活動が手薄だったため大涌谷メンバーのSさんが残り、8期研修生と定例メンバー2名の小人数で往復した。今年初め咲いたホドイモの花は終わっていたが、秋の到来を告げる花が咲きだしており例年より季節の移りが早いように思われた。また舟見岩広場のアラゲアオダモは、先月生き残りを認めた枝が枯死していた。しかし株下から若葉が生え出しておりとりあえず安堵した。このまま蘇って欲しいと願う。なおこの日は箱根でゴルフ大会が開催されており、今年一番の交通量のように思われたので活動後は早々に退散した。 ≪本日のトップテン≫@コボタンヅル、センニンソウ、ヤマノイモ、ヤブハギ、テバコモミジガサ、コバギボウシ、アキノタムラソウ、キンミズヒキ、アカハナカミキリ、イカルの囀り |
○観察した主な植物○ 【実を観察した植物】 【芽、葉を観察した植物】 【その他観察した野鳥】 アオゲラ、イカル、エナガ、カケス、コガラ、コゲラ、シジュウカラ、ヤマガラ ○確認した昆虫、動物○ アカハナカミキリ、イチモンジチョウ、ウスバキトンボ、クロアゲハ、ジャコウアゲハ、スジグロシロチョウ、ヒグラシ、ニホントカゲ、ザトウムシ、イノシシの採餌跡 |
2017.07.15(土) 大涌谷生情報 関東地方はまだ梅雨明けが発表されていないのに、連日晴れて猛暑の日が続いています。今日も朝から青空が広がり、夏の太陽が照りつけていますが、箱根はさすがに木陰に入ると涼しさを感じます。今回はボランティア7人に加えて、8期の研修生が5名加わり、このコースでは珍しく12人という大勢で歩きました。大勢で歩くと楽しいし、観察する範囲や見方が多様化し、いつもは見逃していたさまざまな植物が観察され、大変有意義な自然観察ができました。大涌谷への道が大涌谷の噴火後、姥子で折り返していたため、いつもは午前中でVCに戻っていたのですが、今回は大勢の目による観察と8期研修生への解説などで時間をかけて歩いたので、昼食は姥子でとり、VCへ戻ったのは14時を過ぎていました。観察した中で、真っ赤に色図づいたオニシバリやニワトコの果実、見かけに似合わず美しい花を咲かせていたツチアケビ、高い木の先まで這いあがりふさふさといっぱいの花を付けていたイワガラミが印象的でした。探勝歩道の両脇や舟見岩周辺はきれいに草刈りが行われているため、多くの草花が刈り取られており、姥子のイチヤクソウは小さな葉が1枚残っているだけでした。舟見岩の草原には刈らずに残しておいてくれたのでしょうか、ノハナショウブが3輪花を咲かせているのを見てほっとしました。また枯れたと思っていたアラゲアオダモから数個の新しい枝が出ているのを確認し、生命の強さを感じました。 ≪本日のトップテン≫@ノリウツギ(花)、Aノハナショウブ(花)、Bツチアケビ(花)、Cハコネハナヒリノキ(花)、Dイワガラミ(花)、Eオオバジャノヒゲ(花)、Fオニシバリ(実)、Gニガイチゴ(実)、Hスノキ(実)、Iシシガシラ |
○観察した主な植物○ 【実を観察した植物】 【芽、葉を観察した植物】 【観察したシダ類】 イヌガンソク、ウラジロ、クラマゴケ、コハシゴシダ、シシガシラ、ジュウモンジシダ、ゼンマイ、トウゲシバ、トウゴクシダ、ハリガネワラビ、ヘビノネゴザ 【観察したキノコ類】 イグチ、ベニタケ 【その他観察した野鳥】 ガビチョウ、キビタキ、シジュウカラ、ハシブトガラス、ヒヨドリ ○確認した昆虫、動物○ オバボタル、ヒグラシの鳴き声、ヒトリガの幼虫 |
2017.06.17(土) 大涌谷生情報 当日は8期生研修会で『箱根の自然・歴史の講習会』が開催されていた為、メンバー3名が参加。そのため自然情報は13時からの開始となった。本コースの楽しみの1つであるレークアリーナ付近から眺める富士山は、午後にもかかわらず雲もなく綺麗な姿で、いつも通り楽しめた。観察開始直後に、ニワゼキショウとオオニワゼキショウの違いを学び、その後ハナイカダの雄木と雌木の違い(雌木は実が1つ、雄木は複数)などを学びながら歩いた。金太郎岩付近ではモミジイチゴの黄色い実が大粒で鈴生り状態であった。その周辺で小動物が動く音が聞こえたが(個体確認は出来ず)、モミジイチゴ狩りに来たのかな?と想いながら歩を進めた。舟見岩周辺では、大涌谷の新たな場所(舟見岩から見ると秀明館の上の方角)からの噴煙と地鳴りの様な音が気になった。箱根の新たな変調でないことを祈るばかりである。復路ではスイカズラやツルアジサイの匂いなどを確かめた。ツルアジサイは匂わないと思っていたので、新たな気付きであった。この時期の本コースは木陰が多く、高原の爽やかさを感じながらの自然観察を楽しむ事が出来た。 ≪本日のトップテン≫@モミジイチゴ(実)、Aガマズミ(花)、Bニシキウツギ(花)、Cヤマオダマキ(花)、Dサンショウバラ(花)、Eツルアジサイ(花)、Fヤマグワ(実)、Gアサギマダラ(飛翔)、Hマメザクラ(実)、Iスイカズラ(花) |
○観察した主な植物○ 【実を観察した植物】 【芽、葉を観察した植物】 【その他観察した野鳥】 (声)イカル、ウグイス、ガビチョウ ○確認した昆虫、動物○ アサギマダラ、オオヒラタシデムシ、クロアゲハ、ジャコウアゲハ、スジグロシロチョウ、ニホントカゲ、イノシシの足跡、シイタケ |
2017.05.27(土) 大涌谷生情報 青空を背景に富士山がくっきりと浮かび上がるこの上ない天候に恵まれた自然情報日となった。今回このコースで目立ったのは「若人」と「キンラン」。前者については、「今日は珍しく若い人と出会うなあ。彼らが箱根の自然に触れあってくれると将来我々の活動にも明るい未来が…」と当初期待した。が、そのうちどこかの大学の行事の一環であり、殆どの学生が自然に目を向けず、街の話題をやりとりしながら歩いていたのを知って落胆。次に後者のキンラン。今までになく多くの個体を姥子周辺で確認することができこれは大収穫であった。なお、舟見岩広場の一画に昨年見事な花を咲かせていたアラゲアオダモが枯死していた。今年もあの花が見られることを期待していたので実に残念至極であった。 |
○観察した主な植物○ 【実を観察した植物】 【芽、葉を観察した植物】 【その他観察した野鳥】 ○姿観察した野鳥 ○ ヒヨドリ (声)アカゲラ、イカル、ウグイス、ガビチョウ、カワラヒワ、ホトトギス ○確認した昆虫、動物○ コミスジ、ジャコウアゲハ、カナヘビ、イノシシの採餌跡、シイタケ |
2017.05.20(土) 大涌谷生情報 初夏を思わせるような日差しで新緑がまぶしい中、姥子までを往復して来ました。今日は久し振り参加の二人だけだったので、初心に戻りゆっくりはっぱを中心に観察をして来ました。帰りの探勝路ではヒミズの死骸を見つけてしまい、グロテスクな足に興奮し、写真の撮影会になってしまいました。最後に、花月園さんの満開のツツジを鑑賞し、充実した散策でした。。 《 本日のトップテン 》 @ヒミズ、Aユウマダラエダシャク、Bヒメハギ、Cキンラン、Dクルマムグラ、Eマルバフユイチゴ、Fホウチャクソウ、Gカラスアゲハ、Hクロマルハナバチ、Iツツジ |
○観察した主な植物○ 【蕾を観察した植物】 【葉を観察した植物】 【その他観察した植物】 アオキ、アケビ、クサボケ、マユミ、ニガイチゴ ○観察した野鳥 ○ カラス、シジュウカラ、ウグイス、オオルリ、キビタキ、ソウシチョウ、ホトトギス、ヤマガラ ○確認した昆虫○ カラスアゲハ、クロマルハナバチ、ユウマダラエダシャク ○その他観察○ ヒミズ(死骸) |
2017.04.15(土) 大涌谷生情報 冬の間お休みしていた大涌谷コースの自然観察が今日から始まり、今年初めての観察会を行いました。寒い日が続いた今年の春でしたが、今日は暖かな陽ざしに恵まれやっと春の訪れを感じさせてくれた一日でした。観察会コースに入る前の、アリーナ前の芝生にコケリンドウの花を数輪発見し、春が来たことを実感しました。しかし3月の寒さの影響でしょうか。今年は花の開花が全般に遅く、昨年の同じ時期に見られた花で今年はまだ見られないものも多く、実際観察された花は僅かでした。昨年は数種類のスミレを観察したのですが今年はかろうじてタチツボスミレを観察しただけでした。来月5月の観察会では多くの花が見られることを期待しつつ今日の観察会を終わりました。 《 本日のトップテン 》 アセビ、クサボケ、セントウソウ、タチツボスミレ、ハコネイトスゲ、マメザクラ、野鳥の混群、センダイムシクイのさえずり、ヒメツチハンミョウ、ビロードツリアブ |
○観察した主な植物○ 【蕾を観察した植物】 【萌芽、若葉を観察した植物】 【その他観察した植物】 オオハナワラビ、トウゲシバ ○観察した野鳥 ○ センダイムシクイ、野鳥の混群(ヤマガラ・シジュウカラ・コゲラ)、ヒヨドリ ○確認した昆虫○ ジョウカイボン、ヒメツチハンミョウ、ビロードツリアブ |
2016.12.17(土) 大涌谷生情報 今年最後の観察会は、ほぼ無風の快晴で絶好の観察日和でした。観察会は来年の4月までお休みですが、来年4月からは大涌谷まで散策できることを期待したいと思います。 ○観察した野鳥 ○ エナガ、カケス、カラス、コゲラ、ヤマガラ、ウソ(声) 《 本日のトップテン 》 コゲラ、ヤマガラ、ヤマノイモ、メジロ、ガマズミ、サルトリイバラ、ツルシキミ、コボタンヅル、スイカズラ、ヤシャブシ |
○観察した主な植物○ 【芽・葉を観察した植物】 【果実を観察した植物】 |
2016.11.19(土) 大涌谷生情報 ちょうど日中に前線が通過するため大雨の一日と云う予報の中、4人のメンバーが集まりました。小降りになるのを待ったため、スタートが少々遅くなりましたが、予定通りの自然観察を行いました。今日は雨なので、石畳を下ると滑る危険があるため、いつもとは逆に回って、まず姥子まで石畳を登りました。ちょうど紅葉の真っ盛りで、石畳の両側はオオモミジをはじめ各種のモミジにより赤から橙、そして黄へと、美しいグラデーションで染め上げられてすばらしい眺めでした。晴れていればさらに鮮やかに見えるでしょうが、雨に煙る紅葉の石畳もまた格別の趣があります。コース全般に散在するクロモジの黄葉もまた美しく見事でした。秋は果実の季節でもあり、マユミ、クサギ、ツルシキミ、スイカズラ、ムラサキシキブ等が赤や黒の美しい実をつけていました。観察中は雨も小降りで助かりましたが、VCへ着いたあと午後はまた雨が本降りでした。 ○観察した野鳥 ○ ヒヨドリ 《 本日のトップテン 》 オオモミジ(紅葉)、イロハモミジ((紅葉)カジカエデ(黄葉)、コミネカエデ(黄葉)、ウリハダカエデ(黄葉)、チドリノキ(黄葉)、クロモジ(黄葉)、ムラサキシキブ(果実)、クサギ(果実) |
○観察した主な植物○ 【花を観察した植物】 【果実を観察した植物】 【その他観察した植物】 オニシバリの若葉、トウゲシバ、ハコネグミ、ハナイカダの若葉、フユノハナワラビ、リョウブの冬芽 |
2016.10.15(土) 大涌谷生情報 久しぶりにの好天に恵まれ、ビジターセンターを出発。アリーナ前で早速見事な富士山の姿に嬉しくなった。ここ数年、箱根を歩く機会を得られなかったこともあり、すっかり植物の名前が頭から抜けてしまい、メンバーに名前を確認しながらの自然情報となった。探勝路に入ると早速、ノコンギク、ユウガギクなど秋の定番キクの仲間が出迎えてくれた。金太郎岩展望台へ向かう道には、キッコウハグマが満開であった。いつもは閉鎖花が多く、開花姿にはお目にかかれないことも多いのだが、今年は良く花を付けていてくれた。ホトトギス、センブリ、リュウノウギクなど秋の花を楽しみながら、金太郎岩展望台に到着。ここから姥子駅へ向かうコースの途中でツリフネソウの姿を探す。昨年まではたくさん咲いていたそうだが、今年はイノシシが掘り返してしまい、わずかに残っているだけだった。姥子駅から富士山の姿を堪能後、駅を出ると舟見岩に向かう道の脇にたくさんのリンドウが本当に見事に咲いていて、思わず歓声を上げた。舟見岩でもワレモコウ、ヤマラッキョウ、サワヒヨドリ、オミナエシ、アケビなど秋の花や実りを楽しみ、VCへ帰ってきた。帰路VC周辺で渡りの途中のキビタキの声を楽しむことができた。 |
○観察した主な植物○ 【実を観察した植物】 【その他観察した植物】 ○観察した野鳥 ○ シジュウカラとソウシチョウの混群、カケス、シジュウカラ、ヤマガラ ○観察した昆虫類○ ザトウムシ、ヒメツチハンミョウ |
2016.9.17(土) 大涌谷生情報 天気予報が外れ、傘の要らない一日となった。この日は「みん学」ということで7期6名(内コースメンバー2名)の方々が参加された。コースの至る所で秋の花々が咲き進んでおり、残るのはセンブリ・リンドウ程度のように思われた。この時季は野菊が勢揃いするので、その見分け方、楽しみ方などに話題が集まった。人数が多くなれば観る眼の数も増えるので、山の隅々まで観察の目が届いた感じのする充実した自然情報活動ができた。 ○観察した野鳥 ○ 【姿を確認した鳥】シジュウカラ、ソウシチョウ、ヒヨドリ 【声を聞いた鳥】ウグイス、カケス、ヤマガラ ○観察した昆虫類○ アサギマダラ、ウラギンヒョウモン、キチョウ 〇観察した生物〇シマヘビ、ニホントカゲ(♂・♀)、ヤマアカガエル〇その他観察した物〇イノシシの採餌跡 《 本日のトップテン 》 ヤマトリカブト、ツチアケビ、ホトトギス、ツルニンジン、ツルリンドウ、サワヒヨドリ、ゲンノショウコ、ミズヒキ、キンミズヒキ、アサギマダラ |
○観察した主な植物○ 【実を観察した植物】 【芽・葉などを観察した植物】 |
2016.8.20(土) 大涌谷生情報 2つの台風が近づく不安定な天気の影響で、小雨の中をスタートすることとなった。金太郎岩の下辺りの植林は、数年前一部伐採したことにより植生が変わってきた。陽が差し込むようになり、明るさ、温度、風の流れが変わったせいであろう。地面にあった種子、風により集まる種子、既に芽生えていた実生、稚樹と共にこれらが急速に成長し、3〜4年で景色が大きく変化した。なかでもカラスザンショウの稚樹の成長が著しい。このギャップのこれからを見ていきたい。雨が上がった午後は湿生花園に移動して仙石原湿原の様々な状況と花園の植物を学んだ。 ○観察した野鳥 ○ 【声を聞いた鳥】アオゲラ、イカル、ガビチョウ、ソウシチョウ ○観察した昆虫類○ カラスアゲハ 《 本日のトップテン 》 オミナエシ、クサギ、コバギボウシ、サワヒヨドリ、タマアジサイ、ツチアケビ、ツルリンドウ、トンボソウ、ハクウンラン、モミジガサ |
○観察した主な植物○ 【花を観察した植物】 【芽・葉・葉痕・刺・樹形などを観察した植物】 【その他観察した植物】 【実・種を観察した植物】 アオキ、アカショウマ、アオツヅラフジ、ウド、オオバコ、オオバジャノヒゲ、オオバヤシャブシ、オニドコロ、クルマムグラ、クロモジ、サラサドウダン、サルトリイバラ、サルナシ、サンショウバラ、ツチアケビ、ニシキギ、ヌスビトハギ、ノハナショウブ、ハエドクソウ、ハナイカダ、ヒカゲイノコズチ、マムシグサ、マユミ、ミズタマソウ、ムラサキシキブ、ヤマオダマキ、ヤマノイモ、ヤマボウシ、ヨモギ |
2016.7.16(土) 大涌谷生情報 小雨の降る天気でしたが、7月22日の外部団体対応(長生高校40名)メンバーが、下見を兼ねて参加したため9名の参加となり、久しぶりに賑やかな会話と共に10時に出発。高校生目線を考慮し、ホソエカエデVSウリハダカエデ、ツチアケビの特徴などを確認、金太郎岩付近では、サンショウVSイヌザンショウVSカラスザンショウの違い(独特の臭いも含めて)などを解説対象候補に考えながら歩き、金太郎岩展望台に11時15分に到着。霧のため展望台から芦ノ湖は見れず。汗を拭きながらヤマボウシの実やサルナシの実の生育状況を眺めながら小休憩。再出発直後の分岐点で、団体対応メンバー5名は右折(別コース)になるため握手をしながらのお別れ。その後ツチアケビを観察(今年はツチアケビの生育が良いようです)し、姥子駅を通り舟見岩に12時10分に到着。復路にさしかかった時にビジター3名(ドイツ2名・日本1名)から声をかけられ、箱根VCまでの道案内と解説を開始。舟見岩の名前の由来、スノキ、ノハナショウブ、ツチアケビ、クロモジ、ヒグラシの声などを説明し、ビジターからは大涌谷の噴火やガスの状況、立入禁止の理由などの質問を受けた。又、ヒグラシの声を鳥の声と思っていたようで蝉と聞き驚いていた。この様な会話をしながら13時30分に箱根VCに到着。最後にビジターからリクエストされ全員で記念撮影をして終了。だいぶ遅い昼食になったもののビジターに喜んで頂けたようで、有意義で楽しい観察会だった。 ○観察した野鳥 ○ 【姿を観察した鳥】ソウシチョウ 【声を聞いた鳥】ウグイス、キビタキ、コゲラ、ホオジロ、メジロ ○観察した昆虫類○ 【声】コエゾセミ、ヒグラシ【姿】クロアゲハ(幼虫) 《 本日のトップテン 》 【実】ノリウツギ、ノハナショウブ、オトギリソウ、アカショウマ、ウツボグサ、クサボケ、スノキ、ツチアケビ、シロバナイナモリソウ、ホオジロ |
○観察した主な植物○ 【花を観察した植物】 【その他観察した植物】 【実・種を観察した植物】 イチヤクソウ、オオバヤシャブシ、オニシバリ、クサボケ、サルナシ、サンショウ、スノキ、ツルシキミ、ナワシロイチゴ、ハナイカダ、ホウチャクソウ、マユミ、ミツバアケビ、ヤマボウシ 【その他観察したキノコ】 ベニタケ |
2016.06.11(土) 大涌谷生情報 初夏を思わせるような日差しの中、新緑も深緑に変わりつつある自然の懐で、おのこ3人が姥子を往復した。今日目についたのは木々の実。モミジイチゴを初め頭の黒い鳥が喜ぶ美味しい幸が続々と登場した。探勝路の途中2箇所でブタナを駆除した。少ないうちに対処しないととんでもない悲劇が訪れることになるので躊躇なく引き抜いた。なお、金太郎岩の下方で恐らく鹿と思われる茂みのざわつきに出会った。 ○観察した野鳥 ○ 【姿を観察した鳥】アカゲラ、ウグイス、エナガ、ガビチョウ、キジバト、コゲラ、シジュウカラ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ホオジロ、ヤマガラ 【声を聞いた鳥】イカル、オオルリ、カケス、キビタキ、コガラ、センダイムシクイ、ヒガラ、ホトトギス ○観察した昆虫類○ キチョウ、クロアゲハ、コツバメ、ジャコウアゲハ、スジグロシロチョウ、ルリマルノミハムシ ○その他観察した物○ カナヘビ、ニホントカゲ 《 本日のトップテン 》 【実】スノキ、マメザクラ、モミジイチゴ、ヤマグワ 【花】サンショウバラ、ヤマオダマキ 【鳥】アカゲラ、ウグイス、エナガ、コガラ、シジュウカラ、ヒガラ、ヤマガラ(声) 【爬虫類】ニホントカゲ、カナヘビ |
○観察した主な植物○ 【花を観察した植物】 【芽・葉・葉痕・刺・樹形などを観察した植物】 【実・種を観察した植物】 アオキ、アセビ、オオバヤシャブシ、クロモジ、サルトリイバラ、セントウソウ、ツルシキミ、ニシキギ、ニワトコ、ハナイカダ、ハルノノゲシ、ヒイラギナンテン、ヘビイチゴ、マメザクラ、ミツバウツギ、モミジイチゴ、ヤシャブシ、ヤマグワ |
2016.05.21(土) 大涌谷生情報 天気が安定し、五月というのに真夏のような暑さが続いています。 VCを出るころには気温が22℃を超えていました。マメザクラやコブシなどの艶やかな花やいろいろなスミレ達で賑やかだったVC周辺も、花が終わりすっかり寂しくなりました。幸いにも今回は植物に精通されているPVの方が参加してくださったので、草木の花が無くても今まであまり気にしていなかったイネ科やカヤツリグサ、シダなども観察しいろいろ教えていただきました。観察の始点・アリーナへ到着する前からもうヘビノネゴザやミゾイチゴツナギ、コジュズスゲという聞き慣れない名前が出てきました。このコースはアリーナにあるフジアザミの大きな葉から始まります。自然探勝路の石畳をしばらく登り左へ折れて金太郎岩展望台に向います。花があまりないのでいつもならさっさと歩いてしまうところですが、今回はPVの鋭い観察と詳しい説明を聞きながら、なかなか先へ進みません。よく見ると、ミミナグサやタチイヌノフグリ、ジシバリなどの小さな花がけっこう咲いているし、ハクモウイノデやリョウメンシダ、トウゴクシダなどいろいろなシダ類が繁茂し、観察し勉強することが山ほどありました。天気が良い土曜日なので姥子駅は観光客がいっぱい。特に白人系の観光客が多く見られました。姥子駅に着いた時は12時を回っていたので、ここで昼食。今回はメンバーの提案で、姥子駅に店を出している大涌谷レストランのカレーをみんなで食べることにしていました。料金は500円だが、レストランのカレーだけあって大変おいしくいただき、みんな満足でした。姥子駅前の枯れ木にコゲラが巣を作っています。前回4月16日に見た時はひっそりとしていて空巣かと思っていたのですが、今回はヒナがいるらしく、親鳥が餌を運んで出入りしているのが目撃されました。どうも前回は抱卵中だったようです。舟見岩周辺では色々な花が見られました。アラゲアオダモの花、ツクバネソウの花は珍しく、ハルジオン、ウマノアシガタがいっぱいです。小田急クラブの裏庭ではキンランが咲いていました。下りの探勝路ではミツバウツギの白い花、サラサドウダンツツジの艶やかな花、かわいい吊るし雛のようなチドリノキの雄花など木の花を観察し、最後にアリーナの庭にまだ咲いていたコケリンドウの花を観察して終わりました。 ○観察した野鳥 ○ アオゲラ、ウグイス、オオルリ、キビタキ、コゲラ、コジュケイ、センダイムシクイ、ソウシチョウ、ヒヨドリ、ホオジロ、ヤマガラ ○観察した昆虫類○ アサギマダラ、クロアゲハ、サトキマダラ、ジャコウアゲハ、ジョウカイボン、ヒメウラナミシジミ、ビロードツリアブ、マルハナバチ 《 本日のトップテン 》 【植物】1-ツクバネソウの花、2-キンランの花、3-クルマムグラの花、4-ナガエコナスビの花、5-アラゲアオダモの花、6-サラサドウダンツツジの花、7-スノキの花、8-チドリノキの花、9-ヘビノネゴザ 【野鳥】10-コゲラの営巣 |
○観察した主な植物○ 【花を観察した植物】 【実を観察した植物】 【葉を観察した植物】 アマチャズル、ウシミツバ、キントキヒゴタイ、シロヨメナ、ツタウルシ、ツルリンドウ、トンボソウ、ハコネシロカネソウ、ハンショウヅル、フクオウソウ、フジアザミ、ホソバシオデ、マルバフユイチゴ、モミジガサ、ユウガギク 【観察した木の花】 アラゲアオダモ、オオモミジ、サラサドウダンツツジ、スノキ、ズミ、チドリノキ、ハナイカダ、ミツバウツギ、ヤマツツジ、ヤマテリハノイバラ 【観察した木の蕾】 ガマズミ、マユミ、ミヤマイボタ 【観察した木の実】 オニシバリ、キブシ、ツルシキミ、ニガイチゴ、ノリウツギ、マメザクラ、モミジイチゴ 【観察した木の葉】 アサノハカエデ、イヌウメモドキ、クサボケ、チドリノキ、ハコネガマズミ、ハコネグミ、ビナンカズラ、ヤマハンノキ 【観察したイネ科の植物】 オニウシノケグサ、カニツリグサ、ドジョウツナギ、トボシガラ、ホガエリガヤ、ミゾイチゴツナギ、ヤマカモジグサ、カモガヤ 【観察したイグサ・カヤツリグサ】 エナシヒゴクサ、カワラスゲ、スズメノヤリ、ヌカボシソウ、ハコネイトスゲ、ミノボロスゲ 【観察したシダ・コケ】 イヌガンソク、オオイタチシダ、キヨタケシダ、トウゴクシダ、ハクモウイノデ、ハリガネワラビ、ベニシダ、ヘビノネゴザ、ミドリベニシダ、ヤマイヌワラビ、リョウメンシダ、クラマゴケ |
2016.04.16(土) 大涌谷生情報 14日夜から発生している熊本地震を気にしながら、ビジターセンターに到着。今年度初のみん参のため、ビジターセンター入口で10時まで待機。残念ながら参加者はゼロでした。その間、オオルリが飛来したのではとの声を聞き、園地のコブシの傍で観察。残念ながら確認出来ず。しかし、観察日和の天候に恵まれ4名で10時に出発。早速、満開のマメザクラやタチツボスミレに出迎えられ嬉しくなる。マメザクラの名前やアオハダの見分け方、クロモジやキブシの雄花と雌花の見分け方などを教えて頂きながら金時岩展望台で小休憩。休憩後、キブシの雄花・雌花を学習しながら姥子駅に向かう。この間にすれ違った観光客は1組だけで、いつもと比べ観光客がかなり少なかった。姥子駅を通り船見岩でニョイスミレを観察し、秀明館に足を運び、エイザンスミレをじっくり観察。ここでウグイスの姿を見る事もできた。その後、GWの新コースに組み込まれた大石へ足を運びながらビジターセンターへ戻った。終日暖かい陽気で、ひと足早いGWの様な箱根を楽しめた。 ※蛇足※ 733号線・1号線経由で帰宅したが、車が少なく渋滞も殆どなく、湯本付近の観光客も7割位と少なかった。熊本地震の影響だろうか? 《 本日のトップテン 》 1-エイザンスミレ、2-マメザクラ、3-ハナイカダ、4-キブシ、5-オオシマザクラ、6-ヤマザクラ、7-タチツボスミレ、8-カントウミヤマカタバミ、9-セントウソウ、10-ビロードツリアブ |
○観察した主な植物○ 【花の開き始めを観察した植物】 【花を観察した植物】 【その他観察した植物】 ○観察した野鳥 ○ 【姿を観察した鳥】ウグイス、カケス、ソウシチョウ、ホオジロ 【声を聞いた鳥】 アカゲラ、シジュウカラ、ヤマガラ ○観察した昆虫類○ スジグロシロチョウ、ビロードツリアブ |
2016.01.16(土) 大涌谷生情報 寒い朝(約1℃)の中、ゴミ拾いをしながら5名で出発。船見岩からは、大涌谷の噴煙が50mほど真っすぐに登っているのが眺められた。何時、大涌谷へ上がれるようになるのだろうか?朝は寒かったが、日が昇ると暖かでハイキングには良い日であった。午後は、東岸へ行き初めて九頭龍の森を楽しんできました。 《 本日のトップテン 》1-アオキ、2-ヤブコウジ、3-イチヤクソウ、4-ハナワラビ、5-サンショウ、6-ウソ、7-シカの食痕、8-テンの糞、9-2日前に降った粉雪の残雪、10-いまだ残ったシイタケ |
○観察した主な植物○ ○観察した野鳥 ○ 【姿を観察した鳥】オオバン、カイツブリ、ヒドリガモ、マガモ、ムクドリ、ヤマガラ 【声を聞いた鳥】イカル ○その他観察した物○ シカの食痕、テンの糞 |
2015.12.19(土) 大涌谷生情報 終日晴天で無風のため殆ど寒さは感じなかった。午前は通常の姥子往復。午後は晴天に乗じて急遽丸岳へ向かうこととなった。丸岳からの眺望は素晴らしく、先日の研修会で学んだジオに関する知識の復習ができた。冬枯れの小杖を通し、普段お目にかかれない景色が見られるのもこの時期ならではの楽しみでもある。当然、野鳥の姿も容易に確認でき、カラ類の混群や”口笛を吹く”ウソの群れも観察できた。またこの時期についていえば、木々の努力の結晶とも言える様々な果実、種子の観察がじっくり行える絶好の機会とも言える。従って今回のトップテンには実と種を選出した次第である。 ※1、アリーナ前の登り口で上道水槽のパトロールをしている箱根水道パートナーズ(株)の監視員と言葉を交わした。箱根町から5年間管理を受託しており、毎日巡回しているとのことであった。 ※2、姥子駅では久々に賑わう観光客の姿があった。レベル1になった効果もあるが、日本人より中国人が目立っているのは否めない。 《 本日のトップテン 》 *ヤブコウジの赤い実 *アオキの赤・緑の実 *ツルリンドウの深紅の実 *青空をバックに映えるガマズミの赤実 *林床で異彩を放つツルシキミの紅実 *一段と濃さを増したマユミの実 *他者には無い色を呈するムラサキシキブ *ルーペで見るとそれぞれが個性豊かなセンブリ *ホトトギス *オダマキの種子 |
○観察した主な植物○ ○観察した野鳥 ○ 【姿を観察した鳥】ウソ、エナガ、ガビチョウ、キジバト、コゲラ、シジュウカラ、ジョウビタキ、ツグミ、ハシブトガラス、ヒガラ、ヒヨドリ、ホオジロ、ヤマガラ 【声を聞いた鳥】カラス ○その他観察した物○ 鹿によるアオキの食痕、イノシシの食事跡、テンの糞 |
2015.11.21(土) 大涌谷生情報 山茶花梅雨というのがあるという。晩秋から諸島にかけてちょうど山茶花の花が咲くころに降る長雨のことをいうらしい。このところ山茶花梅雨の真っ最中ではっきりしない日が続いていましたが、なんと今日は抜けるような青空の快晴に恵まれました。おりしも今日から箱根噴火の警戒レベルが1に引き下げられ、勤労感謝の日にむけた3連休の初日ということで、箱根の山は久しぶりに大勢の人で賑わいました。普段ほとんど人の通らない大涌谷の観察ルートでも20組近い家族連れや若者たちと出会い驚かされました。 この時期は花も終わりキクなど僅かな花が残り咲きしているくらいですが、木の葉や草の葉が美しく紅葉し、色とりどりの果実が実る時期で、花の時期とは違った趣のある楽しい季節です。サンカクヅルやカエデ類の紅葉、ツルマサキやスイカズラなどの実を追いかけて時間を忘れ、観察を終えたのが4時を回ってしまいました。後半回った芦ノ湖東岸では九頭龍の森の中まで入りいろいろなカエデの紅葉を楽しみました。 ○その他観察した物○イノシシの寝ゴザ 《 本日のトップテン 》 【実】カラスザンショウ、ツルマサキ、ツルリンドウ、ムラサキシキブ【紅葉・黄葉】カエデ類、クロモジ、サンカクヅル 【鳥】エナガ 【昆虫】ヒメツチハンミョウ、ルリタテハ |
○観察した主な植物○ アリーナの庭で、カワラナデシコ、シロツメクサ、サザンカが咲いていました。 【紅葉、黄葉を確認した植物】 (その他)アワブキ、イタドリ、イワカガミ、キレハノブドウ、クロモジ、コアジサイ、サンカクヅル、ブナ、ミズキ、ミヤマガマズミ、モミジイチゴ、ヤマボウシ 【観察したシダ類など】ウラジロ、イノデ、ハコネイトスゲ、ヒメノキシノブ、フユノハナワラビ、ミヤマカンスゲ ○観察した野鳥 ○ エナガ、オオバン、シジュウカラ、ハシボソガラス、ホオジロ、メジロ、ヤマガラ ○観察した蝶・昆虫類○ ルリタテハ、ツマグロヒョウモン、ヒメツチハンミョウ |
2015.10.17(土) 大涌谷生情報 この日、予報では雨でしたが、天気は時間がたつにつれ回復し、着込んだ雨具も要らなくなりました。今日は“みん参”ということもあり参加人数も多く、したがって観察ノメも増えたことは嬉しいことです。コースに入ってすぐの白色のフジアザミは以前近くのホテルが植えた種が飛んで生育したもので花は終盤でした。その先すぐにイノシシの寝ゴザがあり、まだ新しいので往来している気配を近くに感じました。大涌谷の噴煙の影響でこのコースを歩く人が少なくなっていることは動物たちにどのような変化を与えているのでしょうか?以前から気になっていたことを目の当たりにし、そんなことを考えながら足を進めていました。するとすぐに、真っ盛りの野菊の花のオンパレードです。陽気でにぎやかに群れ咲くのでみんなの足もしばしとどまります。よはり日本の秋は野菊ですね。 その他 観察した物 オオハナワラビ、クラマゴケ、ノキシノブ、ヒメノキシノブ、フユノハナワラビ、シイタケ、イノシシの寝ゴザ 《西岸他、歩道脇は刈りこまれたばかりでしたので参考程度に記録》 アケビ、カツラ、ゴマギ、スズメウリ、ツルニンジン、トダシバ、ニシキギ、ノブドウ、ハキダメギク、ヒメジソ、マツムシソウ、マルバハギ、ミヤマウコギ、ミヤマタニソバ、メナモミ、ヤハズソウ、ヤマカモジグサ、ヤマホトトギス、ヤマトリカブト、カワラタケの仲間 《 本日のトップテン 》 【花】1.ノコンギク、2.キッコウハグマ、3.センブリ、4.サラシナショウマ、5.リンドウ、6.ナギナタコウジュ、7.マツムシソウ、8.ヤマラッキョウ 【実】9.ムラサキシキブ、10.ノササゲ-莢(さや)の紫色 |
○観察した主な植物○ 【紅葉、黄葉を確認した植物】 ○観察した野鳥 ○ 鳥鳴き声:アオゲラ、カケス、コゲラ、コジュケイ |
2015.09.19(土) 大涌谷生情報 昨日までの雨が止み、快晴で爽やかな風を感じながら10時にスタート。ハンショウヅルの実、紫色に色づいたアケビの実、小ぶりなサルナシの実、赤くなったヤマボウシの実など、秋を感じながらの植物観察から始まりました。途中で、7期生2名の質問の説明に時間を費やし、いつもより遅れぎみ。そんな中で金太郎岩付近にさしかかった時に、アサギマダラと出会いました。木漏れ日の中のアサギマダラは鮮やかでとても綺麗でした。その後、サンショウ、イヌザンショウ、カラスザンショウの違いを比較し、香りについても確認。改めてカラスザンショウの香りの強さを再認識しました。金太郎岩展望台でクサギの幼木を観察し香りも確認。ピーナッツの様な強い香りでしたが、すぐにカラスザンショウの香りに消されてしまい、カラスザンショウの香りの強さをここでも認識。その後も香りが指に残り、5時間ほど続いたのには驚かされました。その後、キントキヒゴタイ、ミゾソバやアキノウナギツカミのトゲの下向き具合などを観察しながら、姥子駅に到着。姥子駅から見た大涌谷の噴煙は、正常時に比べまだ少し多く感じました。小休憩の後、船見岩付近でサワヒヨドリの群生などを観察し、バス停姥子付近の立入規制解除の状況についても確認。通行禁止のバリケードは撤去され、自動車が数台通行しており、ここでは以前の姿に戻った様な印象を受けました。復路でシイタケを発見。大きなシイタケと小さなシイタケとがあり、美味しそうな秋の匂い?に、お腹の虫がおもわず鳴るようでした。1日を振り返ると、香り・匂いにポイントを置いた観察会になりましたが、好天に恵まれ秋の箱根を終日楽しむ事が出来ました。 |
○観察した主な植物○ ○観察した昆虫類 ○ アサギマダラ、オナガアゲハ、キチョウ、ジャコウアゲハ、ベニシジミ、キイロスズメバチ、エンマコウロギ、イシサワオニグモ(メス)、コケオニグモ(オス) 鳥鳴き声:オオルリ、ガビチョウ |
2015.08.15(土) 大涌谷生情報 ★ コース 例年より気温が高めに感じる8月の自然情報は、午前中は夏活動しているメンバーと共に、早歩きが要求される深良水門の往復をした。湖尻水門への道の両脇には、所々ツルボが咲いている。右の道脇には、小さめのツチアケビが1本赤い実をつけていた。左脇道に入ると数は少ないが、シロバナノイナモリソウの花が見られた。7期のA.Sさんの湖尻水門の話が面白い。水門を開ける際は、ブラックバスのような外来魚が芦ノ湖から早川に流れないように、芦ノ湖漁協と早川漁協が立ち会うそうである。でも実際ブラックバスが飛び出てきたら、一体どうするのか興味がある。箱根の土木関連に詳しい頼もしい仲間が増えた。深良水門への道には、ゲンノショウコウ、ダイコンソウ、キツネノボタン、コバノギボウシが花盛り。キンミズヒキ、ヒメキンミズヒキが見られる。途中、つる性のスズメエウリやタチドコロの花が各所見られた。ヌスビトハギやノブキ、ヒヨドリバナ、オトコエシ、トンボソウ、マツカゼソウ、ミヤマタニソバの花が可憐に咲いている。午後は姥子への往復。ヤマノイモの花が各所綺麗に咲いている。ジャコウアゲハ、カラスアゲハが飛び、コボタンズルの花が見られる。姥子への道には、ヤブハギが多い。ヌスビトハギとの違いを観察する。金太郎岩周辺には、モミジガサ、オカトラノオ、オトギリソウの花、センブリ、キッコウハグマの蕾が見られる。コース上に鹿に食べられたようなオオバコがあった。例年花で潤う船見岩周辺の秋はどうなるのか。何かしらの花が芽吹いてくれればよいのだが。折り返し地点のイチヤクソウは実になっていた。大涌谷は小康状態を保っているように見えるが、噴気口周辺の木々が枯れているように見える。葉だけが一時的に枯れたのならまだましも、立ち枯れ状態になると地形が大きく変わるであろう。ブナ林コースの木々や神山のアカバナヒメイワカガミがどうなっているのか気になった。 |
○観察した主な植物○ ○観察した昆虫類 ○ |
2015.07.18(土) 大涌谷生情報 ★ コース 台風11号の影響が残る箱根路、湖尻水門の放流も見ることができ、晴天下とはまた異なった雰囲気の自然観察ができた。 《 本日のトップテン 》 ノリウツギ、リョウブ、ヤマユリ、ゴマギ(赤実)、ヤマホトトギス、オカトラノオ、ノハナショウブ、シロバナイナモリソウ、サルナシ(実)、ヤブハギとヌスビトハギ ※ 次回からの大涌谷自然情報活動 ※ |
○観察した主な植物○ ○観察した昆虫類 ○ ○観察した鳥類 ○ ○その他観察した物 ○ |
2015.04.18(土) 大涌谷生情報 ★ コース この季節にしては予想外のとても寒い1日となりました。まだ残っているマメザクラの花を見ながら出発。道の脇にモミジイチゴがたくさん花をつけていて、実のなるのが楽しみです。クロモジとニワトコの花もキレイ。石畳から金太郎岩に入るあたりで、しっぽの切れたニホントカゲがいました。ハナイカダの小さな葉には、既に小さな蕾がありました。斜面にはタチツボスミレ、ツルリンドウが可愛らしい様子です。春の初めに咲くというセントウソウの花も。ミヤマカタバミは、くもりなので花を閉じているらしい。だんだん曇ってきて歩いていても寒くなりました。こんな日でしたが(こんな日だから?)ヤマガラ、カワラヒワ、コゲラ、シジュウカラ、キジバトに会いました。近くでオオルリの声が。アカゲラの声もしたようです。ゆっくりじっくり鳥を見ていたので姥子駅付近でお昼になりました。船見岩では、リーダーによれば先月はたくさんあったというツチグリを探すと、枯れたのを見つけました。ツチグリは、英語でearth star 地上の星!中国でも地星と呼ばれるそうです。わたくし的にはやはり栗だな〜と思いました。森の中だけでなく浜辺とか砂漠にもいるらしいです。近くにクサボケも点在していました。ブナ林ではオオバイケイソウがそこここに目立っています。シキミが上の方に花をつけていました。ツルシキミの花も見られました。ブナ林を出ると枯れて茶色のアキノギンリョウソウが残っていました。風も強くなり、大涌谷のイオウの臭いがあまりしません。帰りに7期生のTさんがフモトスミレを見つけました。距が丸くてピンク色が特徴とのこと。きょうは1日晴れの天気予報にもかかわらず、曇りの寒い1日でしたが、雨が降らずに何よりでした。皆で震えながら帰途につきました。 |
○観察した主な植物○ アキノギンリョウソウ、アサノハカエデ、イオウゴケ、イヌザンショウ、ウメモドキ、エイザンスミレ、オオバイケイソウ、オニシバリ、キブシ、クサボケ、クラマゴケ、クロモジ、コアジサイ、コケリンドウ、サルトリイバラ、サルナシ、サンカクズル、シイタケ、シキミ、シシガシラ、セントウソウ、タニギキョウ、タチツボスミレ、タンナサワフタギ、ツチグリ、ツルリンドウ、テイカカズラ、ナガバノスミレサイシン、ニョイスミレ、ニワトコ、ノキシノブ、ハコネグミ、ハナイカダ、ヒメシャラ、フクオウソウ、フッキソウ、フモトスミレ、ブナ、ホドイモ、ホンザンショウ、マメザクラ、ミヤマカタバミ、モミジイチゴ、ムラサキシキブ、ヤシャブシ、ヤマネコノメソウ ○ 姿を見た、声を聞いた鳥 ○ 【姿を確認したもの】 ヤマガラ、カワラヒワ、キジバト、コゲラ、シジュウカラ、ヒヨドリ 【鳴声を聞いたもの】 オオルリ、ウグイス、エナガ、アカゲラ【観察した爬虫類】 ニホントカゲ |
2015.03.21(土) 大涌谷生情報 ★ コース 週初めの天気予報では晴れマークがついていたが、自然情報当日はどんよりとした霧が空を覆い、時折雨も降る天気になった。しかしながら大涌谷コースは、途中雨でも濡れずお弁当を食べられる場所があり、加えてトイレ、飲料の自動販売機もある便利な自然情報コースでもある。今回7期研修生8名の方に参加してもらったので、場所で覚える植物を中心に、自然の中に潜む顔等様々なものをみてもらった。コース入ると直ぐに、フォッサ・マグナ地区植物のカナウツギがある。本来は2メートル程度になるが、コースに枝が伸びると切り取られてしまうのでいつまでも低い。今は葉がないので分かりにくいが、ハナイカダは緑色の幹が綺麗である。オニシバリだけは、この季節に葉と花をつける。若干花の季節には遅いのか、香りは薄い。ノキシノブ、オオハナワラビ、シシガシラは、他のシダ類に比べ特徴的なので覚えやすい。ツルマサキやキズタは、冬でも葉を落とさないツル性の植物なので記憶に残る。コース数カ所にあるタンナサワフタギは、白い幹や名前が印象的。もうそろそろ季節的に見られなくなるウソ2羽が大涌谷手前で見られた。 プチプチと木の芽をついばむ音がよく聞こえる。これからは花の季節になり一層歩くのが楽しくなるであろう。まず特徴ある植物を場所で見て覚えて、後で調べることから始めると、意外に多くを知ることになる。また流れ山や噴煙等箱根ジオパークの実物もある。大涌谷コースは見所多いので、7期生始め多くの方に参加してもらえればと思う。 |
○観察した主な植物○ フジアザミ、タラノキ、キクラゲ、アオキ、イヌザンショウ、サンショウ、ツルリンドウ、ハコネグミ、ブナ、ヤブコウジ、ヒメシャラ、ウメモドキ、ムラサキシキブ、ツチグリ、ウバユリ、アワブキ、ヤドリギ、タニギキョウ、ヤマボウシ、アカシデ、リョウブ、ヒメシャラ、アセビ、イワナンテン、フキノトウ ○ 姿を見た、声を聞いた鳥 ○ ミソサザイ、ホオジロ、カシラダカ、カケス、ウグイス、シジュウカラ、エナガ |
2015.02.21(土) 大涌谷生情報 ★ コース 寒い朝(約1℃)の中、3名で出発。アリーナからの散策路は雪に覆われた状態で、葉痕や野鳥を観察しながら観察であった。 |
○観察した主な植物○ ○ 観察した主な鳥類 ○ |
2015.01.17(土) 大涌谷生情報 ★ コース 冬の野山歩きの楽しみの一つは葉を落とした木々の冬芽とその側にある葉痕の観察です。その他に全体の樹形と木肌等から樹の名前を探るのもよいでしょう。まず園地の樹々ごとに冬を越す工夫を確認し、寒さの厳しさを感じ取りました。そして冬日和の快晴のもとコースをスタートしました。ヤドリギがケヤキの樹幹の間からよくわかる季節です。しかし硯石辺りのものはここ数年間減ってきているように思います。そのなかで一番勢いのよいものには実を確認できました。その実の淡い独特の黄色に加えて全体の樹形や質感も不思議なものです。半寄生の独特な生きざまにふさわしい妖しさだと実感しました。西洋のヤドリギが魔女の煮込む魔法薬に必須な素材と伝えられていることを思い出し改めて納得しました。又、雪や低温にさらされても緑で冬を越す生命力に人々は興味を持ち、憧れもしたのでしょう。さて午後からは天気が一変、粉雪が降り続く帰路を急いで下りることとなりました。VCに着いて振り向くと冠ケ岳が"白熊"になっていました。 * 本日のトップ10 * |
○観察した主な植物○ ○ 観察した主な鳥類 ○ ○ その他観察した物 ○ |