大涌谷コース解説



大涌谷コースマップ

春見れる植物たち     夏見れる植物たち    秋見れる植物たち    冬見れる植物たち 

春見れる動物その他  夏見れる動物その他   秋見れる動物その他  冬見れる動物その他


T・ 金太郎岩展望台
 箱根ビジターセンターのヒメシャラを見上げて さあ、スタートしましょう。オオシマザクラ・クロモジで香りを楽しんだら、箱根アリーナ方面に向かいましょう。 キブシを見たら もう少し登って 水源地方向に入りましょう。金太郎岩が見えてきます。見る人によっては、いろいろな想像が広がる岩です。ここから歩いて 少しで金太郎岩展望台です。後ろには、ヤマボウシ・ヤシャブシがあります。前方に芦ノ湖が広がって 一息いれるのに最高の場所です。

U・ コースの歴史的背景
 神山の火山活動によってつくられた土石流の堆積地を登るこのコースの周辺は、今は森林ですが、江戸時代初期のころは仙石原からつづくススキ草原でした。飼料、屋根材、家畜の敷きわらの草刈り場(茅場 かやば)として人々に活用されていたのです。 明治以降も放牧場として利用され、姥子付近までは野焼きをして草原を維持してきました。神山や台ケ岳と同じような森林にならなかったのは、こうした人の手による管理があったからなのです。

V・ 樹林地の成り立ち
 第二次世界大戦がはじまると、地元中学生を動員して一斉にヒノキを植えました。したがってこのコース沿いに見られるヒノキ林は、およそ70年生ということになります。戦後には、国立公園の園地整備としてビジターセンターの周辺に箱根に現存する樹木が植えられ、現在の姿の基礎になりました。

W・
 距離と時間
 箱根ビジターセンターを起点に、火山のなごりをとどめる大涌谷までは距離にして2.3キロメートル、約1時間20分の道のりになります。歩道も非常によく整備され、箱根の自然を知るのには手ごろなコースです。

最新レポートはこちら!( 2024年(令和6年)12月23日更新 )  毎月第三週の土曜日予定



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