ひたすら ただひたすら、まっすぐな道をハイエースは走ります。外は灼熱ですが、運転手と二人なので、車内ではウトウトする。
周りの景色は単調で、これと言ってものめずらしいものはないし、人々は木陰のハンモックでのんびりしている。
特に見たいわけではないのですが、ここまできたら、滝まで行こうと思います。
すごい滝ではないと言うことですが、行った人は 一様にがっかりするらしい、しいて言うならば、中国から始まり、ベトナムに抜けるメコン川唯一の濁流だそうです。
川全体が濁流になっているわけではなく、ラオス寄りの川沿いに、岩が落ち込んだところがあり、そこが滝のようになっているようです。
対岸のカンボジア川は(川幅は大型船が通れるほど広いので、船は上流に上っていけます)緩やかな流れで、見慣れたメコン川です。
国道13号を外れて左折して、10分くらい走ると、駐車場があります。駐車場から川の音がザーーーーッと聞こえてきます。
それにしても、この駐車場にも、誰もいない、わざわざこんなところまで、よっぽどの物好きしか来ないようです。
世界三大がっかり などよく聞きますが、この滝もやはりたぶんにもれず、かなりがっかりでした。
「やっぱりか・・」と言う感じでした(笑)
川の流れは速く パワーもありそうな力強い メコンの違う面を見せてくれますが、滝と言うには・・・・・
堰のような物です。
まあ、納得のがっかりでしたので、仕方がありません。30分くらいで誰もいない、滝を早々にあとにして、また延々パクセーに戻ります。
夕方、5時過ぎにパクセーに戻りました。
夜行バスの出発時間は20:30です、少し時間があるので、夕飯を食べ(ここまで、昼飯も食べずにひたすら走っていた、運転手は休憩中に何か買って食べていた)に行くことにします。
まず、キンカエンバス会社を確認して、見ます。メインストリートから1.5キロくらい離れたところに、大きなラクソーン市場の裏手に新たに建設されていました。
ラクソーン市場にて、何か食べ物とでも探しましたが、ここには野菜市場、魚市場など、地域に密着したものしかなく、そこの近くの屋台で焼き鳥を買い、また、市内に戻り レストランを探します。
ヴィエンチャンで食べた、カオニャオとラープが食べたくて、2〜3件探してmailkhamレストランで食べれると聞き(レストラン自体、地元の人たちはまだ、外食と言うことはあまりなく ほとんどが外国人用で、ラオスの地元料理は少ない)
上記2品と、野菜炒めのような、クア・バックを頼んで、ラオビアーを飲んで、2ドルチョットです。
食事を済ませ、時間は19時過ぎもう暗くなりかけています。
バスターミナルに戻り、バスを待ちます。
ヴィエンチャン行きのバスは、すでに用意ができています。
私の隣の乗客は、アメリカから来た、ヴィエンチャン
滞在の女性でした。
一人でコーンのほうへ行って、休暇中だったそうです。
コーンでは、筏に乗って川くだりをしたり、楽しかったが
疲れた など、気さくな人です。
雑誌記事を書く仕事で、1ヶ月ラオスに滞在して、
あと1週間で韓国経由 ロスアンゼルスに帰るそうです。
長身の彼女はラオスの生地で作った ロングスカートが
よく似合っていました。
しばらく、隣同士話をしていましたが、アジア独特の
やかましいくらいのアジアンポップスの音楽が鳴り始めると
さえぎられてなかなか会話ができない状態で、それではと
お互いのデジタルオーデオを交換して聞いたりして、夜が更けていきます。
時々、トイレ休憩がありそのたびに少し起きてまた走り出します。
ヴィエンチャンには、順調に朝5時ぐらいに着きました。
まだ、日が昇っておらず少し薄暗い未舗装の広っぱです。
「ここ、?」と聞くと「 そうフィニュッシュ」今日は夕方まで 45Lのバックパックを
背負って、一日ヴィエンチャン観光です。
まだ、この時点ではどこに行くかは、まったく決まっていない。