乾清花苑  太白廡  略伝索引
林兆禄(1887〜)

 印人。字介侯、又字眉盦、別に根香館主と署す。呉県(蘇洲)の人。家は代々画に長じ、父福昌は呉昌碩とは兄弟のような親交があり、絵事に工であった。
 介侯は金石を模刻し、鼎彝を響拓して、精妙ならざるは無く、特に刻石に工で、前人に突出していた。治印は秦・漢を規範としたほか、あるいは古籀・甲骨を参考として独壇場であった。また刻竹もよくして雅致があった(中国美術家人名辞典)。


墨縁

兆禄近作

介侯日利

摸甲骨文